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  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第9章 – 奴隷200日目

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    I:奴隷200日目 – 朝

     

    5人が語り明かした日から1ヶ月少し経った7月6日。七海はいつものように午前6時ちょうどに飛び起きた。爆音ブザーは鳴らなかった。爆音を鳴らすと美海が泣き出してしまうため、七海に埋め込まれたマイクロチップが午前6時に電流を流して七海を叩き起こすという方式になったのである。

    七海は、チップが埋め込まれている右の手首の辺りをさすりながら、寝室を出た。そしてリビングから世話係用の部屋へと向かう。扉を開けると美海と玲香がいた。玲香は、七海と同じように6時に叩き起こされた後、ベビーベッドの中ですやすやと眠る美海の様子を見に来ていたところだった。2人は美海を起こさないよう小声で挨拶を交わす。

    「おはようございます、玲香さん」

    「おはよう、七海」

    「昨晩もありがとうございました」

    「いえいえ、どういたしまして」

    七海の専属世話係となった玲香は、この小さな部屋を与えられ、夜はここで美海の世話をしていた。七海は毎日朝から晩まで犯されっぱなしの虐待されっぱなしで、それでも僅かな合間を縫って寝室兼育児室で授乳などを行うのだが、夜は毎日気絶したように眠ってしまう。だが、美海の方はそんな事情はお構いなしに深夜でも泣き出してしまうため、夜は玲香の部屋に美海を預けることになったのだ。玲香自身も七海ほどではないにせよ毎日過酷な目に遭っており、深夜に美海の面倒を見るのは大変だったが、それでもなんとか踏ん張っていた。

    踏ん張れるのは、同居人のおかげでもあった。5人で語らったあの日の翌日から、陽葵と今日子もこの部屋で寝起きすることになったのだ。深夜の美海の世話は、その日3人の中で体力に最も余裕がある者が行うことになり、玲香の負担は少しだけ減った。だが、玲香にとっては話し相手ができたことの方が嬉しかったし、それは仁科母娘にとっても同様だった。

    しかし今朝、玲香のベッドの隣にある二段ベッドに母娘の姿はない。玲香は七海とともに暗い顔で奴隷用のトイレへと向かった。773号室には奴隷用トイレと会員客用トイレがあり、両者は壁を隔てて隣り合っていた。会員客用のトイレは施錠されていて奴隷たちは通常入れない。

    「ぁぇ……」

    「かひゅ……」

    母娘はトイレの中にいた。壁から上半身が生えていた。壁の向こうは客用トイレである。客用トイレは、会員客が寝起きする宿泊区画の一角にある男性用トイレと扉1枚で繋がっており、773号室の玄関を通らずに行き来できるようになっていた。母娘は、腰の部分が壁に埋め込まれ、下半身を客用トイレに晒したまま、一晩を過ごしたのだ。

    母娘の目の前には大きなモニターが設置されており、壁の向こう側の惨状がリアルタイムで映し出されていた。 ……まるで小便器のように壁から生えた下半身は、鞭打ちで真っ赤に腫れ上がった上に大量の精液と尿で汚れきっており、肛門の真下の床の上には、それら汚液と糞便が大量に積もっていた。

    これは罰だった。前日の午前中、陽葵は堀田の鞭を受けながら飯森のペニスを口で奉仕していた。しばらくして飯森がイラマチオを始めると同時に堀田の鞭が陽葵の大陰唇を直撃し、陽葵は堪らず飯森のペニスを噛んでしまったのだ。JSPFの奴隷である陽葵は、抜歯に向けてのカウントが1つ進んでしまったわけだが、これを取り消すよう今日子は飯森に懇願した。そして娘と同じ仕打ちに耐えられればカウントを取り消すと言われ、今日子は必死に飯森のイラマチオに耐えたのだが、堀田の鞭がクリトリスを強打した瞬間、今日子もまた歯を当ててしまい、結局母娘はどちらもカウントが進む結果となってしまった(陽葵はあと1回、今日子はあと2回で1本抜歯)。しかも、抜歯はあくまでJSPFの規則であって、ペニスを噛んだことへの罰は別に用意すると飯森はニタニタ笑いながら言い、母娘を壁に埋め込んだまま一晩放置したのである。

    なお、壁の部分には目立たないようにクッションが置いてあり、妊娠7ヶ月目の今日子の腹に負担がないよう、一応の配慮がなされていた。

    深夜だというのに、宿泊客たちはひっきりなしに「小便器」を使った。下半身の感覚は次第になくなり、母娘はいつの間にか気絶。6時になって強制的に起こされたものの、意識は朦朧としたままだった。

    「2人とも大丈夫っ!?」

    七海が駆け寄る。その時、母娘の身体が前後に揺れた。

    「ぅあ…… ひぅっ……」

    「らめぇ…… はひ……」

    宿泊客が朝イチの小便を母娘の肛門=小便器の中に注ぎ始めたのだ。母娘の肛門は一瞬たりとも尿を留めおくことができず、ペニスが抜かれると同時に糞便カスと混じって茶色くなった汚液が噴き出して、床に散らばっている汚物の上に降りかかっていく。

    モニターに映し出される、あまりに不潔極まりない、異常な光景。外の世界の女性が見たら間違いなく嘔吐してしまうだろう。だが七海も玲香も動じない。七海も玲香も既に何度か体験しているからだ。ただただ、母娘が心配でならなかった。

    そのうち、母娘の身体が大きく揺さぶられ始めた。モニターを確認するまでもない。肛門に排尿した男たちが膣を犯し始めたのだ。

    「んんっ…… ひゅっ……」

    「あひぇ…… うあぅ……」

    母娘の反応は微弱だが、それでも先程に比べると色艶が感じられる。こんな状況でも快感を得てしまうほど、母娘の身体は開発が進んでいるのだ。

    「もうやめたげてよ……」

    七海が小さな声で呟く。だがどうしようもない。母娘は壁に固定されていて、助け出すには飯森が持っている鍵が必要だが、飯森は8時にならないと来ない。男たちを止めようにも、客用トイレは施錠されていて入れない。どうしようもないのだ。それどころか、母娘にはさらなる地獄が待っていた。

    ……朝食である。

    七海と玲香、後に合流した仁科母娘の計4人は、773号室で生活するようになってからは他の奴隷たちとは完全に別行動を取るようになったのだが、食事は相変わらず流動食であった。新たな部屋にはキッチンも設けられているものの、置いてあるのは菓子やつまみ、コーヒー・紅茶・酒類などで、これは会員客の軽食用であり、奴隷の4人が飲食することは固く禁じられていた。

    玲香は、トイレの床の上に犬用のエサ入れを2つ置いてそれぞれに1回の流動食を流し入れると、エサ入れの上でしゃがみ込み、今日子の流動食の上で半分だけ糞便を排泄し、次いで陽葵の流動食の上で残りをぶち撒けた。 ……前日にお仕置きを受けた者は、罰として翌日の朝食が糞便入り。その規則は今も変わらないのである。

    玲香は続いて、壁際に置かれた棚の中から薬品の入った小瓶を1つ取り出して蓋を開け、スポイトで少しだけ中の液体を吸い取ると、再びしゃがんでエサの上に数滴ずつ垂らした。そして、母娘の顔の前に可動式の台を持って行くと、出来上がった朝食を母娘の口元に置いて静かに言った。

    「陽葵、今日子、エサよ。いただきなさい」

    「「…………いただきます」」

    朦朧とした意識と微かな快感の中、母娘は躊躇うことなく汚物の中に顔をうずめた。手は壁の中に埋まっており、母娘は口だけを使って汚物を咀嚼し飲み込んでいく。食糞のペースは、以前茶碗6杯分の汚物を僅か9分で平らげた七海とは比ぶべくもなかったが、それでも母娘は拒否したり吐き出したりすることなく、ゆっくりゆっくり朝食を食べていった。

    その間も男たちは休むことなく母娘の膣を犯し続けた。立ちバックの状態で固定され、下半身を好き勝手犯されながら糞便入りの流動食を食べる。カプセルベッドで生活していた頃の夕食と、状況はほぼ同じだ。違うのは疲労の度合いである。カプセルベッドでの夕食は1時間強で、その前に午前4時間・午後4時間の計8時間の調教があった。対して、母娘は昨日の23時から7時間ぶっ通しで犯され続け(その間断続的に失神)。昨日も1日じゅう奉仕していたのだから、母娘ともに昨日の朝8時からほぼ丸1日犯され続けていたことになる。もう体力の限界だった。

    「「んあぃあああっ!!?」」

    だが、汚物と格闘しているうちに母娘の疲労と眠気は急速に消え去っていった。玲香が混ぜた液体は、カフェインその他の成分が合わさったJSPFオリジナルのアッパー系の薬物であり、依存性のない安全な代物ではあるものの、そこらの栄養ドリンクとは比較にならぬほど強力なものであったのだ。意識が晴れ渡るにつれて下半身の快感は急激に増していき、一方で嗅覚と味覚も研ぎ澄まされていく。快と不快の狭間で悶絶しながら、母娘は十数分かけて汚物を平らげたのだった。

    他方、七海と玲香は、母娘がエサを食べ始めると壁尻部屋から離れ、自分たち用の流動食をエサ入れに流し込みつつダイニングへと向かった。会員客用の立食テーブルの脇にある専用のスペースで四つん這いになり、エサ入れを床に置くと、壁に向かって朝の挨拶をする。壁には床から20cmくらいの高さの所に小型カメラが埋め込まれていた。

    「皆様おはようございます。飯森則夫様に飼われている奴隷の七海です」

    「皆様おはようございます。七海の専属世話係の玲香です」

    「これから奴隷の朝ごはんをお見せします。豚畜生よりも浅ましい下品なメス豚が、手も使わずにエサを食い散らかす様をご笑覧ください」

    「「…………いただきます」」

    七海は、わざと口を開けて、歯のない口内をカメラに晒してから、流動食の海に口を突っ込み、グチャグチャ音を立てながらエサを歯茎ですり潰していった。 ……なんて下品で不快で屈辱的な音なんだろう。

    飯森は所謂クチャラーだった。七海は、幼い頃から伯父が食事の際に発するこの音が堪らなく嫌いだった。それ故七海は常に口を閉じて静かに咀嚼してきたし、それはJSPFに連れて来られてからのカプセルベッドでの食事の時も同じだった。不味い流動食や上にかかった糞便に悪戦苦闘しながら、下半身を激しく犯されながら、それでも七海は音を立てないよう食べてきた。調教時に音を立てて糞便を食べるよう命令されることがたまにあり、せめて朝夕の食事の時くらいはあの不快な音を発したくなかったのだ……。

    なのに、新部屋に移って以来、七海はクチャラーになることを強制された。食事の前に屈辱的なことを言わされた挙げ句に、クチャクチャグチャグチャと不快な音を立てながら、豚のようにエサを食い散らかさねばならない。隣の玲香の咀嚼音も不快だ。今日は玲香1人だが、仁科母娘も加わって4人の咀嚼音が奏でる不協和音のおぞましさといったら……!

    しかもその様子を常時撮影されるのだ。映像は宿泊客の部屋のテレビにリアルタイムで流れている。この施設には宿泊用の部屋がいくつあって、何人が泊まっていて、そのうち何人がテレビを見ていて、何人が七海と玲香の朝食風景にチャンネルを合わせているんだろう。全くわからない。みんな寝てたらいいのに。でも見てる。絶対見てる。ご主人様も堀田様もみんな見てる! 口に嘲笑を浮かべながら見てる! さすが豚は食べ方も下品だとか勝手なことを言いながら、瞬きもせずに見てる……!!

    ……無人のダイニングには下品な咀嚼音だけが響き渡っている。その音を、その姿を、大勢に聴かれ、見られている。そう思うと七海の目から悔し涙が溢れた。人前で裸を晒すことも、豚マネ芸や脱糞さえも平気になった筈なのに。なのに、この音を聴かれるのがものすごく恥ずかしい。悔しい。自分がいよいよ卑しい豚に成り果ててしまったような気がして、恥ずかしくて悔しくて、悲しくて堪らない!

    これなら男たちの前でやった方がマシだ。男たちの前でやれば、マゾの血が騒いで、羞恥心や屈辱が興奮や快感へと勝手に変換されるに違いない。だが相手が無機質なカメラだからか、いつまで経っても興奮や快楽はやって来ない。カメラの向こうに男の視線があるとわかっているのに。 ……下品な音を立てている自分が悔しい。下品な音を聴かれていることが恥ずかしい!

    その思いは玲香も全く同じだった。2人は羞恥と屈辱に耐えながら激マズ流動食(糞便なし)を速攻で片付け、床の上に飛び散ったカスを舌で全て舐め取ると、エサを与えてくれたことに対する謝意をカメラに向かって述べ、最低の朝食を終えたのだった。

    壁尻部屋に戻ると、母娘はまだ糞便入り流動食と格闘していたので、七海と玲香は、美海の世話と身体の洗浄を2人交互に行った。その後三度壁尻部屋に行くと、母娘は大声で喘いでいた。

    「ああん♥ おちんぽ! もっと! 陽葵のうんちの穴、もっと突いてぇっ! んひゃああっ♥」

    「いいっ♥ ケツまんこっ! ああっ♥ もっとくださいっ♥ もっと汚してぇ! ああああっ♥」

    空になったエサ入れには未だ糞便のカケラが残っており、母娘の鼻のすぐ下で尚も強烈な悪臭を発していたが、薬物で覚醒した母娘はもはや気にも留めず、狂ったように快楽を貪り続けた。七海はエサ入れを洗いながら、親友とその母親の狂声を、悲しさ半分、羨ましさ半分で聞いていた。彼女の股間は、綺麗に洗った直後にも関わらず、ぐしょぐしょに湿っていた……。

     

    II:奴隷200日目 – 午前

     

    午前8時。玄関が開いて、飯森、堀田とキャリーケースを持った裏沢が入ってきた。リビングでケースを開ける裏沢。途端に強烈な糞便臭が辺りに充満する。

    光希はこの1ヶ月でさらに痩せ細った。肋骨だけでなく骨盤や肩甲骨、背骨までがくっきりと浮き出ており、肌は白を通り越して土気色。抜歯によって痩けていた頬はさらに落ち窪んで、老婆というより瀕死の病人といった様相だ。今や入ってくるより出ていく方が圧倒的に多く、日に2回の点滴でどうにか栄養分を補っている状態であった。

    「おはよう七海、玲香さん」

    「おねえちゃん、おはよう」

    「おはよう、光希」

    それでも光希は七海と玲香を心配させまいと気丈に振る舞い、2人もなんとか涙を堪えて光希に優しく語りかけた。

    一方、飯森と堀田は壁尻部屋に向かった。母娘は相変わらず嬌声を上げていた。

    「反省したか? 2人とも」

    「はいっ♥ 反省しましたっ♥ もう二度とおちんぽ噛みませんっ♥ 許してくらはいっ♥ ああんっ♥」

    「私もっ♥ 粗相をしてしまって申し訳ござ……ひうっ♥ 申し訳ございませんでしたっ♥ ひゃうっ♥」

    「あまり反省しているように見えんが…… まあいい。今からお前たちの口を使ってやるから、反省を態度で示せ」

    「あいっ♥ おちんぽ♥ おちんぽなめましゅ♥ しゃぶりましゅ♥ ひゃあああっ♥」

    「今度は絶対噛みませんので…… 私の喉まんこ、お使いくださいませ♥ あああっ♥」

    そうして、再びイラマチオが始まった。壁の向こうでは男たちが猛烈な勢いで膣を責めている。肛門にもバイブがねじ込まれている。壁のこちらでは飯森と堀田が、陽葵と今日子の頭を両手で掴んで猛烈な勢いで喉穴を突いている。先程食べた糞便入り流動食が全てリバースしてしまいそうな勢いでの激しい抽送。それでも2人は、凄まじい苦痛と吐き気、そして快感に耐えながら、舌と唇と喉を使って猛然とペニスに奉仕していく。 ……歯を当てないよう神経を研ぎ澄ませながら。

    薬物のおかげであろう。先程までの朦朧状態のままだったら、集中力が続かずに再び噛んでしまって、陽葵はカウントが5回に達していたに違いない。苦痛と快楽に翻弄されながら一心不乱にペニスに奉仕する2人の姿はまさにマゾ奴隷そのもの、そこにイジメっ子やキャリアウーマンの面影は、微塵もなかった。

    「「ぶもおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」

    やがて飯森と堀田はほぼ同時に喉奥で射精し、母娘は罪を許されたのだった。

    母娘はようやく壁から解放され、風呂場で身体を洗うことを許可された。その間、七海と玲香は解錠された扉の向こう、客用トイレで這いつくばり、それぞれ陽葵と今日子の下半身があった場所の床の上に積もった汚物を口で処理させられた。冷えた糞便と尿と精液と愛液の混合物は、身の毛もよだつ臭いと味、見た目であったが、2人は無言のまま食べ進めていった。 ……下品な音を立てながら。膣穴を飯森と堀田に犯されながら。

    「「ひうぅうううううっ!!!!」」

    七海と玲香が床の上の汚物を食べ切った直後、飯森と堀田も限界に達した。2人は射精直前に膣穴からペニスを抜くと、汚物があった場所に大量の白濁液を発射した。

    「汚物はほぼ平らげたようだが、まだカスが残ってるぞ。ザーメンと一緒に全部舌で舐めとれ。ちり紙ども」

    「……はい、ご主人様」

    「かしこまりました」

    七海と玲香は、四つん這いのまま再び床に舌を這わせ、飛び散った白と茶色の汚物を処理していく。 ……冷めた糞尿に比べれば温かい精液の方がまだマシだと七海は思った。いや、むしろ美味しい……かも? 七海は一瞬そう思ったが、直後、精液を美味しいと感じるようになってしまったことが無性に悲しくなった。悲しくて泣き叫びたい。こんなことしたくない。私はちり紙じゃない! ……七海はそれらの想いを全て封印して、ただひたすら薄汚い便所の床を舐め清める。トイレットペーパーに、ちり紙になりきる。身体の奥が熱い。感じてる。こんなことで私、感じてる。 ……最低だ、私。

     

    しばらくして身だしなみを整えた仁科母娘が客用トイレに入ってきた。母娘は、自分たちが出した汚物を七海と玲香が「掃除」してくれたことを知って驚愕し、そして謝罪した。自分たちが出した汚物は誰かが掃除しなければならない。当たり前のことなのに。完全に失念していた。昨日の朝から24時間汚され続けた身体を洗うことしか頭になかった。シャワーを浴びて、湯をがぶ飲みして、全身を洗って、膣や肛門の中も綺麗にして、髪を乾かして、整えて、歯を磨いて、爪を切って…… そんなことを悠長にやっている場合ではなかったのだ。

    七海と玲香は気にしてないと言ってくれたが、飯森は、七海と玲香に片付けを押し付けて自分たちだけ綺麗になるとは何事だ、と母娘を責めた。陽葵はさすがにカチンと来て、「あんたが洗ってこいって言ったんじゃない」と言い返しかけた。が、ここで反論してもさらなるお仕置きが待っているだけだ。陽葵は目を固く瞑り、飯森に対する怒りと七海に対する罪悪感で全身を震わせながら、喉まで出かけた反論の言葉をなんとか飲み込んだ。

    陽葵と今日子は、七海と玲香の口にそれぞれ指を突っ込んで強制嘔吐させ、直後に口づけして汚物を口移しで飲むよう命令された。自分たちの汚物なんだから、人に頼らず自分たちで処理しろというわけだ。七海と友達になる前の陽葵だったら全力で拒否していただろう。あれから3ヶ月近くが経ち、陽葵も今日子もこのような異常な行為に慣れつつあった。だがいくら慣れても、そんな気持ち悪いモノを美味しいなどと思えるはずがない。せっかく湯をがぶ飲みしたのに、またすぐこうなるのか。もうイヤ。こんな毎日、ホントもうイヤ……!!

    「七海、ごめんね。汚いモノ食べさせちゃって…… アタシが食べるから出して……」

    「うん…… あぁぁぁぁぁぁ……」

    膝立ちの状態で目を閉じ、口を大きく開ける七海。陽葵は指をそっと3本突っ込んで、喉の方をゆっくり掻き回した。七海がすぐにえずき出したので、陽葵はすぐに指を引き抜いて自分も膝立ちになると、七海にキスをした。友達になって以来何度も七海とレズプレイをしてきた。キスも何度もして、互いに舌をまさぐり合って唾液を飲み合ってきた。でも嘔吐物を口移しで飲むだなんて。最低…… サイッテー! 何考えてんのよ、このキモハゲオヤジ!! ……でも。でもやらなきゃ。命令なんだから。奴隷なんだから。それに、自分で出したモノの後始末を七海にやらせるのは、やっぱり良くないと思う。いやだけどやらなきゃ。いやだけど。いや…… いや…… いやああああっ!!

    「「げぶえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」」

    「「うぶうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」」

    七海と玲香はほぼ同時にリバースし、陽葵と今日子はそれを飲んでいく。口から口へ流れていくので臭いをあまり感じないのは幸いだが、味の方は…… 筆舌に尽くしがたいおぞましさだった。それでも飲んだ。飲み続けた。吐き返しそうになるのをひたすら耐えた。ここで吐いたらもっと酷いことされるに決まってる。やだ! そんなんやだっ!!

    胃の中身を半分くらい残した辺りで七海は嘔吐を止めた。飯森の命令は、七海が食べた汚物を陽葵に移すこと。朝食の流動食まで陽葵に食べさせたら命令違反になるかもしれない。もちろん汚物と流動食は胃の中で既に混じり合ってしまっているから、汚物だけを吐き出すのはもはや不可能だ。それでもせめて分量だけでもということで、七海は半分吐いたところで嘔吐を止めたのだった。横で吐いていた玲香も、七海に合わせて嘔吐を止めた。そして4人は最悪の後味を忘れたいかのように、舌を絡めてディープキスをし始め、飯森はニヤニヤしながらその一部始終を眺めていた。

    キスがさらに激しさを増した時、トイレの中に大勢の男たちが入ってきた。8時を大幅に過ぎてしまったが、飯森と堀田による午前の合同調教が始まったのだ。合同調教は、七海が773号室に移ってすぐの頃は2対5で行われていたが、調教は次第に過激化し、ペニスが2本では足りないことからエキストラとして宿泊中の男性客にも参加してもらうことが多くなっていた。今朝もそうで、飯森は32人の男性客に事前に声を掛けていたのだ。

    4人は、壁に並んだ4つの小便器に1人ずつ座るよう命じられた。左から玲香、七海、陽葵、今日子の順である。4人は小便器の奥に尻を押し込み、肩をすぼめて上半身を小便器の中に嵌め込んだ。その状態で手と足が固定され、4人は身動きを封じられて4基の「便器」となる。32人の男たちがさっそく「便器」の前に列を作った。

    男たちは何も言わずに「便器」に向かって小便を放っていく。「便器」は口を大きく開けて待機しているのだが、男たちは構わず身体中のあらゆる場所に小便を引っ掛け、最後に思い出したように未だ放尿中のペニスを口の中に押し込んで最後の1滴まで搾り出していく。放尿が終わったら、「便器」はペニスを舌で舐め清めながら言うのだ。「小便器をご利用いただきありがとうございました」と。4人ともこのような扱いには慣れているが、それでも新参の母娘の顔には嫌悪と絶望が色濃い。

    8人が放尿を終えると、1人目の男に戻ってフェラ奉仕となる。身体を覆う尿素がアンモニアに分解されて、どんどん臭いがキツくなる。だから嫌なのに。全部飲んでしまった方が楽なのに。排出されたての尿はまだそれほど臭くないが、放置するとどんどん臭くなるということを奴隷たちは経験上知っている。だからこそすぐに飲んでしまいたいのに。男たちの方もそれを心得ているから、わざと口を外したのだ。奴隷たちは、ペニスで口を塞がれて鼻で息をせねばならない状況の中、悪臭を我慢しながら狭い小便器内で首を激しく振って、ひたすらペニスに奉仕していく。

    「むぷうううううう!」

    最も早く男を射精に導いたのは七海だった。七海の歯茎奉仕は既に熟練の域に達しており、歯茎と舌、唇や喉まで全て連動させながら、高速ピストンでペニスを責め立てる。百戦錬磨の男たちもこれには敵わず、あっという間に限界に達するのだった。

    続いて玲香、やや遅れて今日子、かなり遅れて陽葵が精液を搾り取った。陽葵が未だ飲尿・浴尿が苦手であると知っている男たちは、昨晩から水分摂取を控えた上で、濃縮されたオレンジ色の小便を身体中に引っ掛けていった。それが時間とともに強烈なアンモニア臭へと変わり、陽葵の集中力を奪ったのだ。 ……今日は朝からこんなんばっかりだ。もうやだよ、こんなん。普通にセックスしてよ。普通にフェラさせてよ!

