• タグ別アーカイブ: 臨月
  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第7章 – 公開出産ショー

    📂投稿グループ📎タグ

    I:出産の日

     

    そして5月18日。七海が飯森の子を妊娠して280日目、JSPFに来てから152日目、飯森に絶対服従を誓ってから69日目。七海の公開出産ショーの日を迎えた。

    朝、七海はいつものように糞便なしの流動食を片付けると、仁科母娘と一緒に奴隷用便所で放尿し、身だしなみを整えてからメス犬区画9号室へと向かった。今日が七海の出産の日と知っている2人は、何と声を掛けて良いかわからず、七海も緊張して気もそぞろだったため、会話は殆どなかった。今日子は、難産だった陽葵のお産を思い出し、あれと同じ苦痛を僅か16歳の少女が今日これから経験するのだと思うと、いても立ってもいられず、七海の手を両手で握り締めて「頑張ってね」と言うので精一杯だった。自らも先日妊娠したことを知らない陽葵は、自分もいつかは七海みたいになるのかと思うと不安で堪らず、目に涙を浮かべながら、太鼓腹を刺激しないよう背後から七海を強く抱き締めることしかできなかった。

    9号室でペロ、玲香と合流し、5人の会話が始まる。何も知らない5人の会話が。

    「七海……」

    「ペロ……」

    姉妹も互いに見つめ合うのみで、名前を呼ぶ以外言葉が出てこない。

    「いよいよね、七海ちゃん。調子はどう?」

    重い沈黙を破って七海に静かに語りかけたのは、5人の中で唯一公開出産ショーを経験している玲香だった。そのことを知っている七海も、やがて静かに口を開いた。

    「…………はい。昨日の夜は痛かったですけど…… 今はそんなに」

    「そう、よかった…… 出産ショーってホントに辛くて苦しいけど、大丈夫だからね? 私は今もこうして元気だし。私の息子も元気で育ってるみたいだし。七海ちゃんも、お腹の子も、必ず乗り切れるから」

    「……はい」

    「だから、頑張ってね?」

    「あの…… やっぱり私の赤ちゃんも…… すぐに施設に送られちゃうんですか?」

    「飯森様はなんて?」

    「その…… 教えてくれなくて……」

    「そっか。この中であなただけはJSPFの奴隷じゃないからねぇ。赤ちゃんをどうするか決められるのは飯森様だけ…… 私にもわからないの……」

    「ですよね…… 私、ご主人様の赤ちゃんができたって聞いた時はほんとにショックで…… しばらくしたらつわりが酷くなって…… お腹が大きくなったらどうやって学校に行こうって毎日泣いて……」

    「七海……」(そんな辛い思いしてた七海をアタシ…… ホントに…… あの時はホントにごめん……!)

    「でもだんだん産みたいって思うようになって…… ご主人様に忠誠を誓ってからは、この子を愛おしいと思えるようになって…… 時々お腹を蹴ってくるのが嬉しくて…… できたら、この子、私が育てたいって、思うようになって…… ぐすっ」

    「うん」(そうだよね…… 私もそうだったもん。ごめんね? 名前も知らない私の息子…… ごめんね……?)

    「バカですよね、私…… 無理やりだったのに…… レイプだったのに…… こんなの…… ひっく」

    「そ、そんなことないよ! 七海っ!」

    感極まった玲香が七海をそっと抱き締めた。

    「そうです。キッカケはどうであろうと、十月十日かけて貴女が育ててきた世界にたった1人の大事な大事な赤ちゃんであることに変わりはありません。その赤ちゃんのことを想う母親がバカだなんて、そんなこと絶対にありませんっ!」

    自分をバカ呼ばわりする七海に我慢できなくなったのか、この中で一番人生経験豊富な今日子が強い口調で話し始め、そして玲香同様、七海をそっと抱き締めた。

    「私は世界で一番陽葵のことを愛しているし、それと同じくらいの愛情を、お腹の中にいるこの子にも注いであげるつもりです。産まれたらすぐに離されるのかもしれませんが、それでも産まれるまではずっと一緒なんだから、最大限の愛情を注いであげなくちゃ。それが母親ってもんです」

    「ママぁ……」

    まだ膨らんでいない腹部をさすりながら、言い聞かせるように語る今日子の手を、涙声の陽葵がギュッと掴んだ。

    「七海。七海なら大丈夫だよ。なんとかなる。大丈夫だよ。だから頑張って……!」

    そうして陽葵もまた七海を抱き締めた。望まぬ妊娠を強制され、勝手に漏れ出てくる糞便に苦悩し続けてきた七海。知らなかったとは言え、その彼女に酷い言葉を吐き続けた自分。今では後悔しかない。何度でも謝りたい。今すぐもう一度謝りたい。でも今はそんなことを言ってる場合じゃない。きっと出産ってものすごく大変なんだろう。ママや玲香さんの顔を見ればわかる。今は七海に余計なことを言うべきじゃない。友達としてひたすら励まして励まして励ますしかない。七海! 頑張って!!

    円陣を囲むようにして七海を抱き締める3人を前に、ペロは独り臍を噛んでいた。この中で唯一七海の家族である自分。七海のことを最も愛している自分が、この輪に加われないだなんて……! 手足が…… 手足があれば!! ……でも! それでも! 私も言わなくちゃ! 出産を前にして不安に押し潰されそうになっている七海に! 愛する妹に! 大丈夫だよって! 頑張ってって! 言わなきゃ!!

    「なな…………」

    その時、9号室の扉が開いて飯森が現れた。

    「じゃあ行くぞ、七海」

    「…………はい」

    「ま、待っ……!」

    あっという間に扉が閉まり、七海は行ってしまった。なんてことだ! 姉として激励の言葉を掛けてあげられなかった! なんで! なんでっ!! なんでもっと早く言わなかったんだ!!! 頑張ってって!!!!

    ……録画されている5人の会話を部屋の外で聞きながら、玲香・今日子・陽葵のナイスアシストに飯森はほくそ笑んでいた。3人とも七海の母性を高め、産まれてくる赤子への執着を強めるような発言をしてくれた。そう、これもいつぞやと同じ。飯森の思惑と奴隷たちの願望が一致しているからこそ生まれたアシストだ。こういう状況を今後も作っていけば、七海は姉の死を乗り越えることができるに違いない。

    おっと、ペロが話しかけようとしているな。ペロへの依存度は下げねばならんからな。そうはさせんぞっ! ……こうして七海は、ペロとマトモな会話を交わすことなく別れた。

     

    II:公開出産ショー (1)

     

    公開出産ショー専用の大部屋は、中央ホールからほど近い場所にあった。飯森と七海は、観客用でなく出演者用の専用入口から入り、まだ照明の付いていない薄暗いステージに上がった。

    ステージの中央には分娩台が1つだけ置かれている。毎週のように奴隷たちが悲鳴と号泣のうちに出産させられる場所。だが、様々な体液や汚物が飛び散るであろう分娩台やその周辺は、今はシミ1つなくピカピカに洗浄されている。ステージ前に扇型に広がる無人の観客席(定員70名)にも灯りは付いておらず、辺りは静寂に包まれていた。

    突然照明が付いた。それとともにステージ裏から女性が数名現れる。全員20〜30代くらいで、うち1人は白衣を纏い、それ以外は全員アイマスクを付けていた。

    「今日はよろしく頼む」

    「かしこまりました、飯森様」

    「…………」

    七海は飯森の斜め後ろで不安そうに立っていた。白衣を着ている人が産婦人科のお医者さんで、横にいる人が看護師さん?……助産師さんかな? なんで目を隠してるの? ……って、この人、助産師さん、いつも私に酷いことしてくる女王様だ! 助産師さんだったの!!? 怖い…… 何、されるの? 他の助産師さんもみんなサドの女王様なの? お産を助けてくれるんじゃないの!? 顔……笑ってる……! 怖い……っ!!

