『F氏のそれさえも平凡な日常』…第1話

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 その日、F氏は公園の広場で開催されている、あるイベントを見に来ていた。
 公園の入り口には「牝奴隷品評会会場」と書かれたアーチが立てられている。
 F氏はアーチをくぐり、会場内へと足を進めた。
 F氏の手には手綱が握られていて、それは後ろから四つん這いになってついてくる、全裸姿の牝犬奴隷・裸美(らみ)の首にはめている首輪へと伸びていた。
 会場内では、裸美のように全裸姿で四つん這いの牝犬奴隷たちが、ご主人様に引かれて歩いていた。
 自分と同じ姿の牝犬奴隷たちを目にして、裸美は恥ずかしさでほんのりと顔を赤らめる。
 しばらく歩いていたF氏は、ふと何かを思いだしたようで、歩いていた足を止めると裸美の方に振り向いた。
「ああ。そうだ裸美。お前の身体にイヤリングを付けてやるのを忘れていたよ。」
 F氏はそう言うと、ポケットから2つのイヤリングを取り出した。
 もちろん、イヤリングを牝犬奴隷の耳に付けるつもりはない。
「裸美、ちんちん。」
 F氏は裸美に「ちんちん」のポーズを取ることを命じた。
 裸美は、イヤリングが自分のどの部分に付けられるのか知っているようで、一瞬戸惑った表情をしたが、ご主人様であるF氏の命令に逆らえるはずもなく、裸美はおずおずと命じられた「ちんちん」のポーズを取った。
 口から舌を垂らし、小刻みに身体を上下させている。
 腕は胸の真横に肘を曲げて付けて、掌は丸めて手首を垂らしている。
 そして中腰で股を大きく開いた状態だ。
 F氏は大きく開いた裸美の股間に顔を近づける。
 剃毛処理をされている股間はF氏の目にすべてをさらしていた。
 F氏は裸美のクリトリスを覆う包皮を剥くと、顔を出したクリトリスの頭部にイヤリングをはめた。
 クリトリスから伝わる刺激で「ひっ!」と裸美が小さく声を出し、身体を小さく震わせた。
 2つ目のイヤリングは、裸美の左の乳首に付けられた。
 F氏はクリトリスにイヤリングを付けることには、ことのほか気に入っているのである。
 F氏は腕組みをして、しばらくの間イヤリングを付けた裸美の身体を見ていた。
 裸美はチンチンのポーズをとり続ける。
 F氏の視線を身体全体に感じていた裸美は、段々と何とも言えない気持ちになってきた。
『あ・・・、私のいやらしい姿を、ご主人様に見られている・・・』
 F氏はただ黙って裸美の身体を見ている。
『ああ・・・ん、ご、ご主人・・・さまぁ。・・・裸美は、ただ見られているだけなのに・・・ヘンになりそうですぅ・・・。』
 F氏の視姦を感じて裸美の瞳が潤んでくる。小さく開いた唇がワナワナと震える。
 そのうえ、包皮を剥かれたクリトリスからは、付けられたイヤリングからの刺激と流れる空気の刺激により、言い知れぬ疼きを裸美の身体全体へと伝えていた。
 裸美の身体がガタガタと小刻みに震え、クリトリスと乳首に付けられたイヤリングが、キラキラと輝く。
『な、なに?・・・この身体の奥から出てくる、いい知れない気持ちは・・・?』
 心の高ぶりを現すように、裸美のヴァギナが熱くなってくる。
『どうして・・・?、ああ、アソコが・・・熱くなってくる・・・わ。』
 ヴァギナの奥からは、裸美の淫液が溢れ出してきているのが感じられた。
『は、ぁぁ・・・ん・・・。』
 裸美の口から小さく艶めかしい声が洩れる。
「おや。裸美どうしたんだ?。なにを震えているんだ?。寒いのかな?」
 F氏は、裸美に意地悪く問い掛ける。
「わ、わん。・・・わ、ぁぁぁ・・・ん」……『ご、ご主人様ぁ・・・。裸美のアソコがとても熱いんです・・・。ど、どうかオナニーをさせてください。』 犬の鳴き声しか許されていない今の裸美は、懸命に心の中で叫んでいる。
 その間にも、裸美のアソコはジンジンと熱くなっている。
 F氏の背後をイベントを見に来た客たちが通っていく。
 そんな見も知らない人達に、裸美のアソコの部分がしっかりと見られていく。
 裸美は見られて恥ずかしい気持ちになっているのに、どういう訳だかそう思えば思うほど、ヴァギナは熱く疼き奥から湧き出てきている淫液で、裸美のヴァギナはしとどに濡れだしていた。
 F氏は裸美の心の叫びを、まるっきり気にもとめないかのごとく、冷めた目で裸美をただ見つめているだけである。
 それが、余計に裸美の気持ちを、アソコを、そして身体を疼かせた。
 もう限界と見たのか、裸美の首輪に付けられている手綱を引っぱって、裸美をチンチンのポーズから、四つん這いの姿勢に戻させる。
「さあ。行こうか」
 F氏は裸美の手綱を引きながら歩き出す。
 膝をあげて四つん這いの格好でついていく裸美のヴァギナの奥からは、溢れ出て来ている淫液が太股から足首へと伝って流れていた。
 歩く度に、裸美の耳にはヴァギナから溢れ出てくる、淫液の音が聞こえるようだった。
ニュチャ、ニュチャ、ニュチャ、ニュチャ、ニュチャ・・・。
『あ・・・ん、は・・・ぁ、あ・・・ん・・・』
 包皮を剥かれたクリトリスに付けられたイヤリングが刺激となって、裸美の気持ちが段々と上り詰めていく。
 ニュチャ、ニュチャ、ニュチャ、ヌチャ、ヌチャ・・・。
『ひっ・・・、い・・・ぃぃぃ、・・・あ、あん・・・も・・・も・・・ぉ、だ、だぁ・・・めぇぇ・・・』
 突然、ビクンッ!、と裸美の背筋を電気が通り抜けたような感覚がおそった。
『あ・・・う、あ、う・・・あぁ、うぅぅぅぅぅん・・・』
 裸美はF氏には聞こえないように小さく鳴くと、一瞬歩くのを止め身体全体をフルフルと小刻みに震わせた。
 裸美は歩きながらイッてしまったのだ。
 それは、ご主人様であるF氏の許しの無い行為であった。
『はぁぁ、はぁぁぁ・・・、ご、ご主人様に気づかれなかったかな?・・・』
 息を急いで整えた裸美は、上目使いにそっとF氏を見上げた。
 冷たい目で見下ろすF氏との視線が合う。
 裸美はビクッとして、目線をそらした。
『ああ~ん。やっぱり気づかれたぁぁん!』
 F氏はしばらくそんな裸美を見下ろしていたが、クルリと背を向けるとまた歩き出した。
 裸美に付けられた手綱が先程よりも強く引っぱられて行く。
 裸美は帰ってからの厳しいお仕置きを心の中で覚悟をした。
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「おや、ここではなんの競技をしているのかな?」
 F氏は歩みを止め、手にしていたパンフレッドをひろげて見る。
 ここは、「牝犬奴隷耐久競技」の会場であった。
 この競技は、牝犬奴隷の身体に苦痛をあたえ、どれだけ最後まで堪えていられるかを競うのである。
 競技場の中には、エントリーをしている30組の牝犬奴隷たちと主人たちが並んでいた。
 牝犬奴隷たちは、四つん這いになり目隠しをされている。 
 この目隠しをする事により、牝犬奴隷たちにはいつ苦痛が与えられるのかという脅えをあたえ、また競技中に主人の顔色を窺い、必要以上に堪えることをさせない為の配慮であった。
 あくまでもこの競技は、牝犬奴隷たちの肉体と精神力の限界を競うだけの競技なのである。
 その為のルールもいろいろ決められている。
 だからこの競技に出てくる牝犬奴隷たちは、日頃からつねに忍耐強くなるように調教の訓練を受けているのである。
 それは牝犬奴隷たちにとっては、拷問にも近い訓練であったことは想像が出来る。
 サッと審査委員の右手が上がり、競技の開始が告げられた。
 スピーカーから競技のアナウンスが流れる。
『これより、牝犬奴隷耐久競技、蝋燭責め部門の第1回戦をおこないます。』
 牝犬奴隷と一緒に出場している主人たちに、1本の赤い色の長い蝋燭が手渡される。
『では、手渡したその蝋燭を使って、50㎝の高さから牝犬奴隷の背中と尻に蝋を垂らしてください。』
 蝋燭に火が点けられ、蝋燭の溶けた蝋が牝犬奴隷たちの背中と尻に落ちていく。
 ポタ、ポタ、ポタ、・・・。
 その溶けた蝋燭を受ける牝犬奴隷たちは、四つん這いの姿のままでいなくてはならない。
 どんなに熱く感じても、また実際に焼けるように熱くても身体を少しでも動かしてはならないのだ。
 もちろん呻き声や喘ぎ声を漏らすことさえ許されないのだ。
 それらはすべて減点の対象となるからだ。
 その他にも、蝋燭を垂らす主人たちが自分の牝犬奴隷を気遣い、蝋燭の持つ高さを変えたりすることも、声を掛けたりすることも許されない。
 競技の審査委員たちは、そのところをきびしく審査をし記録していく。
 牝犬奴隷たちは、ただひたすら蝋燭責めを堪え続けなくてはならないのだ。
 30秒が過ぎ1分が過ぎる頃から、熱さに耐えきれずに小さく声や悲鳴をあげたり、身体を震わせる牝犬たちがあちらこちらに見えてくる。
『はい。終了してください。』
 審査委員の終了の声で、第1回戦は終わった。
 肩で大きく息をしている牝犬奴隷たちが、肩から背中、腰、尻に掛けて付けられた真っ赤な色の蝋燭は、まるで血を流しているように見える。
 とにかく、この責め(1回戦)を乗り切ったことに、ホッとしているようだった。
しかし牝犬奴隷たちは身体を横にすることも許されず、四つん這いの姿勢のままでいなくてはならないのだ。
 もし気を失ったり倒れたりした場合は、その時点で競技参加不可能として失格となるからである。
 牝犬奴隷たちにとっては、まさに競技の全てが終わるまでは、絶対に気が抜けないのである。