    小便器の下には、直径10cmを優に超える特大肛門プラグを嵌めた光希が蠢いていた。床の上に飛び散った小便を舐め取るのが役割であり、「7本足」で這い回りながら長い舌で汚れを舐め取っていく。光希は、時間が経ってアンモニア臭のキツくなった小便すら美味しいと感じるまでになっており、心の中で陽葵に頑張ってと呟きながら、陽葵の周りに飛び散るオレンジ色の汚液を美味しそうに啜っていった。

    ……七海が8本のペニスに奉仕を終えた時、玲香は7本目を終えたところ、今日子は7本目をしゃぶり始めたところ、陽葵は6本目に奉仕中だった。飯森は、奉仕が終わった奴隷は休んでいるように言ったが、手足も動かせない中、強烈なアンモニア臭に耐えながら休むくらいなら、フェラ奉仕を続けて気を紛らせた方がマシだ。もっとゆっくり奉仕すればよかった。そんな想いで七海は主人の方を見たが、飯森は七海の視線の意味を正確に読み取りつつも、敢えて無視してニヤニヤしながら七海の顔を観察し続けたのだった。

    やがて陽葵が8本目の性欲処理を終え、4人はようやく拘束を解かれて小便器から抜け出した。陽葵以外の3人は褒美としてセックスが許され、ビリだった陽葵は罰として3人の身体に付着した小便を全て舐め取るよう言われた。

    3人は腕を掴まれて立ちバックの体位で膣や肛門を突かれ、陽葵はまず近くにいる母と玲香の身体に舌を這わせていく。小便に汗が加わってにがしょっぱい。まずい。くさい。気持ち悪い! 母と玲香は長髪なので、身体の汚れを舐め取っても、たっぷり小便を吸い取った髪から常に汚液が滲み出てくる。仕方なく、両手で髪を雑巾のように絞り、出てきた汚液を口に含んでいく。たまらなくまずい。ありえないほどくさい。もういや。こんなのいや! でもやらなかったらもっとヒドいことさせられる…! やだ! それもイヤ! もうイヤっ! いやああぁっ!!

    「もうやだあぁぁっ! うわああああん!! ぺろっ… ひくっ!」

    陽葵はついに大声で泣き出してしまったが、嗚咽しながらも舌は動かし続けた。小便が染み込んだ自分の髪のように、陽葵には奴隷根性が既に心の奥底まで染み付いていた。歯向かったら酷いことをされるという恐怖だけでなく、命令どおりにしなくてはという奴隷的思考が陽葵を無意識のうちに突き動かしていた。

    「陽葵…… ひまりぃ…… ああんっ」

    娘に身体を舐められながら、今日子はそれを察していた。そして自分もまた、同じように命令に従って腰を振りながら肛門を犯されていた。自分も娘も、もうすっかり奴隷に成り果ててしまったことが悲しくて、自分の身体が臭くて、ケツまんこが気持ち良くて、あまりに気持ち良くて、今日子は大粒の涙を流しながら嬌声を上げた。

    光希も小便を舐め続けた。床を這いずり回りながら長い舌で器用に床を舐め磨いていく。3人の身体は陽葵が舐め清めなければならない。それを勝手に手伝ったら陽葵が罰せられる。だから手伝わない。そのかわり、髪から絞り取った時などに床に落ちた小便を舐め取っていく。どうせ後で床を綺麗にするよう誰かに命令が行くのだ。その前に舐め取ってしまおう。 ……どれだけ痩せ衰えようと、光希は光希だった。愛する妹と、もう1人の姉と、妹のたった1人の親友と、そのお母さん。この4人を守るためなら何でもする。調教の邪魔をして、かえって4人に害が及ぶことがないよう気を配りながら。光希は残り少ない体力と思考力の全てをそこに注ぎ込んでいた。

    七海は陽葵のことを心配していた。今日子と玲香の次は自分の番。でも、できれば陽葵の負担を減らしたい。だって陽葵は飲尿が苦手なんだから。それ以上に、陽葵は七海にとって、とても大切な存在なんだから。そのためにはどうしたらいいか、七海は下半身から来る猛烈な快楽に耐えながら必死に考えた。そして陽葵が今日子と玲香の身体を舐め清め終わるのを待ってから飯森に話しかけた。既に膣と肛門に1発ずつ中出しされる程度の時間が過ぎていた。

    「ご主人様、陽葵の身体は私が綺麗にしてもいいでしょうか。その…… 臭いですし。自分では背中は舐められないですし。次の調教までに誰かがやんなきゃならないなら、私にやらせていただきたいんです。 ……ダメ……ですか?」

    飯森は感心した。

    七海は、泣きながら汚液を舐め続ける友人を心配し、自分の身体を綺麗にしてくれる礼も兼ねて、自分で陽葵の身体を舐め清めたいのだ。だが直接それを言っても許可は下りない。放っておくと臭いから、自分では背中は舐められないから、次の調教に支障が出るから。男たちや陽葵の身になって物事を考え、もっともな理由を見つけてくる。

    しかも、七海は陽葵の隣の小便器に固定されていたのに、小便器から解放されるといつの間にか陽葵から離れた位置に移動して、陽葵が最後に七海を舐めるように仕組んだ。七海は陽葵とレズプレイをしながら互いの汚れを舐め取り合いたいようだ。そうして自分の身体に付いている汚れもちゃっかり自分で舐め取って、陽葵の負担を減らそうという魂胆だろう。実に賢い。

    だが七海には裏がない。楽をしようとか、貸しを作ろうとか、そういう汚い思惑が微塵もない。今回の発言の底にあるのは友情、ただそれだけだ。だが、奴隷が主人の命令以外のことをやるというのは、お仕置きのリスクがあり、勇気が要る行為だ。七海は奴隷である自分でも許されることを必死に考え抜いた上で、勇気を振り絞って主人の許可を求めているのだ。期待と憂いが混ざった、あの独特な表情でこちらを見つめながら、控えめに、だが誠実に。ああ、これはもう、許可せざるをえないではないか……!

    「ああ、いいぞ」

    「ありがとうございます、ご主人様」

    七海は深々と頭を下げると、陽葵のところへ向かい、彼女を抱き締めた。そして消え入るような小さな声で言った。

    「次は私の身体、キレイにしてくれるんだよね? ごめんね? でも、ありがとう、陽葵。あなたの身体は私がキレイにするね?」

    「ななみぃ…… ぐすっ」

    「じゅぞぞぞぞぞっ! ずずずーっ! ごくんっ!」

    「七海…… ななみ…… れろっ…… じゅずずずっ!」

    「ひまりぃ…… じゅるっ! ちゅぱっ! ずぞぞぞっ!」

    七海と陽葵はシックスナインの体勢になって小便を吸い取っていく。七海は何も言わずに自分が上になると、腰をひねりながら自分の身体に付いた小便を陽葵の身体の上に振り落とし、元々陽葵の身体に付着していた分と合わせて猛然と舐め取り始めた。ショートカットの自分の髪から小便を絞り取り、次いで長髪の陽葵の髪も絞っていく。陽葵の臍の中に溜まった小便も口を付けて吸い上げ、顔、首、胸、脇、腹、股間、肩、背中、腰、尻、その他ありとあらゆる部位を、下品な水音を立てながら素早く、だが入念に掃除していく。

    陽葵は呆気に取られていた。自分が母や玲香に対して行った掃除とは全く違った。下品な音を立てて男たちを喜ばせながら、陽葵の身体に付いたぶんだけでなく、七海自身の身体に付いたぶんまで器用に掃除していく。そのあまりの手際の良さ! 飲尿に対する躊躇の無さ!

    そして、2人の足元では光希が床を舐めていた。七海が激しく動くことで、七海の身体に付いていた小便が、陽葵の身体にだけでなく周囲の床に飛び散っていたのだが、光希は床に飛散したもののみを舌で掃除していく。姉妹は事前に相談することなく自然に役割分担しながら、陽葵がこれ以上つらい思いをしなくて済むようにしてくれているのだ。

    陽葵は、目頭が熱くなるのを感じていた。友情と感謝と罪悪感と、それ以上の何かと。様々な感情がごちゃごちゃになって、そして溢れた。もう止まらなかった。

    「七海っ! 光希お姉さんっ!」

    陽葵は堪らず2人に抱きついた。名前以外の言葉が出てこず、ただ強く抱き締めた。3人の身体にはまだ小便が残っており、光希の身体には糞便すら付着していたが、そんなことは全く気にならなかった。陽葵は七海にキスし、次いで光希にキスをした。口内は小便の味と臭いしかしない。だがそれでもいい。無二の親友に、友情以上のよくわからない感情を伝えるために。余命幾許もない病身に鞭打って陰ながら助けてくれた親友の姉に心からの感謝を伝えるために。陽葵は泣きながら2人の口に舌を入れ、夢中で掻き回した。そしてそのまま感極まってしまい、陽葵はキスだけで軽く絶頂を迎えた。姉妹は細かく震える陽葵をそっと抱き締め、震えが止まるまでそのままでいた。

    玲香と今日子も、3人の抱擁に胸が熱くなっていたが、飯森と堀田と32人の男たちも別の意味で高ぶりを感じていた。この3人を、いや5人を、15個の穴を、滅茶苦茶に嬲り回したい。犯し抜きたい。小便ではなく精液で身体を白く染め上げたい!

     

    34人の男たちは、ホースの水を5人にぶち撒けて小便を流し去ると、それからの2時間、トイレの中でひたすら5人を輪姦し続けた。トイレの床で、小便器の中で、大便器の上で、洗面器の鏡の前で。絶えることなく3つの穴を犯され続け、光希を除く4人は頻繁に絶頂し、特に敏感な七海は途中から絶頂しっ放しになった。

    光希の肛門からは栓が抜かれ、役立たずの膣と肛門にシリコン製の大きなオナホールが突っ込まれた。そして男たちはオナホールの中にペニスを挿入していく。あまりに屈辱的で非人間的な行為。だが、これを屈辱と感じるような人間的な心を光希は既に失っていた。ペニスのピストンに合わせてオナホールがモゾモゾと動くのが気持ち良く、絶頂に達するほどではなかったものの、光希は歯茎でペニスをしごきながら、久々の快楽を味わった。

    2時間後、ようやく午前の調教が終わった頃には、凄まじい量の精液で5人とも全身真っ白になっていた。仁科母娘は互いに強く抱き合ってキスをしながら精液と唾液を交換中。光希は倒立のような体勢になって洋式大便器に頭を突っ込んだまま気絶している。途中何度か美海の世話のために抜け出した玲香は一番精液量が少なかったが、それでもトイレの床にうつ伏せに倒れてゼェゼェと荒い息を吐いていた。

    最も多くの白濁液を受けたのはやはり七海で、トイレの床の上で尻だけを突き出して四つん這いのまま失神しかけていたが、飯森が近づいてきたのを見ると、気合でなんとか立ち上がり、フラフラになりながら頭を下げて言うのだった。

    「調教ありがとうございました、ご主人様」

    七海は気を失っている光希を起こすと、玲香や仁科母娘とともに奴隷用トイレへと戻り、その横にある風呂でシャワーを浴びて汚れを落とした。そして5人一緒にダイニングで昼食を摂る。もちろん流動食である。朝と違ってダイニングには男たちが何人もいて、人間用の軽食を食べながら談笑している。その脇で、奴隷たちは四つん這いになってクチャクチャ下品な音を立てながら流動食を貪り食うのだ。

    男たちは気まぐれで奴隷たちの膣や肛門を犯しては、流動食の上に精液や小便をぶっかけていく。なんて最低の食事だろう。特に仁科母娘は屈辱と羞恥のあまり涙を流している。七海も、こういう扱いは木下家で調教されていた頃から受けていたとは言え、やはり悲しかった。しかし、ペニスのもたらす快楽が、奴隷たちの中にあるマゾのスイッチを強制的に点灯させていく。身体の奥底が熱くなっていく。男たちに犯されながら、四つん這いで手も使わず、精液や小便のかかった激マズの流動食をクチャクチャと食い散らかす。なんて哀れで惨めで下品な生き物なんだろう。そうやって自己を嫌悪することにすら快感を覚えてしまう。やがて七海、陽葵、玲香、今日子の順で絶頂に達し、彼女たちは無様なイき顔をカメラに晒すのだった。

    光希は食欲が一切なかった。が、4人に心配させないよう無理やり流動食を食べた。

     

    III:奴隷200日目 – 午後(1)

     

    午後は集団調教である。以前は中央ホールで行われていたのだが、七海の出産以降は773号室で行われることになった。もっとも、午前の合同調教では今朝のようにエキストラが呼ばれることが多くなったし、光希は午後も9号室には戻らずに引き続き一緒に調教を受けることになったため、午前と午後の差は殆ど無くなりつつあった。

    今日の集団調教の場所は、教室だった。

    773号室は、元は200畳以上の広大な空き部屋をパーティションで細かく区切ってできており、寝室やリビング、風呂にトイレといった居住空間を除くと、あとは全て調教部屋であった。当初、調教部屋は6つしかなかったのだが、会員客の要望に応える形で順次追加されていき、今やその数は20を超えていた。今も新規増設工事中の部屋が3つ、リフォーム中の部屋が5つある。中身も、JSPFの標準的な調教用個室と同じものから、教室、和室、病室、酒場、拷問部屋など実に多彩だ。

    中でも昨日完成したばかりの教室は、堀田理事長による設計・監修のもと、七海が在籍していた1年A組の教室が忠実に再現されていた。窓の部分には全面に大型モニターが嵌め込まれて、実際と同じ風景を映すなど、細部に至るまで凝りに凝っていて、椅子と机は、なんと七海と陽葵が使っていたものをそのまま運んできていた。

    七海と陽葵は呆気に取られた。午後1時になったので、一昨日までは存在していなかった引き戸を言われるままに開けてみたら、いきなり教室に出たのだ。懐かしい場所。懐かしい空気。そう、匂いまで一緒だ。もう二度と戻ることはないと思っていたあの教室に、七海は戻ってきたのだ。

    もちろん異なる部分もある。七海と陽葵以外の席には学生服を着た男たちが座っている。中年男や老人までもが学生服に身を包んでいる状況は異様で、ある種滑稽にも思えたが、七海も陽葵も笑うどころではなく、あまりに想定外の状況に言葉を失い、呆然と立ち尽くしていた。

    すると、スーツ姿の飯森が現れた。

    「驚いたか? お前たち、これを着て自分の席に座れ。場所は覚えてるな?」

    「「…………」」

    覚えているも何も、空いている席は2席しかないのだが、2人は何と言って良いかわからず、無言のまま制服一式を受け取った。それは2人が昨年着ていた本物の制服だった。制服だけではない。一緒に渡されたブラジャーやショーツ、靴下に上履きまで、全部。陽葵の上履きは踵の部分が潰れており、似たデザインのものを新調したのではなく、全て当時のままの本物であるのは、2人の目にも一目瞭然だった。

    七海も陽葵も(今日子も玲香も光希も)、全財産は全て処分されて私物は一切残っていないと聞かされていた。奴隷は基本裸で生活し、身に着けることを許されているのは首輪とピアスだけである。これまでにも、特に夜の少人数調教の際に、様々なコスチュームを着て奉仕することはあったし、制服を着たことも何度かあったが、それらの衣装は全てJSPFのものであり、デザインも七海の母校のものとは違っていた。まさか自分たちの制服が残っていたなんて。

    だが、2人に喜びの感情は一切なかった。これから何をさせられるのかと思うと七海には不安しかなかった。陽葵は…… 見覚えのあるショーツを見ながらガタガタと震え出した。 ……クロッチにシミが少し残ってる。本物なんだ…… これ、あのショーツ、あの日履いてたショーツだ……!!

    昨年の11月下旬のあの雨の日、悪臭を撒き散らす七海にブチギレた日に陽葵が履いていたショーツ。その前の週末に買ったばかりの、可愛らしいデザインのお気に入りのショーツ。あの日の午後、急に生理が始まってショーツを汚してしまい、1時間目の七海早退事件と酷い生理痛が相まって、ものすごく腹が立った。何度洗濯してもシミは完全には消えず、それを見るたびに退学した七海への憎悪が掻き立てられた。逆恨みだとわかっていても止められなかった。そうこうしているうちに陽葵は母ともども堀田理事長の魔の手にかかり、以降ショーツのことはすっかり忘れてしまっていたのだ……。

    あの日履いていたショーツ、あの日着ていた制服、あの日と同じ教室。いったい何をさせられるんだろう。いやだ。七海にしてきたことは心から反省しているし、七海はたった1人の大事な友達、もはや無二の親友だ。過去をほじくり返されたくない。七海が怒って絶交だって言ったらどうしよう。そんなのやだ…… 絶対やだっ!!

    「どうした2人とも。とっとと着替えろ。ここで…… 皆が見てる前でな」

    「「…………」」

    ……最低。七海は心の中で毒づきながら、横で震えている陽葵のことを気にしつつ、服を着始めた。何故か恥ずかしい。これだけの男たちが見ていたら、普通は服を脱ぐ方が恥ずかしくなるのだろうが、裸でいることに慣れてしまった七海にとっては、服を着ることの方がなんだか恥ずかしかった。衆人環視の中で奴隷から女子高生に戻ることで、羞恥心が蘇ってしまったのだろうか。

    だが、それだけではない。肥大化した乳首とクリトリスが邪魔をして、ブラもショーツも上手く着けられない。自室の鏡の前で泣きながら着替えた昨年の10月よりも、クラスメイトに責められて学校を早退した昨年の11月よりも、格段に大きく膨れてしまった乳首とクリトリス。もはや肥大化前の下着では隠しようがない。七海は涙をうっすら溜めながら試行錯誤を重ねたが、結局クリトリスは無理やりショーツで押さえつけることにし、ブラは諦めてノーブラのまま制服の上着を被った。ピアスの穿たれた敏感なクリトリスがショーツの中で圧迫されて鋭い痛みと鈍い快感を放ってくる。上着の布が巨大乳首に引っ張られて、腹と臍が露出してしまっている。飯森や周囲の男たちは、そんな無様な七海を見てニヤニヤと笑い、股間を固くしている。七海は久々に強い羞恥を感じながら再び心の中で毒づいた。 ……最低。

    その横では顔を真っ青にしながら、陽葵が制服を着ていた。何を…… 今から何をするんだろう。何をさせられるんだろう。恐怖と不安で手が震えて、ブラのホックがなかなかかけられない。片足を上げて靴下を履くことすら難儀してしまう。男たちの視線を感じる。でもそれ以上に七海の視線が怖い。怖い……!!

    2人がどうにか制服を着終わると、飯森は七海にあるものを手渡した。その瞬間、七海は主人の意図を理解した。そして、あまりの悪趣味ぶりに心の底から呆れ果てた。今更こんなことをして何になるというのだろう。自分は、この施設に来てからというもの、こんなのとは比較にならないくらい酷い目に遭い続けてきた。今朝の調教だって、木下家時代には考えも付かなかったほど過激で過酷だ。なのに今更、何故? ……と思ってふと横にいる友達の方を見た。

    今にも倒れそうなほど顔面を蒼白にして、涙を流しながら震えていた。飯森様が七海に手渡したもの。肛門栓だ。あれを七海が着けるってことは、あの日の…… あの日の再現をこれからやるってこと? そんなの…… そんなの絶対いやああああああああああああっ!!!!

    そうか、と七海は思った。これは自分ではなく、陽葵を貶めるための調教なのだ。あの日と同じ状況を再現して、陽葵の黒歴史を白日の下に晒そうというのだ。なんて…… なんておぞましいことを考えるのよ!! 私はとっくに陽葵を許してるし、私のうんちの臭いで陽葵に迷惑を掛けちゃったことも陽葵はとっくに許してくれてる! そのことはご主人様も堀田様も知ってるはずなのに! なんでいまさら蒸し返すの!? なんで私の大切な友達を傷つけるの!!?

    七海は、腹が立って仕方がなかった。できることなら伯父を張り倒してやりたかった。でもダメ。ご主人様に絶対服従を誓ったんだから。どれだけ憎くても憤ろしくても、逆らっちゃ絶対にダメ。それに陽葵だってとばっちりを受けるかもしれない。あの日を、叛逆が失敗に終わったあの日を思い出せ。激昂するな。冷静になれ。陽葵がこれ以上傷つかないようにするにはどうすればいいか、考えるんだ……!

    2人が自分の席に着いたところで教室の扉が開いた。前から服を着た玲香、後ろから堀田をはじめ十数人の男たちと数名のサディスティン、服を着た今日子、檻に入れられた光希を持った裏沢が入ってきた。同時に、飯森も教室の後ろに移動した。

     

    「では、授業参観を始めます」

    玲香が無機質な声で言う。玲香と今日子は、午後の集団調教が始まる直前、堀田に呼び出された。玲香には女教師、今日子には授業参観に訪れた母親役が与えられ、それぞれ服を着終わったところで調教の内容が告げられた。あまりに悪辣な内容に2人は愕然とし、特に今日子は、娘が受けるであろう精神的ショックを考えるといても立ってもいられず、堀田に調教の中止を懇願したが、受け入れられるはずもなかった。そして、堀田の合図とともに2人は前後の扉から教室内に入ってきたのである。

    七海は小刻みに震えていた。あまりに外道極まる展開に怒り心頭、飯森の所に駆け出しそうになるのを必死に抑えていた。 ……何が授業参観よ! あの日は参観日じゃなかったじゃない! 佐渡先生って確か30歳くらいだし! おねえちゃんの入った檻なんてなかったし! こんなん再現でも何でもない! 寄ってたかって陽葵をイジメたいだけじゃない!! 最っ低!!!

