I:JSPF
JSPF (Japan Sex-Slave Production Factory)。そこは、ワケありの女や純粋無垢の少女を拉致監禁して性奴隷に調教しては、毎月開催されるオークションで売り捌く、日本最大の会員制総合奴隷生産施設である。その他にも、全国の奴隷所有者が自分の奴隷を持ち寄って交流・品評したり、海外の姉妹施設やそれらを統括するWSPFと奴隷を交換したり、主人の求めに応じて奴隷に様々な肉体改造を施したり、使用済みの奴隷を引き取って処分したりと、様々な闇ビジネスを展開していた。会員名簿には政官業学の大物や暴力団のトップが名を連ね、弁護士や警察・検察といった司法関係者の名も多数載っていた。その存在が表に出ることは決して無い日本の闇、それがJSPFなのだ。
飯森もこのJSPFの会員だった。会員になりたての頃は、JSPFで調教された奴隷に施設内で奉仕してもらうのみだったのだが、そこで調教のノウハウを身につけた飯森は、次第に施設の外で女を自ら調教するようになっていった。調教終了後は奴隷を施設に移して他の会員とシェアし、使えなくなった奴隷は処分してもらう。そのようにして、飯森はこれまでに8名の女を奴隷に堕としてきた。うち2名は、木下家で雑務を行っていたメイドたちである。
飯森が次に狙いを定めたのが姪の光希・七海姉妹、特に幼少の頃から溺愛していた七海だった。いや、いつの日か七海を奴隷にしたい、その欲望ゆえに飯森はJSPFに入って調教のノウハウを学んだのだ。彼にとっては七海の調教こそが本命なのである。
そしてJSPFの助けも借りて、災害事故に見せかけて七海の両親を抹殺し、光希を拉致することに成功した飯森は、サポートの見返りにJSPFに光希を献上した上で、JSPFの調教師たちとともに4ヶ月に亘って七海を調教してきた。……そう。これまで飯森とともに木下家で七海を陵辱してきたのは、全員JSPF専属の調教師たちだったのだ。因みに、彼らは調教中に奴隷を妊娠させないよう全員パイプカットされている(無論そのことを七海は知らない)。
七海はこの4ヶ月、飯森と調教のプロ5名にひたすら調教され続けてきたわけだが、一般住宅でやれることには限度がある。そこで調教設備の整ったJSPFで彼女にさらなる調教を施すとともに、他の会員に彼女を披露して、大勢で嬲りものにする。それが飯森の考える「次のステップ」なのだった。そして最終的には…………
地下駐車場に車を駐めると、すぐに黒いスーツに身を包んだ女性が1人現れた。
彼女は飯森に深々と頭を下げて挨拶すると、トランクからキャリーケースを出し、ケースを引きずりながら飯森をエレベーターへと案内する。JSPFは地下100mの旧炭鉱跡地に建設されており、エレベーターでそこまで降りていくのだ
エレベーターの中で突然女性が服を脱ぎだした。ジャケットとYシャツ、スラックスの下は下着を一切身につけておらず、あっという間に全裸になる。肌にうっすらと残る鞭痕が痛々しい。
女性、いや女は、JSPF専属の奴隷であった。厳しい調教の末に施設の雑用係に選ばれたのだ。だが、どんなに些細なものであってもミスを犯せば過酷な懲罰が課せられ、大失敗などしようものなら即座に係を外されて便所行き…… そんな哀れな存在であった。雑用係であろうと奴隷の衣装は首輪だけ。駐車場は外の世界であるから外用の格好をする必要があるが、施設内では奴隷は奴隷の格好をせねばならない。ここではそれは当たり前のことであり、飯森も平然としている。奴隷女が自ら首輪を嵌め、脱いだ服を腕にかけ、靴を手に持ったところでエレベーターの扉が開いた。
奴隷女は飯森を控室へ案内すると、飯森から鍵を受け取ってキャリーケースから七海を出し、部屋の中にあるガラス張りのバスルームへと彼女を連れて行って全身をくまなく洗い始めた。肛門栓も外して直腸内も綺麗に洗う。テーブルに用意されているワインを飲みながら、その様をニヤニヤと観察する飯森。
七海は混乱していた。いきなりキャリーケースに詰め込まれて真っ暗闇の中で何時間かを過ごし(絶えず振動するのでどこかへ運ばれているのだろうと想像はしていた)、やっとケースが開いたと思ったら知らない場所で、見ず知らずの全裸の女性にガラス張りの風呂へ連れて行かれたのだ。何がどうなっているのか。
「玲香です。はじめまして」
女性はそう名乗ると、七海の全身を洗い始めた。
「えっと…… き、木下七海です。あの、自分で洗いますので……」
「命令ですから」
命令……。玲香の首には、七海が着けている革製の首輪よりも遥かに頑丈そうな鋼鉄の首輪が嵌まっている。とすると、この人も自分と似たような境遇なのだろうか。
玲香が肛門栓を外した瞬間、強い糞便臭が周囲に漂った。さらに浣腸を数度行って腸内の洗浄を行ったが、最初の1回には糞便が大量に混じっており、強烈な悪臭が辺りに立ち込めた。初めて会う女性の前でそのような醜態を晒すのは、七海にとって顔から火が出るほど恥ずかしかったが、玲香は臭いに慣れているのか気にしていない様子だった。
やがて身体の内も外も綺麗になり、ドライヤーで髪を乾かしてもらった七海は、玲香に促されてバスルームを出た。すると飯森がこれからの七海の生活について話し始めた。
もう家には帰れないこと。ここは七海のような奴隷のための施設であり、他にも奴隷が沢山いて、玲香もまた奴隷であること。七海はこれからここで飯森と、これまで以上に大勢の男たちに調教されること。……光希と一緒に。
暗澹たる思いで自分の運命を聞いていた七海は、姉の名を聞いた瞬間、目の色を変えた。他のことなど一気にどうでもよくなった。光希? 光希って言った? おねえちゃん!? おねえちゃんに会えるの!!?