 審査の結果、22組が2回戦出場となった。
 四つん這いの姿勢でいた牝犬奴隷たちは、今度は身体の前面を上に向けて仰向けになるように命じられる。
 手脚は犬のように上に向けていなくてはならない。
『では、第2回戦を始めます。蝋燭を牝犬奴隷の胸から腹に掛けて40㎝の高さから垂らしてください。』
 今度は手渡された赤い蝋燭が2本になっている。
 ポタ、ポタ、ポタ、・・・。
 牝犬奴隷たちの両方の乳房、乳首が蝋燭の赤い色で染まっていく。
 そしてヘソを中心にした腹部にも、溶けた蝋燭が容赦なく落ちていく。
 先程よりも10㎝低くなった高さ、2本に増えた蝋燭にもかかわらず、牝犬奴隷たちは歯を食いしばって懸命に堪えている。
 それでも熱さの為、声を漏らす牝犬や身体を動かす牝犬が出てくる。
『はい。終了してください。』
 終了の声と共に、第2回戦は終わった。
 仰向けになっていた牝犬奴隷たちは、また決められた四つん這いの姿勢に戻る。
 身体の前と後ろはもう赤い蝋燭の蝋と色で染まっている。
 そして第3回戦への合格の組が発表される。
 14組が合格したようだ。
『続きまして、第3回戦をおこないます。』と、アナウンスが流れる。
 競技を見ていたF氏は、横で犬のお座りのポーズで座って見ている裸美に話し掛けた。
「去年もこの競技を見たけど、3回戦からが牝犬奴隷たちにとっては大変なんだぞ。牝犬たちが、日頃からどれだけきびしい調教を受けているかが試されるんだ。裸美もようく見ておけよ。」
 F氏の言葉を聞いていた裸美の顔に、ちょっと不安の表情が浮かんだ。
それを見てF氏の唇が意地悪く歪む。
『それでは開始いたします。』
 F氏と裸美の視線が競技場内に移る。
 牝犬奴隷たちは再び仰向けになり腰を浮かせて、剃毛処理がされているヴァギナの部分がちょうど上を向くように姿勢を取った。
『蝋燭を30㎝の高さから、牝犬奴隷のヴァギナと太股に垂らしてください。』
 その声と共に、主人たちが手にしている3本に増えた蝋燭から、溶けた蝋が牝犬奴隷たちのヴァギナ周辺に垂らされ始めた。
 ポタ、ポタ、ポタポタポタ・・・。
 懸命に熱さを堪えている牝犬奴隷たちではあったが、その身体は熱さに反応してブルブルと震えている。
 ヴァギナ周辺と太股を蝋で染め終えられたあと、ヴァギナの唇が主人の指によって左右に拡げられる。
 これを見ていた裸美の顔が恐怖にひきつった。
 熱く溶けた蝋燭が、牝犬奴隷たちのヴァギナの中へと垂らされたのだ。
 ポタッ!。「ぎゃんっ!」
 熱さと言うよりも痛さを感じた牝犬奴隷たちの口から、思わず悲鳴が発せられる。
 主人が持つ蝋燭からは、容赦なく溶けた蝋が、ヴァギナの中へと垂らされていく。
 これは、ルールの中でヴァギナをすっかりと蝋で埋めると、高得点が与えられる高度な技のひとつなのである。
 しかし、牝犬奴隷たちの身体と精神が持ち堪えられずに、あちらこちらで気を失う光景が見られた。
 F氏はチラッと、横目で裸美を見た。
 裸美は脅えた顔でF氏の顔を見上げていた。
『牝犬たちが、日頃からどれだけきびしい調教を受けているかが試されるんだ。裸美もようく見ておけよ。』
 F氏の言ったこの言葉が、恐ろしく意味のありげなモノとなって、裸美の心の中で嵐のように暴れていた。
『もしかすると、ご主人様は来年のこの競技にあたしを出場させるつもりでは・・・。ご主人様お願いです、どうかこの競技に興味を持たないでください・・・。このようなことを、毎日、朝から晩まで訓練調教されたら、あたし・・・死んでしまいますよぉ。』
 言葉を話すことが許されない裸美は、段々と涙目になってくる。
 F氏はそんな裸美を、まったく気が付かないかのごとく競技を見続ける。
 終了の声と共に、第3回戦が終わり、審査の結果3組だけが決勝戦となる第4回戦に出場出来る事となった。
 決勝進出を果たした主人たちは得意げに笑みを浮かべていたが、牝犬奴隷たちの姿はもはや青息吐息で、やっと四つん這いになっている状態のようであった。
 それでも牝犬奴隷たちには、いっさいの休息が与えられない。
 第4回戦の始まりが告げられ、主人たちの手には束にした4本の蝋燭が握られている。
 牝犬たちは、両方の肘と胸を地面に突け、膝を伸ばして尻を高くする。
 これは次の競技のポーズのようだ。
 裸美はこのポーズを見ていて、まさか・・・という気持ちになった。
 だが、その考えは恐ろしいことに当たっていた。
 主人の2本の指が、牝犬奴隷のアナルの中に入れられ、乱暴にアナルを拡げる。
 拡げられた時の痛さの為か、それともご主人とは言えアナルの中の内蔵を見られるの恥ずかしいのか、両手の拳がグッと強く握られた。
 大きく拡げられたアナルの中へ20㎝の高さから蝋燭が垂らされ出した。
 ポタッ!。
「・・・!」
 溶けた蝋がアナルの中へと吸い込まれたかと思うと、牝犬奴隷の身体全体がビクンと跳ねるように動いた。
 熱さを感じたのか?、それとも痛さを感じたのか・・・?。
 しかし、さすがは決勝戦まで残る牝犬たちだけに、呻き声はひとつも出さない。
 懸命に歯を食いしばっているのだ。ある1匹はあまりにも強く唇を噛みすぎて、血を流しているのがわかった。
 溶けた蝋燭は容赦なく牝犬奴隷たちのアナルの中に次々と落ちていく。
 「アナルの拡張について、以前にちょっと聞いたことがあるのだが、最初は牝犬たちも何とかして自分1人で、アナルの中に指を入れて拡げようとするそうだが、結局は痛さのために指の2本も入らないんだ。
 そこで牝犬の尻を高くした格好で手足を枷で固定して動けなくしてから、主人は牝犬のアナルにまず1本の指を無理やり入れて、アナルの締まりをこじ開けるんだ。
 続いてもう片方の手の指を開いたアナルのすき間に無理やり入れて、それから入れた2本の指を左右に引き裂くように引っぱるそうだ。
 もちろん、牝犬たちは激痛で泣き叫ぶし、アナルは裂けて出血がおこるが、それを何日も続けていると、アナルの穴がどんどん拡がって拡張されるそうだ。」
 F氏は『私もやってみたいな』というような顔つきで裸美に話し掛けた。
 その顔を見た裸美は、恐怖を感じて身体全体の毛が逆立つのを感じた。
 裸美の顔から血の気が失せていき、唇がワナワナと震え、歯がカタカタと音を立てている。
 もしかしたら、裸美は今夜からこの厳しいアナル拡張を受けなくてはならないのかと思った。
『ご、ごひゅ、じん・・・さまぁ・・・』
 裸美が震える小声で言えたのはそこまでであった。
 審査委員の終了の声にF氏が競技場の方に目を移したからだ。
 3匹の牝犬奴隷の内、四つん這いに戻っていたのは2匹だけだった。1匹は途中で気を失って倒れていた。
 その2匹も四つん這いの姿勢には何とか保っているが、頭はグッタリとして下に垂れていた。
 審査の結果、優勝はエントリーナンバー「1番」の牝犬奴隷となり、主人に優勝の賞状が渡された。
 競技の終了後、優勝をした牝犬奴隷は首輪に付けた手綱を主人に引かれて、競技場から出てきた。
 お座りの姿勢をしている裸美の側を通っていく。
 首の下から太股にかけての身体中が、赤い蝋燭の蝋が付いて真っ赤になっている。
 ヴァギナやアナルの中にもびっしりと蝋が詰まっていて何か歩き辛そうであった。
 もしかすると、身体のあちこちには火傷をしているかも知れない。
 競技中はルールで目隠しをしていてわからなかったが、手綱を引かれて帰って行く牝犬の今の目は、まるっきり焦点が定まっていないような、何も見えていないような感じが裸美にはした。
 その証拠に、その牝犬奴隷のわずかに開いた口の端からはダラダラと涎が垂れ続け、四つん這いで歩くその足取りはどこか宙を歩いているようであった。
 きっとこの牝犬奴隷の頭の中は「倒れてはいけない」という、ご主人様の命令の言葉で一杯になっているのかも知れない。・・・競技が終わった事さえもわからずに・・・。
「さてと、次は何を見るかな?」
 裸美はF氏の言葉で顔をあげた。
 F氏はパンフレットを開いている。
「ここではまだ別の部門の競技があるみたいだが、他の所も見てみたいからな。」
 F氏はそう言って歩き出したとき、どこからかF氏を呼ぶ声がしてきた。
 見ると友人のA氏が近づいてきた。その後ろからは可愛い女の子が1人ついてきている。
 フリルの付いた可愛いミニのワンピースを着て、首には鈴が付いた小さな首輪をしている。 
 A氏は自分の牝犬奴隷に、可愛い服装を着せるのが好きなのである。
 もちろん、調教の時には全裸の姿にして厳しく訓練をするのであるが・・・。
 彼女は地面に座り土下座をするとF氏に挨拶をした。
「私はA様所有の牝犬奴隷の由香里(ゆかり)といいます」
 頭を下げたとき、首の鈴がチリリーンと鳴った。
「おやおや。ちゃんと挨拶が出来るんだ。しっかりとした躾がしてあるんだな」
 F氏は由香里の頭を撫でながら、チラッと裸美の方を見た。
 四つん這いの姿勢でいた裸美は「きゃん」と小さく鳴くと、急いで土下座をして挨拶を口にした。
 どうも裸美は、由香里の着ている服をうらやましげに眺めていたようだった。
 小さく溜め息をついたF氏は、気を取り直してA氏に話し掛けた。
「牝犬奴隷を連れて来たと言うことは、競技に出すんですか?」
 パンフレッドを拡げて見る。牝犬奴隷用の競技種目が載っている。