    ……七海の肛門には、あの日と全く同じ円筒状の肛門栓が刺さっていた。5人のうち七海と玲香は今朝から脱糞しておらず、直腸の中には糞便が溜まっている。午前中から昼休みにかけて肛門内に出された大量の精液は、糞便と混じって液状化し、七海はずっと便意を感じていたが、もはや精液浣腸にも慣れっこになっているため、なんとか我慢してきたのだ。拡張の進んだ七海の肛門と栓の間には昨秋以上に隙間が開いており、程なくして下痢便は栓を伝って漏れ出てきた。

    ……臭い。もうとっくに嗅ぎ慣れているのに。今朝もイヤというほど嗅いで、食べて、酷い目に遭ったのに。あの日と同じ教室で、同じ制服で、同じ状況。あの日の悪臭が蘇る。記憶が蘇る。周囲に自分の糞便の臭いを嗅がれる羞恥と、不快な思いをさせることへの罪悪感。隣の仁科さんにまたイジメられるという不安。様々な想いが交錯して、消え入りたくなるほど辛かった、あの日の記憶。

    あれから半年以上、地獄のような毎日を過ごしてきた七海にとって、あの程度の羞恥プレイはもはやたいしたことではない。だがそれは今だから言えることであって、当時はトラウマになるほど辛かった。あの時の絶望が、羞恥が、悪臭が、再び七海を襲う。七海は机の上に突っ伏し、目を固く瞑ってフラッシュバックに耐えた。と同時に、あの日とは違った意味で隣の様子が気になって仕方がなかった。

    臭いは陽葵にも達した。この臭いだ。何も知らなかった当時の自分。臭くて臭くて、息もマトモにできないくらい臭くて。もう我慢の限界だった。1回や2回じゃない。数日おきに何度も何度も。なのに、隣のこのコミュ障ウンコ女はなんで学校休まないわけ? なに恥ずかしそうに顔真っ赤にしてんのよ! ウンチしたいんならトイレ行けば!? 具合が悪いんなら保健室か病院行けよ! なんで教室でするわけ!? それも何度も!! アタシたちがいるのに!! わけわかんない!! ああ、もう限界っ!!!

    あの時の自分の怒りは正当なものだったと、陽葵は今でも思っている。七海がどんな酷い目に遭わされていたとしても、陽葵が悪臭に悩まされていた事実は変わりないのだから。七海はそのことについては謝ってくれたし、自分ももう怒っていない。

    一方で、その正当な怒りを発散させるために陽葵がやった行動には、正当さの欠片もなかった。机の中に悪口雑言を連ねたメモを毎日のように入れ、七海の教科書に油性ペンで「ウンコ女」と落書きした。グループL○NEでは思い付く限りの罵声を書き殴り、起きたことは誇張して、起きていないことも捏造して、ひたすら七海を陥れた。陽葵の属していた不良グループの主要メンバーは、隣のクラスの女子に対してかなり陰湿なイジメを行っていて、陽葵は正直ドン引きしていたのだが、そのやり方をできる限り真似た。災害事故で家族を失った可哀想な生徒ということで、表立ったイジメはこれまでしてこなかったが、このまま悪臭騒ぎが続けば、いつか不良グループにチクって七海を集団リンチにしてやろうと半ば本気で考えていた。そして11月のあの日、あまりの悪臭に陽葵は我慢ができなくなり、リンチのことも忘れてブチギレてしまったのであった。

    悪いことをしてしまった。教室の中で繰り返しウンチを漏らすなんて、普通に考えたらあり得ないことだ。何か理由があるはず。本人に、どうしたの?って聞けばよかった。ママや担任の佐渡先生に相談すればよかった。なのにそんなことは一切しなかった。まさか七海が実の伯父に奴隷調教されて肛門拡張中だったなんて、そんなこと思いもしなかったし、七海は聞いても本当のことは絶対言わなかっただろうけど、それにしても、なんでアタシ周りに相談しなかったんだろう……。

    その後は陽葵も七海と同じ境遇になり、同じように肛門拡張されてウンチの臭いをイヤというほど嗅がされてきた。そしてJSPFで七海と再会し、真実を知った時の衝撃を、陽葵は今でも忘れることができない。

    でも七海は許してくれた。のみならず、こんなアタシと友達になってくれた。この狂った施設の中で数少ない味方。心置きなく話せる同学年の友人。命令されればレズプレイもやってしまう奴隷仲間。お姉さんに代わっていつまでもずっと一緒にいると誓い合った無二の親友。それ以上の……何か。陽葵の中で七海の存在はどんどん大きなものになっていた。

    今朝もそうだ。命令されてのこととは言え、七海は陽葵が床の上にぶち撒けた汚物を口で片付けてくれた。 ……命令されなくても、オシッコまみれの身体を舐め清めるのをそっと手伝ってくれた。自分も辛くて仕方ないはずなのに、そんな顔など微塵も見せず、七海は淡々と助けてくれる。いつぞや檻に入れられた陽葵を糞便電流地獄から救い出してくれた時もそうだった。学校で酷いことをし続けた陽葵を助けて、助け続けて、それで恩着せがましくするわけでもなく、微かな、月のように淡い笑顔を向けてくれる七海。学校でのことを謝ると、気にしてないよといつも言ってくれる七海。ペニスバンドを着けて膣を突くと、甲高い喘ぎ声を弱々しく発しながら、切なすぎる表情でこっちを見上げてくる七海。地獄のような日々の中で、いつも一緒にいてくれる七海……!

    ……そっか、アタシ、七海のこと……

     

    その時、外の風景を映していた窓が一斉に他の映像に切り替わった。場所は教室。冬服を着た生徒。1時間目の授業中。顔を真っ赤にして身を縮めている七海と、その隣でイラついている陽葵。あの日の1年A組だった。しかも前後左右や真上など、様々なアングルから撮られている。飯森が依頼し、堀田が隠し撮りしていた映像である。

    それだけではない。モニタの一部には陽葵がグループL○NEに書いた文章が全て映し出されていた。見るに堪えない罵声の嵐。誤字や誤用も目立ち、書いた者の知性が窺い知れる。七海は当時グループLINEを敢えて見ないようにしていたので、見るのは初めてだった。

    「やめてええええええええええっ!! 映しちゃだめえええええええええええっ!!!!」

    陽葵が突如金切り声を上げた。そして窓に向かって突進し、ガラス面を拳で何度も叩く。だが、強化ガラスはびくともしない。直後、映像の中の陽葵が立ち上がって叫んだ。

    『ああっ! もう耐えらんないっ! クサいのよウンコ女! いい加減にしてよっ!!』

    「いやああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」

    陽葵はその場に崩折れ、両耳を手で塞ぎ、両目を固く閉ざして号泣した。映像の音声が聞こえなくなるよう、ひたすら大声で絶叫した。

    玲香は動けなかった。なんて残酷なことをするんだろう。学校にいた頃の陽葵は確かに不良だったかもしれない。七海のことをイジメていたのかもしれない。でもとっくに改心したじゃないか。奴隷として頑張ってるじゃないか。無二の親友の前で、過去をほじくり返すようなことをして、何が楽しいんだろう。何が面白いんだろう。女教師役の玲香は教壇の上におり、男たちの顔が見えている。皆一様にニヤニヤとし、中にはペニスを扱いている者までいる始末。最低だ。玲香は男たちを心底軽蔑した。そして同時に陽葵のことを思い、彼女の所に駆け出そうとして、できなかった。勝手な行動を取ってしまったら、後が怖い。お仕置きが怖い。何をされるかわからない。だから動けない。 ……自分はなんて薄情な人間なんだろう。玲香は男たち以上に自分自身を軽蔑し、涙を流しながらその場に留まった。

    今日子も動けなかった。今日子はシングルマザーだった。5年前に交通事故で夫を亡くし、以来女手一つで陽葵を育ててきた。だが、昇進して管理職になってからは、仕事が忙しくて家庭を顧みる余裕が無くなってしまった。高校に入った娘が不良グループに入ったことも、同級生をイジメていたことも全く知らなかった。罵詈雑言だらけのL○NEの文章。これを全て娘が書いたというのか。最愛の一人娘は、知らぬ間に人を平気で傷つける人間になっていたのだ。そのこと以上に、母親の自分がその事実を当時全く知らなかったことが何よりショックだった。なんて最悪な母親なんだろう。あまりにショックすぎて、今日子はその場にへたり込んでしまった。今すぐ娘と七海の所に駆け付けたい。七海に謝って、それ以上に娘に謝りたかった。なのに足が動かない。立てない。こんな時まで動けなくなるなんて、なんて不甲斐ない母親なんだろう、私は。今日子は自分自身に絶望し、涙を流しながらその場に留まった。

    光希も動けなかった。檻に入れられている上に、ただでさえ少ない体力を午前中の輪姦で使い果たしてしまっていたからだ。だが光希は怒りに震えていた。陽葵は大切な妹の、たった1人の大切な大切な友達だ。自分のもう1人の妹とさえ思っている。そんな彼女に何故こんな惨いことをするのか。陽葵は過去を反省しているんだし、今更こんなことをしていったい何になるというのか。人には誰だって知られたくない過去がある。自分にもある。人犬ペロの浅ましい交尾映像を七海に見られた時は死ぬほど恥ずかしかった。過去を後悔し、自分を嫌悪した。でも、それで七海との関係が壊れることはなかった。七海はそんなことで姉を嫌いになるような人間ではないし、陽葵に対しても同じだろう。そのことを伝えたい。絶望の中でもがく陽葵の所に駆け付けて助言したい。大丈夫だよと。それができない自分自身に光希は怒り、涙を流しながらその場に留まった。

    七海は動いた。ただ1人、動いた。迷いは一切なかった。その場を動くなとの命令は受けていない。そのことを冷静に、瞬時に判断した上で七海は、窓の下で座り込んで号泣する陽葵の元に駆け寄ると、自らもしゃがみ込んで正面から力いっぱい陽葵を抱き締めた。

    「陽葵っ!」

    「うああああああああんっ!! 七海ぃっ!! ごめんっ!! アタシのこと、嫌いにならないで!! うわああああああんっ!!!!」

    「大丈夫だよ。私、全然気にしてないから」

    「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさいっ!!」

    「私こそごめんね? こんなに怒って、こんなに苦しんでたんだね。知らなかった。私の臭いのせいで苦しめちゃってごめんなさい」

    「そっ そんなん七海のせいじゃないじゃん!!」

    「うん。でも私が退学したのも陽葵のせいじゃないよ」

    「アタシのせいじゃん!! アタシが不良グループとツルんでるの、クラスのみんな、知ってたし! そのアタシがL○NEで七海のことボロッカスに書いてたのも、みんな知ってたし! だからみんな巻き込まれたくなくて黙ってたんだよ! アタシがバカなマネしなかったら、クラスの誰かが佐渡先生に相談して、そしたら七海が伯父さんにヒドいことされてるってこともバレて、七海は解放されて、そしたらきっと私もママも奴隷になることはなくって…… 全部、全部、アタシのせいじゃんか!!!」

    「なるほどー。そんなこと考えたことなかったよ、私。陽葵、頭いいね」

    「ふざけないで!!」

    「ふざけてないよ。でも、こんなに沢山のカメラで隠し撮りされてたんだよ? 堀田理事長1人じゃ多分無理だよ…… きっとあの学園には他にもこの施設の関係者がいたんだと思う。 ……佐渡先生とか」

    「なっ!!?」

    「ありえない話じゃないよ。私は高1の夏休みにご主人様の奴隷になったの。多分準備はそれよりうんと前からしてたんだろうし、理事長とも相談してたんだと思う。だとしたら理事長はきっと「そういう人」を1-Aのクラス担任にするんじゃないないかな。私のことを見張るために……」

    「…………」

    「推測だけどね。でも、だとしたら、クラスメイトの誰かが佐渡先生に相談しても、ウヤムヤにされちゃってたと思う。それどころか、そのクラスメイトだってどうなってたか……」

    「…………」

    「だからね? 全然陽葵のせいじゃないよ。ね?」

    「七海ぃ……」

    「大丈夫。陽葵はたった1人のお友達だもん。こんなことで嫌いになんかなったりしないよ。だから泣かないで?」

    「七海ぃっ!!」

    「ええっ!!? ちょっ!! うぷっ!!」

    「ちゅっ!! ちゅぷ!! 七海!! 七海!!」

    「く、苦しいよぉ! 陽葵ぃ!」

    「七海、好き! 大好き! 愛してるっ!!」

    「えええっ!!?」

     

    IV:奴隷200日目 – 午後(2)

     

    ……飯森はほくそ笑んでいた。またしても計画通りに行った。光希に代わる七海の人質役は娘の美海としていたのだが、人質役は多いに越したことはない。美海は片言も喋れぬ乳飲み子だし、姉を失って傷心の七海を言葉で慰める存在がいた方が良い。玲香でも良いが、同年代の方が尚良いだろう。そこで七海と陽葵の仲をより強固なものにするために、堀田と相談の上で一計を案じたのだが、どうやら上手くいったようだ。

    それにしても、七海はどこまで賢いのだろう。佐渡は確かにJSPFの関係者だ。彼女は清隷女学園の教師を務めながら、堀田の下で様々な雑務を行っていた。七海の推測通り、飯森の相談を受けた堀田は、佐渡を1-Aの担任に任じて、特に2学期以降、七海を常に監視させていたのである。

    七海はどこまで見抜いているのだろう。実は佐渡は、アイマスクとウィッグで変装した上で、保護者役に扮して自分と堀田の間に立っている。それは七海もよく知っている顔のはずだ。なにせ、奴隷9日目に初めて七海を指名して以降、度々指名してはボロボロになるまで七海を痛めつけ、公開出産ショーの際には助産婦として七海の妊婦腹に鞭を打ち込んだ、あのサディスティンなのだから。

    あのサディスティンが担任の佐渡先生であると、七海は気づいているのだろうか。見た目と口調は別人、同じなのは声と体格だけであるが……。それはわからないが、憶測だけでここまでの真実に迫る七海には飯森も脱帽だ。 ……飯森が佐渡の方を見やると、佐渡も飯森の方を見、堀田もそれに気づいて皆でニヤリと笑った。

     

    「ちょ…… 陽葵! 待ってっ!」

    「七海…… ちゅ…… 七海ぃ…… 大好きぃ♥」

    陽葵は感極まってしまって周りが見えていないのか、七海とのキスを続けながら臍出し状態の制服の中に手を入れ、七海の乳房を揉み始めた。

    「待ってってばっ! 大勢に見られてるんだよ? それに許可を…… ご主人様の許可を取らないと」

    「いいぞ、好きにしろ。ただし衆人環視の中で、だ。撮影もするからな?」

    飯森がそういうと、窓の映像が再び一斉に切り替わった。七海と陽葵のドアップだ。複数のモニターを繋ぎ合わせて実物の10倍の拡大映像をリアルタイムで映し出しているらしい。

    「うわっ! 何これっ!?」

    「最新の16K超高精細カメラと大型モニターだ。 ……これだけで数千万だぞ」

    「いや、そういうことじゃなくって!」

    「ふふっ…… 愛のあるセックスは初めてだろう? たっぷり楽しめ、七海」

    「ううっ…… ご主人様ぁ……」

    「場所は、そうだなぁ。教壇の辺りがいいだろう。玲香、頼む」

    「……はい」

    玲香は教壇を教室の隅に引きずっていくと、教室中央前寄りに座っていた男たちに立ってもらって、空いた机を3×3の長方形に隙間なく並べ、簡易ステージを作っていった。飯森の指示に従って作業を進めながら、玲香の心境は複雑だった。

    玲香がお仕置きを恐れて動けない中、七海は躊躇なく陽葵の元に駆け寄った。今にも壊れてしまいそうだった陽葵を抱き締め、説き伏せ、立ち直らせて、最後には愛の告白までさせてしまった。近頃の2人の関係は友達以上なような気がしていたから、告白については正直驚かなかったが、主人の命令に逆らわない範囲で自由に動き、あっという間に友人を窮地から救ってしまった七海の勇気と機転と行動力にはただただ驚嘆するばかりだ。なんて…… なんてすごい娘なんだろう。そして思った。全力で守らなくちゃ、この若いカップルを。

    光希は自分を恥じていた。先程は動けない自分に腹を立てたが、それは心の底では妹を信じていなかったということの表れではないか。妹はひ弱で人見知りで頼りないから自分が陽葵を説得したいのに、それができない自分が情けなくて腹が立った…… そんな想いが心の片隅にあったのではないか。妹は、もう以前の妹じゃない。ただ優しいだけの弱々しい少女じゃない。それでいて姉みたいに無鉄砲でもない。まるで亡き父のような強さと亡き母のような賢さを持っている。でもその根底には以前のままの優しい七海がいる。いつの間にこんな素敵な女性になっていたんだろう。光希は涙を流した。嬉しさ半分、そんな七海ともうすぐ永遠に別れなければならない悲しさ半分……。

    今日子はひたすら七海に感謝していた。今日子が動けない中、猛然と駆け出して娘を絶望の渦から救い上げてくれた。本当に、感謝してもしきれない。七海の説得を今日子も聞いていた。もし自分の足が動いて娘の元に駆け付け、抱き締めることができていたとしても、あんなことはとても言えなかっただろう。最愛の娘の強く賢く優しい友達、否、恋人。今日子は元々LGBTQには全く興味がなく、それどころか嫌悪さえしていたのだが、娘にこんなにも素敵な恋人ができたことが嬉しくて仕方なかった。そして思った。2人が過去を克服したのだから、自分もいつまでも過去を引きずっていては駄目だ。それではいつまで経っても母親失格のままだ。今からでも理想の母親を目指さなくては。奴隷の娘に相応しい母親を。

    ステージの用意が整うと、2人はほぼ同時にステージに上り、そして制服を着たまま再びキスを始めた。

    「七海…… 好きだよ…… んちゅ♥」

    「陽葵…… ちゅぷ」

    陽葵と再会した日の夜に友達になった時は、単なる「友達」だった。だが、過酷な調教を一緒に受けたり、レズプレイを命じられたりするうちに、肉体だけでなく心の親密度はどんどん増していった。そしてあの日。姉の寿命を聞かされてパニックになった七海を慰め、ずっと一緒にいるよと言ってくれた時、その感情は初めて明確に七海の中に宿った。恋愛経験のない七海にはそれがどういうものかよくわからなかったが、その感情は日に日に大きくなっていった。今日の午前中も、今さっきも、陽葵を助けたのは正義感からじゃない。そんなんじゃない。そんなんじゃなくって…… 好きだから。大好きだから! 愛してるから!!

    「うん…… 私も好きだよ…… 陽葵……」

    目を潤ませながら顔を真っ赤に赤らめ、微かな笑みを浮かべて小さな声で愛を囁いた。その瞬間、感情が膨らみ、弾け、溢れた。愛する人を力いっぱい抱き締め、今度は大きな声で言った。

    「陽葵っ! 大好きっ!!」

    「七海ぃっ!!」

    陽葵は天にも昇る思いだった。感激のあまり涙が溢れて視界がぼやけ、七海の顔が歪んでしまう。でも止まらない。今朝から苦しみと絶望の涙を流し続けてきたというのに、歓喜の涙は涸れることなく溢れ続ける。嬉しすぎて、奴隷とか、衆人環視とか、そんなことどうでもよくなる。七海! 七海!! 七海っ!!!

    熱烈なキスが始まった。唇を合わせて舌を重ね、唾液を交換する。奴隷になってから何百回も何千回もやらされてきた行為。なのに相手が愛する人だとこんなにも幸せな気持ちになれるのか。2人は夢中になってキスを貪り、幸福のあまり軽く絶頂してしまった。

    そのまま両手で互いの身体を弄り合っていく。最初は制服の上から。次に手を制服の中に入れて。でも服は脱がない。脱ぎたくない。裸は奴隷の正装だ。だから、せめて服を着せてもらっている今だけでも自分から裸になりたくない。裸になってしまえば奴隷同士の単なるレズセックス、服を着ていれば人間的な愛の営み。そんな気がする。

    2人は制服の上着をたくし上げて互いの胸を愛撫し、次いで口で舐め始めた。陽葵は、肥大化した七海の乳首を口に含んで思いっきり母乳を吸いたかったが、七海の母乳を飲んでいいのは美海と男たちだけと決まっているのでさすがに自重し、乳房、肋骨、腹、臍と徐々に下半身へと舐め進めた。

    そしてスカートをたくし上げた瞬間、陽葵はあの臭いを嗅いだ。否、これまでも常に臭っていたのだが、感激と興奮のあまり気づかなかったのだ。そしてスカートの中の濃厚な臭気を嗅いで、ようやく気づいたというわけである。スカートの中、ショーツは既に大量の下痢便で茶色く染まっていた。

    「いやぁ…… 恥ずかしいからめくらないで…… 陽葵ぃ……」

    「…………だぁめ♥」

    「うぅぅ……」

    「大丈夫。アタシが綺麗にしてあげるね?」

    そう言うと、陽葵は一気にショーツをずり下ろした。肛門周辺から下半身全体に広がる汚らしい光景。圧倒的な悪臭。あの日も、七海のスカートの中はこんなことになってたんだと思うと、堪らなかった。そりゃ臭かったわけだ。でも不思議と嫌悪を感じない。微塵も感じない。 ……綺麗にしてあげたい。あの日の贖罪というわけじゃない。ただ綺麗にしてあげたいだけ。愛しい人の汚れた股間を舐めて綺麗にしてあげたいだけ。それが愛ゆえの欲求なのか、奴隷的奉仕精神の表れなのかは陽葵にもわからない。 ……陽葵は大きく深呼吸すると、七海の下半身に顔を埋めた。

    「ちゅっ…… じゅるる…… れろっ…… ごくんっ」

    陽葵はいきなり汚れの中心、肛門に唇を重ねてキスをすると、舌を動かして周辺の糞便を舐め取り、飲み込んでいく。

    「げほっ! げほっ! げほっ!」

    激しく咳き込む陽葵。

    「陽葵っ! 大丈夫っ!?」

    「けほっ! ずちゅううっ! うげっ! ぢゅるるっ! うぷ!」

    陽葵はまだまだ食糞が苦手だ。味も臭いも食感も喉越しも何もかも苦手。愛する人の汚物なら美味しく感じるんじゃないかと淡い期待を抱いていたのだが、そんなわけもない。堀田や飯森と全く同じ、不快極まる最低最悪の味。1口ごとに激しく噎せ返り、吐き戻しそうになるが、それでも陽葵は汚物を食べ続けた。意識せずとも口を開け、クチャクチャと汚らしい咀嚼音をわざと発しながら、夢中で貪り続けた。

    やがて七海の身体に付着した汚物を全て舐め尽くすと、陽葵は七海の肛門に刺さっている円筒形の栓を抜いた。元の色も形状もわからないほど大量の糞便がこびりついていたが、陽葵は意を決して肛門栓を口に含むと、歯で汚物をこそげ落として飲み込んでいった。肛門周辺にこびりついていたモノよりも新鮮な分、味も臭いもさらに強烈だったが、陽葵は泣きながら栓を掃除していった。

    「もういいよ、陽葵。あとは私がやるから……」

    「ううん。アタシにやらせて? ね? お願い…… 七海のウンチ、全部アタシにちょーだい……」

    「えっ…… 全部って……」

    「うん。お腹ん中に溜め込んでるのも全部」

    「いいよ、そんなの。だってすごい量だよ?」

    「うん、わかってる。アタシの口に全部出して? 口便器に、して?」

    「うぅぅ…… そんなぁ……」

    「七海のウンチ、食べたいの。不味くてもいいから」

    「だって…… ザーメン混じりの下痢便だよ? めちゃくちゃマズいよ?」

    「いいの、なんでも。お願い、七海!」

    「ああ、もう…… わかったから……」

    「ありがと。あぁぁぁぁぁっ…………」

    陽葵は仰向けのまま目を閉じ、口を大きく開けて待機している。ここに出して欲しいということだろう。

    一本糞のような硬い便であれば口の中に狙いを定めることもできるが、下痢便の場合は広範囲に撒き散らしてしまう。七海は陽葵の口の真上でしゃがみ込むと、制服をなるべく汚さないよう、陽葵の唇に自身の肛門を密着させて括約筋を緩めた。

    「いくよっ!」

    「うんっ!」

    ブビビビビビビビビビビビ!!!!