両親とともに濁流に流されて行方不明になった姉。奇跡の生還を必死に祈りつつも、下流か、最悪海まで流されて溺れ死んでしまったのだろうと心のどこかで覚悟していた。それが生きていると知って、どんなに嬉しかったことだろう。
誰にも相談することなく過酷な日々に耐えてきたのも、バラしたり反抗したりすれば姉を殺すと飯森に脅迫されていたからだ。唯一の肉親となってしまった姉の存在は、七海にとって伯父への憎悪や過酷な調教よりも遥かに大きなものとなっていた。その姉に会えるのだ。
姉はこの施設で調教されてきたのだろうか。でも、リビングで見せられた調教動画の中の姉は、どんなに酷いことをされても心は以前のままだった。私だって耐えられたんだから、おねえちゃんだって大丈夫に違いない。おねえちゃんと一緒なら辛い調教にも耐えていけるだろうし、隙を見て逃げ出すことも可能かもしれない。
やっと光希おねえちゃんに会える。あの日、警官が木下家を訪れてから4ヶ月、ずっと闇の檻に閉じ込められていた自分に、やっと希望の光が灯されたのだ…… 七海はそう思った。
玲香を控室に残し、2人は入ってきたドアとは反対側のドアから外に出た。外は長い廊下で、床には絨毯が敷き詰めてあった。七海は全裸に首輪のみ、伯父もまた全裸。フカフカの絨毯の感触が素足に気持ちいい。
廊下の両側には一定の間隔で同じような扉が並んでいる。どうやら控室が沢山あるらしい。扉にも壁にもガラスは一切なく、扉の向こうの様子を窺い知ることはできないが、たまに扉が開いて裸の男女のペアが出てくる。女の方はやはり首輪を付けており、七海のように立って歩いている者もいれば、犬のように四つん這いになっている者もいた。飯森と七海は彼らとともに廊下を歩いていく。その異常な光景に、七海は胸や股間を隠すことも忘れ、飯森の後ろをただ従いていくことしかできなかった。
長い廊下の突き当り。正面の大きな扉が自動で開く。とたんに何人もの奴隷の嬌声や悲鳴が方々から聞こえてきた。様々な体液が混ざりあった淫臭も漂ってくる。
……男たちに3つの穴を犯されている10代の少女。逆さに吊るされて鞭でメッタ打ちにされながらイラマチオされている20代の女。
その向こうでは、30代の妊婦(母)と10歳以下であろう幼女(娘)が69の体勢で精液まみれの互いの膣穴を舐めさせられ、2人の肛門を男たちが猛然と突きまくっていた。
他にも、男に肛門を犯されながら他の男の肛門を必死に舐め回している女児や、犬のしっぽを付けて四つん這いで駆け回っている身重の少女、膣と肛門に巨漢の豪腕を突っ込まれて泣き叫んでいる熟女もいる。
頭よりも大きな乳房に針を何十本も刺されて絶叫を上げている女や、頭髪のないスキンヘッドに小便を引っ掛けられている女、股間にペニスらしきものを生やした女までいた。
殆どは日本人のようだが、中には白人や黒人も数名いた。
女は3~40人くらい、男はその倍以上いるだろうか。女の首には全員同じ首輪が付けられていた。七海と同じ首輪が。
そこは集団調教用の中央ホールであった。
呆然と立ち尽くす七海。あまりの光景に声も出ない。
この4ヶ月、七海は飯森と調教師たちに徹底的に調教されてきたし、姉の調教映像も嫌というほど見せられてきたが、他の奴隷が調教されるところを生で見るのは初めてだった。しかもこんな大勢! 自分より遥かに若い…… ていうか幼い女の子まで!!
「今日はここには用はない。奥に行くぞ」
絶句する七海に対し、飯森は至って冷静な顔でそう言うと、疲労困憊して床に転がっている奴隷たちをわざと踏みつけながら、入ってきた扉とは別の扉の方へと進んでいく。七海は奴隷たちを避けながら、「今日は」ってことはいずれ自分もここで酷いことをされるんだ…… と絶望的な気持ちで飯森の後に従いていった。
扉の向こうは再び長い廊下が続いていた。左右の壁には先程と同様に一定間隔で扉が並んでいたが、先程と違ってガラスがふんだんに使われていて、中の様子が丸見えだった。調教用の個室。中では少数の男が少数の奴隷を責めたり奉仕させたりしていた。中央ホールほどのインパクトはなかったが、各部屋には何に使うのかわからない器具が大量に置いてあり、奴隷たちの嬌声や悲鳴も漏れ聞こえてきた。七海は震えながら飯森の後を追った。
廊下の一番奥まで進むと、今度は鉄の扉があった。扉の脇に設置された端末で飯森が虹彩認証を行うと、重たい鉄扉がゆっくりと開いていく。中は下り階段が続いていた。七海は飯森に促されて暗く長い階段を降りていく。階段の終点には再び認証システムを備えた鉄扉があり、その向こうにはまた廊下と左右に並んだ扉。ガラスは一切なく、控室や調教室の廊下と比べて空気は重く淀み、コンクリートの床は冷たく、照明も暗く陰鬱としていた。しばらく廊下を進んだ飯森は、「9」と書かれた部屋の前で三度生体認証を行い、扉を開けた。
II:再会
部屋の中に光希がいた。
七海は姉の名を叫ぼうとし、同時に駆け寄ろうとした。できなかった。全身がガクガクと震え、歯がガチガチと鳴る。立っていられなかった。声も出せなかった。七海は崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。
……「それ」はもはやヒトではなかった。手足は二の腕と腿の中程から先が無かった。乳首とクリトリスはまるでペニスのように醜く肥大化していて、しかも大きなピアスが刺さっていた。乳房も以前の2倍以上に膨らんでいる。小麦色に日焼けしていた肌は真っ白になり、その白い身体のあちこちに卑猥な刺青が施され、全身至るところミミズ腫れで真っ赤。あちこち内出血しているのか紫色や黒色も見える。そして尻には大きな焼印が左右に1つずつ、「ペ」「ロ」と。
肛門はいびつな形状のまま開きっぱなしで、軟便がポタポタと垂れ落ちて異臭を放っている。そんな状態で、「それ」は犬のように四つん這いで立ち、犬用のエサ入れに入った粥状の茶色い物体をグチャグチャと食べ散らかしていた。よく見ると口の中には歯が1本も無く、舌が異様に長かった……
顔面は蒼白、限界まで目を見開き、涙や声を出すことも、瞬きや呼吸すら忘れて。七海は最愛の姉を、光希を、ただ凝視することしかできなかった。そんな七海を間近で観察しながら、飯森のペニスは今にも射精しそうなほどギンギンに勃起していた。ああ、この顔、この表情! これが見たかったんだ、これが! 理不尽な暴虐を受け続けてきた七海に唯一残されていた希望の光。それが今、タールのように重く粘つく絶望に飲み込まれ、押し潰され、かき消されたのだ! なんて哀れで醜くて愛おしくて可愛らしい顔なんだ! さあ、どうする! 七海!! そして光希は!! どうする!!?
エサを食べ終わり、飛び散ったエサも舌で綺麗に舐め取った「それ」は、気配を感じて2人の方を向いた。そして2人のうちの1人が、最愛の妹・七海であることに気づいた。
光希はあの日、両親とスポーツ用品店に買い物に出掛けた。そして買い物が終わって駐車場に駐められた車に乗ろうとした瞬間、隣に駐まっていたバンの扉が開き、中から出てきた男たちにスタンガンを浴びせられて気絶、そのまま拉致されたのだった。
気がつくと光希はJSPFの調教室にいて、全裸で拘束されていた。すぐさま全裸の男たちが寄ってきて、次の瞬間には膣と肛門の処女を失っていた。
そしてJSPF専属の奴隷となるべく過酷な調教が始まった。
だが、光希が屈することは決してなかった。膣や肛門での性交は、回数を重ねるごとに快感が増していったが、彼女はそれを不屈の精神でねじ伏せた。長時間の調教でどんなに疲れ果てていても、ペニスが口に入ってくるたびに噛みついた。顎に筋弛緩剤を投与されていたので、ペニスが千切れることはなかったものの、血が出たことは何度もある。そのたびに激しく折檻されたが、気絶と覚醒を繰り返しながらも彼女はひたすら耐え続けた。
光希の心の支え、それは家族であった。両親はとても優しかったが、同時にとても高潔で曲がったことが嫌いで正義感に溢れた人たちだった。妹は前者を強く受け継いでいたが、姉は後者を強く受け継いでいた。そんな両親のことだ。必ずや自分を探し出してくれるに違いない。妹も、気弱なところはあるが芯はとても強い子だ。警察や学校に相談して、私立探偵とかも雇って、いつかここから救い出しれくれるはず。それまで耐えるんだ。もしくは逃げる。どっちかだ。奴隷になんか死んでもなるもんか!!