    七海は怖くなってサディスティンたちから目を背け、分娩台を改めて見直した。この椅子って…… 前にビデオで見た気がする。保健体育の時間に見たビデオ。ちょっと形が違う気もするけど。ここに妊婦さんが座って、股をガバっと開いて、「ひっひっふーっ」って言いながら血まみれの赤ちゃんを産むんだよね。今からあれをやるんだ…… 大勢の男の人や女王様たちに見られながら…… 赤ちゃんを産んでママになるんだ……! ……あまりに絶望的な状況に、そのまましゃがみ込んで大泣きしたいのをなんとか堪えていると、飯森が振り返って言った。

    「ここに座れ」

    「…………はい」

    小さな声で返事をすると、七海は自分から分娩台に乗った。すぐに助産師たちが手足を台に固定し、無人の観客席に向かって股を開いていく。恥ずかしい。もっと恥ずかしい格好を散々やってきたのに。羞恥心なんてとっくになくなっているはずなのに。奴隷奉仕という、この施設の外での非常識な行為にもすっかり慣れてしまった七海だったが、出産という外の世界での常識的行為を非常識な形でやらされることで、忘れていた羞恥心が戻ってきたようだ。そして、羞恥心とともに、出産という神聖な行為を下劣なショーにしてしまう男たちへの嫌悪感や、そのショーの主役が自分であることへの絶望感など、外の世界の「マトモな」感覚が次々と七海を襲ってくる。なんで…… なんでこんなトコでこんなカッコをしているんだろう。なんでこんなことになっちゃったんだろう……。助けて…… 助けて、お母さん…… 助けて…………

    七海の目から次々に涙が溢れてくる。手が拘束されていて涙を拭うことができないので、溢れた涙は痩けた頬を伝って顎から垂れ落ち、分娩台や床を濡らしていく。ピカピカに磨かれたそれらが早速体液で汚れていく。 ……七海は気づいていなかったが、大きく開かれた股の中央からも別の体液がどんどん溢れ出て、周辺を汚していた。マゾに調教され尽くした七海の身体は、久々に感じる羞恥心に瞬時に反応し、何の刺激もない状態でも愛液を撒き散らしていたのである。

    七海の正面に立ち、しとどに濡れた股間を見て内心ニヤけていた飯森は、七海の顔を見ながらゆっくりと口を開いた。

    「七海。これからショーの内容を伝える。一度しか言わんからちゃんと聞いとけよ?」

    「……はい」

    「この後ここに客が入ってくる。予約は満席だし、当日参加も可能だから立ち見がでるかもな」

    「…………」(そんな多いの!?)

    「まずは出産直前のお迎えショーだ。その姿勢のままお前の3つの穴で観客全員の相手をしろ」

    「……は?」

    「席数は70だが、恐らく100人くらいだろうな。 ……4時間はかかるぞ」

    「なっ……!?」

    「いいか? 陣痛に襲われようが破水しようが全員の相手をするまで終わらんからな? 途中で産んでしまったらお仕置きだ。お前だけではないぞ? 赤ん坊は産まれてきた直後に手足をちょん切ってペロのようなメス犬にしてやる」

    「!!!!!!!!」

    「お迎えのショーが終わったら俺が背後からお前のケツを犯す。その状態で産むんだ」

    「!!!!!!!!」

    「産み終わったら、まず最初に俺がお前のまんこに挿入する。それが終わったら産後ショーだ。再び観客全員の相手をしてもらう。2人目もとっとと孕めよ? ……以上だ」

    「………………………………」

    あまりの内容に顔が真っ青になる七海。目を大きく見開いて主人の顔を見上げ、何か言おうとするものの、言葉が出てこない。身体中の震えが止まらない。 ……このまま産むのだと思っていた。大勢の男たちの前で公開出産するのだと。それだけでも耐え難いのに、まさか出産直前と直後に輪姦されるだなんて! アナルセックスしながら出産するだなんて!! そんなの絶対イヤ!!! 赤ちゃんが死んじゃうっ!!!!

    その時、観客席の照明が点灯し、座席後方の扉が開いて男たちが入ってきた。顔見知りの常連客が何人もいる。堀田理事長の顔もある。座席はあっという間に埋まり、立ち見の客も鈴なりだ。100人を軽く超えている。150人くらいだろうか。公開出産ショーで立ち見が出ることは滅多にないので、七海の人気がいかに高いかがわかる。男たちの目は一様にギラつき、ステージ中央、分娩台に拘束された16歳の妊婦へと向かう。数多の視線を浴びて、七海は強い羞恥を感じたものの顔を赤らめるどころではなく、これから起こることへの不安で青ざめ、歯のない歯茎はガタガタと震え、目からは大粒の涙が溢れていた。 ……股間はまるで洪水のように愛液で溢れかえっていた。

     

    「皆様、七海の主人の飯森則夫です。本日は七海の公開出産ショーにお集まりいただきありがとうございます。七海は今回が初産(ウイザン)となりますが、遠慮などは一切不要です。七海の3つの穴を心ゆくまで犯し抜いてやってください」

    歓声が上がり、早速予約客3名がステージへと上がる。うち1人は堀田であった。

    分娩台に拘束されていた七海の手足が少しだけ緩み、分娩台と七海の間に人が1人入れるくらいのスペースが生まれる。3人のうちの1人がそのスペースに入り込むと、七海を後ろから抱き締めつつ自らのペニスを七海の肛門に突き刺した。

    「んんんっ! やっ…… やめてっ! やめてくださいっ! 赤ちゃんが死んじゃうっ!! いやああっ!!!」

    七海の抗議は完全に無視され、七海の正面に立った堀田が、ぐしょぐしょの膣にペニスを挿入した。ほぼ同時に、3人目が七海の首を90°曲げ、尚も叫んでいる七海の歯茎穴にペニスをぶち込んだ。

    「んぶむぐぅーーーーーーっ!!!!」

    開発され尽くした七海の身体は、突如始まった4Pにも即座に反応したが、快感に浸る余裕など七海には全くなかった。死んじゃう! 赤ちゃんが死んじゃうっ!! ……七海の頭の中にはそれしかなかった。七海は昨日も一昨日も何度か4Pをしていたが、数が違いすぎる。それに、出産ショーの中に組み込まれているのが恐ろしい。途中で赤ちゃんが出てきたらどうしよう。流産しちゃったらどうしよう。手足を切られるだなんて、そんなのダメ!! 絶対にダメ!!!!

    昨秋に妊娠が発覚した時は絶望しかなかった。酷いつわりに悩まされながら学校に通った。腹の中にいるのであろう豆粒ほどの胎児は、七海にとって恐怖と憎悪と呪詛の対象でしかなかった。

    認識が変わったのはJSPFに来てからだ。日に日に大きくなっていく腹。過酷過ぎる奴隷生活。その中で七海は姉に対する依存を深めていったが、ペロとは午前中にしか会えない。それ以外の時間の孤独を埋めようと、七海はいつしか腹の中にいる娘に心の中で語りかけるようになり、娘の存在は七海の中で物理的にも精神的にも大きくなっていった。特に飯森に絶対服従を誓ってからは、軽い陣痛が始まったこともあって娘への愛情は格段に深まり、母性が芽生え始めた。

    そしてそれと同時に不安も増大していった。毎日限界まで奉仕してたら流産しちゃわないかな。出産はどれくらい苦しいんだろう。産まれた赤ちゃんは養育施設とかいう所に連れて行かれてしまうんだろうか。イヤだ。一緒にいたい。ちゃんと育てたい。おっぱいをあげて、オシメの交換をして、離乳食を食べさせて…… 奴隷奉仕の合間でいいから私が育てたい。だって…… だって私、お母さんになるんだから!

    筋力が少ない七海でも奉仕できるよう工夫を重ねたのも、奴隷的義務感だけが原因ではなかった。無理やり犯されるばかりでは、いつか流産してしまうかもしれないという恐怖や危機感が生み出したものだったのだ。そうして独特な身体の動きを体得してはみたものの、無理やり犯されるよりも快感が大幅に減ってしまったことに対して残念に思う、救いようのないもう1人の淫らな自分。 ……あの妖艶な表情は、奴隷奉仕と快楽の間の葛藤から生まれたものであるだけでなく、母性と快楽の間の葛藤が表出したものでもあったのである。

    その表情によって男たちが魅了され、奉仕よりもレイプの割合が増えてしまったことは、七海にとって皮肉な状況であった。自発的奉仕よりも遥かに強い快楽に翻弄されながら、常に我が子を心配し続ける哀れな母親。奉仕からレイプに変わると七海の表情がより切ないものになっていったのは、そういう事情からであった。

    飯森と堀田が話し合うまでもなく、七海の中で娘の存在は既に姉に匹敵するほどに大きく膨らんでいたのである。その愛しの娘がいよいよ産まれてくるというのに……!!