    下痢便が勢いよく陽葵の口の中に入っていく。その量は、陽葵の口内の容積よりも遥かに多く、溢れた下痢便が陽葵の口元から顔全体へと広がり、鼻の穴を覆っていく。

    「うぶうううううううううっ!!!!!!!!」

    ちょ…… くっさ! まっず! なにこの量! こんな多いの!? 口ん中パンパン…… こんなんどうやって飲み込んだらいいの? ダメ! 口ふさがってるから鼻でしか息できない! 鼻ん中にもウンチ入ってきてる! くさい! くさすぎ! こんなん無理! 無理ぃっ!!

    「陽葵っ! ごめんっ!」

    こんなに沢山出るとは思っていなかった。七海は急いで体勢を変えると、下痢便で覆われた陽葵の鼻に迷うことなく口を付けた。鼻の穴周辺の下痢便を舌で全て掬い取ると、鼻の穴に舌を入れて、鼻クソごと汚物を掻き出して全部飲み込む。次に首の方に流れた分を全て舌で掃除していく。なんとか制服は汚れずに済んだようだ。さらに顔に広がった分を全て処理する。

    続いて、唇を尖らせて陽葵の口の中に入れ、並々と溜まった下痢便を、下品な音を立ててバキュームしていく。しばらくして、ようやく口を閉じることができる程度に下痢便が減ってくると、陽葵は口を閉じた。全部七海にやらせるわけにはいかない。アタシが食べるって言ったんだから。めっちゃニガくてマズいけど。やらなきゃ! ……陽葵は目を固く瞑り、強烈な吐き気と戦いながら、なんとか少しずつ下痢便を飲み下していった。

    数分かけて全ての下痢便を胃袋に送り終えると、陽葵はゆっくりと目を開け、咳込みながら七海に向かって言った。

    「げほっ! うげぇ…… こほっ! ……きっつ」

    「ごめん。思ったよりたくさん溜まってたみたい……」

    「うん。ビックリした」

    「あぅぅぅ…… ごめん……」

    「謝んなくていいよ。それより、手伝ってくれてありがと」

    「うん」

    「でも、アタシ頑張るよ。そのうち全部飲み込んであげる」

    「陽葵……」

    「そのかわりさ…… 今度アタシのも、飲んでね?」

    「いいよ」

    「即答!? さっすが!」

    「……バカ」

    「ははっ♬ それよりさ。身体もキレイになったし、今度は気持ちよくならない?」

    「うん」

    2人はシックスナインで互いの膣を愛撫し合うと、続いて双頭ディルドーを互いの膣に挿入し合って貝合わせの体勢で優しく腰を振り合った。

    「ああん♥ 七海っ♥ んあっ♥ 気持ちい? 七海ぃ♥」

    「ああっ♥ 気持ちいぃよ♥ 陽葵っ♥ あひぃっ♥」

    なんて優しい快感なんだろう。暴力的なレイプも確かに気持ちいいけど、なんだろう、この満たされた感じ。愛のあるセックスってこんなにも素敵なものだったんだ。おねえちゃんや玲香さんと交わった時にも、陽葵とこれまでに交わった時も、こんな気持ちになったことはなかった。ディルドーの先端が膣壁とこすれあって気持ちがいいとか、そんな次元ではなく、2人の身体が溶け合ってしまったような、ふわふわとした優しい幸福感。なんて…… なんて気持ちいいんだろう。なんてしあわせなんだろう。

    陽葵は涙が出るほど嬉しかった。先程から七海が、これまでに見たこともないほど幸せそうな表情を浮かべていた。あの儚げで切なげで蠱惑的な表情ではなく、恋人と溶け合って幸せの絶頂にいるといった感じの、なんとも満ち足りた表情。七海がこんな素敵な表情を見せてくれたことが、陽葵のことを奴隷仲間でなく恋人だと思ってくれていることの証のような気がして、陽葵もまた幸せの表情になり、2人はそのまま優しく穏やかな絶頂に包まれた。

    モニターに10倍ズームで映された七海と陽葵の幸せに満ちた表情を見て、光希も玲香も今日子も涙を流していた。この地獄の中で、2人がこんなにも素敵な顔を見せてくれたことが、心の底から嬉しかった。

    一方、飯森は虫酸が走っていた。七海が飯森に対してこんな顔を見せたら、飯森は七海を即刻JSPFに売り飛ばすだろう。主人と奴隷の関係とは、あくまで主従であって恋愛ではない。七海が光希の死を乗り越えるために、陽葵との絆をより強固なものにする。そのためには当人同士が恋人になるのがてっとり早いので、例によって堀田と協議の上で、陽葵イジメを兼ねたこのようなショーを企画したわけだが、それにしても反吐が出る。2人の仲が深まりすぎて奴隷であることを忘れてしまっては本末転倒であるし、ここはしっかりと釘を刺しておくべきだろう。飯森は全裸になると、堀田とともにステージに上がって幸せの絶頂にいる奴隷どもに話しかけた。

     

    「七海」

    「…………」

    夢のように幸せな時間を過ごしていた七海は、薄汚い声で現実に引き戻された。そうだよね。今は調教中なんだし、こんな幸せなこと、いつまでも続くわけないよね。わかってはいるけど…… 何も今、このタイミングで出てくることないじゃない。 ……最低。

    「はい」

    「随分とご満悦のようだが、今がどういう時間か忘れてはいないだろうな?」

    「はい」

    「他の奴隷とどういう関係になろうと構わんが、お前はどういう存在なんだ? 改めて言ってみろ」

    「…………」(はぁぁぁぁ…………)

    そんなのわかってる。心の中で深い溜息をつくと、七海は速やかに奴隷に戻った。奴隷の正装は裸に首輪のみ。七海は衆人環視の下、命令されずとも制服を脱いでいく。全く恥ずかしくない。服を着るのが恥ずかしくて、脱ぐのが恥ずかしくないなんて、自分が最低の存在に、心の底から奴隷になってしまった気がして悲しかった。制服を脱いでしまえば、ブラは着けていないし、糞便まみれのショーツは床に転がっているから、いつもどおりの全裸だ。ただただ残念だった。もう少しだけ人間でいたかった。恋する少女でいたかった。はぁぁ…… 最低。

    七海は心の中で短く毒づくと、飯森の足元に土下座した。陽葵も、後ろ髪を引かれる思いで制服を脱ぎ、堀田の前にひれ伏す。そう、私たちは恋人である前に奴隷。ご主人様に、お客様に奉仕するのが最優先。ご主人様を怒らせちゃダメ。陽葵と別れさせられちゃうかもしれない。そんなのイヤ。絶対にイヤ!

    「私はご主人様の、飯森則夫様の奴隷です。所有物です。ご主人様にご奉仕し、皆様にご奉仕するためだけの存在です」

    「うむ。忘れるなよ? 忘れずにいる限り、陽葵との関係は許してやろう」

    「あ…… ありがとうございます、ご主人様っ!」

    「七海。陽葵も。ちょっと来い。向かい合って鼻と鼻を密着させろ」

    「……はい」

    「??」

    七海と陽葵は、これから何をさせられるのかと不安になりつつ、言われるままに向かい合った。顔と顔を近づけ、鼻同士を触れ合わせる。 ……もう一度キスしたいな。七海はぼんやりと思った。

    飯森は2人の鼻に穿たれた鼻輪同士を小さな金属のリングで繋いだ。鼻と鼻の距離は3cm程度。ちょっとでも動くと鼻輪が引っ張られて痛い。

    「さあ準備できたぞ? 今日はお前たち2人で我々に奉仕しろ。その状態でな」

    「……わかりました」

    「マ、マジ……?」

    七海と陽葵は、互いの鼻が繋がったまま、身をかがめて尻を突き出すと、互いの手をしっかりと握り締めた。互いの顔が間近にある。2人とも頬が紅潮し、目が潤んでいる。これから行われる調教に対する不安と期待で、マゾの血が騒いでいるのだ。七海は例の妖艶な顔、陽葵も興奮しきって歪んだ顔を、それぞれ愛する者に晒しながら、飯森と堀田に向かって口上を行った。

    「どうぞ犯してください、ご主人様。私たちで事前に濡らしておきましたので…… もう準備万端です。グチョグチョのおまんこにご主人様のおちんぽを突っ込んで、メチャクチャに掻き回して、ザーメン、たっぷり出してください。2人目の赤ちゃん、孕ませてください……」

    「アタシにも堀田様のおちんぽください。おまんこで精いっぱいご奉仕しますので。お願いします……」

    そこにいるのはもはや恋する乙女でなく、2匹の卑しいメス奴隷だった。

    「ああっ! いつっ! ああんっ! 痛いっ!」

    「うぐっ! あんっ! いたっ! んああっ!」

    奉仕が始まった。鼻を繋がれながら猛烈なピストンで膣を犯される2人。窓にはあらゆる角度からのライブ映像が映され、教室内のボルテージは急速に上がっていく。ピストンのたびに鼻が引っ張られて痛い。すごく痛い。飯森と堀田は、鼻同士が不規則に引っ張られるように、わざとピストンのタイミングをずらして責めていく。

    強い刺激故か、2人の鼻粘膜からは大量の鼻水が分泌され、鼻周辺はドロドロ。口にまで大量の鼻水が流れ込んでいく。鼻の痛みと、鼻中隔(=2つの鼻の穴の間にある仕切り壁)が千切れてしまうのではないかという不安にゾクゾクし、鼻水と涙を撒き散らして快楽を貪るマゾの2人。

    興奮した男の1人がステージに上がって、鼻の下のドロドロにペニスをこすり付けると、2人に舐め取るよう命じた。2人は不規則な動きに翻弄されながらも、ペニスに付いた鼻水を下品な音を立てながら舐め啜っていく。しょっぱい。涙と同じ液体だとわかっていても、鼻水には汚いというイメージがどうしてもある。だが、愛する者の汚物を舐めるという行為が、先程の食糞を思い起こさせ、レズプレイの興奮が蘇ってくる。

    「陽葵…… じゅぞぞ! べちゃべちゃっ! 陽葵っ!」

    「ぶちゃっ! 七海っ! ずずずずずずっ! 七海っ!」

    熱の籠もった声で互いの名を呼び、鼻水を啜りながら膣穴の快楽に酔いしれる七海と陽葵。気持ちいい。メチャクチャ気持ちいい! 2人はあっという間に快楽の階段を登り詰めていく。

    「イくっ! もうダメ! イっちゃううううっ!!」

    「ひぐううううううううううううううっ!!!!」

    2人はほぼ同時に達したが、その間も飯森と堀田はピストンを止めないし、2人も口奉仕を止めない。奉仕を休んで絶頂の快楽に浸るなんてことがあれば奴隷失格、厳しいお仕置きが待っている。その辺りは七海も陽葵も心得ていて、絶頂の激しい快楽に包まれながらも膣を強く締め、ペニスをさらに激しく舐め回すのだった。

    やがて飯森たちも限界に達し、5人は同時に絶頂した。足がガクガクと震える。飯森たちが離れた後、2人は膝を折ってその場に倒れ込みそうになったが、倒れた際に鼻が強く引っ張られて千切れてしまうのが怖くて、なんとか堪えた。そして、逆に鼻と鼻を0cmまで近づけ、鼻水と涎と精液でグチャグチャになっている互いの口を合わせると、下品な音を立てて熱いディープキスを開始。すぐに次の男たちがステージに上って、2人の肛門に剛棒をねじ込んだ。

     

    40分後、鼻輪同士を結ぶリングがようやく外された。既に膣にも肛門にも無数の精子が放たれ、2人も10回以上絶頂を迎えていたが、奉仕はまだ始まったばかりである。

    自由度が増した2人を男たちが取り囲んでいく。膣、肛門、口、胸、手、腋、足、その他身体のありとあらゆる部位を弄ばれる2人。もうわけのわからない状況で、レズプレイの時の優しく穏やかな幸福感とは真逆の、嵐のように暴力的な快楽が2人を襲っていたが、2人は快楽に身を任せることなく舌を動かし、手を動かし、膣と肛門を締め、疲れた身体に鞭打って男たちに奉仕していった。そう。何でもやらなきゃ。私たちは奴隷なんだから。愛する人とずっと一緒にいるために、何だってやらなきゃ!

    あまりにも大人数がステージという名の机の上に殺到したため、玲香は安全のためにステージを解体し、今日子とともに教室内の机を全て後ろに移動させた。床の上で引き続きもみくちゃにされる七海と陽葵。だが2人で相手にできる人数には限りがあるため、順番待ちしている男たちは、手近な9個のオナホールで性欲処理をし始めた。特に光希は既に体力の限界だったが、七海と陽葵の負担を少しでも軽くするために、最後の力を振り絞って己に開いた3つの穴でペニスに奉仕するのだった。

    男たち全員が七海と陽葵の穴を使い終えると、2人はレズプレイを強制された。男たちは、2人をシックスナインの体勢にして、互いのドロドロの膣穴やクリトリス(クリペニス)を舌で舐めさせながら、2人の肛門にペニスをぶち込んで激しく犯しまくった。ある者はそのまま肛門内で射精し、奴隷たちに互いの肛門に舌を突っ込ませて茶色く濁った精液を掻き出すよう命令し、ある者は射精直前にペニスをもう片方の口に中にぶち込んで喉奥で射精し、糞カスにまみれたちんぽを舌で清めるよう命令した。掃除の終わった膣穴には再びペニスが挿入されて、すぐに白濁液で満たされた。やがて性器の締まりがなくなってくると、男たちは2人の首を絞めたり、身体じゅうに鞭を打ったりして締めさせた。それでも締まらなくなってくると、拳を膣と肛門にぶち込んでWフィストが始まり、2人は狂ったように泣き叫びながら、それでも絶頂して潮を撒き散らした。

    調教終了の午後5時を迎えた時には、2人は午前中以上に真っ白に染まり、折り重なるように倒れて失神していた。光希もまた失神し、今日子も失神寸前。美海をあやしたり、ダイニングや奴隷用トイレなどを清掃したりするため、度々教室を抜け出していた玲香だけが正常な意識を保っていたが、やはり身体じゅう精液まみれだった。

    飯森は、今日はこのままここで夕食を摂るよう玲香に言い、食べ方を伝えると、玲香に流動食のパックを4つ渡した。玲香はもはや呆れ返る気力もなく、光希を除く失神中、または失神寸前の3人の所に行き、精液まみれの身体の上に流動食をぶち撒けて身体じゅうに塗りたくっていった。そして最後に自分の身体にも流動食を塗ると、3人を起こした。七海と陽葵。玲香と今日子。互いの身体に付着した流動食と精液を舌で舐め取って飲み込んでいく。もう味なんてしない。途中で舐める相手を変えながら、4人は黙々と舌を動かし続けたのだった。

    一方、光希は裏沢によって失神したままキャリーケースに放り込まれ、メス犬区画の9号室へ戻る前に医務室へと運ばれた。本来なら、夕食はこの後、9号室で雑用係が用意した流動食を食べることになるのだが、恐らくもう飲み込む体力も残っていないだろう。失神したまま栄養剤の点滴を受けた後、失神したまま9号室へと運ばれると、光希は明日の朝まで白濁まみれのまま死んだように眠り続けた。体重は朝より0.5kg減っていた。 ……光希の最期の時は、刻一刻と近づいていた。

     

    V:奴隷200日目 – 夜

     

    4人の奴隷はどうにか夕食を終えると、重い身体を引きずって教室を出、シャワーを浴びて汚れを落とした。19時からは1回50分の少人数調教である。

     

    1人目は白髪交じりの男で、七海単独でのご指名だった。場所は和室。七海は紅白の巫女服を着せられた上で、胸だけをはだけた状態で雁字搦めに縛られ、エビ反りの体勢で天井から吊るされた。さらに紅白の蝋が胸に垂らされ、鞭で全身メッタ打ちにされる。元々身体の硬い七海にとっては地獄の苦しみで、今朝から輪姦されっ放しだった七海は、一転して苦痛に泣き叫んだ。マゾの身体が苦痛の一部を快楽に変換していくが、朝からイき続けて疲労の極みにある七海にとって快楽はもはや苦行でしかなく、七海は2種類の苦しみにひたすら耐え続けた。

    その頃、玲香は教室の後始末に追われ、ペアで指名された仁科母娘は20代の巨漢の男の相手をしていた。男は母娘でのレズプレイを要求し、陽葵は七海との絡みで味わった興奮とは別種の興奮を感じながら、実の母と唇を重ね、互いの性器を舐め合った。男はさらにフィストレズをするよう命令する。娘は自分が産まれてきた穴に自らの拳を突っ込んで激しく掻き回し、母は娘の前で絶叫しながら痴態を晒し続けた末に盛大に潮を吹き、娘の腕をビショビショに濡らした。続いて、緩んだ膣を男の巨根に貫かれながら、母が娘の肛門に拳をねじ込み、娘は狂ったように喘ぎまくった末、母と同じように潮を吹いて果てた。さらに男は緩んだ娘の肛門にも巨根を突っ込み、最後は母娘の顔に精液をぶっかけると、娘の糞カスの付いた巨根を母に舐め清めさせて帰っていった。

     

    2人目は中年の男で、七海と玲香を指名した。場所は拷問室。男は2人それぞれに鞭を持たせ、立ったまま互いを打ち合えと命じた。2人とも、S役を命じられたことはこれまでに何度もあったが、互いに打ち合うなどというのは初めての経験だった。七海が鞭を振るうと玲香が硬直し、玲香が鞭を振るうと七海が硬直する。最初はそんなふうに交互に鞭を打っていたのだが、そうではない、同時にやれと男に言われ、七海は玲香をメッタ打ちにしながら玲香にメッタ打ちにされた。痛い。痛くて立っていられない。でも鞭を振るうためには足に力を入れて踏ん張らねばならない。するとその足に鞭が飛んでくる。見れば男も鞭を持っており、主に2人の足に鞭を浴びせていたのだ。2人は1箇所に留まることすらできず、無様なダンスを踊りながら互いの鞭を浴び、互いに鞭を浴びせた。ただでさえ疲労の極みにあるというのに、2人は数十分間も被虐のダンスを踊り続け、後半は足腰が立たなくなって倒れ込んだところにさらに男の鞭を受けた。男は真っ赤に腫れ上がった2人の身体の上に精液をぶっかけ、ついでに小便をひっかけて帰っていった。

    陽葵と今日子はまたもペアで指名された。今度は男たちも2名である。773号室では七海がダントツの人気を誇るが、親子丼もかなりの人気らしい。陽葵はノーブラノーパンの上に例の制服、今日子まで何故か同じ清隷女学園の制服を着るよう命じられた。そして、後ろ手に縛られた状態で1つの三角木馬に互いに向かい合うような格好で跨がされ、足にはそれぞれ重さ10kgの鉄球の付いた足枷が嵌められた。さらに、制服をたくし上げて胸を露出させ、互いの乳首ピアス同士を小さなリングで結ぶと、男たちはその状態で蝋燭と鞭を母娘の身体に浴びせた。母娘は泣き叫びながら身体を激しく動かし、そのたびに股間と胸を激痛が襲った。マゾの母娘はこんな状態でも苦痛を快楽に変換し、互いに身を乗り出して母娘でキスしながら絶頂した。面白がった男たちは、母娘をM字開脚の状態で抱き合わせて、互いにキスした状態で上半身を縛り上げて天井から吊るし、再び乳首をリングで連結した。そして膣穴同士を双頭ティルドーで繋ぐと、母娘の肛門を猛然と犯し始めた。痛くて気持ち良くてもうわけがわからなかった。母娘は涎と涙と鼻水で顔じゅうドロドロになりながら、互いの口内を夢中になって貪り、互いに「ママ」「陽葵」と呼び合いながら何度も何度も果てた。最後は、母の糞カスの付いたペニスを娘が、娘の糞カスの付いたペニスを母が、それぞれフェラ掃除して終わった。

     

    3人目も中年の男で、七海を単独指名した。場所は客用トイレの中にある和式個室だった。七海は鍵の開いた状態のドアを通って客用トイレに入り、指定された個室のドアを開けた。飯森よりもさらに薄汚い中年太りの冴えない小男がしゃがみ込んでいて、七海に背を向けたまま和式便器に向かって脱糞しているところだった。七海は咄嗟に場所を間違えたと思い、男に謝りながら慌ててドアを閉めようとしたが、男に「入れ、七海」と言われて、悪臭漂う狭い個室内に入った。男は半立ちの体勢になると、肛門を綺麗にするよう七海に言って尻を突き出し、七海は跪いて、黒ずんだ毛むくじゃらの肛門を舐め、舌で肛門をほじくって糞便の残りカスを掻き出した。次いで大便器の中も綺麗にするよう男が命じる。七海は「はい」と感情のない声で短く答えると、床に這いつくばって和式便器の中に顔を埋め、30cm近い巨大な一本糞を食べていった。もういいや。輪姦や鞭打ちに比べればラクだし。次はどうせ便器の底に溜まってるオレンジ色のオシッコを全部飲めって言うんでしょ? ……最低。七海は男に言われるままに小便を飲み干し、和式便器をピカピカになるまで舌で磨いた。男は汚れた七海の顔をベロベロに舐め、鼻の穴にまで舌を突っ込んで悪臭漂う唾液まみれにすると、これまた悪臭漂う包茎ペニスを七海の口に突っ込んでイラマチオを始めた。巨根ではないので息苦しさはないが、皮の中に溜まっていた大量のチンカスが、皮がめくれるとともに口の中いっぱいに溢れ、得も言われぬ不快な味と臭いを撒き散らしていく。七海は全身鳥肌になりながらもチンカスを飲み込み、激しいピストンに合わせて唇から喉までを全て使ってペニスに奉仕していく。やがて射精に至ると、男は再び七海を四つん這いにさせて頭を便器の中にぶち込み、便器の水を流しながら肛門を犯しまくった。中出しした後、男は七海にペニスを掃除させようとしたが、便器の中でもがく七海の口に入れても掃除どころか逆効果であると気付き、ペニスに付いた汚れをトイレットペーパーで拭き取ると、七海の口に押し込んで帰っていった。

    玲香は、ぐずりだした美海をあやしつつ、和室と拷問室の清掃を行ったが、清掃中に男2人にレイプされた。男たちは射精直前にペニスを引き抜くと、玲香が持っていた掃除用の雑巾…… 拷問室の床の上に飛び散っていた精液や尿をたっぷりと吸ったそれの上に精液を撒き散らし、雑巾を綺麗にするよう命令した。玲香は雑巾を床の上で絞ると、床の上にこぼれた汚液を這いつくばって舐め取っていった。

    陽葵と今日子はそれぞれ複数人に単独指名され、内容は陽葵が針責め+3P、今日子が水責め+4Pであった。母娘ともに朝に摂取した薬物の効果が切れかけており、前日からほぼ不眠不休であるため、疲労と眠気でもうフラフラの状態だったのだが、それでもなんとかお仕置きされることなく50分を耐え切った。

     

    そして、4人目。相手は七海と陽葵をご指名だった。2人は22時少し前に指定された扉を開いた。中はJSPFの一般的な調教室と同じ間取りで、赤いボンデージに身を包んでアイマスクを着けた例のサディスティンが足を組んでベッドの端に座っていた。

    「ひっ……!」

    陽葵は小さく悲鳴を上げた。陽葵はこのサディスティンに指名されたことは未だなかったが、他のサディスティンの指名は何度か受けていたため、サディスティンの多くが男たち以上に苛烈な虐待を加えてくることを知っている。もう身体は限界なのに、これからさらに酷い目に遭うのかと思うと、陽葵は軽い目眩に襲われ、その場に倒れそうになった。

    「…………」

    七海は全く別のことを考えていた。やっぱり……そうだったんだ。

    「佐渡先生…… ですよね?」

    「…………へぇ。よくわかったわね」

    サディスティン、否、佐渡はアイマスクとウィッグを外した。見慣れた顔がそこにあった。

    「…………え? えええっ!? マジぃっ!!?」

    陽葵は一瞬ポカンとし、それから驚愕の声を上げた。眠気が一気に消し飛んだ。

    「いつ気づいたの?」

    「さっき、教室で、です。教室の後ろにいましたよね」

    「そうね」

    「私、さっき陽葵と、佐渡先生はグルなんじゃないかって話をしてた時に、あなたがご主人様と堀田様の間にいることに気づいたんです。そして、よく考えたら佐渡先生に声も体格もそっくりだった……!」

    「…………」

    「そしたら、あなたがご主人様と堀田様と目を交わして、ニヤッと笑って…… それで私、確信したんです」

    「ふふっ…… あなた本当に賢いのね。テストの成績は可もなく不可もなくって感じだったのに」

    「グルだったんですね」

    「ええ、そうよ? 因みにペロの調教映像を飯森様に渡していたのも私。1-Aの教室にカメラを仕掛けて盗撮した映像を理事長に渡したのも、あなたが変な行動を取らないか見張っていたのも、理事長の指示に従ってあなたの退学手続きを処理したのも、拉致に向けて陽葵と今日子の身辺を調査したのも、みんな私」

    「…………」

    ……最低。ほんと最っ低! 優しくて美人で……素敵な先生だと思ってた。先生の教える国語の授業はとても面白くて大好きだった。助けて欲しいと、実の伯父に酷い目に遭わされていると、何度先生に相談しようと思ったことだろう。 ……まさかこんな最低の人間だったなんて!

