[小説] 美ブタ戦士オーナームーン (プロローグ)

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[小説] 美ブタ戦士オーナームーン (プロローグ)

 

「キャハハハ!!! 地球は私たちのデビル軍団のものだ」

緑色の肌を持つ魔女はそう叫んだ。

今ここは日本の東京の繁華街。 そこで叫んだ魔女は、地球を征服しようとする邪悪な悪党デビル軍団の四天王の一人である『魔女キリア』だった。 緑色の肌に痩せた体型、唇の外に10cm以上突き出た犬歯、長く切れた目、大きな鼻、15cmほど尖った十本の指の爪、乱れた髪とボロボロの黒いドレスまで··· まさに「私は悪党」と宣伝しているような姿だ。 警察や自衛隊が押し寄せても、彼女が持つデビルエネルギーには勝てないだろう。どうしよう?地球が危機に瀕している。

「ひぃっ!!! 助けてください!!!」

魔女の片手に捕らわれた少女は、そう懇願した。 しかし、魔女はその少女の要求を受け入れるつもりはなかった。 その少女にデビルエネルギーを注入し、デビル妖怪に変える計画を実行する予定だ。 このようにしてデビル妖怪を継続的に生み出せば、近年深刻化しているデビル軍団の人手不足も解消できるだろう。

「キヒヒヒ〜すぐに終わるから心配しないで..」

魔女がそう言いながら、少女の額の真ん中に向かって反対の手の人差し指の先をゆっくりと狙っていたその時···

「止まれ!デビル軍団の悪党!!!」

突然聞こえてきた声に、魔女は「ちっ」と舌打ちした。

「月と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン!」
「水と知性のセーラー服美少女戦士セーラーマーキュリー!」
「炎と情熱のセーラー服美少女戦士セーラーマス!」
「雷と勇気のセーラー服美少女戦士セーラージュピター!」
「愛と美貌のセーラー服美少女戦士セーラービーナス!」

声が聞こえたその場所には、色とりどりのセーラー服を着た少女が五人並んで立ち、立派なポーズをとりながら魔女を見つめていた。 その中央にいる、青いスカートのセーラー服に金髪のツインテールの少女がポーズを取りながら一言添える。

「月にかわっておしおきよ!」
「くっ… 出てきたな、セーラー戦士たち…!!!!」

魔女は怒りを抑えるような声でそう言った。

デビル軍団の四天王である彼女も、すでに何度も会ったことがある少女たちだ。 地球を征服しようとするデビル軍団が様々な作戦を展開するたびに現れ、その作戦を何度も妨害し、兵士やデビル妖怪を殺すデビル軍団の天敵である。 最近発生したデビル軍団の人手不足問題も、実質的にあのセーラー戦士たちが原因と言えるだろう。 さらには『四天王』もすでに3人が死んでおり、魔女キリア自身が現在まで唯一残っている四天王のメンバーである。 デビル軍団自体が四天王4人が共に率いる議会体制であったことを考えると、唯一残っているデビル軍団の指導者とも言える。

つまり、今日の戦いで敗北すれば、デビル軍団はそれで終わりだ。

「かかってこい、セーラー戦士たち! 私、魔女キリア様がデビル軍団の運命を賭けて対抗してやる!」

まるで待っていたかのように最初に駆け寄ってきたのは、青いスカートのセーラー服を着た青いショートヘアのセーラー戦士『セーラーマーキュリー』だった。

「シャボン・スプレー!」

彼女が叫んだ技の名前とともに、瞬く間に周囲は霧に覆われる。 水の力を使い、同時に優れた頭脳を持つ彼女は、常にこの技術で敵の視界を遮断する。 彼女の戦いはいつも単なる力の対決ではなく、知略の対決だった。
そして彼女が先に霧を広げた後、他のセーラー戦士たちの攻撃が続く。