「なになに・・・。『小便早飲み競争(これは洗面器一杯に満たした小便を、犬のように舌で嘗めて飲む早さを競うものだ。・・・過去の最高記録は3分で飲み干したと記載されている。)』に、『小便飛ばし競争(これは牝犬奴隷自身の出す小便を、どれだけ遠くまで飛ばすかを競うのである。・・・過去の最高記録は3メートル飛ばしたと記載されている。)』か・・・。ほほー。こんな競技もあるんだ。・・・」
 A氏はF氏に答えた。
「いえいえ。今日は見に来ただけです。・・・ですが来年は出場するかも・・・。当然出場するからには、優勝を狙わなければ・・・しかも大会新記録を出さなくてはね!」
 A氏は力こぶしを作って力強く言った。
 当然の事ながら出場するのはA氏では無く、牝犬奴隷の由香里の方ではあるのだが・・・。
『し、新記録って・・・3分以内で飲み干して、3メートル以上飛ばすの・・・』
 話を聞いていた裸美は、これから特訓の日々を送る事になるかも知れない由香里がかわいそうになってきた。
 見ると、由香里は健気にもニコニコと微笑んでいる。
 しかしその微笑みは、どこかひきつった表情であった。
 F氏とA氏はしばらくのあいだ話をしていたが、やがて「それでは」と言って別れた。
 裸美はA氏の後について歩いて行く、由香里を心配そうに見送った。
 グイッと裸美の首輪の手綱が引かれた。
「さて、帰ろうか裸美。帰ったらお前に色々と教えることがあるからな。」
 F氏は顔を近づけて裸美に告げた。
 そう・・・、裸美は他の奴隷の心配をしている状態ではないことを思い出した。
 F氏は「さ、行こう」と手にしている手綱を引いて歩き出した。
 その後からは、いろんな不安を抱えた裸美が泣きそうな表情で、おずおずと四つん這いの姿でついて行くのであった。
 乳首とクリトリスに付けられたイヤリングを光らせながら・・・。
(おわり)
《 あとがき 》
 どうもどうも、九尾きつねです。
 こういうあとがきというのは、あまり慣れていないのでどう書けばいいのか、ちょっと迷ってしまいますが・・・。う~ん・・・とにかく何か書こう。
 この物語は最初、F氏と裸美とのほのぼの調教ストーリーとして書き始めたんですが、牝犬君たちの耐久競技の項目で、つい(というか、かなり・・・笑)力が入っちゃいまして、気が付いたら結構時間のかかった作品の割には、あんまり裸美の調教をしていた部分が少なかったような感じがしますね。・・・(笑)
 競技の内容も、書いては消し、書いては消し・・・で、気が付いたら、段々と鬼畜になっちゃいました(笑)。ま、個人的には書いていて楽しかったけど。
 物語の中に出てくる「F氏」や「A氏」というのは別に誰という事はありません。これはアルファベットの中から適当に選んだだけです。
 裸美は最初普通の牝犬奴隷という感じでしたけど、最後の方になると何かボケボケのキャラクターになってしまいましたね(笑)。・・・そのおかげで、由香里がとっても品のある牝犬奴隷になってしまったけど。
 最初から最後まで損な役回りだった裸美クンに明日はあるのだろうか?(笑)
 ということで、最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
 また、次の作品でお会いいたしましょう。
《 あとがき 》
 どうもどうも、九尾きつねです。
 こういうあとがきというのは、あまり慣れていないのでどう書けばいいのか、ちょっと迷ってしまいますが・・・。う~ん・・・とにかく何か書こう。
 この物語は最初、F氏と裸美とのほのぼの調教ストーリーとして書き始めたんですが、牝犬君たちの耐久競技の項目で、つい(というか、かなり・・・笑)力が入っちゃいまして、気が付いたら結構時間のかかった作品の割には、あんまり裸美の調教をしていた部分が少なかったような感じがしますね。・・・(笑)
 競技の内容も、書いては消し、書いては消し・・・で、気が付いたら、段々と鬼畜になっちゃいました(笑)。ま、個人的には書いていて楽しかったけど。
 物語の中に出てくる「F氏」や「A氏」というのは別に誰という事はありません。これはアルファベットの中から適当に選んだだけです。
 裸美は最初普通の牝犬奴隷という感じでしたけど、最後の方になると何かボケボケのキャラクターになってしまいましたね(笑)。・・・そのおかげで、由香里がとっても品のある牝犬奴隷になってしまったけど。
 最初から最後まで損な役回りだった裸美クンに明日はあるのだろうか?(笑)
 ということで、最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
 また、次の作品でお会いいたしましょう。
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■64   F氏のそれさえも平凡な日常(第2話) 
□投稿者/ 九尾きつね 読者(4回)-(2005/01/15(Sat) 22:21:06)
 その日、F氏の運転するRV車がエンジンの音も快調にうならせて山道を登っていた。
 道は舗装はされてはいなかったが、代わりに砂利が引き詰められ山道の表面の穴ぼこを隠していたので、結構走りやすい道になっていた。
 でこぼこの道特有の下から突き上げるショックは、無いに等しかった。
 運転席のF氏はバックミラー越しに車の後部の方をチラッと見た。
 車の後部には檻が積んであり、その中にはひとりの全裸の女性が・・・いや一匹の牝犬奴隷の裸美(らみ)が檻の中で身体を小さくして、車の揺れで身体が檻の鉄格子に当たるのを防いでいるようであった。
 F氏は檻の中にいる裸美には、これから行く場所を伝えていないので、なにがしら不安そうな表情で車の前方を見ていた。
「おっ!」。 バックミラーで荷台の裸美の方を見ていたF氏は視線を前方に戻した時、進んでいた山道がカーブになっている事に気が付いて、急いで急ブレーキを踏みハンドルを急いで切った。
 キキキーーーッ!!。
 車のタイヤは悲鳴に似た音を立ててカーブを曲がりきった。
 ドシーン。 「きゃんんっ」。
 檻の中で身体を縮めていた裸美は、カーブを曲がる時の反動で身体を檻の鉄格子に強く打ち付けたようだ。
 バックミラー越しに裸美を見ると、檻の中の裸美は鉄格子に打ち当たった身体の部分を手でさすっていた。その顔は痛さの為か涙目になっていた。
 別に出血や骨折を起こしているようには見えなかったので、F氏は車を止める事もなく目的地へと走り続けた。
 しばらく走り続けたRV車は森の中に立っている山荘の側に到着した。
「さーて、到着したぞ裸美」。
 F氏はそう言うと、運転席から下りて後部のドアを開き裸美を檻から出した。
 車から降りて牝犬奴隷としての四つん這いの格好を取った裸美は、目の前に建っている山荘を見た。
 ご主人様のF氏から何も聞かされずに檻に入れられ、車に乗せられて来た裸美は、まだ不安そうな顔をしていた。
 目の前の山荘は、F氏の知り合いの持ち物で2階建ての大きな建物であった。又、表からは見えないが地下にも何室かの地下室が作られているのであった。
「今夜はどんなパーティーがあるのかな?」。
 裸美はF氏のその一言で、ここに来た訳が理解出来た。しかしそのパーティーが普通のパーティーではない事はさすがの裸美にも理解出来たのだった。
 F氏は裸美の首輪に手綱を付けると、山荘の玄関に向かって歩きはじめた。
 不安な表情を見せている裸美も、四つん這いになってF氏のあとから付いて行った。
 山荘の入り口にあと数メートルと来た時、先を歩いていたF氏が突然立ち止まり裸美の方に振り向いた。
「おっと、忘れていた。」
 F氏はそう呟くと、裸美に向かって「裸美チンチンだ。」と命令を言った。
 四つん這いになっていた裸美は、命令を受けると弾かれたように上体を起こし、中腰になり両手を胸の所に持ってくる犬が良くやるチンチンのポーズを取った。
 いつものことだが、大きく開かれた股の中央には、裸美の剃毛された無毛のヴァギナがF氏の目に晒されていた。
 この裸美のヴァギナ・・・クリトリスとラビアにいつものように、F氏はイヤリングを填めて飾るようで、ポケットから数個のイヤリングを取り出した。
「さて・・・これをどの場所に填めるかな?。」
 F氏はイヤリングのひとつを指で持って裸美の目の前に持っていった。
 赤い色の宝石をはめ込んでいる指輪を見ながら裸美は、これが自分の敏感な部分に填められると思うと、何とも言えない疼きの感覚が、裸美のヴァギナの所から背筋を駆け上がって脳天にまで電気が走るような感じがしていったのである。
「あ、あ、あ、う・・・あう・・・くぅぅぅん・・・・」
 裸美の口から淫靡な鳴き声が小さく洩れ出した。
 その声に連動するかのように、裸美のヴァギナがヒクヒクと下の口を小刻みに振るわせているのが裸美自身にもわかった。
 それどころかヒクついているヴァギナの奥からは、裸美の愛液が漏れ出してきていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
 裸美は胸の所で折り曲げている手を、愛液を溢れさせ始めているヴァギナの所に持って行き、心いくまでヴァギナの中に指を入れて・・・ヴァギナの中を指で掻き回して、オナニーをしてイキたい誘惑に駆られていた。
 いつしか僅かに開いた口から舌がダラリと犬のように垂らして、その舌の先から涎が乳房の谷間に長い糸を引いて流れ落ちていった。
 条件反射と言うのだろうか、まだF氏が裸美のヴァギナにイヤリングを付けていない前から、裸美の身体とヴァギナはF氏の調教を求めだしていたのだ。