    七海は沈黙したまま目に涙を浮かべて佐渡を睨みつけた。本当なら口汚く罵って、頬を思いっきり引っ叩いてやりたかった。でも、できない。奴隷がお客様にそんなことしちゃ、ダメ。でも…… でもっ!

    陽葵も驚愕していた。授業なんてテキトーに聞き流していたし、1学期末の国語のテストも確か14点だったけれど、担任の佐渡先生のことは嫌いじゃなかった。まさかアタシとママのことを調べてただなんて! 教室を盗撮したり七海を監視したり、そんな酷いことをする人だったなんて!!

    「なんで……こんなことするんですか?」

    「そりゃ、仕事だからでしょ」

    「学園の生徒を監禁して堀田理事長の調教を手伝ったり、ここに連れてきて奴隷にしたり…… 私たち以外にもそういう酷いこと、してきたんですか」

    「その通りよ」

    「なんで……」

    「それを聞いてどうするわけ?」

    「…………あ」

    「……ん?」

    「そうか。あなたも堀田理事長の奴隷……なんじゃないですか?」

    「…………」

    「だから理事長の命令通りに動いてるんだ……。違いますか?」

    「いや〜、まいったなぁ。ほんとに賢いね、七海……」

    「そうなんですね。だったらなんで…… なんで私たちに酷いことするんですか! おんなじ奴隷じゃないですか! 私たちの気持ち、わかりますよね!? なんで………… ひっ!」

    七海は言葉を詰まらせた。獲物を見つけた肉食獣のような恐ろしい形相でこちらを睨んでいる……!

    「ふふっ…… いいわ。特別に教えてあげる。私もね、高1の時にご主人様の…… 堀田理事長の調教を受けたの。陽葵と同じってわけ。ご主人様に目を付けられて学園内に監禁されて調教されて、ここに売り飛ばされた。もう15年も前の話よ。それからの1年間は地獄だったわ…… 私の前歯、半分くらい入れ歯だしね」

    「…………」

    「でもね、ある日気づいちゃったのよ。とあるお客様に鞭を渡されて、他の奴隷を打つよう命令された。あの時の快感は今でも覚えてるわ。柔肌を鞭で打ちのめす感覚、赤く腫れ上がった肌、乾いた鞭音と奴隷の甲高い悲鳴……! その時に私、サドに目覚めたの」

    「…………」

    「それから色々あってご主人様に、堀田様に身請けされて個人奴隷となり、学園の教師となって理事長の影の補佐役になった。以来学園の生徒を何人もここに送り込んできたわ…… 初等部、中等部、高等部、大学…… 何人も何人も。陽葵、沙弥香さやか、梢、真弓まゆみ一夏いちか妙子たえこ、 ……ポチ」

    「ポチ!!?」

    「そ。確か中等部の入学式の日にご主人様が見初めたのよ。で、私が色々調べて、ご主人様があの子を監禁して調教してここに売り飛ばしたの。しばらくは大人しく奴隷やってたんだけど、ある時逃げ出しちゃってね……。まあ、ペロみたいにずっと反抗的な態度を取り続けて、ちんぽ噛みまくってたわけじゃないから、危険な薬物は打たれなかったけど。でもあの娘、イラマが苦手だったから歯はもう1本も残ってないし、乳首もクリも舌も伸ばされまくって、ケツの穴もぶっ壊れてて…… ふふっ、見た目はペロとあんまり変わらないわね」

    「…………」(何が可笑しいのよ……! なんで笑えるの!? 同じ奴隷なのに!!)

    「…………」(ポチ…… あの子もアタシとおんなじだったんだ…… アタシも逃げたらあの子みたいになるんだ……)

    「さて…… 昔話はおしまい。そろそろ調教に入ろうかしら」

    「「…………」」

    「ふふっ、最初の命令よ。調教が終わるまで私のことは「先生」と呼びなさい」

    (……最低)

    「ほら、とっとと土下座なさい。そして靴を舐めて挨拶するのよ、木下さん、仁科さん」

    「くっ!」

    七海は腹立たしかった。この女に最初に指名された時も、同性に調教される屈辱に涙したが、あの時とは比較にならないほどの激しい怒りが七海を支配していた。顔が真っ赤に紅潮し、身体が細かく震え出す。好きだった先生に裏切られたことへの憤怒。ポチを含め何人もの生徒を長年陥れてきたことに対する義憤。サディスティンならともかく、同じ奴隷の女に跪かねばならい屈辱。様々な怒りの感情が七海の中で燃え盛り、今にも爆発してしまいそうだった。

    でもダメ。怒っちゃダメ! それじゃああの日と同じだ。主人である飯森に直接叛逆するのに比べれば、罪は軽いかもしれないけど、お客様に逆らったらご主人様の顔に泥を塗ることになっちゃう。そしたらこの女だけでなくご主人様にもお仕置きされる。この最低な女のせいでご主人様にお仕置きされるなんて、そんなの絶対…… 絶っ対イヤっ!! でも! でもっ!! なんでこんな最低なヤツに土下座しなきゃなんないの!? 靴を舐めて、調教してくれって、酷いことしてくださいって…… ふ…… ふ……

    「ざけんなぁっ!!!!」

    キレたのは七海ではなく、隣にいた陽葵だった。七海以上に顔を真っ赤にし、全身をワナワナと震わせながら、疲労も眠気も全て忘れて絶叫した。

    「あんた、奴隷なんでしょ!? アタシやママとおんなじ! 学校でもここでも、アタシが毎日どんな気持ちで過ごしてるか、わかるでしょっ!? なのになんでっ!? なんでっ!!? なんでアタシを…… ママを…… こんな……っ!!」

    涙が溢れ、それと同時にあらゆる負の感情が溢れ出る。過呼吸になって言葉がうまく出てこない。 ……奴隷にとってご主人様の命令は絶対。それはわかる。堀田理事長の命令に従って自分と母を陥れた。教師の立場を利用して。百歩譲って、ご主人様に逆らえないから嫌々やったっていうのなら、まだ許せる。でもなに!? コイツの顔! 笑ってる! 楽しんでやってる! 奴隷のくせに!! アタシとおんなじ奴隷のくせに……!!!

    「…………」

    七海もまた言葉が出てこなかった。佐渡に逆らったら陽葵は酷いお仕置きを受ける。堀田からも罰を受けるだろう。恋人がそんな目に遭うのを黙って見てるなんてできない。止めなきゃ! 今すぐ止めなきゃ!! ……でも。陽葵の怒りは七海の怒りだ。七海が言えなかったことを陽葵は代弁してくれている。なら、陽葵と一緒に佐渡に立ち向かうのが、人間として正しい在り方なんじゃないだろうか。陽葵を止めるっていうことは、私も佐渡の側に立つっていうことなんじゃあ……。愛する人を裏切って最低な女の味方をするの? そんな最低な人間なの!? 私っ!!!

    (…………そうか)

    七海はあの日を思い出していた。眠っている間に全ての歯を抜き取られて、飯森への怒りが爆発したあの日。陽葵はあの日の自分なんだ。そして、私はあの日のおねえちゃん……。きっとおねえちゃんも今の私と同じことを考えてたに違いない。ご主人様に逆らっちゃダメって。でも言えなくて。私に同調してくれて。一緒に闘ってくれて。結果、おねえちゃんは左目を失い、私はおねえちゃんに焼き鏝を捺してご主人様に絶対服従を誓った。

    このままじゃダメ。同じことになる。陽葵のためなら正直片目を失ったって構わないけれど、そんなことになったら陽葵が悲しむ。陽葵が傷つく。それだけは絶対ダメ。人間としての正しい在り方なんてここでは意味ない。だって私はもう人間じゃないんだから。奴隷なんだから。でも奴隷にだってできることはある。守る。陽葵を、愛する人を守るんだ! 今度こそ間違えるな、私っ!!

    「陽葵っ!!」

    「えっ!? なな……うぷっ!!?」

    七海はいきなり陽葵を抱き締めた。そして唇に唇を重ねて有無を言わさず言葉を奪う。

    「ううん! ぶぷっ! むぅん!!」

    陽葵はしばらくもがいていたが、七海の突然の行動に、怒りの感情が驚きで上書きされたのか、次第に大人しくなっていった。七海はさらに数十秒間口付けを続けた後、そっと陽葵から離れた。そして彼女の両手を握りしめ、目を見ながら話し始めた。

    「ダメ。怒っちゃダメ、陽葵」

    「七海……」

    不服そうな顔の陽葵。

    「ごめんね。こんなの裏切りだよね。先生と変わらないよね。私も一緒に怒りたい。できるなら今すぐこの女の首を絞めて、殺してやりたいよ……」

    「ふふっ……」(どうなるか、見ものね……)

    「でもね? そんなことしたら大変なことになる。陽葵も私も……」

    七海は叛逆事件の顛末をかいつまんで話した。 ……陽葵は絶句した。陽葵も光希の左目のことは気になっていたが、本人や七海には聞きづらかった。光希が逃亡した時に目にも重傷を負ったのだと思っていた。まさか七海と再会する少し前に、そんな恐ろしいことが起きていたなんて……!!

    「そんなことが……」

    「うん。だからね? 絶対逆らっちゃダメ」

    「…………」

    「土下座してお客様の足を舐めながら挨拶するなんて、いつもやってることでしょ?」

    「だって……」

    「相手が先生だろうと変わらないよ」

    「…………」

    「陽葵、昨日から寝てないんでしょ? このままだと今夜も壁の中に埋められちゃうよ…… そんなんヤでしょ?」

    「……うん」

    「大丈夫。私も一緒だから。一緒に佐渡先生にイジメられよ? ね?」

    「……………………わかった」

    「ありがと、陽葵 ……ちゅっ」

    七海は陽葵の頬に軽く口を付けた。そして小さく笑った。 ……その笑顔に、陽葵は思わず見とれてしまった。あの蠱惑的な表情でも、幸せの絶頂にある表情でもない。誠実で真摯で優しげで…… なんて素敵な笑顔なんだろう。

    陽葵は、学校での木下七海を根暗なコミュ障だと思っていた。実際には友人も数人いて、七海は根暗でもコミュ障でもなかったのだが、人見知りする性格だったのは事実であるし、不良グループに属していた隣席の陽葵とどう接していいのかわからず、言葉少なになっていたのを陽葵が勝手にコミュ障だと決め付けていたのである。

    それがどうだ。先程の教室でも、今も。七海は飯森や佐渡の不興を買うのを承知で、恐怖や憎悪の袋小路に迷い込んでいた陽葵を正しい方向に導いてくれた。相手の目を見て、誠実な言葉で、最高の笑顔で。これじゃ、先生の前で何も言えなくなっちゃったアタシの方がよっぽどコミュ障じゃん。

    そう。佐渡先生が何者だろうと、そんなこと関係ないんだ。アタシは奴隷で、お客様に奉仕するのが全て。大好きな恋人の七海と一緒にお客様に奉仕する。先生に奉仕する。それだけ。怒るようなことじゃなかったんだ。 ……ありがと、七海。なんか吹っ切れたよ。いつも助けてもらってばかりだね。いつかお返ししなきゃね。愛してるよ。

    「ありがと、七海。ちゅっ」

    陽葵もまた七海の頬に軽く口付けすると、七海に笑顔を見せた。そして、七海よりも先に自ら床に土下座し、佐渡の足元の床に額をこすり付けた。

    「先生、ごめんなさい。アタシ、気が動転しちゃって…… 奴隷のくせに先生に酷いこと言っちゃいました。すみませんでした。何でも言うこと聞くから許してください、先生」

    七海が先に謝るんじゃダメ。七海の真似してちゃダメ。七海は悪くないんだから。悪いのはアタシなんだから。謝らなきゃ。そして……

    「ぺろっ れろっ 先生…… アタシのこと…… しつけてください…… ちゅぷ 学校で悪いことばっかしてたアタシのこと、お仕置きしてください…… ぺろっ」

    「…………」(陽葵……)

    七海は複雑な心境だった。取り敢えず陽葵が怒りを鎮めて先生に謝ってくれた。あの日の自分たちのようなことにならずに済んで心底ホッとしていた。でも……。あの時、勝手に抜歯されて怒り狂っていた時、姉が今日の七海のようなことを言い出していたら、果たして自分は素直に受け入れていただろうか。

    わかっている。あの時と今回とでは状況が違う。陽葵が説得に応じたのは、あの叛逆事件の結末を知ったからだ。あの時は叛逆したらどうなるか、自分も姉もわかっていなかった。そんな状況で姉が説得してきたら……。多分受け入れていなかった。姉の説得を裏切り行為だと罵り、姉のことを軽蔑し憎悪したかもしれない。そうしたらどうなっていたのだろう。七海1人怒り狂ったまま、主人に片目を潰されていただろうか。それとも、最後にはやはり姉が味方になってくれて、姉の方が片目を失っていただろうか。わからない。今更考えたところで姉の左目はもう二度と元には戻らない。私がすべきことは過去の選択をくよくよ思い悩むことじゃない。陽葵や自分が片目を潰されることのないよう、過去の教訓を今に活かす。それだけ……

    姉が今後も健在ならば、それで全て良しなのかもしれない。だが、姉の命の灯(トモシビ)は消えかけている。片目どころか命そのものが失われようとしているのだ。そう思うと、切なくて堪らなかった。七海は、最愛の姉が自らの左目を犠牲にして最愛の恋人を守ってくれたような気がした。命そのものを犠牲にして妹の自分を守ってくれているような気がした。泣きたくて仕方がなかった。今すぐメス犬区画9号室へ行って、瀕死の姉を抱き締めて大泣きしたかった。でも今はそんなことをしてる場合じゃない。おねえちゃんの想いを無駄にしちゃダメ。奴隷としての務めを果たさなきゃ。

    七海は陽葵の隣に額ずくと、陽葵と一緒に佐渡の足を舐めながら言うのだった。

    「先生。佐渡先生。れろっ 私…… 私たち、先生のおかげで奴隷になれました。でもまだまだ未熟です。国語よりもっと大切なこと…… たくさん教えてください。私たちの身体に刻み込んでください。先生……!」

     

    ……佐渡は感服していた。まただ。先程の教室に続いて、七海はいともたやすく陽葵を憎悪の沼から引っ張り上げてしまった。なんて子だろう。昨年の1学期は全然こんな感じじゃなかったのに。

    そして思った。15年前。サドに目覚める前。奴隷として地獄の調教を受けていたあの頃。あの頃の自分にも七海のような強く優しい親友が…… 恋人が一緒にいてくれていたら、その後の人生は変わっていたんだろうか……?

    高1の1学期のある日、佐渡はクラスのとある女子に恋愛感情を持っている自分に気づいた。ショックだった。自分がレズビアンだったなんて。同性の女の子を好きになるなんて! 中学では全然そんなことなかったのに! その気持ちは日に日に高まり、佐渡はいつしかその女子に告白したいと思うようになった。恋仲になりたかった。 ……でもできなかった。勇気が持てなかった。拒絶されたら、気持ち悪がられたらどうしよう。噂好きな子だし、クラス中に私がレズだって触れ回ったらどうしよう。悶々としたまま1学期が終わり、2学期も半ばに差し掛かったある日、目が覚めたら佐渡は堀田の調教室にいた。

    それから地獄の1年を過ごし、男と肌を合わせ、男に奉仕することにもすっかり慣れたが、他の奴隷を痛め付けるよう命令された時に全てが変わった。サドに目覚めた。というより、サドになれば奴隷の女の子たちとレズプレイできることに気づいたのだ。JSPFでもトップレベルに残忍なサディスティンの誕生であった。

    だが、自分と似た境遇の陽葵が、同じく奴隷の七海に愛の告白をし、相思相愛の強い絆で結ばれたのを先刻目の当たりにして、佐渡は複雑な思いだった。自分もあの子に告白していたら、どうなっていただろう。キスからセックスに発展して、ディルドーで処女膜を破ってしまうような関係にまでなっていたら、処女でなくなった自分に堀田は目を付けていただろうか。或いはJSPFに連れて来られて以降に、七海のような素敵な恋人ができていたら、レズセックスし放題の毎日を送っていたら、果たして自分はサディスティンになっていただろうか。

    今となってはわからない。佐渡は今の生活に満足している。奴隷の女の子をいたぶるためなら喜んで男にも奉仕するし、堀田の指示にも従う。問題は、ないはずだ。なのに、どこかモヤモヤしてしまうのは何故だろう。喉の奥に魚の小骨が刺さったような違和感が、午後からずっと続いているのは何故?

    ……そんなのわかりきってる。これは嫉妬だ。自分と同じ境遇にありながら、七海という最高のパートナーを得ることができた陽葵に嫉妬しているのだ。

    自分も何度絶望の渦に飲まれただろう。だが自分には相談できる奴隷仲間がおらず、暗闇から笑顔で救い出してくれる親友も恋人もいなかった。ただひたすらに孤独と暴虐に耐え続けた。毎日毎日心が壊れる寸前まで追い込まれ、それでもなんとか耐えて耐えて、歯も10本近く失って、1年後にはようやく一人前の奴隷になることができた。それまでのあの地獄の日々……!!

    なのに陽葵は、この小娘は、ここに来てまだ3ヶ月にも満たないというのに、1本も歯を失っていないのに、最愛の恋人ができて、母親もいて、姉みたいに慕うペロや玲香がいて…… 同じ境遇なのに、なんでこんなに違うわけ? なんでこんな幸せそうな顔ができるわけ? 自分はあんなに大変だったのに。1人で悩み抜いて耐え抜いて苦しみ抜いてきたのに。なんで? なんでっ!? 羨ましい! 妬ましい! むかつくっ!! ……教師にあるまじき黒い感情が体内にどんどん蓄積されていく。

     

    七海は佐渡の靴を舐めながら、室内の空気が変わったのを肌で感じていた。さっきまで饒舌に語っていたのに、急に黙ってしまった佐渡。足が細かく震えている。 ……どうしたんだろう? そう思って七海は佐渡の顔を見上げ、そして思わず身震いした。恐ろしい形相で陽葵を凝視していた。先程のような肉食獣のそれではない。黒い感情に支配された悪鬼のようだ。な、なんでこんな顔してるの? 陽葵、何か怒らすようなこと言った……?

    佐渡は、七海が怯えた表情でこちらを窺っているのに気づき、我に返った。取り敢えず黒い感情を胸の中にしまい込む。が、一度その存在に気づいてしまった以上、もはや忘れることはできない。佐渡は2人から顔を逸らすように顔を上げ、そして時計を見た。もう30分が経過していた。あと20分。たった20分でこの黒い感情を陽葵にぶつけ切るなど到底不可能だ。それにここには七海がいる。できれば七海はいない方がいい。どれだけ陽葵を追い詰めても、七海ならやすやすと彼女を救ってしまうだろうから。今日は適当に切り上げて、後日改めて陽葵を単独指名しよう。そして…………

    佐渡はペニスバンドを装着し、机の上に七海を寝かせて彼女の膣を正常位で犯した。と同時に、陽葵に足の下で仰向けになって待機するよう命じ、この時間のために3日間溜め込んできた糞便を思いっきりぶち撒けた。奴隷調教時代に拡張された彼女の肛門からは極太の一本糞がひり出され、陽葵の顔の上にトグロを巻いていく。陽葵は嫌々ながらも糞便を少しずつ噛み砕き、嘔吐することなく胃袋へと送っていった。が、あまりにも量が多いため20分で食べきることはできなかった。

    「うぶぇっ!!?」

    佐渡は七海をイかせ、自分も絶頂した上で机に座り、ハイヒールで糞まみれの陽葵の顔をグイグイと踏んでいく。さらに、糞便がたっぷり付いたヒール(踵)を陽葵の鼻の穴に突っ込んでグリグリと掻き回していった。

    「いっ! いたっ! くしゃいっ! 痛っ!!」

    「これっぽっちのウンコ食べるのに20分以上もかかるなんてありえないでしょ。お仕置きよお仕置き」

    「ご、ごべんなざい…… 先生…… ぐぷっ ごくんっ」

    「50分経っちゃったけど、全部食べ切るまで延長よ。そうね…… あと3分で食べ切れなかったら壁尻部屋でもう一晩過ごしてもらおうかしら」

    「しょ……しょんな…… あむっ んぐっ」

    「陽葵っ……!」

    「木下さんは手伝っちゃダメよ? これくらいの量でもたつくなんて奴隷失格。あなただって奴隷生活長いんだから、それくらいわかるでしょう?」

    「……はい」

    「靴が汚れちゃったわ。木下さん、頼める?」

    「はい、先生」

    「良い返事よ、木下さん」

    「ぴちゅ れろっ にゅぷ ずちゅ」

    佐渡は、陽葵の顔の上10cmくらいのところで、七海にハイヒールの汚れを掃除させた。七海は陽葵のすぐ横に這いつくばって、手を使わずに舌だけでハイヒールに付いた糞便を舐め取っていく。七海は1分もかからないうちに掃除を終え、陽葵は残り16秒のところで佐渡の糞便を食べ切った。

    「先生、ごちそうさまでした。げぅっ! 口便器、使ってくれてありがとうございました…… うっぷ!」

    「ふん。じゃあ、またね。仁科さん」

    そう言うと佐渡は帰っていった。

    「陽葵っ! 大丈夫っ!?」

    「うん、大丈夫。ちょっと食べるのに時間かかっちゃっただけ…… げぷっ!」

    「そっか……」

    「これくらいで済んでよかったよね……」

    「……だね」

    「んあ〜! もうダメ! 鼻ん中ウンチまみれ〜! くっさ〜!! シャワーシャワーっ!!!」

    七海は、先生の態度がどこか腑に落ちなかった。あの鬼の形相はいったい何だったんだろう。その後の責めも、いつもに比べれば大したことなかったし、先生は七海を犯している間も心ここに在らずといった感じだった。そして去り際、「またね、仁科さん」と言った。なんで私の名前は呼ばれなかったんだろ? 陽葵だけ、また指名するってことだよね? ……大丈夫かな。あんな怖い顔してたけど…………

    七海はもっと考えようとしたが、限界だった。ヨロヨロとシャワー室に向かい、陽葵と一緒に汚れをザッと落とす。陽葵は、鼻の穴を洗い湯をがぶ飲みし、糞便臭が消えたところで力尽きた。2人とも髪も乾かさずにベッドに直行する。陽葵のベッドは世話係用の部屋にあるのだが、陽葵はなんとなく七海に従いていき、七海のベッドに2人同時に倒れ込んだ。恋人同士のピロートークなどする間もなく、倒れ込んだ瞬間に意識を手放した。

     

    …………崩壊が始まろうとしていた。

     

  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第8章 – 運命

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    I:773号室

     

    5日後、七海は目を覚ました。寝ぼけまなこで周囲を見渡す。知らない天井、知らない壁、知らないベッド。89号室とも療養室とも異なる知らない部屋。ここ、どこ……?

