『葉月』………第4章「レズ責め」

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 下半身を下着姿のまま、自分の席で立たされ続けるという羞恥の授業がやっと終わり、葉月は亜矢子から制服のスカートを取り戻すことが出来た。
 立たされている間には、何度も亜矢子を呪う言葉を心の中で呟いていた葉月だったが、スカートを受け取るときには、つい「ありがとう」と言ってしまった。
 お礼など言う必要無いのに。
 そして食堂で、施設の通いの職員によって用意された夕食を力無く食べ終えると、葉月は女湯へと向かった。
 羞恥体験に疲れた葉月は、制服を脱いで下着姿になると、ふと体を硬直させた。
 ここは女湯の着替え場なのに、さっきの授業の恥ずかしい思いを思い出したからだ。
 でもそれは今は忘れよう。シャワーを浴びて洗い流そう。
 下着をも脱いで、ふくよかな乳房と薄い陰毛の股間を白いタオルで隠すようにして浴室に入ると、その後に続くようにして亜矢子が数人の女子と一緒に着替え場に入ってきた。
 葉月としては、先に亜矢子が入って上がってくるのを待ちたかったのだが、いつまでも亜矢子に入る様子が無く、この後のレクレーションに遅れてしまうため、しかたなく先に入るのを決めたところだった。
 しかし湯船に入るために体を洗っていると、危惧していたように亜矢子たちが葉月に声をかけてきた。
 声どころか、両脇から誰かが葉月を押さえつけるようにしてきた。
「きゃあ! なにするの!?」と葉月が抗議すると、今度は後ろから手が伸びて、乳房を強く揉まれた。
「矢代さん、おっぱい大きいのねぇ」と乳房を揉む亜矢子。
 何の冗談なのか、いや、今度はどんな嫌がらせをするつもりなのかと葉月が尋ねるが、亜矢子は意に介さない。
 そのうえ、両脇を他の女子たちに抑えられながら、洗い場の床に仰向けに引き倒された。
 すると、手にシャンプーや液体石鹸を垂らした亜矢子たちが、まるで葉月をレイプでもするように襲い掛かってきた。
 両足をばたつかせて抵抗すれば、その足も押さえつけられ、あろうことか股間が露になるように広げられてしまった。
「やめてっ!! いやっ! なんで!?」
 亜矢子は、葉月の乳房の愛撫を他の女子に任せて、今度は股間の秘部に手を伸ばした。
 その手は決して乱暴ではなく、まるで自分の部位でもあるかのように優しく触る。
 抵抗している亜矢子は、手足を押さえつけている力強さとのギャップに、かえって驚き、わずかな快感を感じてしまった。
「あっ……、なに……?」
 乳房を愛撫している女子たちの手つきも、始めこそ力強かったものの、その後は乳首を優しく弾き、明らかに葉月を気持ち良くしようという動きに変わっていた。
 そして、石鹸類のヌメりで滑りやすくなっている亜矢子の指が、葉月の性交のための穴へと侵入してきた。
「だ、だめ! やめてっ!! やめてよっ!!」
 思わぬレズ責めという異常さと、バージンをこんなところでこんな形で失うかもしれないという恐怖に、葉月は絶斗した。

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