『くノ一物語』淫虐修行の巻 一、忍びの里

 人里離れた山の、そのまた山奥に真由の住んでいる集落がある。  集落といっても、二十戸程の家が点在しているだけであるが・・・。  遥か山頂から湧き出した水がせせらぎとなり、そのせせらぎを集めた清流が、真由たちの里を通っている。  険しい山肌をえぐって流れる急流は、所々澱みをつくって、静かなたたずまいを見せる。その澱みは、土砂が堆積したのであろう、川岸が砂地になっている所がある。  真由はひとり岩に … 続きを読む 『くノ一物語』淫虐修行の巻 一、忍びの里