    取り敢えず起き上がってみようと腹筋に力を入れた時、違和感に気づいた。お腹の方を見て思い出した。そうだ、私、出産したんだ。赤ちゃんを産んで、その後も酷いことされて…… えっと…………

    「美海っ!!!!」

    七海はガバッと飛び起きると、布団を無造作に撥ね退け、ベッドから降りて歩き出した。 ……身体が軽い。お腹に赤ちゃんがいないとこんなにも身体が軽いのか。七海は部屋の中を歩き回り、美海がいないとわかるとドアを開けて外に出た。鍵はかかっていなかった。勝手に部屋の外に出たら脱走したと見做されるかもしれないと一瞬考えたが、美海が心配で、いても立ってもいられなかった。

    ドアの外も部屋であった。ソファーや大きなモニターなどが置かれていて、どうやらリビングのようだ。リビングには沢山のドアあり、七海は片っ端から開けていく。調教部屋が複数、キッチン、ダイニング、風呂、トイレ、空の部屋、物置、拷問室……。色々な部屋がある。が、誰もいない。美海もいない。ここはいったいどこだろう。JSPFの施設内だとは思うが、未だかつてこんな所に来たこともない。男性客用の部屋だろうか。それにしても広すぎるが…… スイートルームというヤツだろうか? VIP客がここに泊まって、調教部屋や拷問室で奴隷たちをいたぶるんだろうか? それにしては内装が簡素で殺風景な感じだが…… でもなんで私がスイートルームなんかにいるんだろ??

    疑問に思いながら尚も美海を探していると、玄関らしいドアを見つけた。鍵がかかっている。見慣れた虹彩認証の端末があったので顔をかざしてみるが反応はない。このドアの向こうが、七海がこれまで生活してきたエリアだろうか。なんでこんな所にいるんだろう。美海はどこにいるんだろう…… ご主人様は私が育てていいって言ってくれたけど…… まさか養育施設に送られちゃったなんてこと、ないよね!? 会いたい。会いたい。美海に会いたいっ!

     

    ……新生児室にいた飯森のスマホが鳴った。七海の体内には各種センサーを搭載したマイクロチップが埋め込まれており、七海が起きたら鳴るように予めセットしておいたのだ。

    公開出産ショーの後、奴隷は数日間の休養に入る。出産は母体にとってかなりの負担がかかる。しかも産前産後に長時間の輪姦まで行うのだ。処置を行わずに放置すれば高確率で死亡してしまうほど、奴隷は生死の境ギリギリまで身体を消耗させられる。そこで産後数日間は睡眠薬と点滴が投与されて療養室で静養する決まりになっているのである。

    JSPFの奴隷の場合、産まれた子供は母親が寝ている間に養育施設へと送られ、母子が会うことは二度とないわけだが、七海は違う。育児は七海自身が行うことになっている。かと言って七海がこれまで寝起きしてきた89号室には育児を行うスペースはないし、周辺に育児スペースを設けたとしても、子育てを諦めた他の出産済み奴隷たちの前で七海に子育てを行わせれば、七海にとっても奴隷たちにとっても良くない結果となるのは明白だ。

    そこで飯森はJSPF幹部の堀田に頼んで七海専用の部屋を作ることにした。通称は「七海」をもじった「773号室」。奴隷居住区から遠い場所にある、使っていない大部屋をパーティションで細かく区切って、調教部屋や育児室、水回り設備等を設け、七海をそこに軟禁するのだ。大人気の七海の部屋ということで、多くの客から潤沢な寄付が集まり、趣向を凝らした調教部屋が幾つも作られた。そして産後の処置を終えた七海は寝室兼育児室で眠りに就き、先程目覚めたというわけである。

    ……玲香は飯森から連絡を受けて新生児室へと向かった。玲香はペロやポチの世話を含め雑用係を昨日で終了し、今日からは七海専属の世話係となる。773号室の一角で寝起きし、美海の育児サポートと各調教部屋の清掃をこなしながら、合間合間に客の相手もせねばならない。妹のような七海と四六時中一緒にいられるのは嬉しいが、七海の主人はあの飯森であるし、七海を気に入っている客の中には堀田を始め酷虐な客が幾人もいる。ペロやポチのことも気になる。これからの生活がどのようなものになるのか見当も付かず、玲香は不安を抱えたまま新生児室へと急いだ。

    新生児室で飯森から再度説明を受けると、玲香は美海を抱っこして、飯森とともに七海の部屋へと向かった。道中、玲香は自分の胸が張ってくるのを感じていた。息子を産んで1年半。息子は玲香が寝ている間にいなくなってしまったが、母乳はまだまだ出る時期なのだ。1年前に第2子を妊娠し、数カ月後に流産してからは母乳の出が悪くなり、最近では殆ど出ていなかったが、赤ちゃんを抱いたことで眠っていた母性本能が目覚めたらしい。

    「…………」

    玲香は切なかった。息子に、名前も知らないたった1人の自分の息子に、このお乳をあげたかった。七海のように自分で我が子を育てたかった。 ……1歳半になった息子は今頃どうしているだろう。今後どうなるのだろう。お乳がまた出るようになったところで、息子には飲ませてあげられない。会うことすらできない。これを飲んでいいのは男たちだけ。薄汚い口に黄ばんだ歯の男たちが乱暴にしゃぶりついてチューチュー吸っていくだけ。悲しい…… 会いたい…… 息子に会いたい…… お乳、飲ませてあげたいよ…… せめて美海ちゃんに…… 美海ちゃんにお乳、あげたい……

    玲香は飯森に気づかれないよう静かに涙を流しながら、ゆっくりと飯森の後に従いていった。

     

    ……七海は未だ玄関前にいた。あれからもう一度各部屋を隅々まで探し回り、悪趣味な調教部屋の数々に辟易した後、最初に寝ていた部屋に戻ったものの横になる気になれず、再び玄関前まで来て虹彩認証の端末をいじっているうちにドアが開いた。

    「おはよう、七海」

    唐突に開いたドアの向こうには、珍しく服を着た飯森が立っていた。

    「あ、ご主人様…… おはようござい……!!」

    七海は挨拶をしようとして、飯森の後ろに玲香が全裸で立っているのに気づいた。玲香に抱っこされているのは……

    「美海っ!!!!」

    もう美海しか見えなかった。七海は玲香の前に飛び出し、玲香から美海をそっと受け取った。

    「ああ、美海っ! 美海っ!!」

    七海は涙を流しながら美海を抱き締めると、優しく頬ずりした。体温が優しく温かい。ああ、やっと会えた。なんて可愛いんだろう。私の子。私の子……!

    「ぅぅぅぅぅぅふあぁああああぁああああああああああああん!!!!」

    「え、ええっと…… えっと……っ!」

    気持ちよく眠っていたのを急に起こされたからか、美海は大きな声で泣き始めた。動揺する七海。

    「ほら、中に入るぞ。うるさくてかなわん」

    飯森がそう言うと、七海は自分が廊下にいたことに気づき、慌てて部屋の中に戻った。玲香も中に入り、飯森がドアを閉める。玲香は物置からベビーベッドを持ってくると、育児室の一角に置いた。

    「そこに美海を置け」

    「…………」

    七海は渋々ベビーベッドに美海を寝かせた。しばらくすると美海は泣き止み、すぐに眠ってしまった。

    「やれやれ…… それでは七海。今後について話すからよく聞いておけ。玲香もな」

     

    II:運命

     

    「今日はお前に大事な話がある」

    ……それは773号室での生活が始まって8日目の朝のことだった。

     

    育児と調教の両立は、七海が思ったよりも遥かに大変だったが、玲香の献身的なサポートもあって、七海はどうにか日々の調教をこなしていた。臨月中は控えられていた過酷な調教が復活したため、七海の身体は再び鞭痕で覆い尽くされ、スカトロ調教なども以前よりさらに過激になっていった。

    それでも、美海を抱き上げ、あやしているうちに疲れは吹き飛んでしまう。牛の乳搾りのように自分の手で肥大化乳首を握って母乳を搾り出し、飛び散った母乳をかき集めて哺乳瓶に移し替える作業は今でも悲しくて堪らないし、飯森や男たちが横でニヤニヤ見ていると腹が立ったが、美海が美味しそうに母乳を飲んでいる姿を見ると、言いようのない喜びと幸せを感じるのだった。

    午前中は以前と同じく飯森の調教を受けたが、メス犬区画へ行くこともなく、七海は出産後ペロと未だ一度も会えていなかった。七海はそれが気がかりだったが、調教と育児で休む時のない七海に、ペロのことを考える余裕は全くなかった。

     

    今朝も玄関の前で土下座して飯森を迎え、寝室兼育児室にて、玲香が美海をあやしながら七海が朝イチの歯茎奉仕を終えたところだった。玄関でブザーが鳴り、女医が入ってきた。七海は、意外な人物の来訪にキョトンとし、美海か自分の定期検診かと思った。それ故に、飯森が次に言った言葉を、七海は当初理解できなかった。

    「ペロの身体は2ヶ月後に限界を迎える」

    「……………………??」

    「…………!!」

    玲香はすぐに理解した。昨秋、ペロとポチの世話を命じられた時に、ペロは胸や股間に危険な薬物を過剰に投与されており、寿命はそれほど長くないと聞いていたからだ。が、80歳の寿命が40歳くらいに縮まったんだと思っていた。その日1日を生き抜くことに必死で、数十年先のことなんてとてもじゃないが考える余裕などなかった。まさか…… まさかこんなに短かったなんて……!!

    玲香は、美海がベビーベッドの中で眠っているのを確認してから、七海の方を振り返った。せっかく新しい生活にも慣れ始めていたのに。初めての育児はわからないことの連続だったし、各調教部屋の掃除も大変だった。男たちに奉仕する時間は雑用係をしていた頃よりも格段に増えた。

    それでも七海との会話が増えたことは嬉しかったし、七海と一緒に試行錯誤しながら子育てをするのは充実した時間だった。七海は、自身が調教を受けている間は、玲香が美海に直接授乳してほしいと言ってくれた。直接授乳できない乳首に改造されてさぞ悲しいだろうに、息子と生き別れた玲香のことを七海は気にかけてくれるのだ。最初に美海にお乳をあげた時、あまりに嬉しくて悲しくて玲香は七海の前で大泣きしてしまった。そんな時も、七海は少し困った顔で優しく微笑んでくれた。私も頑張ろうと思った。七海の笑顔と美海を守るために。頑張っていたのだ。なのに…… なのに!

    ペロが…… 光希が限界を迎える。つまり死ぬ。半年以上ずっと世話してきた光希が。七海が誰よりも愛するたった1人の姉が! 玲香は知っている。七海が如何に深く光希を愛しているか。依存しているか。心の支えにしているか。その支えを失ってしまったら…… 七海はどうなってしまうんだろう。ダメ…… 怖くて考えられない! でも…… でもっ! 私が…… 私が七海を支えなきゃ……!!

    「ペロは脱走未遂と度重なる反抗・奉仕拒否の罪で手足と歯を失ったわけだが、その際に規則で乳首とクリトリスに違法薬物を大量に投与されてな…… お前に使ったような安全な薬ではなく劇薬だ。さらに薬物の投与は続き、クリは今や長さ30cmを超えている。知ってるだろ? ……もう限界なんだ」

    「…………」

    「市川…… 検査結果が昨日出たんだろ?」

    「はい。ペロは妊娠機能を既に喪失しています。それとここ1週間ほど下痢が続いていて、体重が落ち始めています。つまり生殖系や消化器系の臓器に多数障害が出始めています。 ……余命2ヶ月です」

    「……ということだ」

    「…………」

    七海は飯森と女医の話を黙って聞いていた。みるみる血の気が引いていく。目が限界まで見開かれ、歯茎が震え、脈拍が跳ね上がる。

    おねえちゃんが限界ってどういうこと? 余命2ヶ月ってどういうことっ!? 冗談でしょっ!!? ……でも、わかる。いつになく真剣なご主人様の目。淡々と検査結果を話すお医者さん。強張った表情の玲香さん。冗談なんかじゃない。本当なんだ。おねえちゃん、し、死んじゃうんだ……っ!!!!

    「ぁぁあぁああぁぁあああぁあぁああぁぁぁ…………」

    七海が小さな声でうめき始めた。そして次の瞬間……

    「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!! いやだあっ!! そんなんいやだああっ!! おねえちゃんっ!!! おねえちゃ

    んっ!!!! うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    七海は絶叫した。「おねえちゃん」と呼ぶのを禁止されていることなど頭から完全に抜け去っていた。

    「ほぎゃああああああああああああっ!!!!」

    突然の大声に飛び起きた美海が、これまた大声で泣き出した。狭い室内に母娘の泣き声がこだまする。

    その時、玲香が動いた。鼓膜が破れそうなほどの大絶叫に怯むことなく七海の元に駆け寄り、肩を掴んだ。

    「七海っ! 七海っ!! しっかりっ!!!」

    「あああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    「しっかりしなさいっ!!」

    パシンッ!!

    玲香が七海の頬を強くビンタする。

    「れいかさん……! おねえちゃんが! おねえちゃんがっ!! うあぁああぁあああ…………」

    一旦泣き止んだと思った七海が再び泣き始めそうになったので、玲香は七海を強く抱き締めた。 ……玲香の目にも涙が溢れていた。

    「しっかりして、七海。 ねっ? 落ち着いて……」

    「玲香さん…… ひくっ」

    「飯森様…… さっきの話は本当……なんですね?」

    「ああ」

    「おねえちゃ……」

    「あの…… 飯森様にお願いがあります」

    「なんだ?」

    「光希を…… ペロを…… ここに連れてきていただけませんか? あと、できれば陽葵ちゃんと今日子さんも……」

    「わかった」

    飯森はスマホを取り出すと裏沢に連絡を取った。 ……七海の反応も想定内なら、玲香の反応も期待通りだ。今日の午前中は仁科母娘の調教は、堀田と事前に打ち合わせをして中止にしてある。玲香が言い出さなければ飯森が彼女らを呼ぶ予定だったが、ここは玲香に任せた方がいいだろう。

    玲香は、一旦七海の側を離れると、泣き喚く美海をあやして寝付かせ、再び七海のもとに戻って強く抱き締めた。

    「あんまり泣いてばっかだと美海ちゃんが心配するよ? ね?」

    「あぅぅぅ…… ひっく…… 美海ぅ……」

    「しっかりしなきゃ。ね? お母さん」

    「ぐすっ……」

     

    数分後に陽葵と今日子が、その直後に裏沢が七海の部屋に現れた。キャリーケースの中から糞便臭とともにペロが姿を表す。ケースの中はこれまで以上に下痢便でまみれ、ペロは七海の出産の日に比べ明らかに痩せていた。その姿を見て、玲香も陽葵も今日子も、七海も、皆事態の深刻さを理解したようだった。

    ……ペロと仁科母娘が真実を知ったのも今朝だった。

    ペロは1週間ほど前に急に下痢になった。最初は風邪かと思ったが、下痢は止まらず、それどころかどんどん悪化し、体重は日に日に落ちていった。ポチと絡んでも以前のように体力が続かない。七海とは出産の日の朝以来会えていなかったが、体調が悪化するにつれて、早く会いたいのに、こんな弱った身体を見せて心配させたくないという、相反する気持ちを抱くようになっていた。

    そして先程、裏沢に自分の寿命が長くないことを聞いた。そういうことか、とペロはすんなりと運命を受け入れた。そしてそんな自分に少し驚いた。思えば、何度死にたいと思ったことか。ここに拉致されて処女を失った時、逃亡に失敗して手足と歯を失い両親と妹が死んだことを知らされた時、伯父の奴隷になった妹と再会した日の夜、叛逆に失敗したあの日…… その他数え上げたらきりがない。今後5年、10年、30年、50年、この暗く悪臭の籠もった地下室で惨めに生きていく地獄を思えば、余命2ヶ月の宣告は、何にも勝る最高のご褒美じゃないか。やっと…… やっと終わるんだ。今度こそこの地獄から逃げ出せる。やっと死ねるんだ、私……

    そう思いながらも嬉しいなどとは微塵も思えなかった。最愛の妹を地獄に置き去りにして、自分だけ抜け出すことへの罪悪感。未だ顔も知らぬ七海の娘・美海。可愛い姪の成長を見届けられないことへの未練。そして、もうすぐ自分が死ぬことを知ったら、七海はどうなってしまうのかという圧倒的な不安。それらが死への甘い誘惑に浮足立つペロを地獄の現世に固く縛り付けていた。 ……七海は恐らく相当ショックを受けるだろう。どんなにバケモノのような姿になっても、七海は姉を心の底から愛してくれていた。その最愛の存在がいなくなったら、七海は……

    ペロは裏沢が去った後、部屋の隅に転がりながら自分より妹のことを心配し続けた。新たな雑用係に綺麗にしてもらった肛門からは、下痢便が、栄養素が、体重がどんどん流れ出ていった。辺りには凄まじい悪臭が立ち込めたが、ペロは妹のことを心配するあまり臭いには全く気づかなかった。 ……嗅覚も衰え始めていた。

    しばらくして、裏沢がキャリーケースを持って再び現れた。七海の所へ連れて行ってもらえる。ペロは確信した。七海に会ったら何と言おう。何と言えばいいだろう。ペロはキャリーケースの中で下痢便にまみれながらずっと考えていた。

     

    陽葵は、出産以降七海が別の場所に移ってしまったのが残念でならなかった。午前中に七海やペロとの合同調教が行われることもなかった。そして今朝になって堀田からペロの話を聞かされたのだ。陽葵は激しいショックを受けた。

    ペロが調教の初期段階で逃げ出した結果メス犬になったということは、本人から聞いていた。陽葵もここから逃げたいと何度も思ったが、逃げたらどうなるかを知った時の恐怖と絶望は今でも忘れられない。だが、あんな姿になってもペロの心は普通の人と変わらなかったし、ペロはあの姿のままずっとここにいて、普通の人と同じように年を取っていくのだろうと思っていた。まさか寿命が1年もないだなんて……!

    七海と友達になる前、何度ここから逃げたいと思っただろう。一緒に逃げようと母の説得を試みたことも一度や二度ではない。それでも踏みとどまったのは、逃げたら大変なことになると堀田に脅されていたからだ。でもまさかその「大変なこと」っていうのが、手足を失うだけでなく、薬漬けにされた挙げ句に早死にしてしまうことだったなんて! ありえない! ありえないよそんなの!! やっぱ怖い…… ここ怖い…… 怖いよ…… 逃げたい…… 逃げたいのに…… 逃げたいのに……っ!!

    七海…… 七海、大丈夫かな…… お姉さんとすごく親しそうだったけど…… 会いたいよ、七海…… もし会えたら、なんて声をかければいいんだろ…… どうやって励ませばいいんだろ…… 学校ではヒドいことばっか言って傷つけちゃったけど…… ううん! だからこそ今度はちゃんと励まさなきゃ! 七海は大切な友達なんだから!!

     

    III:愛と友情

     

    そうして5人は一同に会した。七海の出産の日の朝以来だった。

    「おねえちゃんっ!!」

    七海が駆け寄り、四つん這いの体勢で下痢便まみれの光希をギュッと抱き締めた。

    光「七海……」

    七「おねえちゃん! おねえちゃん! おねえちゃんっ!!」

    光「七海ごめんね? 私、もう限界みたい……」

    七「謝らないで! おねえちゃんっ!!」

    光「でも……」

    七「おねえちゃんは悪くないっ! 悪くないよっ!!」

    光「ううん、私のせいだよ。私が逃げたからこうなったの。反抗的だったからこうなったの」

    七「そんなんちっともおねえちゃんのせいじゃ……」

    光「私が逃げずにちゃんと奴隷になってれば、今頃私も美海ちゃんのお世話、できたのにね」

    七「うぅうううう……!」

    光「泣いちゃダメだよ。七海はお母さんになったんだから。私よりも美海ちゃんのことを一番に考えなきゃ。ね?」

    七「でもぉ…… ひっく」

    光「大丈夫。七海にならできるよ」

    七「おねえちゃぁん……」

    光「玲香さん。子育てを手伝ってもらってるみたいで…… ありがとうございます」

    玲「うん…… あとは、任せて? ……ぐすっ」

    光「ありがとう…… 私の身体の世話も、長いことありがとうございました」

    玲「うんっ!」

    陽「あっ、あのっ! ペ…… お姉さんっ! アタシにも任せてくださいっ! ずっとずっと、七海と友達でいますから!」

    光「陽葵ちゃん、ありがと」

    陽「七海! 大丈夫だからね! アタシ絶対死なないし! 逃げないし! ずっとずっと一緒だから! 友達だから! ねっ!!」

    七「陽葵…… ひく…… 陽葵ぃ……」

    今「私、ご主人様に七海さんともっと一緒に調教を受けられるようお願いしてみます」

    光「今日子さんも…… ありがとうございます」

    今「大丈夫。七海さんは決して1人じゃありません。もう1人の頼れるお姉さんと、ずっと一緒にいてくれる親友と、何より、可愛い可愛い美海ちゃんがいるんだから。だから、ね? 泣いてばかりじゃだめよ、七海さん。お姉さんとの時間は残り少ないんだから。泣いてばかりいたら勿体ないわ?」

    陽「そうだよ、七海! ママの言うとおりだよ!」

    玲「うんうん!」

    七「うん…… うんっ…… みんなありがと…… ぐすっ…… ありがと…… ひっく」

    光「私からも、ありがとうございます。みんな七海を愛してくれて、本当にありがとう…… ぐすっ」

    七「ひくっ…… あの…… ご主人様……」

    飯「なんだ?」

    七「あの、2つお願いがあるんですけど……」

    飯「言ってみろ」

    七「今日から、また「おねえちゃん」って呼ばせてください。 ……その時まで。あとでお仕置きは受けますから。お願いします」

    飯「……いいだろう。あと1つは?」

    七「今日の午前中は、みんなこのままここにいさせてください。できればその…… ご主人様、抜きで」

    飯「…………」

    七「絶対逃げたりしません! 自殺したりしません! 誓います! お願いしますっ!!」

    飯「わかった。ただしモニターは続けるからな? 余計なことをしたらすぐにバレるぞ」

    七「わかりました。絶対余計なことはしません」

    飯「よし。じゃあな」

    七「ありがとうございます」

    ……こうして育児室は5人と美海だけとなった。

    結局5人は午後と夜の調教も休むことが許され、その日1日ずっと773号室にいた。すぐに光希の下痢便臭で美海がグズりだしたため、全員寝室兼育児室から風呂場(6畳程度)に移った。そこで光希は初めて姪の顔を知り、あまりの可愛さにたまらず号泣した。つられて七海が泣き出し陽葵が泣き出し、玲香も今日子も美海までもが泣き出した。光希を囲むように皆が抱き合ってただただ泣き合った。やがて泣き疲れると、少しずつ5人は会話をし始め、陽葵や玲香が茶化したりするうちに次第に明るい雰囲気になっていった。5人は1日じゅう風呂場で語り合った。

    そう。死を免れえないのなら、せめてそれまでを陽気に過ごそうじゃないか。そしてその日になったらもう一度皆で泣いて、そして陽気に見送ろう。 ……そうしよう。

    ……モニターを眺めながら飯森は安堵していた。どうやら上手くいきそうだ。あの場に美海しかいなかったら、七海は恐らく壊れてしまっていただろう。飯森は玲香・陽葵・今日子の3人に感謝しつつ、彼女らを使ったさらなる調教計画を練るべく、スマホで堀田に電話を掛けた。

     

  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第7章 – 公開出産ショー

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    I:出産の日

     

    そして5月18日。七海が飯森の子を妊娠して280日目、JSPFに来てから152日目、飯森に絶対服従を誓ってから69日目。七海の公開出産ショーの日を迎えた。

    朝、七海はいつものように糞便なしの流動食を片付けると、仁科母娘と一緒に奴隷用便所で放尿し、身だしなみを整えてからメス犬区画9号室へと向かった。今日が七海の出産の日と知っている2人は、何と声を掛けて良いかわからず、七海も緊張して気もそぞろだったため、会話は殆どなかった。今日子は、難産だった陽葵のお産を思い出し、あれと同じ苦痛を僅か16歳の少女が今日これから経験するのだと思うと、いても立ってもいられず、七海の手を両手で握り締めて「頑張ってね」と言うので精一杯だった。自らも先日妊娠したことを知らない陽葵は、自分もいつかは七海みたいになるのかと思うと不安で堪らず、目に涙を浮かべながら、太鼓腹を刺激しないよう背後から七海を強く抱き締めることしかできなかった。

    9号室でペロ、玲香と合流し、5人の会話が始まる。何も知らない5人の会話が。

    「七海……」

    「ペロ……」

    姉妹も互いに見つめ合うのみで、名前を呼ぶ以外言葉が出てこない。

    「いよいよね、七海ちゃん。調子はどう?」

    重い沈黙を破って七海に静かに語りかけたのは、5人の中で唯一公開出産ショーを経験している玲香だった。そのことを知っている七海も、やがて静かに口を開いた。

    「…………はい。昨日の夜は痛かったですけど…… 今はそんなに」

    「そう、よかった…… 出産ショーってホントに辛くて苦しいけど、大丈夫だからね? 私は今もこうして元気だし。私の息子も元気で育ってるみたいだし。七海ちゃんも、お腹の子も、必ず乗り切れるから」

    「……はい」

    「だから、頑張ってね?」

    「あの…… やっぱり私の赤ちゃんも…… すぐに施設に送られちゃうんですか?」

    「飯森様はなんて?」

    「その…… 教えてくれなくて……」

    「そっか。この中であなただけはJSPFの奴隷じゃないからねぇ。赤ちゃんをどうするか決められるのは飯森様だけ…… 私にもわからないの……」

    「ですよね…… 私、ご主人様の赤ちゃんができたって聞いた時はほんとにショックで…… しばらくしたらつわりが酷くなって…… お腹が大きくなったらどうやって学校に行こうって毎日泣いて……」

    「七海……」(そんな辛い思いしてた七海をアタシ…… ホントに…… あの時はホントにごめん……!)