光希は隙を見つけては施設内の構造を調べ上げ、綿密な計画を立てた。そして拉致から49日目、ついに逃亡を図った。だが、光希の身体にはマイクロチップが埋められており、施設内に張り巡らされた監視カメラとセンサーの網から逃れることは不可能だった。彼女は即座に捕まり、脱走未遂と奉仕拒否の罪で四肢切断・抜歯等(麻酔なし)の刑に処された。
1ヶ月後、傷が癒えて目を醒ました光希は、驚愕の事実を知らされた。両親と妹が乗った車が増水した川に転落して流され、3人とも死亡したというのだ。両親の水死体の写真を見た彼女は、写真に妹が写っていないことには気づかず、3人とも死んだものと思い込んだ。手足と歯を失ったショックも重なり、号泣・絶叫・狂乱の末、彼女はついに陥落した。
それから2ヶ月近く。奴隷以上に過酷な調教を経て、かつての勇猛果敢・不撓不屈の心は完全に消え失せ、「それ」はペニス狂いの変態犬になり果てていた。歯のない口で大便混じりの流動食を頬張り、ペニスにむしゃぶりつくと夢中で精液や小便を飲み干した。括約筋が切れた肛門からは軟便が常に垂れ落ちるようになったが、床が便で汚れるたびに喜んで舐め取った。手足を切られた他のメス犬と、肥大化した乳首やクリトリスを互いの穴に挿れ合ったり、膀胱や壊れた肛門に長くなった舌をねじ込んで、糞尿を直接啜り合ったりした。歯を失い舌が伸びたために不明瞭な発音しかできなくなったが、ペニスや鞭、精液や糞尿を求めて必死に男たちに媚びへつらった。
男たちは「それ」を「ペロ」と呼んだ。男のペニスに巻き付き、奴隷の肛門を舐めねぶる下品で浅ましい舌を持つ家畜以下の淫乱メス犬・ペロ。光希という名で呼ぶ者はいなくなり、ペロはその名を忘れかけていた。
……ペロは、死んだと思っていた七海が目の前に現れて動揺していた。なんで? なんで七海がここにいるの? なんで裸? 首輪? 刺青? それに一緒にいるのは……則夫おじさん!? なんで!!? 次々に疑問が湧いてくる。その問いに答えるべく、ペロの止まっていた脳細胞が急速に動き出した。
ペロは以前男たちに見せられた両親の水死体の写真を思い出していた。両親は変わり果てた姿ではあったが、生前の面影を残しており、写真は確かに本物であると思われた。しかしその写真に七海は写っていなかった。妹も溺死したと聞かされてはいたが、その時は両親の水死体の写真を見たショックと、手足や歯を失ったショックで頭が回らず、何の証拠もないまま妹の死をも受け入れてしまっていたのだ。
自分はなんて馬鹿だったんだろう。犯罪者たちの言うことを真に受けるだなんて。七海が生きてた! 七海が! 私の大切な大切な妹が! ……ん? 待って? 七海が生きてたってことは、男たちが嘘をついてたってこと。じゃああの写真自体も嘘なのでは? パソコンで両親の写真を水死体のように加工した? 私の心を砕くために? ……だとしたら、お父さんもお母さんも生きているかもしれない……!
妹が生きていた。両親も無事かもしれない。それは、ペロに……光希にとって手足を失って以来初めて灯された希望の光だった。家族を、手足を、全ての希望を失って、光希はペロとして惨めに生きていくことを受け入れた。だが、希望は消えてなどいなかったのだ! 七海が生きていたんだから! 死んだような光希の目にかつての輝きが戻りつつあった。
だが、話は感動の再会だけでは終わらない。なぜここに七海と則夫おじさんがいるのか? ……そんなの決まってる。ここにいる女は多少の例外を除けば全員奴隷であり、男はJSPFの会員客かスタッフしかいないのだから。七海は則夫おじさんの奴隷になったのだろうか。姉と、恐らく両親もいなくなって、孤独と悲しみの中にいる七海を強姦し、陵辱し、調教してきたというのか。大好きな母の兄であり、幼い頃から見知っている則夫おじさんが、まさかそんな卑劣な悪党だったなんて。衝撃とともに激しい怒りがこみ上げてくる。
だが、それよりも何よりもまずは七海だ。私のような目には絶対に遭わせたくない。絶対に! 七海は優しい子だが、芯は強いものを持っている。私を連れてここから脱走しようと試みるかもしれない。だがそれだけは絶対にダメだ。七海の手足だけは何が何でも守らねば……!
あれだけ念入りに下調べしたのに、あっさり監視網に引っかかってしまったのだ。この施設からの脱走は不可能だと思った方がいい。だが、この施設で奴隷を続けたとしても、いつかは限界が来て処分されるのが奴隷の運命だ。手足をもがれて自分のようにメス犬になるか、便所に繋がれて便器になるか、拷問の上に惨殺されるか。いずれにせよ未来はない。以前客の1人がそんなことを言っていた。ならば選択肢は1つしかない。調教によってあらゆる奉仕技術を身につけて完璧な奴隷となり、JSPF主催の奴隷オークションで誰かに落札されるのだ。新たな飼い主は残忍な男かもしれないが、取り敢えずJSPFから離れることができれば、逃亡のチャンスが生まれるかもしれない。それに賭けるしかない!
自分はこんな身体になってしまったし、外の世界でマトモな生活を送ることはもうできないだろう。それにメス犬生活にも慣れてしまった。ならばせめて七海だけでも外に出すのだ。外に出て、飼い主から逃げ出して、両親と再会して、警察と協力して、この施設を探し出してくれたら、もしかしたら私も…… いや、私のことなんてどうでもいい。七海をこの狂った施設から出すことだけを考えるんだ。そのためには七海が、少なくとも表面上は完璧な奴隷になってないといけないが、どうなのだろう。七海と則夫おじさんはどういう関係なのか。七海のお腹が若干膨らんでいるように見えるが、妊娠しているのだろうか? だとしたら則夫おじさんの子? それとも……??
光希は、犬のように惨めな格好のまま、肛門から液便が滴り落ちるのも忘れて、ひたすら考えた。その目はもはや下劣なメス犬ペロのものではなくなっていた。
飯森は興奮しながらも、姉妹を注意深く観察していた。妹の方は姉の変わり果てた姿に呆然としているだけのようだが、姉の方は、入室直後には曇った目でエサを食べ散らかしていたのが、妹の姿を見た途端、雰囲気がガラッと変わり、その瞳に光を取り戻しつつあるように見える。茫然自失の妹とは対照的に、猛烈な勢いで何かを考えているようだ……。
もともと、飯森は姉の光希にはさほど興味がなかった。それ故、七海奴隷化計画にJSPFが協力する見返りに、あっさりと光希を献上した。その後は七海の調教にかかり切りだったので、光希に会いに行くこともなく、JSPFから毎日送られてくる光希の調教動画を七海の調教に利用してきた。飯森は、自分に従わなければ光希を殺すとの脅迫をベースにして七海を調教してきたため、光希が無事であるという証拠映像を、定期的に七海に見せる必要があったのだ。
ところが、光希は献上の49日後(9月中旬)に脱走を図り、四肢切断・抜歯の刑になってしまった。そのため飯森は、1ヶ月強の分の動画を切り貼りして七海に見せることになった。幸いマルチアングルの映像素材は大量にあり、編集すれば半年くらいは誤魔化せそうであった。もともと飯森は、半年くらい七海を木下家で調教したらJSPFに移すつもりだったので特に問題は無かったのだが……。
10月中旬、飯森はあのアイディアを思い付く。そう、七海が自室の鏡の前で泣いているところを盗み見ながらメイドに口奉仕させていた、あの時だ。七海をもっと泣かせたい。もっと悲しませたい。そのためには……そうか、メス犬化した光希に会わせれば良いのだ! 最愛の姉の変わり果てた姿を見たら、いったい七海はどんな顔をするだろう。どんな可愛い声で泣いてくれるだろう……! ああ、早く見たい、早く聴きたい! 半年も待てない! よし、七海の調教を速めよう!!