     

    調教されきった七海の下半身からは強烈な快楽が絶えず送られてくる。それに加えて痛みも感じる。陣痛だ。陣痛が始まったのだ。もう快楽どころじゃない。七海の頭の中は恐怖一色に塗り潰された。膣内で暴れている堀田の巨根が子宮口をこじ開け、赤ちゃんのいる所に到達してしまうのではないか。流産したら手足を切るってホントだろうか。ホントにそんな恐ろしいことをするのだろうか。いや、流産以前に、子宮口から出てきた赤ちゃんの頭を堀田のペニスで突かれたら……。そんなことされたら赤ちゃんが死んじゃう。死ななくても障害が出ちゃうかも。そんなのイヤ! 絶対絶対イヤ!! 痛い! お腹痛い! やめて! 抜いて! せめてもっとゆっくり! お願い! お願いします! 堀田様っ!! いやああああああああああっ!!!!

    堀田は、恐怖に歪む七海の表情を見て、いつになく興奮していた。サキュバスのように男を誘惑しているかに見える最近の七海の表情も確かに魅力的だったが、やはり恐怖と絶望に支配されたこの顔には敵わない。サディストの血が騒ぐ。もっと歪ませたい。もっともっと絶望の淵に追い込みたい! 可能ならこのまま赤ん坊を突き殺してやりたい!!

    だが飯森の希望は、母子ともに五体満足な状態での出産である。そのためにはどれくらいの強さで突くべきか、何をしても良くて何をしてはいけないか、これまで何百回も出産前輪姦を経験してきた堀田は、例のマニュアルを読まずとも熟知している。サディストとしての加虐心をどうにか抑えながら、堀田は限界ギリギリの力加減で七海の膣を犯しつつ、激しいイラマチオに耐えている七海の耳元で囁いた。

    「ほら、もっと締めろ。締めないと赤ん坊が出てきてしまうぞ。そうしたら俺のペニスでグチャグチャに突き殺して、お前の娘をミンチ肉にしてやるからな」

    「ぶもぉおおおおぉおおおおおぉおおおっ!!!!!!!!」

    あまりの一言にパニック寸前になってしまう七海。まだ破水もしていないのに胎児が出てくるわけがないのだが、初産の上に輪姦中で余裕のない七海はそのことに気づけない。気づけるわけもない。陣痛はどんどん強くなっている。絶叫とともに膣と肛門と歯茎が締まり、3人の男は同時に七海の体内に射精した。それと同時に七海の身体は反射的に絶頂を迎えたが、心はそれどころではなかった。口からペニスが出ていった瞬間、七海は大声で叫んだ。

    「だめえええっ! 殺さないで!! 赤ちゃん殺しちゃだめえええぇえぇぶぇぁおっっ!!?」

    すぐに次の男たちが七海の3つの穴にペニスを突き入れたため、七海の叫びは途中でかき消されてしまう。

    「くくく…… 良かったぞ、七海。せいぜい頑張るんだな」

    堀田は七海に目もくれずに小声で言うと、ステージの脇へと移動した。 ……そこでは後ろ手に縛られた玲香が正座の状態で待機していた。

    射精して汚れたペニスを口で掃除するのは奴隷の務めだ。だが出産前輪姦の際は掃除するいとますら与えられない。そのために掃除役が別途必要になるわけだが、掃除役は出産ショー経験者の中から選ばれることになっており、飯森は敢えて玲香を掃除役に選んだのである。

    「堀田様、失礼いたします」

    そう言うと、玲香は精液と七海の愛液でベタベタになったペニスを咥え、音をたてながら舐めしゃぶって汚れを落とし、汚れを全て飲み干した。続いて七海の口と肛門に入っていたペニスも掃除しながら、玲香は心の中で七海を励ましつつも、1年半前に自分があの台の上で受けた仕打ちを思い出していた。

    玲香の時は、立ち見客はいなかった。確か60人くらいだった。それでもいつもの4Pとは比較にならないくらい恐ろしかった。玲香は当時22歳で60人。七海は16歳で150人。七海が感じている恐怖と絶望は、恐らく玲香の比ではないだろう。何か手伝いたい。可能なら代わってあげたい。でもそれはできない。何か余計なことを言ったら、自分だけでなく七海にも懲罰が及ぶかもしれない。それだけは絶対に避けなければ。だが、妹のような可愛い七海が目の前で苦しんでいるのに、何もしないだなんて。ただ、七海を犯し、苦しめたちんぽの掃除をするしかないだなんて。 ……なんて不甲斐ないんだ、私は!

    玲香が激しい自己嫌悪に襲われている間も、男たちはひたすら七海を陵辱し、玲香はひたすら後始末に追われた。尿意を催した男たちは、当然のように玲香の口内に小便を流し込んでいく。七海の身体は、膣や肛門に中出しされるたびに絶頂を繰り返したが、頭の中は快楽を圧倒的に上回る恐怖に常に支配されていた。自主的にペニスに奉仕しようなどという余裕は一切なかったが、奴隷として完成された七海の身体は、無意識のうちに膣や肛門を締め付け、舌と歯茎を的確に動かすのだった。

    ……3時間半が経過し、射精人数が95となった時、七海がついに破水した。陣痛もさらに激しくなった。七海の恐怖は頂点に達したが、それでも輪姦が止むことはなかった。

    ……立ち見客も含めた153人が全員射精した時には、開始から5時間半が過ぎていた。七海は全身白濁液にまみれて失神寸前だったが、男たちは全員マニュアルを読んでいるため、破水後の膣穴の責め方を心得ており、七海はなんとか流産せずに輪姦を乗り切ったのだった。

    「玲香。七海の身体を綺麗にしろ」

    飯森が玲香に命令する。玲香は5時間半に及ぶ正座で足の感覚が失くなっていたが、よろめきながらもなんとか立ち上がると、七海の全身に付着した精液を舐め清めた。153回もの掃除によって味覚の方も麻痺してしまったのか、精液の味はまるで感じられなかった。

     

    「皆様、七海を可愛がっていただきありがとうございました。それではいよいよ出産となります……!」

    飯森は興奮しきった声で客に向かって言うと、七海と分娩台の隙間に入り込んで後ろから七海を抱き締め、耳元で囁いた。

    「ではいくぞ、七海。可愛い娘を産めよ?」

    「ま、まって…………」

    「それっ!!!!」

    「ひぁああああああっ!!」

    飯森の剛棒が七海の肛門を貫いていく。長時間に及ぶ輪姦で七海の意識は朦朧とし、肛門の感覚は麻痺しつつあったが、飯森の声を聞いて急速に覚醒した。いよいよだ。覚醒とともに忘れていた陣痛が蘇る。痛い。ものすごく痛い。破瓜の痛みよりも、ペニスで喉を突かれる痛みよりも、刺青を施された時の痛みよりも、鞭や蝋燭や針の痛みよりも、これまで受けてきたどんな痛みよりも、圧倒的に痛い!!

    「あぎゃああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」

    七海の絶叫が部屋全体に響き渡る。こんなに…… こんなに痛いの!? 度重なる輪姦で膣の中が切れてしまったのだろうか。肛門に巨根が入ってるから産道が塞がれてるんだろうか。それとも赤ちゃんが変な体勢になって引っかかってるんだろうか。それって、大丈夫!? 死んじゃうってこと……ないよね!!?

    ……七海の後ろで絶叫を聞きながら、飯森は言いようのない充足感を味わっていた。幼い頃から愛し続けてきた七海を犯し、孕ませ、奴隷にし、調教し、屈服させ…… ついに今、娘が産まれようとしている。これまでの十月十日を思うと、それだけで射精してしまいそうだった。なんとか堪えると、飯森は七海の耳元で囁いた。

    「ひっひっふー、だ。高校の性教育の時間を思い出せ。呼吸に合わせていきむんだ」

    「ぃひっ、ひぎっ……ぅぎゃああああああああっ!!!!」

    ラマーズ法どころではない。痛い! 痛すぎる! 早く! 早く産まれて! 私の赤ちゃん! はやくっ! いたいっ! いたいよぅっ!! たすけて!! おかあさん!!! おねえちゃんっ!!!!