    「でもだんだん産みたいって思うようになって…… ご主人様に忠誠を誓ってからは、この子を愛おしいと思えるようになって…… 時々お腹を蹴ってくるのが嬉しくて…… できたら、この子、私が育てたいって、思うようになって…… ぐすっ」

    「うん」(そうだよね…… 私もそうだったもん。ごめんね? 名前も知らない私の息子…… ごめんね……?)

    「バカですよね、私…… 無理やりだったのに…… レイプだったのに…… こんなの…… ひっく」

    「そ、そんなことないよ! 七海っ!」

    感極まった玲香が七海をそっと抱き締めた。

    「そうです。キッカケはどうであろうと、十月十日かけて貴女が育ててきた世界にたった1人の大事な大事な赤ちゃんであることに変わりはありません。その赤ちゃんのことを想う母親がバカだなんて、そんなこと絶対にありませんっ!」

    自分をバカ呼ばわりする七海に我慢できなくなったのか、この中で一番人生経験豊富な今日子が強い口調で話し始め、そして玲香同様、七海をそっと抱き締めた。

    「私は世界で一番陽葵のことを愛しているし、それと同じくらいの愛情を、お腹の中にいるこの子にも注いであげるつもりです。産まれたらすぐに離されるのかもしれませんが、それでも産まれるまではずっと一緒なんだから、最大限の愛情を注いであげなくちゃ。それが母親ってもんです」

    「ママぁ……」

    まだ膨らんでいない腹部をさすりながら、言い聞かせるように語る今日子の手を、涙声の陽葵がギュッと掴んだ。

    「七海。七海なら大丈夫だよ。なんとかなる。大丈夫だよ。だから頑張って……!」

    そうして陽葵もまた七海を抱き締めた。望まぬ妊娠を強制され、勝手に漏れ出てくる糞便に苦悩し続けてきた七海。知らなかったとは言え、その彼女に酷い言葉を吐き続けた自分。今では後悔しかない。何度でも謝りたい。今すぐもう一度謝りたい。でも今はそんなことを言ってる場合じゃない。きっと出産ってものすごく大変なんだろう。ママや玲香さんの顔を見ればわかる。今は七海に余計なことを言うべきじゃない。友達としてひたすら励まして励まして励ますしかない。七海! 頑張って!!

    円陣を囲むようにして七海を抱き締める3人を前に、ペロは独り臍を噛んでいた。この中で唯一七海の家族である自分。七海のことを最も愛している自分が、この輪に加われないだなんて……! 手足が…… 手足があれば!! ……でも! それでも! 私も言わなくちゃ! 出産を前にして不安に押し潰されそうになっている七海に! 愛する妹に! 大丈夫だよって! 頑張ってって! 言わなきゃ!!

    「なな…………」

    その時、9号室の扉が開いて飯森が現れた。

    「じゃあ行くぞ、七海」

    「…………はい」

    「ま、待っ……!」

    あっという間に扉が閉まり、七海は行ってしまった。なんてことだ! 姉として激励の言葉を掛けてあげられなかった! なんで! なんでっ!! なんでもっと早く言わなかったんだ!!! 頑張ってって!!!!

    ……録画されている5人の会話を部屋の外で聞きながら、玲香・今日子・陽葵のナイスアシストに飯森はほくそ笑んでいた。3人とも七海の母性を高め、産まれてくる赤子への執着を強めるような発言をしてくれた。そう、これもいつぞやと同じ。飯森の思惑と奴隷たちの願望が一致しているからこそ生まれたアシストだ。こういう状況を今後も作っていけば、七海は姉の死を乗り越えることができるに違いない。

    おっと、ペロが話しかけようとしているな。ペロへの依存度は下げねばならんからな。そうはさせんぞっ! ……こうして七海は、ペロとマトモな会話を交わすことなく別れた。

     

    II:公開出産ショー (1)

     

    公開出産ショー専用の大部屋は、中央ホールからほど近い場所にあった。飯森と七海は、観客用でなく出演者用の専用入口から入り、まだ照明の付いていない薄暗いステージに上がった。

    ステージの中央には分娩台が1つだけ置かれている。毎週のように奴隷たちが悲鳴と号泣のうちに出産させられる場所。だが、様々な体液や汚物が飛び散るであろう分娩台やその周辺は、今はシミ1つなくピカピカに洗浄されている。ステージ前に扇型に広がる無人の観客席(定員70名)にも灯りは付いておらず、辺りは静寂に包まれていた。

    突然照明が付いた。それとともにステージ裏から女性が数名現れる。全員20〜30代くらいで、うち1人は白衣を纏い、それ以外は全員アイマスクを付けていた。

    「今日はよろしく頼む」

    「かしこまりました、飯森様」

    「…………」

    七海は飯森の斜め後ろで不安そうに立っていた。白衣を着ている人が産婦人科のお医者さんで、横にいる人が看護師さん?……助産師さんかな? なんで目を隠してるの? ……って、この人、助産師さん、いつも私に酷いことしてくる女王様だ! 助産師さんだったの!!? 怖い…… 何、されるの? 他の助産師さんもみんなサドの女王様なの? お産を助けてくれるんじゃないの!? 顔……笑ってる……! 怖い……っ!!

    七海は怖くなってサディスティンたちから目を背け、分娩台を改めて見直した。この椅子って…… 前にビデオで見た気がする。保健体育の時間に見たビデオ。ちょっと形が違う気もするけど。ここに妊婦さんが座って、股をガバっと開いて、「ひっひっふーっ」って言いながら血まみれの赤ちゃんを産むんだよね。今からあれをやるんだ…… 大勢の男の人や女王様たちに見られながら…… 赤ちゃんを産んでママになるんだ……! ……あまりに絶望的な状況に、そのまましゃがみ込んで大泣きしたいのをなんとか堪えていると、飯森が振り返って言った。

    「ここに座れ」

    「…………はい」

    小さな声で返事をすると、七海は自分から分娩台に乗った。すぐに助産師たちが手足を台に固定し、無人の観客席に向かって股を開いていく。恥ずかしい。もっと恥ずかしい格好を散々やってきたのに。羞恥心なんてとっくになくなっているはずなのに。奴隷奉仕という、この施設の外での非常識な行為にもすっかり慣れてしまった七海だったが、出産という外の世界での常識的行為を非常識な形でやらされることで、忘れていた羞恥心が戻ってきたようだ。そして、羞恥心とともに、出産という神聖な行為を下劣なショーにしてしまう男たちへの嫌悪感や、そのショーの主役が自分であることへの絶望感など、外の世界の「マトモな」感覚が次々と七海を襲ってくる。なんで…… なんでこんなトコでこんなカッコをしているんだろう。なんでこんなことになっちゃったんだろう……。助けて…… 助けて、お母さん…… 助けて…………

    七海の目から次々に涙が溢れてくる。手が拘束されていて涙を拭うことができないので、溢れた涙は痩けた頬を伝って顎から垂れ落ち、分娩台や床を濡らしていく。ピカピカに磨かれたそれらが早速体液で汚れていく。 ……七海は気づいていなかったが、大きく開かれた股の中央からも別の体液がどんどん溢れ出て、周辺を汚していた。マゾに調教され尽くした七海の身体は、久々に感じる羞恥心に瞬時に反応し、何の刺激もない状態でも愛液を撒き散らしていたのである。

    七海の正面に立ち、しとどに濡れた股間を見て内心ニヤけていた飯森は、七海の顔を見ながらゆっくりと口を開いた。

    「七海。これからショーの内容を伝える。一度しか言わんからちゃんと聞いとけよ?」

    「……はい」

    「この後ここに客が入ってくる。予約は満席だし、当日参加も可能だから立ち見がでるかもな」

    「…………」(そんな多いの!?)

    「まずは出産直前のお迎えショーだ。その姿勢のままお前の3つの穴で観客全員の相手をしろ」

    「……は?」

    「席数は70だが、恐らく100人くらいだろうな。 ……4時間はかかるぞ」

    「なっ……!?」

    「いいか? 陣痛に襲われようが破水しようが全員の相手をするまで終わらんからな? 途中で産んでしまったらお仕置きだ。お前だけではないぞ? 赤ん坊は産まれてきた直後に手足をちょん切ってペロのようなメス犬にしてやる」

    「!!!!!!!!」

    「お迎えのショーが終わったら俺が背後からお前のケツを犯す。その状態で産むんだ」

    「!!!!!!!!」

    「産み終わったら、まず最初に俺がお前のまんこに挿入する。それが終わったら産後ショーだ。再び観客全員の相手をしてもらう。2人目もとっとと孕めよ? ……以上だ」

    「………………………………」

    あまりの内容に顔が真っ青になる七海。目を大きく見開いて主人の顔を見上げ、何か言おうとするものの、言葉が出てこない。身体中の震えが止まらない。 ……このまま産むのだと思っていた。大勢の男たちの前で公開出産するのだと。それだけでも耐え難いのに、まさか出産直前と直後に輪姦されるだなんて! アナルセックスしながら出産するだなんて!! そんなの絶対イヤ!!! 赤ちゃんが死んじゃうっ!!!!

    その時、観客席の照明が点灯し、座席後方の扉が開いて男たちが入ってきた。顔見知りの常連客が何人もいる。堀田理事長の顔もある。座席はあっという間に埋まり、立ち見の客も鈴なりだ。100人を軽く超えている。150人くらいだろうか。公開出産ショーで立ち見が出ることは滅多にないので、七海の人気がいかに高いかがわかる。男たちの目は一様にギラつき、ステージ中央、分娩台に拘束された16歳の妊婦へと向かう。数多の視線を浴びて、七海は強い羞恥を感じたものの顔を赤らめるどころではなく、これから起こることへの不安で青ざめ、歯のない歯茎はガタガタと震え、目からは大粒の涙が溢れていた。 ……股間はまるで洪水のように愛液で溢れかえっていた。

     

    「皆様、七海の主人の飯森則夫です。本日は七海の公開出産ショーにお集まりいただきありがとうございます。七海は今回が初産(ウイザン)となりますが、遠慮などは一切不要です。七海の3つの穴を心ゆくまで犯し抜いてやってください」

    歓声が上がり、早速予約客3名がステージへと上がる。うち1人は堀田であった。

    分娩台に拘束されていた七海の手足が少しだけ緩み、分娩台と七海の間に人が1人入れるくらいのスペースが生まれる。3人のうちの1人がそのスペースに入り込むと、七海を後ろから抱き締めつつ自らのペニスを七海の肛門に突き刺した。

    「んんんっ! やっ…… やめてっ! やめてくださいっ! 赤ちゃんが死んじゃうっ!! いやああっ!!!」

    七海の抗議は完全に無視され、七海の正面に立った堀田が、ぐしょぐしょの膣にペニスを挿入した。ほぼ同時に、3人目が七海の首を90°曲げ、尚も叫んでいる七海の歯茎穴にペニスをぶち込んだ。

    「んぶむぐぅーーーーーーっ!!!!」

    開発され尽くした七海の身体は、突如始まった4Pにも即座に反応したが、快感に浸る余裕など七海には全くなかった。死んじゃう! 赤ちゃんが死んじゃうっ!! ……七海の頭の中にはそれしかなかった。七海は昨日も一昨日も何度か4Pをしていたが、数が違いすぎる。それに、出産ショーの中に組み込まれているのが恐ろしい。途中で赤ちゃんが出てきたらどうしよう。流産しちゃったらどうしよう。手足を切られるだなんて、そんなのダメ!! 絶対にダメ!!!!

    昨秋に妊娠が発覚した時は絶望しかなかった。酷いつわりに悩まされながら学校に通った。腹の中にいるのであろう豆粒ほどの胎児は、七海にとって恐怖と憎悪と呪詛の対象でしかなかった。

    認識が変わったのはJSPFに来てからだ。日に日に大きくなっていく腹。過酷過ぎる奴隷生活。その中で七海は姉に対する依存を深めていったが、ペロとは午前中にしか会えない。それ以外の時間の孤独を埋めようと、七海はいつしか腹の中にいる娘に心の中で語りかけるようになり、娘の存在は七海の中で物理的にも精神的にも大きくなっていった。特に飯森に絶対服従を誓ってからは、軽い陣痛が始まったこともあって娘への愛情は格段に深まり、母性が芽生え始めた。

    そしてそれと同時に不安も増大していった。毎日限界まで奉仕してたら流産しちゃわないかな。出産はどれくらい苦しいんだろう。産まれた赤ちゃんは養育施設とかいう所に連れて行かれてしまうんだろうか。イヤだ。一緒にいたい。ちゃんと育てたい。おっぱいをあげて、オシメの交換をして、離乳食を食べさせて…… 奴隷奉仕の合間でいいから私が育てたい。だって…… だって私、お母さんになるんだから!

    筋力が少ない七海でも奉仕できるよう工夫を重ねたのも、奴隷的義務感だけが原因ではなかった。無理やり犯されるばかりでは、いつか流産してしまうかもしれないという恐怖や危機感が生み出したものだったのだ。そうして独特な身体の動きを体得してはみたものの、無理やり犯されるよりも快感が大幅に減ってしまったことに対して残念に思う、救いようのないもう1人の淫らな自分。 ……あの妖艶な表情は、奴隷奉仕と快楽の間の葛藤から生まれたものであるだけでなく、母性と快楽の間の葛藤が表出したものでもあったのである。

    その表情によって男たちが魅了され、奉仕よりもレイプの割合が増えてしまったことは、七海にとって皮肉な状況であった。自発的奉仕よりも遥かに強い快楽に翻弄されながら、常に我が子を心配し続ける哀れな母親。奉仕からレイプに変わると七海の表情がより切ないものになっていったのは、そういう事情からであった。

    飯森と堀田が話し合うまでもなく、七海の中で娘の存在は既に姉に匹敵するほどに大きく膨らんでいたのである。その愛しの娘がいよいよ産まれてくるというのに……!!

     

    調教されきった七海の下半身からは強烈な快楽が絶えず送られてくる。それに加えて痛みも感じる。陣痛だ。陣痛が始まったのだ。もう快楽どころじゃない。七海の頭の中は恐怖一色に塗り潰された。膣内で暴れている堀田の巨根が子宮口をこじ開け、赤ちゃんのいる所に到達してしまうのではないか。流産したら手足を切るってホントだろうか。ホントにそんな恐ろしいことをするのだろうか。いや、流産以前に、子宮口から出てきた赤ちゃんの頭を堀田のペニスで突かれたら……。そんなことされたら赤ちゃんが死んじゃう。死ななくても障害が出ちゃうかも。そんなのイヤ! 絶対絶対イヤ!! 痛い! お腹痛い! やめて! 抜いて! せめてもっとゆっくり! お願い! お願いします! 堀田様っ!! いやああああああああああっ!!!!

    堀田は、恐怖に歪む七海の表情を見て、いつになく興奮していた。サキュバスのように男を誘惑しているかに見える最近の七海の表情も確かに魅力的だったが、やはり恐怖と絶望に支配されたこの顔には敵わない。サディストの血が騒ぐ。もっと歪ませたい。もっともっと絶望の淵に追い込みたい! 可能ならこのまま赤ん坊を突き殺してやりたい!!

    だが飯森の希望は、母子ともに五体満足な状態での出産である。そのためにはどれくらいの強さで突くべきか、何をしても良くて何をしてはいけないか、これまで何百回も出産前輪姦を経験してきた堀田は、例のマニュアルを読まずとも熟知している。サディストとしての加虐心をどうにか抑えながら、堀田は限界ギリギリの力加減で七海の膣を犯しつつ、激しいイラマチオに耐えている七海の耳元で囁いた。

    「ほら、もっと締めろ。締めないと赤ん坊が出てきてしまうぞ。そうしたら俺のペニスでグチャグチャに突き殺して、お前の娘をミンチ肉にしてやるからな」

    「ぶもぉおおおおぉおおおおおぉおおおっ!!!!!!!!」

    あまりの一言にパニック寸前になってしまう七海。まだ破水もしていないのに胎児が出てくるわけがないのだが、初産の上に輪姦中で余裕のない七海はそのことに気づけない。気づけるわけもない。陣痛はどんどん強くなっている。絶叫とともに膣と肛門と歯茎が締まり、3人の男は同時に七海の体内に射精した。それと同時に七海の身体は反射的に絶頂を迎えたが、心はそれどころではなかった。口からペニスが出ていった瞬間、七海は大声で叫んだ。

    「だめえええっ! 殺さないで!! 赤ちゃん殺しちゃだめえええぇえぇぶぇぁおっっ!!?」

    すぐに次の男たちが七海の3つの穴にペニスを突き入れたため、七海の叫びは途中でかき消されてしまう。

    「くくく…… 良かったぞ、七海。せいぜい頑張るんだな」

    堀田は七海に目もくれずに小声で言うと、ステージの脇へと移動した。 ……そこでは後ろ手に縛られた玲香が正座の状態で待機していた。

    射精して汚れたペニスを口で掃除するのは奴隷の務めだ。だが出産前輪姦の際は掃除するいとますら与えられない。そのために掃除役が別途必要になるわけだが、掃除役は出産ショー経験者の中から選ばれることになっており、飯森は敢えて玲香を掃除役に選んだのである。

    「堀田様、失礼いたします」

    そう言うと、玲香は精液と七海の愛液でベタベタになったペニスを咥え、音をたてながら舐めしゃぶって汚れを落とし、汚れを全て飲み干した。続いて七海の口と肛門に入っていたペニスも掃除しながら、玲香は心の中で七海を励ましつつも、1年半前に自分があの台の上で受けた仕打ちを思い出していた。

    玲香の時は、立ち見客はいなかった。確か60人くらいだった。それでもいつもの4Pとは比較にならないくらい恐ろしかった。玲香は当時22歳で60人。七海は16歳で150人。七海が感じている恐怖と絶望は、恐らく玲香の比ではないだろう。何か手伝いたい。可能なら代わってあげたい。でもそれはできない。何か余計なことを言ったら、自分だけでなく七海にも懲罰が及ぶかもしれない。それだけは絶対に避けなければ。だが、妹のような可愛い七海が目の前で苦しんでいるのに、何もしないだなんて。ただ、七海を犯し、苦しめたちんぽの掃除をするしかないだなんて。 ……なんて不甲斐ないんだ、私は!

    玲香が激しい自己嫌悪に襲われている間も、男たちはひたすら七海を陵辱し、玲香はひたすら後始末に追われた。尿意を催した男たちは、当然のように玲香の口内に小便を流し込んでいく。七海の身体は、膣や肛門に中出しされるたびに絶頂を繰り返したが、頭の中は快楽を圧倒的に上回る恐怖に常に支配されていた。自主的にペニスに奉仕しようなどという余裕は一切なかったが、奴隷として完成された七海の身体は、無意識のうちに膣や肛門を締め付け、舌と歯茎を的確に動かすのだった。

    ……3時間半が経過し、射精人数が95となった時、七海がついに破水した。陣痛もさらに激しくなった。七海の恐怖は頂点に達したが、それでも輪姦が止むことはなかった。

    ……立ち見客も含めた153人が全員射精した時には、開始から5時間半が過ぎていた。七海は全身白濁液にまみれて失神寸前だったが、男たちは全員マニュアルを読んでいるため、破水後の膣穴の責め方を心得ており、七海はなんとか流産せずに輪姦を乗り切ったのだった。

    「玲香。七海の身体を綺麗にしろ」

    飯森が玲香に命令する。玲香は5時間半に及ぶ正座で足の感覚が失くなっていたが、よろめきながらもなんとか立ち上がると、七海の全身に付着した精液を舐め清めた。153回もの掃除によって味覚の方も麻痺してしまったのか、精液の味はまるで感じられなかった。

     

    「皆様、七海を可愛がっていただきありがとうございました。それではいよいよ出産となります……!」

    飯森は興奮しきった声で客に向かって言うと、七海と分娩台の隙間に入り込んで後ろから七海を抱き締め、耳元で囁いた。

    「ではいくぞ、七海。可愛い娘を産めよ?」

    「ま、まって…………」

    「それっ!!!!」

    「ひぁああああああっ!!」

    飯森の剛棒が七海の肛門を貫いていく。長時間に及ぶ輪姦で七海の意識は朦朧とし、肛門の感覚は麻痺しつつあったが、飯森の声を聞いて急速に覚醒した。いよいよだ。覚醒とともに忘れていた陣痛が蘇る。痛い。ものすごく痛い。破瓜の痛みよりも、ペニスで喉を突かれる痛みよりも、刺青を施された時の痛みよりも、鞭や蝋燭や針の痛みよりも、これまで受けてきたどんな痛みよりも、圧倒的に痛い!!