飯森は当初、七海の肛門拡張が進んできたら、ストッパーの付いた玉葱型のプラグを用いてさらなる拡張を行い、オムツも履かせる予定でいた。それを円筒形に変更してオムツも禁止にした。これによって七海は徐々に学園内で居場所を無くしていき、逆に飯森に対する依存を深めていった。そして1ヶ月少し経った11月の終わりに七海の学園生活は崩壊し、今日、12月18日、木下家で行える調教を全て終えて、飯森は七海を連れて計画より2ヶ月早くこのJSPFにやってきたというわけだ。
……それにしても、ペロの目の輝きはどうだ。光希がペロになって以降の映像も飯森のもとに定期的に送られてきたため、飯森はペロの死んだような目を知っている。それなのに。……恐らく、死んだと思っていた妹が目の前に現れて歓喜しているに違いない。だが、ペロの顔を見ていると、どうもそれだけではないようだ。
姉妹2人がともに助かるためには、自分1人では満足に動くこともままならなくなってしまったペロを、七海が抱きかかえて脱走するしかない。七海はそう考えるだろう。が、ペロはそれが不可能であることを、身を以て知っている。脱走に失敗して、愛する妹までもが自分と同じ状態になることをペロは最も恐れるだろう。それを回避するためには、七海も脱走を諦めて奴隷としてここで生きていくしかない。ペロは姉として妹をそう説得するのではないだろうか。
JSPFの会則で、脱走を試みた者は例外なく四肢切断の刑と決まっている。一介の会員でしかない飯森にそれを覆す権限などない。だが飯森としては、四肢を断つのであれば自分の好きなタイミングで、しかも自分自身の手で行いたかった。そのためには七海が脱走するような事態だけは避けねばならない。そのための心理的抑止策、それがペロによる説得であり、2人を会わせたもう1つの理由であった。
ただし、もしもペロの精神が完全に崩壊していて、七海に会っても無反応だった場合、説得どころか、七海の方も廃人化してしまう恐れもある。なぜなら、七海が今日まで調教に耐えてきたのは、全て姉のためだったからだ。その唯一の心の支えが死んだも等しい状態だと知ったら、七海も同じような状態になってしまうかもしれない。……七海が廃人化してしまったら元も子もない。これまでの調教が全て無駄になってしまう。
JSPFから送られてくる映像や、調教師たちに聞いた情報をまとめた結果、ペロはメス犬として卑屈に振る舞っているものの、心の中には未だ正常な思考力や判断力が残っていると飯森は確信していた。が、確証はなかった。七海が壊れてしまうリスクがゼロではない以上、2人を会わせるのは飯森にとって大きな賭けでもあった。そして、ペロの目を見る限り……どうやら賭けに勝ったようだ。
ホッと胸を撫で下ろしつつ、飯森はさらに思考を巡らせた。七海が厳しい調教の末にJSPF専属の奴隷になったとしても、奴隷の末路は悲惨なものだ。パイプカットしているのはJSPF専属の調教師だけなので、奴隷は会員客とのセックス(中出しが基本)によってあっという間に妊娠する。そうして日々の被虐調教や折檻に加えて無理な妊娠出産を繰り返すことで、奴隷の肉体や精神は徐々に磨り減っていく。身も心もボロボロになった奴隷を指名する者は減り、やがては使い道がなくなる。そうなったら処分だ。ペロのように手足を短く切断されてメス犬にされるか、根元から四肢を絶たれて便所に繋がれ糞尿を貪る便器となるか、酷虐な会員たちの手で全身を斬り裂かれて人肉料理の材料となり果てるか。つまり、逃げ出そうが留まろうが奴隷の未来は最終的には同じなのだ。
そうならないためには、奴隷オークションで落札されて個人所有の奴隷となり、JSPFの外に出るしかない。恐らくペロはそこまで考えているだろう。JSPFから脱走するのは不可能だが、個人奴隷となってJSPFの外に出れば逃げ出すことも可能かもしれないと。……奴隷の身体に埋め込まれているマイクロチップにはGPSセンサーも搭載されているので世界中どこにも逃げ場はないが。
だが、七海はJSPF所属の奴隷ではない。飯森所有の奴隷なのだ。木下家では出来ないような本格的な調教と肉体改造を行うために七海をJSPFに連れてきた。七海を手放す気など毛頭ないし、オークションにかける予定もない。七海は飯森の奴隷としてここでひたすら調教を受け、肉体を改造され、飯森の子を孕み、身も心もボロボロになるまでここで生きていくのだ。メス犬ペロとともに……
III:姉妹調教
七海はしゃがみこんだまま呆然とし、光希と飯森はそれぞれ頭の中で思考を巡らす。しばしの時が流れた。沈黙を破ったのは七海だった。
「おねえちゃん…… ひっく…… 光希おねえちゃぁん……!」
我に返った七海は、大粒の涙を流しながらか細い声で姉を呼び、短くなった4つ足で犬のように立っている姉のもとへとゆっくり近づいていった。
「おねえちゃんっ!!」
七海は小さくなってしまった姉をそっと抱き起こすと、力いっぱい抱きしめた。そして割れんばかりの大声で号泣し始めた。
「おねえちゃ…… そんな…… こんなことに…… うわあああああああん!!」
「七海…… 七海……!」
感極まったのか、光希の目からも涙がポロポロとこぼれ落ちる。あの日、七海を1人家に残して両親とスポーツ用品店に出かけたあの時から4ヶ月。まさかこんなことになるなんて。
抱きついてきた七海の身体は以前よりもかなり痩せ、肋骨があらわになっている。逆に乳首とクリトリスが(光希ほどではないが)異様に膨れ上がり、刺青の掘られた腹はほんの少しだけ膨らんでいた。
「七海、なぜあなたがここに…… なぜ則夫おじさんが一緒なの? そのお腹……」
わかりきっている。卑劣な伯父によって奴隷にさせられ孕まされ、ここに連れてこられたのだ。そうに決まっている。それでも光希は聞かずにはいられない。なぜこんなことになったのか。伯父はどう関わっているのか。私たちはこれからどうなるのか……! だが、七海は緊張の糸が解れたのか、赤子のようにただひたすら泣き続けるばかりだった。
飯森は限界だった。身体の興奮を抑えるために色々と考えを巡らせてはみたが、最愛の七海のこんな可愛い泣き声を聞かされては堪らない。ペニスがはちきれんばかりに勃起して痛いくらいだ。もう我慢できない……!
飯森はペロを抱きしめている七海の後ろに回り込むと、光希ごと七海を押し倒した。
そして予告なく七海の肛門にペニスをねじ込むと、猛然と腰を振り始めた。
「ああぁああああぁあああああああぁあああああああああ!!!!」
突然のことで、大声を張り上げる七海。七海と一緒に押し倒された光希も、驚いて七海の背後を見る。そこには、これまで見たこともないような、醜く興奮しきった伯父の顔があった。
「あああああああああああああああっ!!!」
「ちょっと! 何やってるんですか!」
何をやってるって、セックスに決まってる。七海の中におちんぽを挿れたんだ……!
