愛野美奈子『牝犬奴隷』

7月7日 晴れ

 7月の進路指導で、自分の希望校への推薦をもらうために、私は今日一日、担任教師のペットになることを強要された。
 本当は嫌だったけど、頭が悪いんだから、仕方がない。
 しかも先生は、私をよけいに恥ずかしくさせるために、わざとスカートだけをはかせて命令をした。
「ほら、どうした? 犬なら犬らしく鳴け!! 」と先生にロープを引っぱられる。
 でも私は「……わ…ん………」としか、声に出せなかった。
 すると「ちゃんと鳴かないと、推薦しないぞっ!!」と、お尻を蹴られた。
 私は涙を流しながら、「わん、わん」と鳴いた。
 だけど先生は、それだけじゃ満足しなくて、 「そこの電柱でションベンをしろ、ちゃんと片足をあげてな」と言う。
「そんなことできません!!!」と叫ぶと、 「一年の時、全校生徒の前で『オナニーショー』までした奴が、なにを言ってるんだ!!!」と、髪を引っ張られた。
 私は、言われるままに電柱に片足を上げてオシッコをした。
 高校に行けば、もうこんな惨めな生活はしなくてすむ。
 とにかく今は耐えるしかない。

愛野 美奈子の『被虐日記』より

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