 裸美の頭の中はボーとして、その瞳は焦点が定まらなくなりだしていた。
「あ、あ、あ、あ・・・、オマンコを・・・オマンコの中に指を入れて、中を掻き混ぜたい・・・。」
 裸美の振るえる右手が胸の前から少しづつヴァギナへと下ろされ出した時、突然裸美の耳にF氏の声が聞こえてきた。
「裸美。マンコからマン汁が垂れ出しているぞ。 オナニーは許していないからな。」
 F氏の声を聞いた裸美は、「きゃん!。」とひとこえ声をあげると、急いで顔をF氏の方に向けた。
「いっ!!。」 F氏の視線が裸美の顔を注視している事に気が付いた裸美は、思わず息を飲み込んだ。
 牝犬奴隷の身分で、御主人様の許しも無く勝手にエクスタシーを感じていたからだ。
 思わずF氏からの視線を反らした裸美は、「も、もうしわけございません。・・・わん。」と小さな声で謝りの言葉を言うと、おずおずと視線を上げてF氏の顔を見上げた。
 だが、F氏はただ裸美を見下ろしているだけだ。・・・それがまた裸美にいい知れない怖さを与えていた。
 F氏からどのような罰が裸美の身に与えられるか、裸美には想像が付かなかったからだ。
 しばしの沈黙が流れたあと、F氏の口が開いた。
「まだまだ裸美への躾の調教は続けないとダメだな。こいつはまだまだバカ犬だな。」
 F氏の言葉を聞いて、裸美はこれから激しい責めの調教が裸美の身に待っている事を認識せずにはいられなかった。そして思わず身体中がブルッと震えるのであった。
 その震えが調教と言う責めを受ける脅えなのか、それともその調教の責めを受けるのを期待しているものなのかは、当の裸美にも理解出来なかった。
 ただハッキリしている事は、その震えの中でも裸美のヴァギナの奥からは、ヌルヌルとした愛液が溢れ出し続けていると言う事であった。
『い、いけない・・・。ご主人様の許しも無くオマンコから汁を垂らしていると、怒られる・・・・。 どうにかしてこの汁を止めないと・・・。』
 裸美はそう思うと、何とかして愛液を止めようとヴァギナに力をこめるが、それが又刺激となって裸美のヴァギナから背筋を通って身体全体に快感と言う震えが伝わって行くのであった。
 恥ずかしさ、恐れ、快感で、裸美の顔は赤く上気した表情になってしまっていた。
 そしてヴァギナから溢れ出している愛液は、地面の上に小さな溜まりを作っていた。
 裸美の頭の中は何も考えられなくなり始めていた。
 地面に着いているはずの両方の足が、何か雲の上にいるようなフワフワとした感覚になり始めた。
 このままでいたら倒れてしまいそうになりかけていた時、突然裸美のヴァギナの裂け目をF氏の指が滑らせるようにさわった。
「きゃん!。」 裸美は思わず叫びとも悲鳴とも取れる声を張り上げると、身体全体をぐらつかせ危なく後ろに倒れるところであった。それでも裸美は何とか今のチンチンのポーズをとり続ける事が出来た。
 裸美の身体全体からは、玉のような汗が噴き出していた。
「はあー。はあー。はあー・・・。」
 裸美は肩を大きく上下させて息を付いている。
 F氏はそんな裸美の姿をニヤリとした顔で見て、そして裸美のヴァギナを触った時に指に絡み付いた裸美の愛液のぬめりの感触を、指を開いたり閉じたりして確かめていた。
「裸美・・・。マンコから垂れているこの汁は何かな?。・・・私はこんな汁を垂らせとは命じてはいないぞ。」
 F氏は裸美をなぶるように言うと、裸美は恥ずかしさと恐れとで顔を赤くして視線を地面に落とすのであった。
 F氏はそんな裸美の姿を見て、「くくく・・・」と小さく含み笑いをするのであった。
 そしてF氏は手に持っていたイヤリングをしまうと、別のポケットから別の何かを取り出した。
「今回は、罰としてこいつを裸美に付けてやる。」
 F氏はそう言うと、裸美の片方の乳房を揉むように手の指で掴むと、ツンと飛び出た乳首にそれを挟んだ。
 パチーン!。 「きゃんっ!」
 裸美は突然襲ってきた痛さに、思わず尻餅を付きそうによろけたが、又ご主人様の怒りに触れてはいけないと言う気持ちが強かったのか、何とかチンチンのポーズをとり続ける事が出来た。
「あぅぅぅぅ・・・。」 
 裸美は痛さで涙目になりながらも、F氏が乳首に挟んだ物を目を凝らして見ると、それは洗濯バサミのようであった。
 しかもその洗濯バサミの先端の挟み口には、たくさんの小さなトゲが付いている。
 自分の乳首に付けられている洗濯バサミを見ると、先端のトゲが乳首をきつく噛んでいた。
「ひぃぃぃーん」 裸美は小さな泣き声を漏らした。
 痛みに耐えている表情を見せている裸美の顔を楽しみながら見ていたF氏は、ポケットからまた1つの洗濯バサミを取り出した。
 それももちろん挟み口に牙のような小さなトゲが付いているやつだ。
「片方の乳首しか飾りが付いていないと言うのは、どうも見た目が悪いからな。残っている方の乳首にもこの洗濯バサミを挟んでやるよ。」
 F氏はそう言うと、脅えて震えている裸美の乳房をクイッと掴んだ。 そして指先で乳首をクリクリと撫で回した。
「あ・・・あん・・・・。あぅ・・・。くぅぅぅ・・・ん。」
 指先で撫で回される乳首から、裸美の身体全体に快感の気持ちが広がって来てしまっていた。 片方の乳首にはトゲの付いた洗濯バサミで噛まれて痛さを感じているのに、もう片方の乳首を愛撫される感触は、その痛さを忘れさせるくらいの気持ちよさであった。
「はぁぅ。あ・・・う。はぁぁぁ・・・ん。」
 裸美の口から知らず知らずの間に、快感に染められて行く自分を現しているように、喘ぎ声を漏らしている。
 ヴァギナの奥が熱くなっていくのが感じられ、それに合わせるかのように熱い液体が、ヴァギナの奥からヒク付いている下の口へと流れ落ちて行き地面に垂れ始めていた。
 それは先程以上の汁の垂れ具合であった。
 裸美の頭の中が何も考えられ無くなり掛けた時、パチーン!。と言った音と共に、乳首から痛さが裸美の脳裡に飛び込んで来た。
「うぎゃっ!。」 裸身が思わず悲鳴を上げた。
 愛撫でいいだけ固く立てられた、もう片方の乳首に洗濯バサミの牙が噛みついたのだった。
 言い知れぬ気持ち良さから、突然苦痛の現実に叩き落とされた裸美は、半泣きの表情でF氏の顔を見上げている事しか出来なかった。
 裸美を見下ろしていたF氏は、押し殺した笑いで口の端を歪めると、「さて、それでは行くとするか。」と、F氏は足下で苦痛と快感で身体をフルフルと震わせている裸美に一言いうと、手に握っているリード(手綱)を強く引いた。
「あんっ。」 裸美は首輪に繋がっているリードを強く引かれた拍子に、思わず身体を前のめりに仕掛けたが、何とか体勢を保ちつつ、甘い吐息にも似た喘ぎ声を漏らした。
 F氏は裸美の首輪に繋いだリードを引いて山荘の入り口に入ろうとした時、2人の・・・いや、1人と1匹の近くに1台の乗用車が滑るように入って来て止まった。
 本来ならば別段気に止める事のないF氏であるが、その車の中の人物を目にした時「おっ!?」と言って歩く足を止めた。
 裸美は何事かと思いながらも、F氏の足下で犬座りをして、F氏の視線の先にある車の方に目を向けた。
 ガチャ。 乗用車のドアが開いて運転席から1人の女性が下りてきた。
 F氏が驚くのも無理はない。 この山荘でのパーティーには、牝犬や牝豚、牝猫などの女奴隷達を連れて来ている男性の調教師の愛好家達が、集まっていたからだ。
 ここでは女は奴隷として、全裸かそれに近い姿で、手足に枷を填めて首輪を填めているのが普通であったからだ。
 現にF氏の牝犬奴隷の裸美も、全裸で首輪を填めた姿である。
 だがF氏の目の前にいる女性は、ミニのワンピースに身を包み、ミニから下にはストッキングに包んだ長い脚がスラリと出ていた。足にはサンダル型のハイヒールを履いている。
 両方の耳には光る小さなピアスをしていた。
「ん?・・・。 あのお嬢さん、服を着ているところを見ると、女奴隷ではなさそうだな。・・・だとしたら、今回のパーティーのホステスさんかな・・・?。 でも・・・ここのパーティーの主催者さんは、牝奴隷達を奴隷ホステスとして、パーティーに来た客達の相手をさせているから・・・、普通のホステスをパーティーに呼ぶような事は無いと思うけども・・・。」
 F氏はその女性を不思議そうに見ながら、どう言う女性なんだろう?。・・・と考えていた。
 だがその答えは直ぐに目にする事が出来た。
 彼女は車の中から一本の乗馬用の鞭を取り出したからだ。そして手にしたその鞭を宙でビュンと一振りした。
 それを見たF氏は「ほぉー。女王様とはここでは珍しいな。・・・」と、感心したように呟いた。
 F氏の参加しているこのサークルには、男性のSのご主人様ばかりが集まって構成されているからだった。
 現にこのサークルには、男性が主人で女性は奴隷と言うしっかりとした差別化が出来ていたからだ。
 しかもF氏の知っている限りの他のサークルでも、この区割りはしっかりと出来上がっているからだ。
 しかし、この世界に女性のSの女王様が1人も存在しないかというと、そうでもない。
 男性の主人達から見ると数は断然少ないが、これまた少ないながらもこの世界に存在しているMの牡奴隷を調教する女王様が居る事もF氏は知っていた。
 その数の少ない女王様が、F氏の参加しているサークルのパーティーに姿を現したのだから、F氏が驚きの溜め息を出すのも理解出来ると言う物であろう。