「おじさん! 七海から離れて! 離れなさいっ!!」
……飯森に聞く気はないようだ。飯森は本気の全力でピストンしているのか、肉と肉が激しくぶつかり合い、パンパンという音が薄暗い地下室に響き渡る。
「ああっ! あんっ! やめっ! ご主人様っ! ケツ穴っ! おちんぽっ! ひあああっ!」
いつの間にか、七海の声は悲鳴から嬌声へと変わっていた。ご主人様、ケツ穴、おちんぽ……。光希は察した。妹は既に伯父に隷属しているのだ。心の底から隷従しているわけではなさそうだが、少なくとも伯父をご主人様と呼ぶことに抵抗はないようだ。以前なら絶対使わなかったような下品な言葉を発し、前戯なしに肛門にペニスを挿れられてすぐさま喘ぎ声を上げる。それほどまでに七海は心と身体を開発させられてしまっているのだ。
「あひゃあっ! もっと…… もっとゆっくりっ…… ご主じ……んああああっ!!」
光希は目の前の七海の顔を見た。
初めて見る顔だった。姉に再会できた喜び、姉の身体をメチャクチャに壊されたことへの怒りと悲しみ、今後への不安、そしてそれら全てを押し流してしまうほどの圧倒的な快感。汗と涙と鼻水と涎を垂らして喘ぐ七海。その歪みきった淫らなメスの顔。胸に目を移せば、痛々しいほどに腫れ上がった乳首が、控えめだが卑猥な刺青が施された乳房と一緒にブラブラと揺れている。あまりに悲しい妹の醜態。見ていられなくなった光希は、自らの顔を憎悪と憤怒に染めて、後方の飯森を睨みつけた。
40を過ぎてもなお美人だった母とあまりにかけ離れた醜悪な顔。ブサイクだった祖父に似た飯森と、美人だった祖母に似た母。見た目は大きく異なるが、それでもよく見れば目鼻立ちがどことなく似ていて、母の面影が少しだけある。それが余計に腹立たしい。こいつが。母の旧姓と同じ名字を持つこの汚らしい男が、愛しい妹をこんなふうにしたんだ。自分がここで酷い目に遭っている4ヶ月の間、こいつが七海を……!
「許せない……!」
光希は低く呟いた。すると、これまで光希のことを無視していた飯森が、光希の方に顔を向けた。この世のものとは思えないほど醜く、そして残忍な笑みを浮かべていた。
「おいペロ! こいつのまんこにお前のクリちんぽを突っ込んでやれ!」
「はぁっ!?」
「よっと…… これで挿れやすくなっただろ」
「そ、そんなこと…… そんなことできるわけないでしょ!? 七海の…… 妹の中にだなんて!」
「いいのか? そんなこと言って……」
「…………?」
「俺はお前がここに連れてこられたのと同じ日にこいつの処女を奪ったんだ。それ以来、お前らの家で毎日朝から晩まで調教して俺の奴隷に…… ペットにしてやった」
「なっ……!」
「だがお前らの家でやれることには限りがあるからな。こっちに引っ越してきたってわけだ。こいつにさらなる調教と、肉体改造を施すためにな!」
「か 改造!? いったい何をする気!?」
「さぁな…… いいからとっととこいつを犯せ。言うことが聞けないのならこいつの手足を斬ってお前と同じ姿に改造してやるぞ。もちろん麻酔なしでな!」
「!!!! ダメ!! それだけはダメっ!!」
「なら早くしろ。お前がいつも他のメス犬と交尾する時のように、実の妹を犯しまくるんだ!」
「くぅ…………」
私と同じめに遭う!? あの痛みを……麻酔なしで手足を斬られるあのおぞしい痛みを、七海が!!? ありえない!! 絶っ対にダメ!! やらなきゃ!! やらなきゃっ!!!
「七海…… ごめんっ!!」
「おねえちゃ……んあああああああっ!!?」
飯森の巨根ほどではないが、包皮を剥ぎ取られ、長さ12cm・直径4cmにまで膨れ上がったピアスだらけのクリトリスを、光希は七海の膣に挿入した。
敏感なクリペニスが締め付けられ、すぐさま快楽の波が押し寄せる。だが光希は悲しくて悔しくて仕方がなかった。自分のクリトリスがこんなふうになってしまったことが。伯父の言いなりになって最愛の妹の膣を犯していることが。妹の膣の中が気持ちよくて堪らないことが……!
目の前に快楽に歪む七海の顔がある。光希は目を背け、自らはあまり動かずに伯父の動きにそっと合わせていた。それでも信じられないくらい七海の膣は気持ちよかった。
「おいペロ! 他のメス犬と交尾する時のようにと言っただろ! 忘れたのか!!」
「くっ! いやよ、そんなの……!」
「そら、こうやるんだよ!」
飯森はリモコンを手にして、近くの壁に埋め込まれている大型モニターの電源を付けた。幾つかボタン操作をした後に映し出されたのは……。
「いやあああああっ! やめてっ! 消してええええええっ!!」
2匹のメス犬が交尾していた。犯されている方は10代半ばくらい、犯している方は光希……ペロだった。正常位のスタイルで猛然と腰を振るペロ。その下で犯される少女。どちらも手足は短く、肛門には巨大な栓がしてあり、その先端には犬のしっぽが付いている。まさに犬の交尾だった。
その光景自体も異様だが、何より目を引くのは2匹の顔だ。顔を醜く歪ませ、長い舌をダラダラと伸ばし、唾液やら何やら体液を撒き散らす……そこには人間らしさの欠片もなかった。
『はっ! はっ! どう!? ポチ! んあっ! ペロのおちんぽっ! 気持ちいいっ!? ポチのおまんこいいよぉ! もっとっ! もっと犯したげるね? あひゃぁっ!!』
『わんっ! おまんこいいっ! もっと! ペロ、もっとぉっ! わぁんっ!!』
喋っている言葉も知性がまるで感じられない。野良犬が人間の言葉を喋れたら、交尾中或いはこんなことを喚いているのかもしれない。そんなことを思わせるような、下品で卑しく浅ましい会話だった。
七海はショックを受けていた。姉の姿は変わり果ててしまったが、これまでのところ姉の言動は以前と少しも変わっていなかった。なのに何なんだろう、この無様な生き物は。見るに堪えない。おぞましい。こんなのが、おねえちゃん? 木下光希? みんなの憧れで、私の憧れで、文武両道、爽やかで凛々しくて潔癖で、だけど誰よりも優しい大好きなおねえちゃん……?