    10分、20分、なかなか産まれてこない。どうやら刺激が必要なようだ。飯森は助産師たちに目で合図を送った。

    「とっとと産むんだよ! この豚ぁっ!!」

    助産師の1人、調教12日目に初指名して以来何度も七海を虐待してきたサディスティンが、七海の太鼓腹に鞭を浴びせた。直後、助産師たちが一斉に鞭を振るい始める。

    「やっ! やめてえええええええええええええっ!!!!」

    臨月以降過激なプレイが減ったために、七海の身体に無数にあった鞭痕は殆どが消え、七海の肌は元の白さを取り戻していたのだが、腹を中心に全身くまなくピンク色に腫れ上がっていく。冷静に考えれば、鞭の痛みなど出産の激痛に比べれば取るに足らないのだが、そんな冷静な思考が今の七海にできるはずもない。痛い。お腹が痛くて、全身が痛くて痛くて、死んじゃいそうだ。出産という女性にとって最も過酷で、だけど最も神聖な行為の最中に、この人たちはなんでこんな酷いことをするんだろう。あなたたちも女なんだよ? 出産の時に鞭で打たれたらどんな気持ちになるか、考えないの!? もういい加減にしてよ!!! やめてええええええっ!!!!

    玲香は分娩台の後方で震えていた。1年半前、玲香が出産ショーに出た際も、初産だったために凄まじい痛みを経験したが、肛門にペニスを挿入されてすぐに出産した。それから2回、出産ショー時の掃除役を仰せつかったが、いずれも難産ではなく、鞭打ちは行われなかった。出産を促すために腹に鞭打ちをするなんて信じられない。なんて酷いことをするんだろう。胎児や母体に影響はないんだろうか。

    「ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    普段は物静かな七海が恐ろしい悲鳴を、獣のような咆哮を上げている。恐ろしい。自分も難産だったらこうなっていたかと思うと恐ろしくて堪らない。妹のような可愛い七海が、未だかつて聞いたことがないような声を張り上げているのが怖くて堪らない。 ……七海の間近にいながら助けに入ることもできず、ただ震えていることしかできない自分が情けなくて堪らない!

     

    その時、辺りが異臭に包まれた。絶叫を繰り返しながら、それでもなんとか産もうと必死にいきむあまり、飯森のペニスとの隙間から糞便が漏れ出てきてしまったのだ。この程度の糞便臭を気にするような人間はステージ上にはいなかったが、飯森は待ってましたと言わんばかりに玲香に命令した。

    「玲香、そこにバケツが置いてあるだろ。俺の小便が入ってる。全部浣腸して七海の顔の上に跨がれ。俺のちんぽを汚した罰を与える」

    「!!!!」

    玲香は真っ青になった。そこまで…… そこまでするの? ……七海の顔の上でぶち撒けろって言うの? 苦しんで苦しんで、激痛に泣き喚いて、裂けんばかりに口を開けて絶叫している七海に…… 私のうんちを放り込むの? 食べさすの? 出産中にうんちが出ちゃうなんて、よくある話なんじゃないの? なんでそこまで酷いことするの? あなた、七海を愛してるんじゃないのっ!!?

    「早くしろ、玲香。やらなければ施設にいるお前の息子の目玉をくり抜いてお前に食わせるぞ」

    「ひぃぃっ! い、い、今すぐっ!!」

    そう言われては逆らえない。玲香は飯森の小便を浣腸器で吸い上げると、観客席に向かって尻を突き出して肛門に浣腸器を押し当て、冷えた小便を一気に直腸に流し込んだ。そして、分娩台の首の辺りにある足乗せ台の上に足を乗せてしゃがみ込んだ。七海の顔の真上20cmくらいの位置に玲香の肛門が来る。玲香の正面には観客席、下を見れば真っ赤に腫れ上がった七海の妊婦腹を助産師たちが寄ってたかってメッタ打ちにしていた。

    助産師…… これが助産師のやること? お産を助けるためにやることっ!? お産をサポートして、妊婦さんを優しく励まして、うんちが出ちゃったらそっと取り除いてあげて…… それが助産師の仕事でしょっ!!? なんなのよ、アンタら! アンタらだって女なのに!! 七海や私と同じ、女なのに!!!

    「よし! ぶち撒けろ!!」

    「はい……!」(七海! ごめんっ!!)

    ぶぼぼぼぼぼぼぼっ!! びちびちびちびちっ!! ぶしゃあああああっ!!!

    「ぶぃっ! ごぼっ! うぶぇべぅおぇえううううっ!!!!」

    七海の顔の上に大量の軟便が降りかかり、口の中を満たしていく。激痛の中でなんとかラマーズ法を試みているのに、口が軟便で塞がれてしまって鼻でしか息ができない。鼻呼吸とともに強烈な糞便臭が脳天を直撃する。七海は反射的に嘔吐してしまった。5時間半に及ぶ輪姦の間に消化が進んだ朝食の流動食と、玲香の大便と飯森の小便の混合物が勢いよく飛び出して、七海の胸や妊婦腹、膣穴までをも汚していく。

    「もういやあああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    喉が潰れるくらいの大声で七海が叫んだ時、これまでで一番の激痛が七海を襲い、同時に子宮口が開いて胎児が産道を下りてきた。赤茶色に染まった膣が限界まで開かれ、胎児の頭が見えてくる。観客席に緊張が走り、153人306個の目がただ1点に注がれる。

    産道を通過する胎児と、直腸内に満たされた七海の糞便に圧迫されて、飯森のペニスはこれまでにないほど強く締め付けられた。七海と自分の愛の結晶がいよいよ産まれてくる。産まれてくる時すら父のペニスを締め付けてくるとは! 産まれる前から父の奴隷になることを自覚しているのだろうか。母と一緒に父のペニスを締め付けて奉仕しようとしているのだろうか。なんて…… なんて健気な母娘なんだ! これはもう、産まれてきたその日から毎日調教してやらねば! そして母娘共々死ぬまで奴隷として飼い続けるのだ!!

    飯森は猛烈な勢いでピストンし、胎児が産道を抜けきると同時に射精した。

    「あぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!」

    鼓膜が破れそうなほどの七海の絶叫、鼻がもげそうなほどの悪臭、そして意識が飛びそうなほどの圧倒的快感! ……凄まじい量の精液が七海の直腸内に溢れ、彼女の糞便と混じり合っていく。飯森がペニスを抜くと、弛緩した肛門から液便がドロドロと流れ出して、産まれたばかりの女児の身体を汚していった。

    女児はなかなか泣かない。飯森は糞まみれの女児を掴むと、七海の眼前に持っていった。

    「お前の糞で息ができないみたいだぞ。取り除いてやれ」

    嫌悪感はなかった。窒息しちゃう。赤ちゃんが死んじゃう! 七海の頭にはそれしかなかった。手足を拘束されて動けない中、汚物まみれの赤ちゃんの口に口付けし、邪魔な汚物は全て飲み込んでから人工呼吸を施していく。しばらくして、女児が甲高い産声を上げた。臍帯循環から肺呼吸に切り替わって、産声とともに初めての呼吸で女児が吸ったのは、父の精液と母の糞便の臭いだった。母とともに父の奴隷となることが運命づけられた女児は、これから生涯嗅いでいくことになるであろう臭いを、産まれた直後に知ったのだった。

     

    III:公開出産ショー (2)

     

    観客席から歓声が上がる中、赤ちゃんの産声を聞いた七海は、汚物の中で独り泣いていた。

    ……産まれた。産まれてくれた。痛くて痛くて、気が狂いそうになるくらい痛くて、叫びすぎて声が枯れるくらい痛くて、汚物の味や臭いも鞭の乱打も全部忘れるくらい痛くて、最後の力を振り絞って。 ……やっと産まれてきてくれた。うんちまみれでザーメンまみれで。わかってる。この娘は産まれてきた時から奴隷。実の父親の奴隷。酷い目に遭うためだけにこの世に生を享けた。冷静に考えたら、産まなかった方が、流れてしまった方が良かったのかもしれない。でも、そんなことない! 絶対ない! だってほら、こんなにかわいい。うんちやザーメンにまみれて顔もよく見えないけど、たとえどんなにご主人様の顔に似てたとしても、世界で一番かわいい私の娘。 ……ごめんなさい。産んでしまってごめんなさい。でもありがとう。産まれてきてくれて、ホントに、本当にありがとう。 …………ありがとう。

    後ろに控えていた玲香もまた静かに泣いていた。良かった。本当に良かった。こんなにおぞましい出産ショーは初めてだった。七海も赤ちゃんも死んでしまうのではと気が気でなかった。産声が聞こえた瞬間、玲香は張り詰めていた緊張が解け、その場にへたり込んでしまいそうになった。産まれてきた女児の運命を考えると手放しに祝福できる状況ではなかったが、今すぐ七海を抱き締めて、よくやったねと声を掛けたかった。無論そんなことは許されない。それどころか、今から七海に待っているのは……。