 さて、その鞭を手にして立っていた女王様は、セミロングの髪の毛をフワリと風になびかせると乗って来た車の後部トランクの方に歩みより、トランクの扉を開けた。
 ガチャ。 トランクの扉を開けたその女性は「さあ、出てきなさい。」とトランクの中へ声を掛けた。
 トランクの中にいる何かは・・・彼女がSの女王様と言う事は、トランクの中に居るのは当然の事ながら奴隷である事はF氏にも直ぐに理解出来たが・・・、トランクの中でモゾモゾと動いているようで、F氏の視線にも動いている身体の一部がチラチラと見えていた。
 だが、それは一向にトランクの中から姿を見せようとはしなかった。
 しばらくトランクの側で中を見ていたその女性は、突然「このバカ!。そこから出て来るのに、いつまであたしを待たせる気なのよ!。」と叫ぶと、右手をトランクの中に突っ込んで、その物を掴むと力任せにトランクの中から引きずり出した。
 見ると、赤い色のブラジャーとパンティーだけを身に着けた女性が、車のトランクの中から現れた。脚にはガーターベルトで吊った赤い色のストッキングを穿いている。
 下着姿の女性は、女王様から荒々しく髪の毛を強く掴まれて引っぱられている痛みに、顔を苦痛に歪ませていた。
 見ると首にはしっかりと犬の首輪が填められている。 しかも両手は背中で手枷を填められている。ストッキングを穿いている足首にも、肩幅だけの長さの鎖の付いた足枷が填められていた。
 てっきり男の奴隷が出てくる物だと思っていたF氏は、女の奴隷がトランクの中から出てきた事に、ちょっと驚きを感じた。
「へぇー。 女王様に、牝の奴隷か・・・。」
 この下着姿の女奴隷を引きずり出した女王様は、まるで汚いゴミでも放り投げるようなしぐさで、足下の地面へと女奴隷の身体を落とした。
 ドサッ!。
「うぎゃっ!。」
 地面に落とされた女奴隷は、くぐもった悲鳴を上げた。
 しかし悲鳴を上げた声は、その女奴隷の口に填められたボール型のギャグの口枷の為に、悲鳴はF氏の耳にまで届かなかった。
 F氏の足下で、隠れるようにこの光景を見ている裸美は、痛さで地面の上で身体を丸めて震えている女奴隷の身を、自分の事のように心配していた。
 もしかすると、どこか怪我でもしたのではないかと思っていた。
 だが車を止めてある地面と言っても、全体的に芝生を引き詰めた場所になっているのだ。
 だから普通のアスファルトや砂利の引き詰めた場所と違って、大きなケガをする事はなかったが、それでも地面の上に代わりはなく、トランクの中から芝生の上に落とされた女奴隷は苦痛の表情を現して蹲っていた。
 しばらく足下で這い蹲っている女奴隷を見つめていた女王様は、身体を屈めて奴隷の口に填めていたボールギャグの口枷を外した。
 続いて、奴隷の手を背中で拘束している手枷を外している時、奴隷女が言葉を話し出した。
「百合花(ゆりか)、お願い・・・、こんな事もう止めて。」
 パシーーンッ!!。 女奴隷がそこまで言ったとき、百合花と呼ばれた女王様からの平手打ちが、女奴隷の頬を激しくはった。
「あ・・・ぁぁぁぁ・・・。」
 女奴隷はこの後何を言えばいいかわからないようで、ただ口を金魚のようにパクパクと動かしているだけであった。
「瞳(ひとみ)!。 さっさと四つん這いにおなりっ!。 何度も言わせるんじゃないわよ!。」
 瞳と呼ばれた牝奴隷は、百合花女王様の叱責の声を脅えながら聞くと、おずおずと四つん這いの姿になった。
 女王様は瞳を四つん這いにさせると、ナイフを取り出し「瞳。お前はまだ自分が人間だと思っているようだから、その気持ちを奪い取って上げるわ。」と告げた。
「それと、あたしの姉だと今でも思っている気持ちもね。」
 女王様の女性は笑いの表情で唇の端を歪めると、手にしているナイフで瞳の背中をいたぶった。
 ビッ!。 突然鈍い音をして瞳のブラジャーのホックの所が切られた。
 ブラは地面に落ち、瞳の形の良い乳房が現れた。
「やっ!」 瞳はひきつった顔になり、両腕で胸を隠した。
 ビシッ。すかさず瞳の背中に女王様の鞭が飛んだ。
「きゃっ!」 悲鳴を上げる瞳。
「誰が胸を隠せと言ったの?。あたしは四つん這いになっていろと言ったのよ。」
 女王様は怒りの声で言うと、また鞭を振り下ろした。
 パシーン。ピシーン。バシッ!。
「きゃっ!。 ごめんなさい!。 百合花もう止めてぇ。」
 百合花と瞳から名前を言われた女王様は、怒りにも似た表情になると、ハイヒールの先で瞳の横っ腹を思いっ切り蹴り上げた。
 ズゲッ!!。 「ぐぎゃっ!。」
 鈍い音に続いて瞳の悲鳴が響いた。
「いい事。今度こんな勝手な事をしたら、次は鞭だけじゃなくて、ナイフで瞳の背中中を切り刻んでやるからね!。」
 百合花女王様の怒りの言葉を聞いて、瞳は涙を流しながら「はい。・・・わかりました。・・・百合花女王様・・・。」と、答えた。
 百合花は「ふん」と小さく言うと、瞳の股間を隠しているTバックのパンティーにナイフの刃を掛け、一気に切り裂いた。
 ブチッ。 瞳の股間からTバックの布の塊が、折り曲げている膝にハラリと落ちた。
「くっ・・・!。」 瞳は恥ずかしさを押し殺すように小さな声を漏らすと、身体全体をブルブルと小さく震わせた。
 瞳は、これからこの全てを晒した全裸姿を、見も知らない男達に見られるのかと思うと、恥ずかしさで身体中が赤く火照ってくるのがわかった。
「見られるのは瞳の裸の姿だけじゃないわ。 瞳のオマンコの中の奥も、お尻の穴の中も・・・すべて、この山荘で開かれるパーティーに来ている人達に、余す事無く見られるんだからね。覚悟しておくんだよ。」
 そして「存分に瞳の恥ずかしい姿をさらけ出すのよ。 わかったわね。 きゃはははは・・・。」と百合花は笑いながら命令口調で告げると、瞳の首輪に繋がっているリードを強く引いて、山荘の玄関へと歩いて来た。
 瞳は首を垂れて四つん這いの格好になって、百合花の後ろから引かれてついて来たが、山荘の玄関を目にした時、瞳の歩みの動きが突然止まってしまった。
『どうしたのよ?。』と思った百合花は訝しげに背後の瞳を見た。
 そこには百合花の顔を見上げる瞳の顔があった。
 瞳は全裸になった姿で山荘の中に連れて行かれる事に、無意識の内に拒否反応を示していたのだ。
 百合花を見上げる顔がイヤイヤをするように小さく左右に2~3度振り、その目には自分のこの姿を多くの見知らぬ男達に見せる事への恥ずかしさと恐怖とが、まざまざと現れていた。
 口枷が外されている唇が、ワナワナと小刻みに震えていた。
「お、お願い・・・です。 もう・・・許して下さい。 百合花さま。・・・百合花女王様・・・。」
 瞳がやっとそこまで言う事が出来た時、百合花は瞳の顔を見下ろして言った。
「瞳が裸の姿をあたしや家族以外の他の人達の前で晒すのは、今回が初めてだったわね・・・。」
 百合花はそこまで言った時、突然パシッ!と瞳の頬に鞭を入れた。
「きゃっ!。」 瞳は鞭で打たれた頬を手で押さえて、崩れるように地面に倒れた。
 百合花はその倒れた瞳に「誰が地面に寝ろと言った?。」と怒鳴るように言うと、瞳はまるで弾かれたように身体を起こすと、以前のように四つん這いの姿になった。
 しかし瞳の頬は痛さでジンジンと感じていた。
「いいか?、瞳。 これからはお前の卑猥な姿や痴態の行為を、あたしや家族だけの前ばかりでは無く、お前の知らない他の男達の前で晒す事になるんだからね。・・・いやがる事はあたしが許さないからね!。・・・その内、瞳と母親との牝犬母娘交尾ショーや調教なんかも、みんなの前でしてやるからね。 覚悟しておくんだよ。 くすくす・・・。 母娘のマンコやアナルの中に双頭バイブを入れて、瞳と母親がマン汁を垂らしながらバイブで繋がった尻やマンコをイヤらしく振り続けるんだからね。・・・きっと好評なショーになるかも知れないわね。」
 百合花はそこまで言うと、絶望の表情を見せる瞳の首輪に繋がったリードを、強引に引っぱり山荘の入り口へと又歩き出した。
 その後を、頭を垂れ肩を小刻みに震わせている瞳が、おとなしく引かれてついて行く。
 百合花が山荘の玄関に近づいた時、今までの光景を見ていたF氏とふと目が会った。
 百合花は今までの行為がF氏に見られていたと感じたようで、ちょっと恥じらうように顔を赤らめると、小さく頭を下げて軽く会釈をすると、そそくさと山荘の中へと入って行った。
「ああ・・・。」 つられるように会釈を返したF氏は、その場所で百合花と瞳の後ろ姿を見送っていた。
「ふ~ん・・・。」 F氏は今見た光景を考え深げに思い出しながら、感嘆の混じった頷き声を漏らしていた。
 F氏の足下にいた裸美は、そんなF氏を見ていてちょっと心配気味に、「ご主人様?。」と声を掛けた。
 足下の裸美から声を掛けられて、ハッと我に帰ったF氏は、「ゴホン」と、ひとつ咳払いをすると、裸美の首輪に繋がっているリードを引いて、山荘の玄関の入り口へと足を進めた。
 パーティーが始まった山荘の中・・・。
 F氏はソファーに座り、周りをゆっくりと見回した。
 このパーティーは、牝奴隷の調教師や飼い主達の集まりだから、当然のごとく参加者達(全員が男性と言っていい状態であった)は、連れて来た牝奴隷をお互いに調教しあったり、調教の成果を見せあったり(連れて来た牝奴隷を、お互いにフェラや変態行為をさせあったり)して、評価しあっていた
 F氏の連れて来た牝犬奴隷の裸美も、他の調教師に貸して、調教の成果を見てもらう事も出来るが、今回はそれをしない事にしていた。