「ファイヤー・ソウル!」

最初に攻撃を開始したのは、赤いスカートのセーラー服を着た黒い長髪のセーラー戦士「セーラーマス」だった。 炎のような性格で常に戦いの最前線に立つ彼女の戦闘能力は非常に優れている。 炎の力で炎球を放つスキル「ファイヤー・ソウル」で直接攻撃したり、「悪霊退散」と書かれたお守りを使って敵を制圧するスキルにより、倒れたデビル軍団の数はかなり多い。

「うっ!これくらいは…!!!」

魔女は自分のデビルエネルギーを利用してセーラーマスの攻撃を受け止めた。 しかし、セーラー戦士たちの攻撃はそこで止まらない。

「シュープリーム・サンダー!」

続く攻撃は、緑のスカートをはいたセーラー服を着た茶色のポニーテールのセーラー戦士『セーラージュピター』だ。 稲妻の力を使う彼女の攻撃は、誰よりも速く、激しい。 かなりの怪力を持つ彼女は、拳での殴り合いでも相当な実力を誇る。 実際の戦闘でどれだけ活躍できるかで言えば、彼女はセーラー戦士の中で最強と言えるだろう。
魔女がセーラージュピターの攻撃を回避したり受け止めたりする前に、次の攻撃が続く。

「クレセント・ビーム!」

オレンジ色のスカートを着たセーラー服を着た金色の長髪のセーラー戦士『セーラービーナス』の攻撃だ。 指から放たれる光線クレセント・ビームは瞬時に敵の防御を突破し、命を奪う。 セーラー戦士5人の中で最も早く覚醒し、すでに昔から悪党を倒してきた彼女は、セーラー戦士の中で最も熟練した手で敵の陰謀を暴き、彼らに正義の裁きを下した。

「最後に残った四天王を軽んじるな!!!」

しかし、魔女キリアも簡単には倒れなかった。 自分のデビルエネルギーで防御壁を作り、セーラー戦士たちの連続攻撃を防ぎ、同時にセーラーマーキュリーが周囲に広げた霧を払いのけた。 そして次の動作として右手を前方に伸ばし、得意技の念動力でセーラー戦士全員を動けなくした。

「計画通りここで出会った人間をデビル妖怪にすることはできなかったが.. せっかくこうなったのだから、セーラー戦士たち、君たちを全員デビル妖怪にしてやる!!!」

しかし、魔女キリアの思い通りにはいかなかった。

「それはダメだ」

突然、男の声が背後から聞こえ、同時にバラの花が手裏剣のように飛んできて魔女キリアの背中に突き刺さる。 彼と共に念動力を維持していた魔女キリアの集中が乱れ、セーラー戦士たちを空中で捕まえていた魔女の力も消えてしまった。

「うっ!あなたは、タキシード仮面!?」

黒いタキシードスーツ、裏地が赤い黒いマント、さらに黒い帽子に奇妙な仮面まで··· 彼はデビル軍団の敵、セーラー戦士たちの味方タキシードの仮面だった。 タキシードの仮面はセーラー戦士たちが危機に陥ると必ず現れ、デビル軍団を妨害し、しかし正面戦は行わず、妨害だけした後に姿を消す··· とても憎たらしいデビル軍団の敵だった。

「セーラー戦士たちよ、あいつが最後の残ったデビル軍団の幹部だ。 あの奴だけを倒せば、地球は守れる。それなら、幸運を祈ろう…」

そう言って「ハハハハ」と笑い声を残しながら消えていくタキシードの仮面を見て、セーラームーンの目にハートが現れるようだった。

「タキシード仮面様、かっこいい…」
「セーラームーン、早く!」

その時、セーラー戦士たちの中で誰かがセーラームーンを呼ぶと、セーラームーンもすぐに気を引き締める。 致命的な攻撃は常にセーラームーンが行う。魔女キリアがタキシードの仮面に気を使い、隙を見せる、今がまさにチャンスだった。

「ムーン・ティアラ・アクション!」

セーラームーンが自分の額に着けていた金冠を外してブーメランのように投げると、それがすぐに輝く円盤の形になり、魔女キリアに飛び込んできた。 そして油断していた魔女キリアはそのままセーラームーンの攻撃を受け.. ゆっくりと灰となって消えていく。

「うっ…残念だ、セーラー戦士たち…!!!! 君たちがいなければ.. 地球は私たちの…..」

魔女キリアは自分の言葉を言い終える前に、灰灰に変わってしまった。 セーラー戦士たちは再び地球を危機から救ったのだ。 素晴らしい、セーラー戦士たち! セーラー戦士がいる限り、私たちの地球はいつでも安全である!