「気持ち悪い……」
七海はボソッと呟いた。肛門を激しく犯されて余裕がない中、ついこぼれてしまった本音だった。
「いやぁっ!! 見ないで!! 七海!! 見ちゃだめええええっ!!!」
七海の下で短い四肢をばたつかせながら必死に暴れる光希。その動きがクリペニスを通じて七海の膣へと伝わり、新たな快感を生み始める。
「ちょ…っ! おねえちゃ… 動いちゃだめ…! あんっ!」
「もっと激しく動け、ペロ。メス犬の交尾ってやつを妹に見せてやれ!」
「いやああっ! そんなん絶対っ! だめえええええええええっ!!」
「やれ!! 七海をポチと同じ身体にしてやろうか!!」
「ひいっ!!」
「!!!!」
暴れていた光希は、急におとなしくなると、10秒くらいの間をおいて再び動き始めた。七海は、モニターの中で姉に犯されている少女と同じ姿にしてやるという飯森の言葉に怯えつつも、目の前の姉の顔をじっと見ていた。否、目が離せなかった。
憧れの姉の顔がみるみる崩れていく。瞳の輝きが濁っていく。頬が弛緩し、鼻がひくつき、口からは長い舌が垂れ下がって涎が溢れ出始めた。
「七海ぃ! はっ! ななみっ! はっ!」
声からも理性が失われていく。人間木下光希からメス犬ペロへ。ペロは不自由な身体を器用に動かし、飯森の動きに合わせながら猛烈な勢いで妹の膣を犯し始めた。
「はぁっ! おねえちゃん! やめ…あひゃあっ! やめて… らめえっ! あああああっ!!」
大好きな姉のあまりの変わりように、七海は大きなショックを受けつつも、2穴同時責めに身体は敏感に反応し、あっという間に絶頂してしまう。
「おおっ! もうイッたのか! いいぞ七海、イキまくれ! ペロ! もっと激しく突いてやれっ!」
「はっ! はっ! …はいっ! んあっ! ひうっ!」
「待ってっ! いまイッてるとこ… んひゃぁっ! 動かないで… だめっ! 休ませてぇっ!」
「いいよっ! 七海のおまんこっ! 気持ちいいよ! はっ! 七海ぃ…!」
絶頂している間も容赦なく責められる七海。容赦なく責め続けるペロと飯森。絶頂が治まる頃にはまた次のピークが押し寄せてきて、数秒の後に再び絶頂する。しまいには絶頂しっぱなしになる。終わりのない絶頂地獄。その中で七海の顔も次第に崩れていった。
「あひゃあっ♥ おねえひゃ……ああんっ♥ あたひ…… ああああっ♥」
妹の涎が姉の顔面に降り注ぐ。これまでに聞いたことのないような甘い喘ぎ声が耳に入ってくる。緩みきった七海の顔は、モニターの中の自分やポチの顔にそっくりで、ペロは悲しくて泣きそうだった。だが悲しみに浸る暇などありはしない。連続絶頂により七海の膣は常に痙攣しながらペロの敏感なクリペニスを強く締め付け、粘膜の向こうで暴れている飯森のペニスも間断なくクリを刺激してくる。ペロは自分も絶頂しそうになるのを懸命に堪えながら、腰をさらに激しく振った。
「ああぁあああああぁあああああぁああああああああああああっ!!!!」
七海は言葉を発することすらできずに絶頂の渦の中で奇声を上げるばかり。飯森もペロも限界が近いのか、さらに動きが加速する。
「イくぞ、七海! ケツに出すぞ! ケツ穴で全部飲み干せっ!! 七海ぃっ!!!」
「「あああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」」
飯森が果てるとともに、姉妹も同時に絶頂した。
ペロは全身が痙攣するほどの深く長い絶頂を味わった。七海は何度目かわからない絶頂だったが、潮と尿を激しく撒き散らしながら、目の前が真っ白になるほどの強烈なオーガズムに見舞われた。
飯森は未だ震えている下半身に力を入れ、七海の肛門からペニスを引き抜いた。途端に大量の白濁液が溢れ出す。いつもの5倍以上は出ただろうか。10代の頃でもこんなに大量に射精したことなどない。目眩がするほどの凄まじい快感だった。飯森はゼェゼェと息を弾ませながら充実した余韻を楽しみ、七海の処女を奪って以来の達成感に浸っていた。
ペロは全身の痙攣がなかなか治まらず、七海の膣にクリペニスを挿れたまま荒い息を吐いていた。やってしまった。命令とは言え妹を犯してしまった。自分の浅ましい姿を妹に見られてしまった。ペロは、いや光希は、興奮の波が急速に醒めると、ひたすら自己嫌悪に陥っていた。
七海は最も激しく絶頂したため、意識が正常に戻るのに時間を要した。手足の短い姉の身体に覆い被さり、肩で息をしながら、膣の中になお残る姉のクリペニスの暖かさを感じていた。
「ペロ、妹のケツ穴を綺麗にしてやれ」
飯森の一言によって時が再び動き出した。命令に背いたら妹に何をされるかわからない。光希は返事をすることなくそっと溜息を吐くと、自分に倒れ込んでいる七海に身体を浮かせるよう言い、短い足を器用に動かして身体の向きを180°回転させ、シックスナインの体勢で長い舌を七海の肛門の中にねじ挿れ、勢いよく精液を掻き出し始めた。
「んああっ! おねえちゃん、何して……ひぃっ!」
「ずるるるるる! ザーメンいっぱい…… れろれろれろ……」
「やだっ! 舐めちゃ…! 汚いっ…!」
「そんなことないよ…… 七海ぃ…… 七海のケツまんこ、おいひぃ…… じゅるるるる!」
「ひぁああああっ!!」
括約筋はまだ無事なようだが、七海の肛門は無残に拡張されていて、これまでの調教がいかに過酷なものだったかを如実に物語っていた。これ以上拡張を重ねたら、いずれ自分のように壊れてしまうかもしれない。液便が常に垂れ落ちてくるのにショーツはおろかオムツすら履かせてもらえず、床に零すしかない生活がどれだけ惨めか……。七海もいずれそうなるかもしれないと思うと堪らなかった。光希は一通り精液を舐め取ると、ケアでもするかのように優しく肛門内を舐め回した。
「ああっ…… そこ…… ああっ……」
七海の身体が再び反応し始める。が、先程の嵐のような暴力的快楽はなく、ただただ優しく穏やかで暖かく、気持ちよかった。
「七海、お前はこっちだ」
「…………」
「どうした? 奴隷の作法……忘れたのか?」
「うぅ……」
忘れるもんか。膣であれ肛門であれ、セックスの後は口で掃除する。言われなくても自主的にそうするよう、この4ヶ月みっちりと叩き込まれた。でも、おねえちゃんの前でやりたくない。絶対やりたくない……!
七海の気持ちが光希には痛いほどわかった。光希だって妹の前で浅ましい自分を晒したくなどなかった。七海も同じに違いない。姉の前で醜態を晒すのが恥ずかしいんだ。でもやらなきゃダメ。七海は一人前の奴隷になってオークションで落札され、この地獄から抜け出さなければならないのだから。どんなに憎い相手でも男の命令には絶対服従。それが奴隷の基本。七海がやらねばならないこと。
「……七海。私なら気にしないから。やって? ね?」
光希は肛門からそっと舌を抜くと、七海を優しく説得した。七海はしばらく逡巡した後、涙を浮かべ、羞恥と屈辱に声を震わせながら、飯森のペニスに向かって口上を述べ始めた。
「ご主人様、ケツまんこにザーメンを出していただきありがとうございました。汚れてしまったおちんぽを、口と舌で綺麗にさせてください。お願いします、ご主人様……」
「いいだろう」
「はい。ありがとうございます、ご主人様」
七海は姉の視線を気にしながら、いつもの口上を述べ、ペニスの掃除を始めた。
飯森の精液。もうすっかり慣れたいつもの味。玲香とかいう名の奴隷の人に直腸内を洗ってもらったおかげで、ペニスには自分の糞便が付いていない。だからいつもよりマシ。……なのになんでこんなに不味いんだろう。悲しいんだろう。悔しいんだろう。
そう。悔しい。憎い。この男が。姉に酷いことをしないという条件で、七海は伯父の奴隷となり、調教を受け入れてきた。学園の友人や教師に打ち明けなかったのも、登下校時に交番に駆け込まなかったのも、バラしたら姉を殺すと脅されていたからだ。なのに……なのに! メス犬ペロって……ありえない! こんなのありえないよ!! おねえちゃんを返して! 手も足も歯も舌も……私の大好きなおねえちゃんを返してよっ!!
飯森と光希は不穏な空気を感じていた。飯森のペニスを口に含んで数十秒後、七海の目つきが明らかに変わったのだ。恐らく長い絶頂が終わって冷静な頭に戻ったのだろう。そして、約束を破って姉を酷い目に遭わせた飯森に憤慨しているに違いない。これは噛まれるかもしれない。飯森が咄嗟にペニスを引き抜こうとした時、光希が口を開いた。
「ダメ、七海。おちんぽ噛もうとしてるでしょ。ダメ。そんなことしたら取り返しがつかない。私なら大丈夫だから……ね?」
「らっへ、おええひゃん……」
「私だってこいつが憎いわ? よくわからないけど、私たちをこんな目に遭わせたのは全部こいつなんでしょ? 最悪よ…… 今すぐ殺してやりたいわ。ここに私たち3人しかいないなら、今すぐにでもそうする。そうね…… 噛んだら口の中が汚れるし、ちんぽ踏み潰してミンチにしてやるわよ。足、もうないけど」
「おねえひゃん……」
「……でもね? ここには、この施設には私たち以外にもたくさんの人間がいるの。調教師やお客様だけじゃない。拷問係とか処刑人とか恐ろしい人たちが何十人もいるの。あなたがおちんぽを噛んだら、そいつらが何をするかわからない。ううん、多分歯を全部抜かれる。私みたいに。そんなのヤでしょ? ……だからお願い。耐えて? ね? お願いよ……」
「…………」
七海は逡巡した末にペニスを離した。既に掃除は終わっており、飯森のペニスは七海の唾液でヌラヌラと黒光りしていた。
事態が飯森の計画通りに進んでいた。狙い通りペロは七海の説得にかかっている。これならば、七海が脱走計画を持ち出しても、ペロは諌めようとするだろう。これでいい。これで心置きなく、思う存分七海を調教できる。ペロを調教に参加させることもできるだろう。これから面白くなるぞ!