    女医は、汚物まみれの女児を洗い、臍の緒を切って淡々と処置を施していく。助産師たちは、分娩台に付属しているシャワーで七海の身体に付いた汚れを落とすと、手の拘束のみを解いた。互いに綺麗になったところで、母子が改めて対面する。

    七海は全身の力を使い果たして分娩台に横になったまま、両手でそっと女児を抱きかかえた。体温が温かい。鼓動が優しい。しわくちゃの真っ赤な顔がただひたすらに愛おしい。七海は深く、深く息をついた。同時に、急速に胸が張っていくのを感じた。

    一方、女児の方は、女医が処置している間ずっと泣き喚いていたが、母に抱かれると急に大人しくなった。そしておっぱいを吸おうとして…… できなかった。七海の肥大化した乳首を咥えることができなかったのだ。

    七海は、幸せの絶頂から奈落の底へ叩き落された思いだった。この改造された無様な乳首では、赤ちゃんにおっぱいを飲ませることができないんだ。そんな。そんな……っ! 悲しみの涙がこみ上げてくる。そんな中でも女児はなんとか乳首に吸い付こうと小さな口を動かして試行錯誤し始め、その刺激によって七海の乳首から初めての母乳が染み出してきた。女児はその僅かな母乳を吸い取ると、安心したのかそのまま眠ってしまった。七海は震える手で女児を強く抱き締めながら、大声で泣き喚きたいところを我慢して、女児を起こさないよう静かに涙を流した。

    飯森は一部始終をニヤニヤと眺めていた。JSPFの奴隷が出産した場合、赤子は産まれたらすぐに母から離されて二度と会うことはない。だが、個人所有の奴隷はその限りではないし、七海の場合は姉の死を乗り越えさせるために、娘への依存度を高めさせる必要がある。だから出産直後に娘を抱かせたのだ。母性を高めさせるために。改造乳首のために授乳できず悲しんでいるようだが、哺乳瓶に移して飲ませれば何の問題もない。 ……全ては順調に進んでいた。

     

    「ではこれより産後ショーを開催いたします!」

    飯森はそう告げると、まだ胎盤の娩出すら終わっておらず、臍の緒の切れ端が覗いたままの膣口にいきなりペニスを挿入した。と同時に、女医が女児を七海から取り上げてそのまま退室していく。

    「おお、こういう感触かぁ……!」

    「いぎゃあああああ……ぇえっ!? だめっ! 連れてかないでっ!! だめええええええええっ!!!!」

    七海は突如激痛に見舞われた。血だらけの膣内に飯森の巨根が侵入してきたのだ。だが直後、女児がどこかへ連れて行かれるのを見て、痛いどころではなくなってしまった。掠れた声で絶叫する七海。イヤ! 別れたくない!! 養育施設に連れてっちゃダメ!!! お願いぃっ!!!!

    「安心しろ。新生児室に連れて行くだけだ。ここはお前の出したクソを始め、雑菌だらけからな。綺麗に洗い直してから新生児室で数日過ごさせる」

    「…………」

    「それより、娘の名前は『みう』だ。美しい海で美海みう。いいな?」

    「みう…… 美海……」

    その名はストンと七海の胸の中に収まった。驚くほど違和感がなかった。私の一字が入ってるのが嬉しい。紛れもなく私の娘。醜いご主人様のDNAをどれだけ濃く受け継いだとしても、世界で一番可愛く美しい私の娘、美海!! ……そして嬉しいと同時にホッとした。ペロやポチみたいなふざけた名前じゃなくてホントによかった。七海は、自分で娘に名前を付けることなどとっくに諦めていただけに、素敵な名前を与えてくれたご主人様に心から感謝した。

    ……でも、あれ? 確か玲香さんは自分の子供の名前を知らないんじゃなかったっけ? どういうこと? 私がこの施設の奴隷じゃなくてご主人様の奴隷だから? じゃあお願いっ! 玲香さんみたいなことしないで! 美海を連れて行かないで! 美海と別れるなんて考えられない! それだけはどうしてもイヤ! ご主人様ぁっ!!

    「さ、今は美海のことは忘れろ。お前は奴隷なんだ。いついかなる時も、たとえ出産直後だろうと主人に奉仕するのがお前の役割。 ……そうだな?」

    「いぎぃっ! そんな…… いたっ! 少しだけ休ませて…… ぐぎぃっ!」

    「いいのか? 俺に逆らって…… 今すぐ美海を養育施設に送ってもいいんだぞ?」

    「!!!!」

    …………ん? 待って? 逆らわなければ……施設には送られない……ってこと!?

    「ご主人様っ! 美海は! 美海は施設には送らないんですか!?」

    「なんだ? 送ってほしいのか?」

    猛烈な勢いで首を横に振る七海。

    「とっとと奉仕しろ。お前はマゾなんだ。マゾなら全ての痛みを快感に変えてみせろ。しっかり奉仕して、その後の輪姦もこなせば美海は施設には送らずにおいてやる。お前に育てさせてやろう」

    「!!!!!!!!」

    「わかったら奉仕しろ」

    「は はいっ! ありがとうございます!! ご主人様っ!!!」

    膣内の生傷を引っ掻き回されて、そんなの気持ちいいなんて思えるわけない。痛い。めちゃくちゃ痛い。陣痛は、産みの苦しみは、美海のためならどれだけでも我慢ができたけど…… 出産の後にまでこんな理不尽な痛みに苦しまなきゃいけないだなんて! でも、良かった! 育てていいんだ! 美海を! 私が! よかった! よかったぁっ!! ……そのためにもしっかりご奉仕しなきゃ! 痛いけど、我慢しなきゃっ!! 美海のために!!! 美海のためにっ!!!!

    激痛に必死に耐える七海を見ながら、飯森は内心ほくそ笑んでいた。どうやら上手くいったようだ。

    飯森は、娘の名前も処遇も、出産が終わるまで決して七海に教えなかった。出産が終わったらまず七海に娘を抱かせ、母性がこれまでにないほど高まったところで娘のみを新生児室へ連れて行く。これによって七海は強い分離不安に襲われる。そこで娘の名前と処遇を明かすことで、不安は感謝へと昇華するだろう。そして一度不安を味わったことで、娘への愛と執着はより強固なものになるに違いない。 ……姉に対するものより遥かに。

    「そのまま胎盤を出してみろ」

    「た、たいばん……?」

    「美海と臍の緒でくっついてた器官だ。後産(アトザン)と言ってな。出産後しばらくして排出されるんだ」

    「で、でも、ご主人様のおちんぽが……」

    「邪魔してるから無理だと言うのか? いいからいきんで出してみろ」

    「…………くぅぅぅっぅぅぅぅっ!!」

    七海は、出してみるからおちんぽを抜いてくださいと言おうとして先を越され、何と返せばいいかわからず、仕方なくいきんでみた。しかし既に体力を使い果たしている七海は、下腹部に力を込めることができず、胎盤が剥がれる気配はない。それに仮に剥がれたとしても、七海が思ったとおり、ペニスが邪魔しているから出ていきようがない。

    胎児が通った直後のため膣道は開ききっており、セックスの快楽はあまりなかったが、無駄にいきむ七海の可愛らしい醜態を見ながら、飯森はゆっくりと射精した。先程のような強烈な快感はなく、眠ってしまいそうなほどに優しく気持ちの良い射精だった。

    七海の方はといえば快感など皆無で、ようやく終わった激痛にホッとしていた。直後、飯森が七海の膣穴に指を突っ込み、臍の緒を掴むと、乱暴に引っ張った。特に痛みもなく、腹の奥が一瞬変な感じがして、あっさりと胎盤は排出された。驚くほど大きくて、青みがかった灰色の不気味な物体が出てきたため、知識のない七海は思わずギョッとしたが、その次の飯森の行動にさらに仰天した。なんと胎盤に齧り付いたのだ。

    「え、ちょっ!?」

    「うん、うまいぞ、七海」

    「うそ…… 食べちゃった……」

    胎盤を食べる人も稀にいるということを知らない七海は、あまりのことに呆気に取られ、次に強烈な嫌悪感を抱いた。ありえない。人間の一部を食べるなんて! 生のまま食べちゃうだなんて! 信じらんない!!