「…..だと思うだろう。 くそ地球野郎ども!」

デビル軍団は崩壊した。 幹部は全員死亡し、デビル軍団の90%が倒れた。 残っている10%の兵力は、実質的に「残っている」という言葉が無意味になるほどの敗残兵だけだった。 しかし、それでも「オレ」は生き残った。 魔女キリアがセーラー戦士たちの集中攻撃を受けたとき、すぐにその場から逃げ出し、一般人のように地球人の中に隠れたのだ。 幸いにも、私の外見は地球人の外見と大きくは変わらない。 地球人を装い続けて演技を続ければ、生涯セーラー戦士たちと衝突することなく生きていけるだろう。

「でも、このまま終わらせるわけにはいかない」

俺はそう呟きながら、指にはめた小さな指輪を見下ろした。
俺の兄はデビル軍団の四天王の一人だった幻惑術士ライポル.. そして俺は彼の実の弟であるデビル軍団所属の兵士ライゼ.. 簡単に言えば、ただのデビル軍団の雑兵だ。 そんなに地位も実力も能力もなかった俺がデビル軍団に入って、これまで恵まれた生活を送れたのは、全て兄が俺の後ろ盾だったからだ。 しかし、その兄はセーラー戦士たちに殺された。 俺が何事もなかったかのように生きられるわけがないじゃないか!?
復讐するだろう。 兄と残りの四天王たち、そして多数のデビル軍団の兵士たちの復讐を果たさなければならない。俺はただその目的のために生き残った。復讐だけができるなら、俺は何でもするだろう。しかし、どうやって復讐するのか? 四天王たちも勝てなかったセーラー戦士たちとタキシード仮面をどうやって倒すの? 結局、戦っても5対1か、タキシード仮面まで6対1で、集団リンチを受けた後、死ぬだけだ。

しかし、まだ方法はある。 不幸中の幸いで、俺には兄が残した遺品がある。 それが今、私の右手の中指に嵌められている赤い宝石がついた銀色の指輪だ。 この指輪には兄の力が溢れるほどたっぷりと詰まっている。 もちろん、この指輪でできることは限られている。 強力な必殺技を使うこともできず、私の戦闘力を飛躍的に高めることもできない。 すごい魔法や超能力を使うこともできない。 この指輪でできることは、相手を深く眠らせ、「何の夢」を見させることだけだ。

「しかし.. 」

俺はニヤリと笑いながら左手で指輪をゆっくりと撫でた。
兄は生前、この指輪を俺に渡しながら言った。 殺したくなるほど嫌いだけど、ただ殺すには惜しい相手がいるなら、彼に使えと。 死ぬほど嫌いだけど、ただ殺すにはもったいない相手? 俺には、当然セーラー戦士たちだ。

「そうだ.. これで十分だ」

俺は自分の中に残るセーラー戦士たちへの恐怖でドキドキする胸を抑えるために、ずっとそう呟いていた。 目を閉じて、兄を思い出しながらこう呟く見ると、やがて口元に笑みが浮かぶ。

「セーラー戦士たちに··· 死よりも大きな苦痛を与えるには、たっぷりと十分だ…」

いつの間にか俺の胸は恐怖ではなく復讐への期待感でドキドキしていた。

 – つづく

 

もともとは韓国語で書いた小説ですが、日本語に翻訳して投稿します(笑)
長文を翻訳する際にミスがあったかもしれませんが、許しください。

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