……飯森は心の中で高笑いした。
IV:闇の中で
しばらくして扉が開くと、男が1人入ってきた。浅黒い肌にスキンヘッドにサングラス、七海も知っている男。これまで木下家で飯森と共に七海を調教してきた男たちのうちの1人だった。
「もういいか?」
「ああ。ちょうど全部終わったところだ」
「知ってる。見てたからな」
「んじゃ、説明よろしく」
男は飯森と短くやり取りした後、七海の方を向いた。
「木下七海。ようこそJSPFへ。俺は調教師の裏沢だ。改めてよろしくな」
「調教師……」
「ああ。俺はここの調教師だ。お前を調教してきた他の奴らも、則夫以外は全員な」
「…………」
「則夫とは腐れ縁でな。前から計画していたお前の調教をいよいよ始めるから、手伝って欲しいと言われたのさ。で、調教が一段落したんで、俺もお前んちから本来の仕事場に戻ったってわけだ。そういうわけで、改めてこれからもよろしくな、奴隷の七海」
「…………」
「お前は基礎的な調教は既に終えているからな。明日1日かけて、ここでのお前の生活について俺が説明してやる。しっかり聞いとけよ? 明後日から早速奴隷として働いてもらうからな」
「あさって……」
「今日はもう遅い。これからお前を奴隷用の寝床に案内する。俺に従いて来い。」
「…………」
「言っとくが……逃げたりするなよ? 恐ろしい拷問が待ってるぞ」
「…………」
「七海……」
光希もまた、見知らぬ男の突然の登場に戸惑っていた(裏沢はずっと木下家にいたため光希とは面識がない)。光希は七海の4ヶ月間の状況を知らないので、会話から得られる断片的な情報を基に推測するしかない。
七海は飯森だけでなく、裏沢たちJSPFの調教師の調教も受けてきたのか。しかも「お前んち」……私たちの家で。私たちの家が飯森と調教師たちに占拠され、七海はそこで地獄の4ヶ月を過ごしてきたというのか。両親が災害で亡くなり、姉もいなくなり、悲しみの底にいるだろう七海を、家族の思い出の詰まったあの家で寄ってたかって毎日毎日……! 酷い! 酷すぎる!!
……待って? 両親はどこへ行ったのだろう。家にはいないのだろうか。とすると、やはりあの水死体の写真は本物なのか……。
七海は、光希が当初受けていたような基礎的調教は受けず、明後日から奴隷として働く……。JSPFに連れて来られた女の多くは、まず基礎的な調教を調教師から受け、一定の基準をクリアした者だけが正式に奴隷となって、会員客から本格的な調教を受けるという流れになっている。光希は基礎的調教を頑なに拒み続け、正式な奴隷になる前に逃亡を企ててその流れから逸脱したため、奴隷の生活というものをよく知らない。それにしても、光希が49日で逃げ出したあの地獄の日々を、七海は4ヶ月も……120日も耐えてきたというのか。
光希も四肢を失うまでは寝起きしていた、あの場所を使うことになるのか。ベッドはいい。暗くて狭いながらも普通に寝られる。問題は……あの場所で摂ることになる朝食と夕食だ。あの味を、屈辱を、惨めな気持ちを、七海も味わうんだ……。
逃げたら……拷問! 手足! ダメっ!!
「いいっ? 絶対逃げちゃダメだからね!? イヤな思いをいっぱいするだろうけど、調教師様には絶対服従! 何があっても絶対逃げちゃダメ!!」
「……おねえちゃん?」
「くっくっく……」
「ほら とっとと行くぞ、七海」
「いい!? 絶対だからねっ!!?」
「…………」(おねえちゃん……?)
七海は立ち上がりながら、突然喋り出した姉に驚き、次いでその必死な形相に困惑した。なんでいきなり……? 七海は姉が急変した理由が気になったが、咄嗟のことで言葉が出てこず、後ろ髪を引かれる思いで裏沢に従いて部屋を出た。
裏沢、七海の順に部屋を出て行き、ついで満足そうな笑みを浮かべた飯森が出て行くと、扉が自動で閉まって部屋の照明が消えた。地下100m、窓も何もない小部屋。真の闇である。
光希は仰向けの状態のまま、しばらく扉の方に意識を集中していたが、やがて人の気配がなくなると身体を横向きに変えてうずくまり、「七海…… 七海……」と小声で泣き始めた。
そんな時でも光希の壊れた肛門からは絶えず軟便が垂れ落ちてくる。
すっかり慣れてしまった糞便の臭い。だが、久々にメス犬から人間に戻った光希にとって、それは堪らない悪臭だった。掃除しようにも自分には手も足もない。肛門を締めようとしても力が入らない。ペロなら床に積もった汚物をバカみたいに舌で舐め取るのだろうが、今はとてもそんな気になれない。
換気の悪い真っ暗な地下室。軟便は床にどんどん溜まっていき、どんどん臭いがキツくなる。光希は嗚咽が止まらなくなり、ついには号泣し始めた。なんでこんなことになったんだろう。私と七海はこれからどうなるんだろう。もうこんなのイヤ。お父さん、お母さん、助けて。誰か私たちを助けて!!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
手足を失い、あの写真を見せられた時以来の絶叫が、暗く狭い檻の中に響き渡る。止めどなく溢れ出る涙・鼻水・涎、そして糞便。だがそれを拭うことすら今の自分にはできない。可愛い妹を守ることも、一緒に逃げることも、何もかも!
それどころか…… 逃げるなとか、調教師の言うことを聞けとか、そんなの調教師が言ってることと何も変わらないじゃないか。挙げ句の果てに、バケモノみたいになったクリちんぽで妹をレイプするだなんて! 可哀想な妹が目の前で酷い目に遭っていて、お前は守るどころか陵辱する側に加担したんだぞ! なんて情けない最低の姉なんだ!!
……こんなことなら連中の言うことを素直に聞いて、さっさと奴隷になっておけば良かった。そうしたら、一緒に逃げるのは無理でも、せめて七海の代わりに調教を受けて、七海の負担を軽くすることくらいはできたかもしれないのに!