    「…………」

    横で見ていた玲香もまた驚愕した。日本では胎盤食は一般的ではないが、海外ではやっている所もあるという知識は持っていたが、まさか排出直後のものを生のまま食べるだなんて。血液や羊水や精液でベタベタなのに。玲香は、飯森の異常性を再認識するとともに、改めて七海に同情した。

    「ごちそうさま。じゃあ引き続き頑張れよ? 俺以外の子を孕んだらお仕置きだからな?」

    「え?」

    「産後の輪姦ショーの開幕だ!」

     

    七海は足の拘束も解かれて分娩台から降ろされ、ステージの床の上で男たちに犯された。飯森にも犯された。お迎えショーの時は1人1発だったが、産後ショーは無制限だ。153人の精巣が枯れ果てるまで、輪姦は果てしなく続く。出産直後の七海が妊娠するはずもないのだが、それを知らない七海は、男たちが膣内に中出しするたびにお仕置きの恐怖に怯えた。だがそれでも美海のためにひたすら奉仕を続けた。とは言え体力の限界はとうに超えていたので、1時間後には早くも失神してしまったが、失神中も3つの穴を犯され続け、たまにスタンガンで叩き起こされてはまた失神しを繰り返し、それでも覚醒中はなんとか自発的に奉仕しようと重たい身体を動かし、最後には完全に気絶してしまったがそれでも輪姦は終わらなかった。結局13時間に亘って七海は犯され続けたのだった。

    その横では、全身に縄打たれてうつ伏せ状態で天井から吊るされた玲香が男たちと助産師に折檻されていた。七海の顔の上で糞尿を撒き散らした際に、飛沫が飯森や助産師に飛び散ったことに対する罰であった。そんなことを気にするような飯森や助産師ではないのだが、「ごめんなさい」と泣き叫ぶ玲香に対して、助産師たちは男女十数人分の糞便を塗りたくっては鞭の雨を浴びせ、男たちは上の口と下の口を前後からひたすら犯し抜いた。13時間後にはこちらも完全に気絶し、全身汚物まみれのボロ雑巾のようになって床の上に打ち捨てられた。

    こうして、全19時間にも及んだ七海の公開出産ショーはようやく終わりを迎えたのだった。

     

  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第6章 – 計画

    📂投稿グループ📎タグ

    I:小さな懸念と大きな懸念

    4月20日、出産予定日まで1ヶ月を切ったある日。七海は既に臨月を迎えていた。流石に臨月の状態で過激なSMプレイを行うわけにもいかず、1ヶ月少し前の叛逆の際に行われた苛烈な折檻をピークに被虐系のプレイは徐々に減り、最近では3穴奉仕の割合が多くなっていた。スカトロプレイだけは過激になる一方であったが……。

    奉仕中の七海の妖艶っぷりはJSPF内でも評判で、昼の集団調教でも夜の少人数調教でも七海は大人気。集団調教では4時間ずっと3P〜4Pが続き、少人数調教でも4回の内容が全て複数人プレイなんて日もあった。被虐系プレイでの体力の消耗はなくなったものの、連日の快楽責めで七海はいつもフラフラの状態。それでも尚、独特な表情と腰使いで必死に奉仕する姿に、鬼畜外道ばかりのJSPFの客たちもみな彼女の虜になってしまっていた。 ……七海からすれば、男を誘惑しようという意図など毛頭なく、飯森や客たちに必死に奉仕しようと頑張っているだけなのだが。

    火傷の治療が終わったペロは、身重の七海の分も過激プレイを一手に引き受けていた。先日ある客がペロの肛門に足2本を突っ込んで以来、脱肛はさらに酷くなり、括約筋も完全に破壊されてしまった。ペロの尻穴は、もはやペニスを挿入しても何の快楽ももたらさず、肛門としてもケツまんことしても無価値の、糞を垂れ流すだけの壊れた下水管だった。

    クリトリスは違法薬物によってさらに膨れ上がり、今や七海の腕よりも太く、長さは30cmを優に超え、短い後ろ足よりも長く伸びて、まるで第3の足とでも言うべき有様だ。乳首も乳房もさらに膨れ上がり、ペロの短い腕で四つん這いになると、乳首どころか乳房までも床に接するまでになった。床に接している部分を「肢」と定義するなら、ペロは既に7本肢のバケモノであった。 ……クリトリスへの薬物過剰投与の影響で女性ホルモンのバランスが崩れ、ペロの子宮は既に妊娠能力を失っていたが、本人含めそのことを誰も知らない。

    次第に壊れていくペロの身体。だが、心は今も変わっていない。互いに糞を漏らしながらポチの膣や肛門に巨大なクリペニスを挿入して、下品な犬後尾で客を楽しませつつも、心のなかでは常に臨月の七海を心配していた。七海と玲香との朝の会話と、その後の姉妹同時調教の時間だけがペロの生き甲斐だった。

    その姉妹同時調教では、姉妹ともにすっかり飯森に隷従し、命令があれば妹は姉を鞭で叩きのめし、姉は喜んで妹の糞を頬張った。レズプレイを命令された場合は、七海は小柄な身体を激しく動かしてペロのクリペニスを膣壁や腸壁でキツく締め付けるのだが、その際七海は、ペロに対しても例の妖艶な視線を送るものだから、ペロは興奮のあまり凄まじい勢いで七海を犯しまくり、結果七海を失神寸前にまで追い込んでしまうのだった。

    陽葵と七海は、午前が特殊調教、午後が集団調教、夜が少人数調教と、同じルーティーンなので顔を合わせる機会が多く、調教以外にも朝の身だしなみチェックや夕飯後のシャワーなど、会うたびに話をするようになった。学園の教室では席が隣同士だったにも関わらず会話が殆どなかった2人だったが、親密の度合いは急速に深まっていった。

    大人気の七海の友人ということで、男たちの陽葵への関心も高く、少人数調教で2人(または今日子を含めた3人)同時に指名されることも徐々に増えてきた。七海の抜群の奉仕テクニックには陽葵も今日子も驚嘆するばかりだったし、特に陽葵は、普段とまるで違う奉仕中の七海の妖艶な姿にすっかりまいってしまっていた。初めて七海とレズプレイを求められた時は、ペニバンで突いた時の七海の表情があまりにエロくて、元々レズっ気など皆無だったはずの陽葵が、興奮のあまり鼻血を吹いてしまったほどだ。

    飯森もまた、七海がこちらに来てからできた友人に関心があり、姉妹同時調教の際に堀田と仁科母娘を呼んで合同調教を何度か行った。ペロは、陽葵が昔七海をイジメていたことを、飯森を介して聞いていたのだが、七海が楽しそうに陽葵と話している姿を見て安堵し、辛い過去や過酷な現実を乗り越えていく妹の勇姿に感動していた。陽葵は手足を切られたメス犬という存在を初めて知って激しいショックを受け、ポチとの下品な後尾にドン引きし、壊れた肛門から絶えず漏れ出る悪臭に辟易としたものの、話してみるととてもいい人だったので安心し、調教前に玲香を含めて5人で話をするのが楽しみになった。

    一方で、母娘の食糞調教も少しずつ進んでいた。酷虐な堀田の調教は相変わらず滅茶苦茶で、度々陽葵にトラウマを植え付けていったが、調教師たちの執拗な調教と、七海の献身的なアドバイスやサポートのおかげもあって、見ず知らずの中年の醜男の毛むくじゃらの肛門に口を付けて直接糞便を貪るくらいは、母も娘もなんとかできるようになった。 ……泣きながらではあったが。

     

    飯森は、絶対服従を誓って以降の七海が可愛くて可愛くて仕方がなかった。どんな酷い命令にも忠実に従うのみならず、命令の根底にある飯森の意図をも正確に把握して、それを実現すべく精一杯努力する。どんなに痛くても苦しくても臭くても不味くても、健気に耐えて耐えて耐え続ける。絶対服従と言いつつ、時に飯森に意見してくるのだが、これがいちいち正鵠を射ていて、なのに七海が言うと不思議と不快にならない。たまに意見を採用してやると、誠実だが無感動そうに「ありがとうございました」と言うのだが、直後の歯茎奉仕ではいつも以上に激しくピストンしてきたりするのが何ともいじらしい。そして喉奥に射精してやると、七海はケホケホと咳込みながら涙目で言うのだ。「ご主人様、ザーメンごちそうさまでした」と。その時の表情……!