 F氏としては、あくまでも他の牝奴隷達が調教の責めを受けるところを、裸美に見せるつもりでいたからだ。
 だがその裸美の姿がF氏の足下にはいなかった。
 この部屋の中は、あくまでも調教師達が牝奴隷を責めたり調教したり又は見ていたりして楽しむ場所なので、直接それらに関係の無い牝奴隷は、主人と一緒に居る事は出来ないのである。
 それでは裸美はどこにいるのか?・・・。
 F氏は部屋の入り口近くの壁に視線を移していった。
 その壁の所に、裸美は壁に這い蹲るように身体を小さくして、正座をして床に座っていた。
 そして裸美の首輪から伸びているリードは、裸美の頭上の壁に取り付けられている鉄のリングに伸びて付けられていた。
 言うなれば、傘立ての中の傘や壁に掛けるコートみたいに、この壁は牝奴隷一時保管場所であった。
 裸美はその場所からパーティーの間中行われる、牝奴隷達に与えられる調教と言う名の拷問を、終わりまで奴隷達の悲鳴を聞きながら見続けなくてはならなかった。
 その壁には裸美だけではなく、あと数匹の牝奴隷達が裸美と同じように壁に取り付けられた鉄のリングに鎖が付けられていた。
 ある奴隷は首に填めた首輪から伸びた鎖が、又ある奴隷は後ろ手に手枷を填められてそこから伸びた鎖が鉄の輪に繋がっていた。
 別の牝奴隷は両手を頭上に上げて手首を枷で拘束された状態で、壁の鉄の輪に鎖で繋がれていた。
 その彼女達は部屋の中で行われている調教の光景を、ビクビクしながら見つめていた。
 そして厳しい責めを受けて上げる牝奴隷の悲鳴を聞いては、小さくしている身体をより一層縮めているのであった。
 今はこの保管用の壁に繋がれているけども、いつ彼女達の主人の気が変わって、部屋の中で繰り広げられている拷問のような調教の場所に引きずり出されるか、まるっきり分からなかった。・・・彼女達は光景を目にしながら、そうならない事を心の中で願っていた。
 壁際に繋がれているそんな牝奴隷達の姿を見ていたF氏の耳に、「やあ、お久しぶりでした。」と声が聞こえてきた。
 見ると、このパーティーの主催者の1G氏がにこやかな笑顔で立っていた。
「1Gさん、お久しぶりでしたね。 今回はパーティーに招いていただいてありがとうございました。」
 F氏は向のソファに腰掛けた1G氏に挨拶を返した。
 そこにグラスを乗せたトレイを持った牝奴隷のホステスが来て、膝まついてぺこりと頭を下げた。
「F様、1G様、何をお飲みになられますか?。」
「ウイスキーをもらおうか。」
 F氏と1G氏の注文に、牝奴隷のホステスはトレイに乗っているウイスキーの入っているグラスを取ると、テーブルの上に置いた。
 F氏は見るともなくホステスの牝奴隷の身体に目を向けた。
 牝奴隷は首に首輪を填めている。そしてその身体は全裸では無いが、着ている制服(ユニフォーム)・・・よく見ると紺色のスクール水着だ・・・を着ていて、乳房の所と股間のヴァギナの所の布地が切り取られている。
 しかもその水着は着ている奴隷の身体には、どうも少し小さいサイズのようで、切り取られている胸と股間の部分からは乳房とヴァギナが絞り出されていて、F氏達の目に晒し出されていた。
 しかも小さいサイズであるために、着ている牝奴隷の身体全体を拘束するようにギジギジに締め付けているようであった。・・・その為に動く度にスクール水着が身体を締め付けるので、身体を動かすのがやっとのように息をしていた。
 だが、牝奴隷にとってはそれが又いいのか、絞り出されている乳房の乳首は固く立っていて、ヴァギナの周りはテカテカとした淫液で濡れていた。
 顔も上気しているようで熱があるように赤くなっている。
 きっとこの牝奴隷は、ヴァギナの中に直ぐにでも指を差し込んで、ヴァギナの中を掻き回してオナニーをしたい気持ちになっている事であろう・・・と見てとれた。
 F氏がこの牝奴隷のクリトリスを軽く触れたりでもしたら、きっとその瞬間に牝奴隷の頭の中は真っ白になって、小便やマン汁を飛ばしてイッテしまう事であろうと思えた。
 しかし、目の前にいるご主人様である1G氏の許し無く、勝手にイク事など許されてはいない。その為に牝奴隷は見た目にもわかるように、懸命にこみ上げてくるエクスタシーを何とか押さえているように、小刻みに身体を震わせていた。
 F氏の心に悪戯の虫が顔を現したようで、F氏はチラッと1G氏の方に意味ありげな視線を投げ掛けた。
 1G氏もそれとなく気が付いて、ニヤリと唇の端を歪めると小さく頷いた。
「では、失礼いたします。」
 F氏と1G氏の悪巧みがあるとも知らずに、牝奴隷はお辞儀をすると立ち上がった。
 牝奴隷のエクスタシーを感じ取っているヴァギナのヒク付いている唇と、包皮の中から頭を出しているクリトリスが、淫液に濡れて照り光っているのがF氏の視線に入った。
 その瞬間、F氏の右手の薬指の腹が、目の前のヴァギナの割れ目からクリトリスの頭に掛けて、ススーとなぞり上げた。
 ヴァギナの中から溢れ出している淫液にからまり指がクチュッと音を立てた。
 F氏の指先に生暖かい感触も感じられた時、それに続いて「いやぁぁ!。」と言う小さな叫び声とも喘ぎ声とも付かない悲鳴が、F氏と1G氏の耳に飛び込んで来た。
 見ると、目の前の牝奴隷はF氏の指で最後の一線を押されたようで、まだ許されないエクスタシーの感触をその身体全体で感じてしまっていた。
 牝奴隷は「あうあうあう・・・。」と呻くような声を半開きの口から発すると、電気が身体を流れたみたいにガクガクガクと振るわせ、身体を逆海老ぞりに仰け反らせた。
 突き出した両の乳首はビンビンに固く立ち、ヴァギナからは淫液が飛び散ると同時に、シャァァー・・・・と、小便を床に漏らしてしまった。
 カラーンン。 手にしていた空のトレイを床に落とすと、牝奴隷は倒れ込んでしまった。
 F氏と1G氏が床に倒れ込んだ牝奴隷を嘲笑の目で眺めていると、音を聞きつけた別の牝奴隷のホステスが急いで近寄って来た。
 1G氏はその牝奴隷に倒れている奴隷を起こせと指で合図を示すと、急いで倒れている牝奴隷の身体を揺り動かしだした。
 しばらくすると、倒れていた牝奴隷は気が付いたように目を開けた。・・・しかし今の状態が良く理解出来ないようでボーとしていたが、直ぐに「はっ。」として、身体を支えていた別の牝奴隷を手ではね除けると、サッと土下座の姿になり「申し訳ございません。申し訳ございません。」と謝りだした。
 自分がしでかしたミスに気が付いたようだ。 謝罪を言う言葉が振るえている。
 顔を床に付けているので顔の表情は見えないが、脅えで涙目になっているのが十分に理解できたF氏であった。
 1G氏は土下座をして震えている牝奴隷をしばらく見ていたが、指で仕事に戻れと言った意味の指の動きを示すと、不機嫌気味の表情でグラスを口に運んだ。
「ったく、クリとマンコをなぞられたぐらいで気を失うとは、あの奴隷をもっともっと厳しく調教しないといけないな。・・・アイツには今度はマンコとクリにたっぷりと歯磨き粉とわさびを塗り付けて、堪える事を躾ないとだめだな。」
 1G氏はF氏にも聞こえるように呟いた。
 気を失ったあの牝奴隷は、この失敗を言いがかりに、今夜から1G氏の厳しい拷問のような調教を受けるのだろうな・・・、そして1G氏は、その拷問を楽しみながら、あの牝奴隷を責め続けるんだろうな・・・と、F氏は手に持ったウイスキーのグラスを口に運びながら思い、1G氏の顔を見ていた。
 そのF氏の耳に「どうも始めまして。」と言った女性の声が聞こえてきた。
 F氏は「え?。」と声のした方向に目を向けた。
 そこには1人の女性・・・瞳の妹・・・いや牝奴隷瞳の女主人の百合花女王様が、つかつかとハイヒールの足音を立てて、F氏と1G氏の方に近づいて来た。
 どこで着替えてきたのか、先程のミニのワンピースの服装ではなく、全身を黒の革製のボンデージ系のファッションで包んでいた。
 水着のように露出の多い姿だ。・・・下着のブラジャーは着けていないのは一目でわかる・・・。もしかすると腰回りを包んでいる革製のボンデージの下は、ノーパンかも知れない。
 両脚を包んでいる編み目のストッキングはガーターベルトで止められている。
 もちろん手には、乗馬用の鞭が握られている。
 F氏は百合花のその姿を見て、思わず「ほぉぉぉ」と溜め息とも、感嘆の声とも言えない声を漏らした。
 百合花の後ろには、四つん這いになっている牝奴隷・・・瞳が付いて来る。
『おや?。 あの女性は、この山荘の入り口で見た・・・』
 F氏は百合花の顔を見て、先程の事を急に思い出した
 F氏は1G氏に何かを言おうと顔を向けた時、ソファーに座っていた1G氏は「やぁー。」と右手を軽く上げると、ソファーから立ち上がった。
 百合花は瞳を引き連れてF氏と1G氏の前に寄って来た。
「たしか、あなたは・・・?。」
 F氏がそこまで言いかけると、1G氏が百合花の事をF氏に紹介した。
「このほどこのサークルに入会してくれました、百合花さんです・・・。 ・・・ああ、百合花女王様と紹介した方が良かったでしたか?。」
 百合花は1G氏からの問い掛けに、ただニコリと微笑んだだけだった。
 そして改めて「百合花と言います。 このほど縁があって1Gさんのサークルに入会させてもらう事になりました。 女王と言ってもまだまだ新人ですので、いろいろと教えて下さいね。 そして、これがあたしの牝奴隷の瞳です。」とF氏に挨拶をすると、百合花は手にしているリードをクイッと手前に引いた。すると百合花の背後から四つん這いになった瞳がヨタヨタと姿を見せた。