絶望の叫びは次第に悔恨と自己嫌悪の色を帯び、その後数時間も続いたのだった……。
一方、七海はベッドルームにいた。
縦長の長大な部屋の真ん中を背骨のように通路が貫き、通路に対して直角に狭いベッドがずらっと並んでいる。各ベッドは通路側を除く五方が壁に囲まれており、まるでカプセルホテルのカプセルのようだ。ただし、カプセルの入口はホテルのような布幕ではなく、施錠可能な金属製の扉になっており、奴隷が勝手に開閉することはできない。そのような扉が、通路に沿って1列にずらっと並んでいる。片側80枚以上、両側で160枚以上はあるだろうか。今はどの扉も閉まっていて、中に人がいるかどうかはわからない。
「今日からここがお前の寝床だ。こっちに来い」
裏沢に従いて通路を歩いていく。と、89番の扉の前で止まった。
「端末の前に立って顔をかざせ」
「??」
「ペロがいた部屋と同じ、虹彩認証システムだ。お前の虹彩は既に登録済みだからな。顔をかざせば扉が勝手に開く」
「こうさい……?」
「いいからとっととやれ。瞬きするなよ?」
七海はよくわからないまま、端末の前に立つと、何やらゴチャゴチャと表示されている画面を覗き込んだ。その瞬間ピッと音がして、目の前の扉が開いた。
「この89番がお前のベッドだ。今日からここを使え。いいな?」
「…………」
「さっきから返事がないな…… 返事をしろ、七海」
「は、はい……」
「お前は奴隷になったのだ。奴隷が返事をしないということは、命令を無視することと同じだ。罰を受けることになるぞ? わかったな?」
「……わかりました」
「よし。今は…… 9時半か。他の奴隷は全員夜の調教中だ。奴隷の調教は1日3回行われる。それぞれ4時間ずつ、計12時間だ。午前中は朝8時から12時まで、午後は13時から17時まで、夜は19時から23時まで。つまり、あと1時間半したら奴隷たちが帰ってくるわけだな」
「……はい」
「普段は23時以降でないとロックは開かないから、調教をサボってここで寝ることはできん。ま、サボった時点で……くくくっ」
「……ど、どうなるんですか?」
「大変なことになる。そう覚えておけ。奴隷は時間厳守。サボりなど論外。遅刻すら厳禁だ。定められた刻限に1秒でも遅れたら、厳しい懲罰が待っているぞ」
「ひぃっ!」
「起床は朝6時だ。でっかいブザーが鳴るから、まあ起きるだろ。取り敢えず今日は以上だ。ちと早いがもう寝とけ」
「……はい。あ、あの、おやすみなさい」
七海は、返事の後になんとなく就寝の挨拶を付け加えてみたが、返事はなかった。膝丈くらいの高さにあるカプセルベッドに潜り込む。
七海の足の爪先がカプセルの中に入った直後、扉が閉まった。
「え!? あ、あの……」
「お前が中に入ったら自動で閉まる仕組みだ。朝6時まで開くことはない。読書灯もない。いいから寝ろ」
扉の外から裏沢の声が聴こえてくる。
「あの…… トイレは……」
「さっきペロと交尾してた時にションベン出してたじゃねえか。朝まで我慢しろ」
「うう…… はい……」
そう言った直後にカプセル内の照明が消えた。真の闇だ。扉の隙間から通路の光が漏れることもない。七海は四つん這いのまましばらく待ってみたが、光源が一切ないからか夜目も効かないようだ。七海は仕方なく手探りでベッド内を調べてみたが、枕と毛布らしきものは発見したものの、読書灯はやはり無いようだった。七海は閉所恐怖症や暗所恐怖症ではないのでパニックにはならなかったが、試しに枕に頭を置いて横になってみても、強い圧迫感を覚えてなかなか寝付けなかった。自然、色々なことを考え始める。
おねえちゃんに会えた。会えたけど……まさかあんなことになってるだなんて! ここに連れて来られてから、何人もの奴隷に会った。全員私と同じで裸に首輪だけだったけど、手も足も普通にあった。おねえちゃんもあの人たちみたいに、ここの奴隷になったんだと思ってた。なのに…… なのに!
あの部屋、あの区画。9号室の他にも同じような扉が沢山あった。ということは、姉みたいな身体の女の人が他にも大勢いるんだろうか。映像の中で姉に犯されていた、あのポチとかいう女の子も、何号室かわからないけどあの区画にいて、姉みたいに酷い生活を送らされているんだろうか。なぜ? 彼女たちは普通の奴隷とは違うんだろうか?
さっき9号室を出る時、姉はものすごく真剣な表情で「逃げるな」「逆らうな」と言っていた。しかし、これまで定期的に見せられてきた調教動画に出てくる姉は、常に反抗的だった。男たちに逆らってばかりだった。どれだけ陵辱されても決して屈しない姉の勇姿に、七海は何度励まされたことだろう。姉がこれだけ頑張って耐えているのだ、自分も頑張らねば! 七海は挫けそうになるたびに、そう自分を鼓舞してきたのだ。
その姉が逆らうなと言う。なんで?と思う。そんな臆病なことを言って欲しくない。憧れの強い姉のままでいて欲しい。ポチと野良犬のような醜い交尾をし、実の妹を犯すメス犬ペロ…… あんなの姉じゃない。似た顔をした別人だと思いたい。
でも、「だから」かとも思う。映像で見たような反抗的な態度を取り続けた結果、姉はあんな身体にさせられたのかもしれない。だから「逆らうな」と言ったのでは。「逃げるな」と言ったということは、姉は一度ここから逃げようとしたのかも。もしかしたらポチや、あの区画にいるだろう他の人たちも。そして失敗した。姉はものすごく頭がいい。逃げるなら用意周到、綿密な計画を立ててから逃げるだろう。それで失敗したとなると、この施設からの脱走は絶対に不可能なのかもしれない。それを知っているからこその「逃げるな」ではないのか。自分と同じ轍を踏むなと忠告してくれたのでは……?
そう。あの真摯な忠告は、臆病故のものではなく、優しさ故のものだったのだ。姿はあんなふうになってしまっても、姉の心は少しも変わっていない。普段はメス犬ペロとして卑屈に振る舞っていたとしても、心の底には昔のままの、妹思いで優しい光希おねえちゃんがいるのだ。
そう思うと、嬉しいのと悲しいのとで涙が溢れてくる。心は昔のままなのに姿はあんなふうだなんて。やっと会えたのに……!
それに「逃げるな」「逆らうな」ってことは、ずっとここにいて、ずっと奴隷でいろってことだよね……。昼に見た奴隷たちみたいに、広間や個室で酷いことされ続けるんだよね。これまでもご主人様や裏沢さんたちに酷いこといっぱいされてきたけど、もっともっと酷くなるんだろうな。耐えられるかな、私……。これまではおねえちゃんの映像があったからなんとかなったけど、それがなくなって、調教もどんどん酷くなってったら……。私、どうなっちゃうんだろう……。
様々な想いが去来してはその都度涙を流し、眠れぬまま1時間半が過ぎた頃、周りが急にざわつき始めた。奴隷たちが戻ってきたのだ。虹彩認証のピッという音があちこちで聴こえ、その直後にドサッと倒れ込むような音が上がると、すぐに寝息が聴こえてきた。七海のように啜り泣く者はいないようだ。皆、泣く気力も体力も残っていないのだろう。七海もこの4ヶ月、特に夏休み中と高校退学後は朝から晩まで激しく調教されて、夜は半分気絶しながら眠る毎日だった。今日は例外的に体力が残っている。だから色々と考えてしまうのだ。
私も他の奴隷と同じように、体力の限界まで調教され続けるんだろう。明日からずっと。多分死ぬまで、ずっと。不安で不安で堪らないまま、七海は尚も考え込んでいたが、周りの寝息を聞いているうちにいつの間にか眠ってしまった。
その夜、彼女は久々にあの夢を見た。無音無臭の闇の牢獄の中に自分が一人ぼっちでいる夢。飯森に処女を散らされ、七海の幸せな人生が終わってしまったあの日に見た悪夢。夢の中で彼女は一人呟く。ああ、これは予知夢だったのか。この闇はJSPFの奴隷用カプセルベッドそのものじゃないか。そうか、あの時点で未来は既に決まっていたんだ。ここで、この狂った施設で、奴隷として男たちの嬲り者になりながら生きていくという絶望の未来が。4ヶ月も前に!
ふん、バカみたい。無音でも無臭でもないよ、ここ。エアコンや換気扇の音がする。周りの奴隷たちの寝息や寝言も聴こえてくる。洗濯されたシーツの良い匂いもするし、絶頂して放尿したあと身体を洗わずにここまで来たから微かなアンモニア臭もする。もちろん精液の臭いも。色んな音がして、色んな匂いがして、でも無いのは光だけ。希望だけ……!
そう、これが現実。夢じゃない。夢だったら…… 全部夢だったら良かったのに!!
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