    そう、七海の表情だ。臨月を迎えたということもあって、最近は測位や後背位で奉仕させることが多いのだが、激しい奉仕の合間に時々こちらを振り向いてきたときの潤んだ瞳が、儚げな表情が堪らない。強烈な快感に翻弄されながら、ペロのように下品な獣声を喚き散らすのではなく、高く細い声で短く喘ぎつつ、何かを訴えるような目でこちらを見てくる。口で言わずに目で、表情で訴えてくる。

    もっとこの表情が見たい。もっと声を聞きたい。こっちも動いたらどんな表情に、声になるんだろう。見たい! 聞きたい! そうやって最近では七海の奉仕に全て任せず、飯森の方からも動くことが多くなった。向こうに奉仕させている最中なのに、気づいたらこちらが奉仕している。でもそんなことどうだっていい。七海も、こちらの動きとシンクロし、増幅させるような独特な動きをしながら奉仕しているのだから。互いが互いに奉仕し奉仕される。その中で七海の表情はどんどん切ないものになり、声も次第に大きく長くなっていくが、下品にはならずにひたすら可愛い声で泣き続ける。そして始まる連続絶頂。だが絶頂が始まっても彼女はピストンを止めず、筆舌に尽くしがたい目で、声で、表情で必死にこちらを見つめてくる。互いに興奮の極致に至って精を彼女の体内に放った後、ゆっくりと絶頂の波が引いていくと、七海はおもむろにこちらを振り返って、荒い息の合間に掠れた小声で言うのだ。「ご主人様、気持ちよかったですか?」と。その妖艶な顔、声。言葉とは裏腹に、目は別のことを控えめに訴えているように感じる。「ご主人様、もう1回してくれませんか?」 ……その顔があまりに可愛くて、すぐにペニスが復活し2回戦が始まる。最近は毎朝これの繰り返しだ。

    飯森だけではない。JSPFの客たちも、奴隷の玲香や仁科母娘、果てはペロやポチですら七海の虜になっている。七海のことを魔性の女だとか天然のサキュバスだとか言う者もいる。意図してやっているのではなく無意識でやっているから魔性で天然というわけだ。飯森もそう思う。奴隷が主人に奉仕させるとは何事かと思うのだが、あの表情が見られるならそれもいいかとも思ってしまう。何しろあの表情は、元々七海が持っていたものではなく、9ヶ月間飯森が調教してきた結果、身に付いたものなのだから。それに、どうせ被虐系の調教は、今は無理なのだ。ならば出産までの1ヶ月、魔性の七海を楽しむのも悪くない。

    その七海の表情。あれの意味するものも飯森はだんだんとわかってきた。快楽に耐えて奉仕を優先しようという奴隷的義務感と、奉仕をおざなりにして快楽に浸っていたいという性的欲求、2つが七海の中でせめぎ合っている時に、無意識のうちにああいう顔になるらしい。 ……何とも理想的な状態だ。機械的に奉仕するだけの奴隷人形になってもつまらないし、快楽のみを求めて奉仕を軽視するようでは奴隷失格だ。ちょうど真ん中にいる今がベストだ。そう思う。そう思うのだが……

    問題は七海よりむしろ男たちの側にあった。あの顔をされると、飯森も客たちも、陽葵やペロでさえ理性が吹き飛んでしまう。七海の自発的奉仕を遮って、自らの欲望の赴くままに犯しまくりたくなる。そうして身体中を滅茶苦茶に蹂躙されながら、七海も快楽を存分に味わって絶頂を繰り返し、さらに切ない声と儚げな顔で男たちを追い込んでくる。どこまでも深まっていく快楽のスパイラル。七海が大人気なのも頷ける。

    ……だが。男たちがすぐに沸騰してしまうものだから、このところ七海は奉仕している時間よりも犯されている時間の方が明らかに増えてきている。1ヶ月前、飯森に絶対服従を誓った頃はほぼ同じくらいだったのに。それが七海の心の葛藤にも影響を与え、最近では男への奉仕よりも自らの快楽を優先する考えが優勢になりつつあるような気が、飯森はしていた。そして尚悪いことに、あの表情さえすれば自分が奉仕せずとも男たちが快楽を与えてくれるということに、七海は気づきつつあるのではないか……?

    七海は賢い。絶対服従以降明らかに賢くなった。自分の表情で相手がどう変わるかを冷静に分析しつつ、露骨にあの表情を作ったら誘惑していることがバレるので、自分は無意識でやってますという雰囲気を演出しながら、計算された控え目な表情で男たちを意のままに操って快楽を貪っているのではないか? ……だとしたら、それこそサキュバスだ。天然ではなく本物の。

    流石にそんなことはないと思う。あり得ない。だが、ふとそんなことを考えてしまうほどに、最近の七海は蠱惑的だった。天然は天然でい続けることはできない。特に七海のような賢い人間は。 ……今のところ七海のあの表情は無意識の天然だと飯森は確信している。しかしこのままだと近い将来、七海がサキュバス化することもまた確実であるように飯森には思われた。

    だが、奴隷が主人を誘惑するなど決して許されない。奴隷にとっては主人の快楽こそが常に最優先なのであって、自分の快楽は二の次、三の次。それが逆転するなど言語道断だし、そうなることを目論んで色目を使って誘惑してくるようになっては興醒めも甚だしい。

    取り敢えず、5月18日の出産予定日までは無理もさせられないので、天然・魔性の七海を皆で楽しむとしよう。そして出産後、まずはハードプレイを解禁して様子を見る。もし何らかの演技をしているのだとしたら、ハードプレイで余裕がなくなればボロが出てくるだろう。七海が意図的に男を誘惑していたと判明すれば、激しい折檻を加えて再調教する必要がありそうだ。それによって現状の理想の七海が変わってしまうのが惜しい気持ちと、どんなふうに変わるか楽しみな気持ち。だが、飯森の懸念はただの杞憂に過ぎず、ハードプレイが再開されても七海は魔性のままでい続ける可能性もある。その場合は、苛烈な責めの合間にどんな表情を見せてくれるのか楽しみでならない。

    取り敢えず出産前後の予定は決まったし、七海のあの表情に対する対処も決まった。だが、その後については……。やはり考えざるを得ない。もう先送りにはできない。タイムリミットはそこまで迫ってきているのだから。

     

    ……ペロの身体の限界というリミットが。

     

    ペロの身体は間もなく限界を迎える。JSPFが作成した拷問マニュアルを読んだ結果、ペロは近い将来妊娠能力を失うだろうと飯森は予測していた。否、もう既に失っているかもしれない。そうして子宮にまで、内臓にまで薬物の影響が出始めたら、あとは加速度的に体調が悪化し、下痢が続いて体重は激減、歯が残っている場合は全て抜け落ち、脳にも異常が現れて精神と身体機能に様々な障害が起きていく。JSPFでは、そうなったメス犬は価値なしとして四肢を根元から切断し、便槽に落として余生を過ごさせた後、処分することになっていた。 ……飯森はマニュアルを熟読し、ペロが便器となるのは4ヶ月後と予想した。そして便槽に落としてしまえば1ヶ月は保たない。

    4ヶ月後、8月。8月11日。七海の処女を奪ったあの日からちょうど1年後の記念日……。

    飯森は、3月に七海が叛逆した時点では、8月の調教1周年記念日に合わせて七海の四肢を切断し、ペロと同じメス犬にする予定でいた(ただし寿命が激減する違法薬物は摂取させない)。だが叛逆は1日で終わり、その18日後に七海は完全服従し、以降七海は、飯森が思い描いていた理想の奴隷になった。完全服従後の七海はJSPFの客にも大人気で、最近では七海を調教した主人である飯森も、客たちに一目置かれるようになっている。こうなってくると、七海をメス犬にするのが惜しい。8月以降も理想の七海を皆で愛でていきたい。

    だが、ペロの寿命は確実にやってくる。そしてその時、七海はこれまでとは比較にならないほどの衝撃を受けるだろう。昨年の8月に七海が飯森の奴隷となって以来、ペロは七海にとって常に最も大きな存在であり続けた。七海が飯森の調教を受け入れたのも、放課後や登下校時に教師や警察に相談しなかったのも、JSPFでの過酷な調教生活に耐えてきたのも、飯森に完全服従を誓ったのも、理想の奴隷・魔性の女・天然のサキュバスとなったのも、全てはペロの、最愛の姉・光希の存在ゆえだ。そのペロがいなくなる。全ての前提が崩れ去る。そうなれば今の理想の七海も儚く消え去ってしまうに違いない。だが、それだけでは終わるとは思えない。ペロの死によって七海の心が壊れてしまう可能性はかなり高いと飯森は見ている。だが、それだけは絶対に避けねばならない。

    飯森は、七海をペロと再会させるというアイディアを思いついた昨年の秋から、さらに言えば、光希が逃亡罪によって手足を失い、同時に例の違法薬物を過剰投与されたと聞いた時から、このペロの寿命問題についてずっと考えてきた。だがいくら考えても答えが出ない。そうこうしている間に姉妹の絆はさらに強固なものになってしまった。……そろそろ本腰を入れて熟考しなければならない時が来たようだ。

    ……堀田氏に相談してみるか。あの人ならJSPFの幹部だし、七海を大層気に入っている。調教歴は自分よりも遥かに長いから、七海に姉の死を受け入れさせる何らかのアイディアを持っているかもしれない。うむ、明日にでも聞いてみよう。

    ああ、七海。愛しい七海。もっと…… もっともっと愛してあげるからね……!