 F氏が山荘の入り口で見た瞳だ。
 瞳は首輪を填め、ガーターベルトとストッキングを身に付けて、膝より少々短めのミニスカートを穿かされていた。
 上半身は全てを晒した裸の姿で、下半身はミニとは言えスカートを穿いているアンバランスな姿は、F氏から見て少々そそられるものを感じていた。
 四つん這いの瞳にとっても、全裸と違って、衣類で身体の一部を隠している所と、全てを晒している所がある為、全裸でいる時よりも余計に羞恥心を感じているかも知れない。
 F氏は身を乗り出して瞳をよく見ると、瞳の口にはボールギャグが噛まされていた。
 瞳の口からは、苦しさの為なのか?、「はぁ。はぁ。・・・うぐ、う・・・ぐ・・・」と言った小さな声が涎と一緒にボールギャグの中から漏れてきていた。
 涎はボールギャグの端から顎に伝わって行き、長い糸を引いて床へと落ちていた。
 瞳がボールギャグの中から喘ぎ声を漏らしている事に、不思議そうな顔を見せていたF氏に気が付いた百合花は、足下にいる瞳に命令を下した。
「瞳。F氏さんと1G氏さんが、お前がどうして喘ぎ声を漏らしているのか不思議がっているわ。その秘密を見せておやり。 膝を伸ばして尻を上げてお二人に向けるのよ。」
 百合花は瞳の背中にピシリッ!。と鞭を入れた。
 瞳はスカートで覆った尻がF氏と1G氏によく見えるように、顔を床に付け両脚を開き膝を立ててふんばって尻を上に突き上げた。
 百合花は瞳の穿いているスカートの端に手を伸ばすと、尻の方からサッと捲りF氏と1G氏の目にヴァギナとアナルにバイブを2本突き刺した光景を晒した。
「淫乱瞳のマンコとケツの穴をよくご覧下さい。 変態牝犬はバイブチンポとバイブ尻尾を、自分のマンコとケツの穴に刺しているんですよ・・・・。」
 百合花は蔑んだ視線を瞳に投げ掛けた。
 瞳は百合花の恥ずかしい言葉と、2人の男性にヴァギナとアナルを見られている事の惨めさに、目を固くつぶり口をギュッと噛んでその恥ずかしさに堪えていた。
 バイブはまだ瞳の体内で動いてはいないようだ。
 それでもくわえ込んでいるバイブが、四つん這いで動く度に瞳の膣壁や肛門の肉壁を刺激するようで、ボールギャグを噛まされている瞳の口からは、「はぁ・・・ぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・ん。」と、涎と一緒に悶えた声を漏らしていた。
 アナルバイブを押し込まれている肛門の丸い皺の口は、ヒクヒクとヒクついているし、マンコバイブをくわえ込まされているヴァギナの口からは、バイブの胴体を伝ってマン汁と言う淫液が床の方に垂れて来始めていた。
 そして床に小さな淫液の液溜まりを作り始めていた。
「瞳、いいこと。勝手にイッタら許さないからね。」
 百合花は意地の悪そうな視線を瞳に投げ掛けながら言うと、手の中に持っている小さなリモコンのスイッチを押した。
「ゆ、ゆるして・・・。」
 百合花の顔を見上げていた瞳の目がそう訴えたように見えたが、直ぐにブヴゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛・・・ン。と呻りだして動き出した2本のバイブの責めに、瞳の表情からは快感がググググーッとこみ上げて来たことを現し出していた。
「あぐ・・・ぁぁぁ・・・ん・・・ぅ・・・ぐ・・・。」
 瞳は百合花の命令を何とか守ろうと、口を塞いでいるギャグをガチッと噛み込んだ。
 身体全体から汗の玉がじっとりと吹き出し始めた。 突き上げている尻は、ヴァギナとアナルのバイブが交互にそれぞれの肉壁を刺激しているようで、瞳の意識とは関係ないかのごとく、自然に尻はバイブの振動の動きに合わせて、左右に小刻みに動き出している。
「うぐ、うぐ、うぐ・・・う・・・ん、ぐっ・・・ん・・・。」
 瞳はいつしかそのバイブから送られてくる淫動の波に、身体と神経を犯され出しているようであった。 目がトロンとして焦点が定まらなくなってきていた。
 同じ部屋の中で他の男性達に責められている女奴隷達の悲鳴と喘ぎ声も、瞳にしてみれば心地よい響きに聞こえているのかも知れなかった。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 30分の時が過ぎた。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 チュパ。チュパ。チュパ。ヌチャ。
 クチュ。ヌチャ。チュパ。ネチャ。
 ソファーに座っているF氏、1G氏、百合花は、それぞれ3人の股間の前でしゃがみ込み、顔を埋めている3匹の牝奴隷達に、男根とヴァギナをしゃぶらせ舐めさせながら、ヴァギナとアナルからのバイブの淫撃の波を、懸命にイかないように喘ぎながら受け止めている、瞳の姿を楽しみながら見つめていた。
 瞳の中では、快感のエクスタシーの波がすでに溢れ掛けている事は、誰の目にもハッキリ見えていた。
 誰がその瞳の背中を押すかだ。 何を使って瞳を淫海の底に沈めてやるかだ。
「うっ!。」 ドピュッ!。ドクドクドク・・・。
「あぐ・・・うぐ・・・うぐ・・・ごく・・・ごく・・・ぐ、うぐ・・・。」
 息を殺した声を小さく漏らして、F氏は裸美の口の奥に生暖かいネバネバした白濁液を大量に注ぎ込んだ。
 裸美はご主人様であるF氏の粘っこい液を懸命に喉の奥へと飲み込もうとしていた。
 F氏はそれを見て、その行為を止めた。
 不思議そうにF氏の顔を見上げる裸美に、F氏は何事か裸美の耳元で囁くと、「さぁ。行け。」とばかりに、裸美のシミひとつ無いプリンとした尻を手の平でパチンと叩いた。
「あん・・・。」 尻を叩かれた裸美は色っぽく喘ぎ声を小さく漏らすと、四つん這いになって、よがっている瞳の所へと歩いて行った。
「あぐ、うぐ、ぐ・・・あぐ・・・ん・・・ぐ・・・。」
 2本のバイブで責められ続けられている瞳は、もう周りの事には気がいかないようで、裸美が側にいる事さえ気が付いていないようだった。
 ただひたすらバイブの振動にあわせて尻を小刻みに振り続け、身体中の汗が玉になって床に振り落とされていた。
 ヴィィィィーーン。 ヴィィィィィーーン。
「あぐ・・・ぐ・・・く・・・あん・・・あ・・・ぁぁ・・・ん・・・ぐっ・・・」
 瞳の喘ぎ声の中に弱々しくも確実に、泣き声が混ざり出し始めていた。
 瞳を見つめていた裸美はふとF氏の方を見た。
『ご主人様・・・、どうしても実行するんですか?。』
 裸美が今瞳に対してF氏から命令された事を行えば、間違いなく瞳は受けている命令に違反する姿になってしまうだろうと、裸美は理解していた。
 そしてそれを口実により、一層、瞳はお仕置きの調教で責め苦を受ける事になるだろうとも想像出来た。
 裸美は瞳を待ち受けるこの後の光景が、まるで自分自身に起こるような二重写しに感じられていた。
 裸美は救いを求めるような目でF氏を見ていたが、F氏は手のグラスを傾けながら裸美に『何をしている。命じた事をさっさと実行しろ!。』と言わんばかりに、F氏の顔がコクンと上下に動いた。
 裸美はご主人様であるF氏のその動きを見て、改めて裸美の眼下で喘いでいる姿を晒している瞳を見下ろした。
 瞳はヴァギナとアナルの中で、バイブを呻らせ振動を身体(顔を床に付け、膝を立てて尻を高く突き上げた姿)全体で感じて、汗とマン汁と涎とで汚らしく濡れまくったその淫乱で卑猥な姿を晒しまくっていた。
 瞳の股間の下の床には、もうどれだけの量の淫液が滴り落ちたのか大きな液溜まりが出来上がり、今もそこへ瞳のヴァギナから途切れる事もなく滴り落ち続けていた。
 ピチャ、ピチャ、ピチャ・・・と音を立てながら・・・。
 ヴィィィィィ・・・ン。 グチュ、グチュ、グチュ。
「うぐっ。ぐ・・・あぐ、・・・ぁぁん・・・は・・・ん・・・。」
 バイブの音、ヴァギナの中で淫液が掻き回される音、瞳のギャグに閉ざされた喘ぎの声。
 この3つが調和の取れたリズムのように、裸美の耳に聞こえて来ていた。
 裸美は瞳の身体に近づくと、汗で濡れている臀部の所に顔を近づけ口を少し開くと、口の中に含んでいた白くネットリとした液体をトローッと垂らしだした。
 それは先程裸美の口の中に射精されたF氏の生暖かい精液であった。
 F氏はいつもの通り飲み込もうとした裸美の動きを止めて、その精液を使って瞳がイクのを手伝ってやれと意地の悪い命令を裸美に与えていたのだった。
 裸美は瞳の尻から背中にかけて、口の中のF氏の欲情の精液を垂らし終えた裸美は、瞳の背中と尻の肌色の中に白い花が咲いたように付いている精液の塊を、裸美は口から出した舌を近づけて、精液の塊をねり伸ばすように舐めだした。
 ペチャ、ペチャ、ペチャ・・・。
「あ・・・ぁぁぁ・・・ぁぐ。 ふぁめェ・・・ふぁめてェェェ・・・ひゃァァーんんん。」
 噛まされているボールギャグの口枷の奥から、瞳の悲鳴が漏れる。
 ヌチャ。ヌチャ。ヌチャ。ペロッ・・・ペロペロ・・・ネチャ、ヌチャ・・・。」
 裸美は瞳の背中と尻に付けたF氏の精液を、味わうように舌をいっぱいに使って瞳の肌を舐め回していた。
 ゆっくりと舌ですくい取るように、又は1ヶ所の所を舌で何度も行きつ戻りつするように、何度も何度も舐め続けていた。
 ネチャ、ネチャ、ヌチュ、ヌチュ・・・。
「あぎゃ、あぐぁ、はぎゃ・・・ひぃひゃぁ、ひぃひゃぃ・・・。」