     

    II:計画

     

    いよいよ七海の出産予定日が近づいていた。

    奴隷にとって妊娠は不可避である。JSPF専属の奴隷たちの場合、奉仕の際に避妊は一切行われないので(ただし専属調教師はパイプカット済み)、奴隷たちはあっという間に客の子供を妊娠する。途中で流産してしまう場合もあるが、専属奴隷は100人を超えるため、毎週のように公開出産ショーが行われており、奴隷は激痛と快楽と羞恥と絶望の果てに赤子を産んでいく。出産後、赤子は直ちに親元から離され、彼(女)らは両親の顔も知らぬままJSPF内の養育施設(男女別)へと送られて、奴隷2世として徹底的な教育・調教が施された後、6〜12歳頃に全世界に向けて出荷されるのだ。

    玲香は出産を1回・流産を1回経験しており、今日子は学園での調教中に堀田の子を孕んで現在妊娠3ヶ月目、陽葵は昨日名も知らぬ中年客の精子によって受精したが、本人含めその事実を誰も知らない。ペロは、メス犬となってから短期間に3回妊娠しているがいずれも初期に流産し、現在は妊娠能力を失っている。

    専属奴隷でない会員客の個人奴隷の場合、公開出産ショーへの参加・出産後の母子の処遇等は会員客に一任されている。ショーには参加せず、小さな分娩室を借りて自分一人で赤子を取り上げる主人もいれば、JSPFのショーよりもさらに過激な拷問出産ショーを開催して、妊婦や胎児を死亡直前まで追い込む主人もいる(稀に死亡するケースもある)。産まれてきた赤子については、自宅に引き取ってメイドに世話をさせたり、JSPFの養育施設で育てた後に引き取ったり、そのまま売却して大金を入手し次の奴隷調教のための資金にしたり、こちらも色々である。中には我が子を食材と捉え、フォアグラよろしくエサを過剰摂取させた上で数年後に生きたまま解体し、肥大化した幼児の肝臓を食すという外道行為を平然と行う食人マニアもいる。奴隷の子は奴隷。所有「物」だ。売ろうが食べようが全て主人の自由なのである。

    七海の場合は、JSPFの公開出産ショーで出産させ、産まれた子供はJSPFの養育施設で6歳くらいまで育ててもらった後、女児なら引き取って母娘奴隷とする、男児なら売ってカネに換える…… というのが、七海をJSPFに連れてきた頃に飯森が思い描いていた未来であった。直後に七海の胎内にいるのが女児であることが判明した。

    だがこの未来は、飯森が堀田に相談したことで大きく変わることとなった。

    「なるほど…… 七海のあの表情にはそういう事情があったのか。なかなか面白い話だな」

    「ええ…… ですが……」

    「ああ。もう1つの方は難問だ。今ペロが死ねば、七海は恐らく壊れるだろう……」

    「そうですよね……」

    「そうだなぁ…… うーむ…………」

    「…………」

    「ふむ…… ん? おう、そうか! 「人質」役をペロから産まれてくる女児に引き継がせるというのはどうかね?」

    「……! そうか! 娘を人質に取ればいいのか!!」

    「これまではペロがいたから七海という奴隷が成り立っていた」

    「その役を娘にやらせればいいわけですね」

    「そうだ。そのためにはまず、七海が娘を溺愛するようにならんといかんが…… 現状はどうなのかね? 七海は君との娘をどう思っているのかな……」

    「妊娠当初は絶望していたようですが、絶対服従を誓って以降は愛情が日に日に増していっているようです」

    「ふむ…… だが姉の代わりとしては、まだ弱いな」

    「ですね」

    「出産後すぐに養育施設に預けず、七海に子供の面倒を見させるか……。ベッドルームで育児をさせたら他の奴隷の反感を買うだろうから、出産以降は七海専用の部屋を用意して、そこで育児をさせつつ、食事や就寝、調教も全てそこで行う」

    「なるほど。そこで娘に対する愛情を深めさせ、七海の母性本能を高めさせるわけですね」

    「うむ。調教と育児の両立は難しいだろうから、育児のサポートを行う者が必要になるな……」

    「玲香はどうでしょう。ペロとポチの世話をしている雑用係です。七海とも仲が良いようです」

    「あいつか…… 使えるな。ペロとポチの世話を他の雑用係にやらせれば、かなりの時間が確保できる。まぁ、ペロは便器になってしまえば世話は不要だがな。その時間で玲香に育児のサポートをやらせよう」

    「そうやって玲香のサポートを受けながらも毎日娘の育児を自ら行うことで娘への愛情が膨らんでいけば、別れ別れになるのを恐れるようになりますね」

    「その通り。言うことを聞かなければすぐにでも娘を養育施設に送る。そうなれば娘とは永遠に会えない。そのうちどこぞの飼い主に買われて酷使された挙げ句、幼くして惨殺されるだろう。 …そう言えば良い」

    「まさに人質ですね」

    「娘の方は正直何とでもなるが…… ペロの方は難しいぞ。最も重要なのは、ペロの死は寿命であって七海のせいではないということを本人にきちんと認識させることだ。ペロの寿命が縮まったのは薬物のせい、ペロが逃げ出したせい、つまりは自業自得だと」

    「まあ、本を糺せば全部私のせいですが(笑)」

    「それでも良い。君のせい、もしくはJSPFのせいということになれば、怒りの感情が湧くだろう。それならば御しやすい。怖いのは、姉の死を自分のせいだと思い込み、自責の念で押し潰されて自我崩壊するパターンだ。これだけは避けねばならぬ」

    「ええ。となると出産の後、なるべく早い段階で、ペロの寿命が近いことを2人に明かした方が良さそうですね」

    「だな。女医を同席させて、医学的見地から回復も延命も不可能であることを説明させる。実際不可能だしな……」

    「午前中の特殊調教は毎日ペロを七海の部屋に運ばせます。日に日に体調が悪化していくペロを目の当たりにすれば、七海もペロの死期が近いことを悟らざるを得ないでしょう。ペロは恐らく、死は自分のせいだと言って七海を諭すと思います。まあ、私のせいだとは言うかもしれませんが。少なくとも七海のせいだとは言わないでしょうし、思ってもいないでしょう」

    「うむ。あとは自殺と逃亡だな。自殺に関しては、お前が死ねば娘が悲惨な人生を歩むと言って脅す」

    「逃亡は…… 七海を専用の部屋に軟禁してしまえば防げそうですね」

    「だな。それと、七海と仲の良い玲香や陽葵も使えるかもしれん」

    「確かに。これも考えてみます」

    「次に我々だ。我々も耐えねばならんことがある」

    「??」

    「ふふっ…… 七海のあの表情だよ。私も含めて、どうもあの目を見てしまうとレイプ衝動が高まってしまうのだが…… しかしここは心を鬼にして、七海にもっと奉仕させないと駄目だ」

    「別れの悲しみを忘れさせるためですか」

    「そうだ。我々に犯されている間、七海は好きなだけ悲しみに浸れることができる。悲しみはどんどん膨れ上がっていき、やがては破裂して再起不能となってしまうだろう。そうならないためには常に自発的に奉仕させて、悲しみを忘れさせることが肝要だ。」

    「奴隷としての務めを果たさずに悲しみに浸ってばかりいたら、娘ともお別れだぞと脅せば、より効果的ですね」

    「くくく…… そうだな」

    「ご助言ありがとうございました。おかげでなんとかなりそうです!」

    「それは良かった。七海は壊すには勿体ない逸材だからな。ペロの件は難問だが、調教師としての君の腕の見せ所でもある。楽しみにしているよ」

    「ありがとうございます。これで七海も、娘も、末永く愛してやることができそうです」