 ピチャ、ピチャ、ピチャ。・・・ヌチュ。
 裸美の舌がF氏の精液を音を立てて舐め回る。
 チュク、チュク、ニュチュ、ニュチュ。
 精液を舐め回していた裸美のヴァギナからは、いけないとは思いながらも裸美の意志とは関係なく、トロリとした愛液が垂れ始めていた。
 クチュ、クチャ、クチャ、ニュチャ、ニュチャ。
「はぁ・・・ん。あーん・・・ん。にゃ・・・はぁ・・・う・・・ん。」
 裸美は舌で精液を舐めながら、小さな甘く切ないような喘ぎ声を漏らしていた。
 瞳も裸美に舐められる舌触りの濡れた感触に、口から喘ぎ声を漏らしている。
 2人とも身体中が上気してきたようで、ピンク色になり、表面には玉のような汗が噴きだしていた。
 F氏はグラスを手に裸美と瞳の姿を見つめながら、口の端を歪めて笑っていた。
 チュク、チュク、ニュチュ。
「ふぎゅ、ふぎゅ、ふぎゃ・・・。」
 バイブからの愛撫と、恥ずかしい全裸姿で喘ぐ格好を男性達に見られ、全身の神経と感性が張りつめて、さながら身体全体が性感帯となってしまっていた瞳は、裸美の舌による刺激的な動きによって、瞳の心と頭の中は百合花の命令の事はすっかり忘れてしまっているようであった。
「はぎゃ、はぎゃ、はぎゃぁぁぁーうんんんんん・・・。ひぃぎゅぅぅぅー・・・。」
 瞳はガクガクガクと身体中を痙攣のように小さく震わせると、瞳は瞬く間に絶頂を迎えてしまった。
「ひゃもぉぉぉ・・・しゃぁめぇぇぇ~~。」
 瞳はギャグを噛まされている不自由な口から悲鳴をあげた。
 プシュゥゥゥゥーッ。 ボトッ!。
 ニュチャァァァーッ。 ゴトンッ!。
 悲鳴と同時に瞳のヴァギナとアナルに挿入されていた、2本のバイブがいやらしい水音を立てて、床に落ちて転がった。
 気を失って倒れ込んだ瞳のヴァギナとアナルは、緊張の締めつけから解放されたみたいに、ポッカリと口の穴を開いて無様な光景を晒していた。
 そしてヴァギナの口からは瞳の淫汁がタラ~リと床に流れ落ちていた。
 F氏は倒れた瞳の側にいる裸美に、自分の所に戻って来い・・・と指で合図を送ると、1G氏の方に顔を向けた。
 1G氏はまだ牝奴隷に自分の男根をしゃぶらせていて、ニヤニヤした顔で見てごらんと顎をしゃくってF氏に伝えた。
 それにつられてF氏が視線を移すと、これまた牝奴隷の口舌奉仕を股間に受けている百合花がいた。
 百合花は跪いてヴァギナとクリトリスに舌をはわせている牝奴隷の肩に自分の両脚をのっけて、ヴァギナがよく舐めやすいようにして舌の奉仕を受けていた。
 ペチャ、ペチャ、ペチャ。
「あん・・・、はぁぁん、・・・う・・・ん、・・・はぅ・・・ぁぁぁぁ・・・。」
 ペチャ、ペチャ、ペチャ。
 ヴァギナとクリを舐めている牝奴隷の舌が左右のラビアを丹念に舐め回し、愛液を溢れさせているヴァギナの奥に舌の先を尖らせて入れる。
 チュパ、クチュ、クチュ、ニュパ。
「は・・・はが、・・・あ・・・ん。 んん・・・ぁぅぁぅ・・・あん・・・ぁぁ。」
 舌がクリの頭をツンツンと刺激する。
「あが・・・、ああああ・・・だ・・・やぁぁっ・・・ぁぁぁぁ~~!。」
 百合花はソファに下ろしていた腰を浮かせ背筋を反らして、一気に絶頂に上りつめた。
 F氏と1G氏の視線の前でエクスタシーの感触を感じていた百合花は、少々焦点の定まらない目でイッタ時に気を失って倒れている瞳に目をやると、「退けて」と呟き、前にいる牝奴隷の身体を足で蹴り退けると、フラフラと倒れている瞳の側に歩いて行った。
 F氏と裸美そして1G氏が見ている前で、立っている百合花は足下で気を失っている瞳に向かって、「瞳・・・あたしの言った命令を守れずに勝手にイッタようね。・・・主人のあたしに恥をかかせた報いは、その身体にたっぷりと教え込んであげるわ。」と瞳にお仕置きの更なる責めを与える事を告げた。
 しばらくして、両脚首に皮ベルトを巻かれて天井から伸びている鎖で両脚を大きく左右に開かれ、両腕は背中で後ろ手に手枷で拘束され、ヴァギナを天井に向けてYの字の姿で逆さに吊り下げられている全裸姿の瞳がいた。
 そしてその吊り下げられている瞳には、取り囲んでいる男達の出す小便が顔や身体に浴びせられていた。
 シャァァァー。 ビチャビチャー。
 シャシャァー。 バチャバチャ・・・。
 周りから浴びせられる小便の生暖かい液とアンモニアの臭いに、気を失っていた瞳の意識は徐々に取り戻してきた。
「あう。あぐっ!。えぐぅぅっ。・・・げほげほっ。」
 口枷を外されている瞳の口の中に、小便の液が勢いよく侵入して来て思わず噎せ返って咳き込んだ瞳は、小便を浴びせられている中でしっかりと目を覚ました。
「あああ・・・。 なに、なに・・・?。」
 周りの世界が逆さまになって見えている瞳は、狼狽しながら声を出した。
 瞳は自分の周りに裸の男達が取り囲んで立っているのに気が付いた。
「あら?。気が付いたようね。瞳。」
 瞳の名前を言って、男達の後ろから百合花が姿を現した。 手には愛用の鞭を持っている。
「ゆ、百合花さま・・・、どうして・・・?。」
 泣きそうな目で百合花の顔を見上げながら瞳は言った。
 百合花は瞳の小便で濡れている髪の毛を掴み、持ち上げて自分の顔を見えるようにすると、
「瞳、お前はあたしの言った『許し無く勝手にイクな』と言う命令を守らなかったでしょう?。 だからこれからその報いとして、その身体にしっかりとお仕置きの痕を付けてあげるからね。 本当に母親と同じ牝奴隷のくせに、まったく役に立たないんだから!。」
 百合花はそう言うと、手にしている鞭で吊り下げられている瞳の乳房に鞭を一発入れた。
 パシーン!。 「きゃっ!。」 瞳は悲鳴をあげた。
「後は自由に責めを加えて下さい。」
 百合花は側の裸の男性にそう言うと、瞳の方を見向きもしないでその場から離れた。
「さぁーてと。お前の女王様からの責めの許しが出たぞ。・・・今夜はじっくりと瞳の身体と心を調教してやるから、精々いい声で叫び声を上げて、俺達を楽しませるんだぞ。」
 男性はそう言うと、液の入ったペットボトルを手にした。 そして指で左右に開いた瞳のヴァギナの口に、ズボッとペットボトルの口を押し込んだ。
「いぎっっっ!。」 ヴァギナの中に押し入ったペットボトルの痛さに、瞳は思わず叫び声を上げた。
 透明のペットボトルに写る中の液体が、瞳のヴァギナの中にゴボゴボと言って入って行くのが見えている。
「瞳。この液体はな、俺達の小便の液だぞ。 俺達の初調教を受ける瞳へのプレゼントだ。 遠慮しないで身体の中へ受け取れよ。 瞳を身体の中から汚らしい牝奴隷にしてやるからな。」
 男性は笑いながら瞳にそう言うと、ヴァギナに突き刺したペットボトルの底をグリグリと円を描くように揺り動かした。
「もっと入れ。もっと入れ。」と言いながら。
「いやぁぁぁ!。お願いです、抜いてぇぇぇ!。取ってぇぇぇっ!。」
 瞳は突然火の着いたように大きな声で叫び出すと、不自由な身体を何とか動かそうとした。
 しかし瞳の両脚はしっかりと天井からの鎖で繋がれているので、ただ瞳の悲鳴だけが山荘の部屋の中に木霊すだけであった。
 もうじき瞳のヴァギナの中と子宮の中は、ペットボトルから流れ入った小便で満たされる事だろう。
 別の男性数人が火の着いた蝋燭を手に瞳の側に来ると、天井に見えるように向けている、ペットボトルをくわえ込んだヴァギナ、皺の口をひきつかせているアナル、天井に向かって伸びている太股に、火の熱で溶けた蝋の雨を垂らし始めた。
 ポタポタポタポタ・・・。
 ポタポタポタポタ・・・。
「あぎゃぁ!。 いやぁぁぁ。 熱い熱い!。 許してぇぇぇ!。」
 瞳は身体を揺すって、蝋燭の掛かるのを防ごうと無駄な行為をし続けていた。 泣き叫びながら・・・。
 だが溶け落ちる蝋は、瞳のヴァギナ、アナル、太股の他に乳房や腹にまで掛かりだしていた。
 ソファーに座って瞳の悲鳴と泣き叫ぶ声を心地よく聞いているF氏は、自分の身体の前で
 裸美にチンチンのポーズを取らせて、左右にポッカリと開いたヴァギナの口とちょこんと見せているクリトリスの頭を、足の先で楽しそうに愛撫し続けていた。
 F氏は耳に、グチュ、グチュ、グチュ、と言ったヴァギナからの淫汁の濡れた音と、「ぁぅ、ぁぁぁーん、ぅぅぅ・・・ぁぅ、ぁ、はぁん・・・ぃぃ、ん、ぁ・・・くっ、ぁぁぁ・・・。」との、裸美の口から洩れる喘ぎ声と瞳の泣き叫びの声とをシンクロさせて入って来ているのを、楽しみながら聞いているのであった。
 山荘の窓から見える夜空には、三日月が妖しげな光を発して浮かんでいた。
 夜の暗さが包み込んだ山荘の中からは、牝奴隷をいたぶる嘲笑の笑いと卑猥な言葉、そして牝奴隷の許しを請う悲鳴と喘ぎの声の数々が聞こえてきていた。
 F氏を含めた調教師達の山荘の中での淫靡で地獄のようなパーティーは、まだ始まったばかりであった・・・。


《 あとがき 》
 どうも、九尾きつねです。 本当に久しぶりと言う感じでこの小説を書きました。
 しばらくの間ブランクがあったので、なかなか小説を書く筆が進みませんでしたが、それでも小説の後半の方になると、何とか筆の動きも滑らかになって、やっと完成しました。
 読んで楽しんで頂ければ、書いた私としても嬉しく思います。
 では、次の作品でもみなさんにお会い出来る事を願って、この筆を置きます。

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