    「あぎゃああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」

    七海の絶叫が部屋全体に響き渡る。こんなに…… こんなに痛いの!? 度重なる輪姦で膣の中が切れてしまったのだろうか。肛門に巨根が入ってるから産道が塞がれてるんだろうか。それとも赤ちゃんが変な体勢になって引っかかってるんだろうか。それって、大丈夫!? 死んじゃうってこと……ないよね!!?

    ……七海の後ろで絶叫を聞きながら、飯森は言いようのない充足感を味わっていた。幼い頃から愛し続けてきた七海を犯し、孕ませ、奴隷にし、調教し、屈服させ…… ついに今、娘が産まれようとしている。これまでの十月十日を思うと、それだけで射精してしまいそうだった。なんとか堪えると、飯森は七海の耳元で囁いた。

    「ひっひっふー、だ。高校の性教育の時間を思い出せ。呼吸に合わせていきむんだ」

    「ぃひっ、ひぎっ……ぅぎゃああああああああっ!!!!」

    ラマーズ法どころではない。痛い! 痛すぎる! 早く! 早く産まれて! 私の赤ちゃん! はやくっ! いたいっ! いたいよぅっ!! たすけて!! おかあさん!!! おねえちゃんっ!!!!

    10分、20分、なかなか産まれてこない。どうやら刺激が必要なようだ。飯森は助産師たちに目で合図を送った。

    「とっとと産むんだよ! この豚ぁっ!!」

    助産師の1人、調教12日目に初指名して以来何度も七海を虐待してきたサディスティンが、七海の太鼓腹に鞭を浴びせた。直後、助産師たちが一斉に鞭を振るい始める。

    「やっ! やめてえええええええええええええっ!!!!」

    臨月以降過激なプレイが減ったために、七海の身体に無数にあった鞭痕は殆どが消え、七海の肌は元の白さを取り戻していたのだが、腹を中心に全身くまなくピンク色に腫れ上がっていく。冷静に考えれば、鞭の痛みなど出産の激痛に比べれば取るに足らないのだが、そんな冷静な思考が今の七海にできるはずもない。痛い。お腹が痛くて、全身が痛くて痛くて、死んじゃいそうだ。出産という女性にとって最も過酷で、だけど最も神聖な行為の最中に、この人たちはなんでこんな酷いことをするんだろう。あなたたちも女なんだよ? 出産の時に鞭で打たれたらどんな気持ちになるか、考えないの!? もういい加減にしてよ!!! やめてええええええっ!!!!

    玲香は分娩台の後方で震えていた。1年半前、玲香が出産ショーに出た際も、初産だったために凄まじい痛みを経験したが、肛門にペニスを挿入されてすぐに出産した。それから2回、出産ショー時の掃除役を仰せつかったが、いずれも難産ではなく、鞭打ちは行われなかった。出産を促すために腹に鞭打ちをするなんて信じられない。なんて酷いことをするんだろう。胎児や母体に影響はないんだろうか。

    「ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    普段は物静かな七海が恐ろしい悲鳴を、獣のような咆哮を上げている。恐ろしい。自分も難産だったらこうなっていたかと思うと恐ろしくて堪らない。妹のような可愛い七海が、未だかつて聞いたことがないような声を張り上げているのが怖くて堪らない。 ……七海の間近にいながら助けに入ることもできず、ただ震えていることしかできない自分が情けなくて堪らない!

     

    その時、辺りが異臭に包まれた。絶叫を繰り返しながら、それでもなんとか産もうと必死にいきむあまり、飯森のペニスとの隙間から糞便が漏れ出てきてしまったのだ。この程度の糞便臭を気にするような人間はステージ上にはいなかったが、飯森は待ってましたと言わんばかりに玲香に命令した。

    「玲香、そこにバケツが置いてあるだろ。俺の小便が入ってる。全部浣腸して七海の顔の上に跨がれ。俺のちんぽを汚した罰を与える」

    「!!!!」

    玲香は真っ青になった。そこまで…… そこまでするの? ……七海の顔の上でぶち撒けろって言うの? 苦しんで苦しんで、激痛に泣き喚いて、裂けんばかりに口を開けて絶叫している七海に…… 私のうんちを放り込むの? 食べさすの? 出産中にうんちが出ちゃうなんて、よくある話なんじゃないの? なんでそこまで酷いことするの? あなた、七海を愛してるんじゃないのっ!!?

    「早くしろ、玲香。やらなければ施設にいるお前の息子の目玉をくり抜いてお前に食わせるぞ」

    「ひぃぃっ! い、い、今すぐっ!!」

    そう言われては逆らえない。玲香は飯森の小便を浣腸器で吸い上げると、観客席に向かって尻を突き出して肛門に浣腸器を押し当て、冷えた小便を一気に直腸に流し込んだ。そして、分娩台の首の辺りにある足乗せ台の上に足を乗せてしゃがみ込んだ。七海の顔の真上20cmくらいの位置に玲香の肛門が来る。玲香の正面には観客席、下を見れば真っ赤に腫れ上がった七海の妊婦腹を助産師たちが寄ってたかってメッタ打ちにしていた。

    助産師…… これが助産師のやること? お産を助けるためにやることっ!? お産をサポートして、妊婦さんを優しく励まして、うんちが出ちゃったらそっと取り除いてあげて…… それが助産師の仕事でしょっ!!? なんなのよ、アンタら! アンタらだって女なのに!! 七海や私と同じ、女なのに!!!

    「よし! ぶち撒けろ!!」

    「はい……!」(七海! ごめんっ!!)

    ぶぼぼぼぼぼぼぼっ!! びちびちびちびちっ!! ぶしゃあああああっ!!!

    「ぶぃっ! ごぼっ! うぶぇべぅおぇえううううっ!!!!」

    七海の顔の上に大量の軟便が降りかかり、口の中を満たしていく。激痛の中でなんとかラマーズ法を試みているのに、口が軟便で塞がれてしまって鼻でしか息ができない。鼻呼吸とともに強烈な糞便臭が脳天を直撃する。七海は反射的に嘔吐してしまった。5時間半に及ぶ輪姦の間に消化が進んだ朝食の流動食と、玲香の大便と飯森の小便の混合物が勢いよく飛び出して、七海の胸や妊婦腹、膣穴までをも汚していく。

    「もういやあああああああああああああああっ!!!!!!!!」

    喉が潰れるくらいの大声で七海が叫んだ時、これまでで一番の激痛が七海を襲い、同時に子宮口が開いて胎児が産道を下りてきた。赤茶色に染まった膣が限界まで開かれ、胎児の頭が見えてくる。観客席に緊張が走り、153人306個の目がただ1点に注がれる。

    産道を通過する胎児と、直腸内に満たされた七海の糞便に圧迫されて、飯森のペニスはこれまでにないほど強く締め付けられた。七海と自分の愛の結晶がいよいよ産まれてくる。産まれてくる時すら父のペニスを締め付けてくるとは! 産まれる前から父の奴隷になることを自覚しているのだろうか。母と一緒に父のペニスを締め付けて奉仕しようとしているのだろうか。なんて…… なんて健気な母娘なんだ! これはもう、産まれてきたその日から毎日調教してやらねば! そして母娘共々死ぬまで奴隷として飼い続けるのだ!!

    飯森は猛烈な勢いでピストンし、胎児が産道を抜けきると同時に射精した。

    「あぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!」

    鼓膜が破れそうなほどの七海の絶叫、鼻がもげそうなほどの悪臭、そして意識が飛びそうなほどの圧倒的快感! ……凄まじい量の精液が七海の直腸内に溢れ、彼女の糞便と混じり合っていく。飯森がペニスを抜くと、弛緩した肛門から液便がドロドロと流れ出して、産まれたばかりの女児の身体を汚していった。

    女児はなかなか泣かない。飯森は糞まみれの女児を掴むと、七海の眼前に持っていった。

    「お前の糞で息ができないみたいだぞ。取り除いてやれ」

    嫌悪感はなかった。窒息しちゃう。赤ちゃんが死んじゃう! 七海の頭にはそれしかなかった。手足を拘束されて動けない中、汚物まみれの赤ちゃんの口に口付けし、邪魔な汚物は全て飲み込んでから人工呼吸を施していく。しばらくして、女児が甲高い産声を上げた。臍帯循環から肺呼吸に切り替わって、産声とともに初めての呼吸で女児が吸ったのは、父の精液と母の糞便の臭いだった。母とともに父の奴隷となることが運命づけられた女児は、これから生涯嗅いでいくことになるであろう臭いを、産まれた直後に知ったのだった。

     

    III:公開出産ショー (2)

     

    観客席から歓声が上がる中、赤ちゃんの産声を聞いた七海は、汚物の中で独り泣いていた。

    ……産まれた。産まれてくれた。痛くて痛くて、気が狂いそうになるくらい痛くて、叫びすぎて声が枯れるくらい痛くて、汚物の味や臭いも鞭の乱打も全部忘れるくらい痛くて、最後の力を振り絞って。 ……やっと産まれてきてくれた。うんちまみれでザーメンまみれで。わかってる。この娘は産まれてきた時から奴隷。実の父親の奴隷。酷い目に遭うためだけにこの世に生を享けた。冷静に考えたら、産まなかった方が、流れてしまった方が良かったのかもしれない。でも、そんなことない! 絶対ない! だってほら、こんなにかわいい。うんちやザーメンにまみれて顔もよく見えないけど、たとえどんなにご主人様の顔に似てたとしても、世界で一番かわいい私の娘。 ……ごめんなさい。産んでしまってごめんなさい。でもありがとう。産まれてきてくれて、ホントに、本当にありがとう。 …………ありがとう。

    後ろに控えていた玲香もまた静かに泣いていた。良かった。本当に良かった。こんなにおぞましい出産ショーは初めてだった。七海も赤ちゃんも死んでしまうのではと気が気でなかった。産声が聞こえた瞬間、玲香は張り詰めていた緊張が解け、その場にへたり込んでしまいそうになった。産まれてきた女児の運命を考えると手放しに祝福できる状況ではなかったが、今すぐ七海を抱き締めて、よくやったねと声を掛けたかった。無論そんなことは許されない。それどころか、今から七海に待っているのは……。

    女医は、汚物まみれの女児を洗い、臍の緒を切って淡々と処置を施していく。助産師たちは、分娩台に付属しているシャワーで七海の身体に付いた汚れを落とすと、手の拘束のみを解いた。互いに綺麗になったところで、母子が改めて対面する。

    七海は全身の力を使い果たして分娩台に横になったまま、両手でそっと女児を抱きかかえた。体温が温かい。鼓動が優しい。しわくちゃの真っ赤な顔がただひたすらに愛おしい。七海は深く、深く息をついた。同時に、急速に胸が張っていくのを感じた。

    一方、女児の方は、女医が処置している間ずっと泣き喚いていたが、母に抱かれると急に大人しくなった。そしておっぱいを吸おうとして…… できなかった。七海の肥大化した乳首を咥えることができなかったのだ。

    七海は、幸せの絶頂から奈落の底へ叩き落された思いだった。この改造された無様な乳首では、赤ちゃんにおっぱいを飲ませることができないんだ。そんな。そんな……っ! 悲しみの涙がこみ上げてくる。そんな中でも女児はなんとか乳首に吸い付こうと小さな口を動かして試行錯誤し始め、その刺激によって七海の乳首から初めての母乳が染み出してきた。女児はその僅かな母乳を吸い取ると、安心したのかそのまま眠ってしまった。七海は震える手で女児を強く抱き締めながら、大声で泣き喚きたいところを我慢して、女児を起こさないよう静かに涙を流した。

    飯森は一部始終をニヤニヤと眺めていた。JSPFの奴隷が出産した場合、赤子は産まれたらすぐに母から離されて二度と会うことはない。だが、個人所有の奴隷はその限りではないし、七海の場合は姉の死を乗り越えさせるために、娘への依存度を高めさせる必要がある。だから出産直後に娘を抱かせたのだ。母性を高めさせるために。改造乳首のために授乳できず悲しんでいるようだが、哺乳瓶に移して飲ませれば何の問題もない。 ……全ては順調に進んでいた。

     

    「ではこれより産後ショーを開催いたします!」

    飯森はそう告げると、まだ胎盤の娩出すら終わっておらず、臍の緒の切れ端が覗いたままの膣口にいきなりペニスを挿入した。と同時に、女医が女児を七海から取り上げてそのまま退室していく。

    「おお、こういう感触かぁ……!」

    「いぎゃあああああ……ぇえっ!? だめっ! 連れてかないでっ!! だめええええええええっ!!!!」

    七海は突如激痛に見舞われた。血だらけの膣内に飯森の巨根が侵入してきたのだ。だが直後、女児がどこかへ連れて行かれるのを見て、痛いどころではなくなってしまった。掠れた声で絶叫する七海。イヤ! 別れたくない!! 養育施設に連れてっちゃダメ!!! お願いぃっ!!!!

    「安心しろ。新生児室に連れて行くだけだ。ここはお前の出したクソを始め、雑菌だらけからな。綺麗に洗い直してから新生児室で数日過ごさせる」

    「…………」

    「それより、娘の名前は『みう』だ。美しい海で美海みう。いいな?」

    「みう…… 美海……」

    その名はストンと七海の胸の中に収まった。驚くほど違和感がなかった。私の一字が入ってるのが嬉しい。紛れもなく私の娘。醜いご主人様のDNAをどれだけ濃く受け継いだとしても、世界で一番可愛く美しい私の娘、美海!! ……そして嬉しいと同時にホッとした。ペロやポチみたいなふざけた名前じゃなくてホントによかった。七海は、自分で娘に名前を付けることなどとっくに諦めていただけに、素敵な名前を与えてくれたご主人様に心から感謝した。

    ……でも、あれ? 確か玲香さんは自分の子供の名前を知らないんじゃなかったっけ? どういうこと? 私がこの施設の奴隷じゃなくてご主人様の奴隷だから? じゃあお願いっ! 玲香さんみたいなことしないで! 美海を連れて行かないで! 美海と別れるなんて考えられない! それだけはどうしてもイヤ! ご主人様ぁっ!!

    「さ、今は美海のことは忘れろ。お前は奴隷なんだ。いついかなる時も、たとえ出産直後だろうと主人に奉仕するのがお前の役割。 ……そうだな?」

    「いぎぃっ! そんな…… いたっ! 少しだけ休ませて…… ぐぎぃっ!」

    「いいのか? 俺に逆らって…… 今すぐ美海を養育施設に送ってもいいんだぞ?」

    「!!!!」

    …………ん? 待って? 逆らわなければ……施設には送られない……ってこと!?

    「ご主人様っ! 美海は! 美海は施設には送らないんですか!?」

    「なんだ? 送ってほしいのか?」

    猛烈な勢いで首を横に振る七海。

    「とっとと奉仕しろ。お前はマゾなんだ。マゾなら全ての痛みを快感に変えてみせろ。しっかり奉仕して、その後の輪姦もこなせば美海は施設には送らずにおいてやる。お前に育てさせてやろう」

    「!!!!!!!!」

    「わかったら奉仕しろ」

    「は はいっ! ありがとうございます!! ご主人様っ!!!」

    膣内の生傷を引っ掻き回されて、そんなの気持ちいいなんて思えるわけない。痛い。めちゃくちゃ痛い。陣痛は、産みの苦しみは、美海のためならどれだけでも我慢ができたけど…… 出産の後にまでこんな理不尽な痛みに苦しまなきゃいけないだなんて! でも、良かった! 育てていいんだ! 美海を! 私が! よかった! よかったぁっ!! ……そのためにもしっかりご奉仕しなきゃ! 痛いけど、我慢しなきゃっ!! 美海のために!!! 美海のためにっ!!!!

    激痛に必死に耐える七海を見ながら、飯森は内心ほくそ笑んでいた。どうやら上手くいったようだ。

    飯森は、娘の名前も処遇も、出産が終わるまで決して七海に教えなかった。出産が終わったらまず七海に娘を抱かせ、母性がこれまでにないほど高まったところで娘のみを新生児室へ連れて行く。これによって七海は強い分離不安に襲われる。そこで娘の名前と処遇を明かすことで、不安は感謝へと昇華するだろう。そして一度不安を味わったことで、娘への愛と執着はより強固なものになるに違いない。 ……姉に対するものより遥かに。

    「そのまま胎盤を出してみろ」

    「た、たいばん……?」

    「美海と臍の緒でくっついてた器官だ。後産(アトザン)と言ってな。出産後しばらくして排出されるんだ」

    「で、でも、ご主人様のおちんぽが……」

    「邪魔してるから無理だと言うのか? いいからいきんで出してみろ」

    「…………くぅぅぅっぅぅぅぅっ!!」

    七海は、出してみるからおちんぽを抜いてくださいと言おうとして先を越され、何と返せばいいかわからず、仕方なくいきんでみた。しかし既に体力を使い果たしている七海は、下腹部に力を込めることができず、胎盤が剥がれる気配はない。それに仮に剥がれたとしても、七海が思ったとおり、ペニスが邪魔しているから出ていきようがない。

    胎児が通った直後のため膣道は開ききっており、セックスの快楽はあまりなかったが、無駄にいきむ七海の可愛らしい醜態を見ながら、飯森はゆっくりと射精した。先程のような強烈な快感はなく、眠ってしまいそうなほどに優しく気持ちの良い射精だった。

    七海の方はといえば快感など皆無で、ようやく終わった激痛にホッとしていた。直後、飯森が七海の膣穴に指を突っ込み、臍の緒を掴むと、乱暴に引っ張った。特に痛みもなく、腹の奥が一瞬変な感じがして、あっさりと胎盤は排出された。驚くほど大きくて、青みがかった灰色の不気味な物体が出てきたため、知識のない七海は思わずギョッとしたが、その次の飯森の行動にさらに仰天した。なんと胎盤に齧り付いたのだ。

    「え、ちょっ!?」

    「うん、うまいぞ、七海」

    「うそ…… 食べちゃった……」

    胎盤を食べる人も稀にいるということを知らない七海は、あまりのことに呆気に取られ、次に強烈な嫌悪感を抱いた。ありえない。人間の一部を食べるなんて! 生のまま食べちゃうだなんて! 信じらんない!!

    「…………」

    横で見ていた玲香もまた驚愕した。日本では胎盤食は一般的ではないが、海外ではやっている所もあるという知識は持っていたが、まさか排出直後のものを生のまま食べるだなんて。血液や羊水や精液でベタベタなのに。玲香は、飯森の異常性を再認識するとともに、改めて七海に同情した。

    「ごちそうさま。じゃあ引き続き頑張れよ? 俺以外の子を孕んだらお仕置きだからな?」

    「え?」

    「産後の輪姦ショーの開幕だ!」

     

    七海は足の拘束も解かれて分娩台から降ろされ、ステージの床の上で男たちに犯された。飯森にも犯された。お迎えショーの時は1人1発だったが、産後ショーは無制限だ。153人の精巣が枯れ果てるまで、輪姦は果てしなく続く。出産直後の七海が妊娠するはずもないのだが、それを知らない七海は、男たちが膣内に中出しするたびにお仕置きの恐怖に怯えた。だがそれでも美海のためにひたすら奉仕を続けた。とは言え体力の限界はとうに超えていたので、1時間後には早くも失神してしまったが、失神中も3つの穴を犯され続け、たまにスタンガンで叩き起こされてはまた失神しを繰り返し、それでも覚醒中はなんとか自発的に奉仕しようと重たい身体を動かし、最後には完全に気絶してしまったがそれでも輪姦は終わらなかった。結局13時間に亘って七海は犯され続けたのだった。

    その横では、全身に縄打たれてうつ伏せ状態で天井から吊るされた玲香が男たちと助産師に折檻されていた。七海の顔の上で糞尿を撒き散らした際に、飛沫が飯森や助産師に飛び散ったことに対する罰であった。そんなことを気にするような飯森や助産師ではないのだが、「ごめんなさい」と泣き叫ぶ玲香に対して、助産師たちは男女十数人分の糞便を塗りたくっては鞭の雨を浴びせ、男たちは上の口と下の口を前後からひたすら犯し抜いた。13時間後にはこちらも完全に気絶し、全身汚物まみれのボロ雑巾のようになって床の上に打ち捨てられた。

    こうして、全19時間にも及んだ七海の公開出産ショーはようやく終わりを迎えたのだった。

     

  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第2章 – 再会

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    I:JSPF

     

    JSPF (Japan Sex-Slave Production Factory)。そこは、ワケありの女や純粋無垢の少女を拉致監禁して性奴隷に調教しては、毎月開催されるオークションで売り捌く、日本最大の会員制総合奴隷生産施設である。その他にも、全国の奴隷所有者が自分の奴隷を持ち寄って交流・品評したり、海外の姉妹施設やそれらを統括するWSPFと奴隷を交換したり、主人の求めに応じて奴隷に様々な肉体改造を施したり、使用済みの奴隷を引き取って処分したりと、様々な闇ビジネスを展開していた。会員名簿には政官業学の大物や暴力団のトップが名を連ね、弁護士や警察・検察といった司法関係者の名も多数載っていた。その存在が表に出ることは決して無い日本の闇、それがJSPFなのだ。

    飯森もこのJSPFの会員だった。会員になりたての頃は、JSPFで調教された奴隷に施設内で奉仕してもらうのみだったのだが、そこで調教のノウハウを身につけた飯森は、次第に施設の外で女を自ら調教するようになっていった。調教終了後は奴隷を施設に移して他の会員とシェアし、使えなくなった奴隷は処分してもらう。そのようにして、飯森はこれまでに8名の女を奴隷に堕としてきた。うち2名は、木下家で雑務を行っていたメイドたちである。

    飯森が次に狙いを定めたのが姪の光希・七海姉妹、特に幼少の頃から溺愛していた七海だった。いや、いつの日か七海を奴隷にしたい、その欲望ゆえに飯森はJSPFに入って調教のノウハウを学んだのだ。彼にとっては七海の調教こそが本命なのである。

    そしてJSPFの助けも借りて、災害事故に見せかけて七海の両親を抹殺し、光希を拉致することに成功した飯森は、サポートの見返りにJSPFに光希を献上した上で、JSPFの調教師たちとともに4ヶ月に亘って七海を調教してきた。……そう。これまで飯森とともに木下家で七海を陵辱してきたのは、全員JSPF専属の調教師たちだったのだ。因みに、彼らは調教中に奴隷を妊娠させないよう全員パイプカットされている(無論そのことを七海は知らない)。

    七海はこの4ヶ月、飯森と調教のプロ5名にひたすら調教され続けてきたわけだが、一般住宅でやれることには限度がある。そこで調教設備の整ったJSPFで彼女にさらなる調教を施すとともに、他の会員に彼女を披露して、大勢で嬲りものにする。それが飯森の考える「次のステップ」なのだった。そして最終的には…………

     

    地下駐車場に車を駐めると、すぐに黒いスーツに身を包んだ女性が1人現れた。

    彼女は飯森に深々と頭を下げて挨拶すると、トランクからキャリーケースを出し、ケースを引きずりながら飯森をエレベーターへと案内する。JSPFは地下100mの旧炭鉱跡地に建設されており、エレベーターでそこまで降りていくのだ

    エレベーターの中で突然女性が服を脱ぎだした。ジャケットとYシャツ、スラックスの下は下着を一切身につけておらず、あっという間に全裸になる。肌にうっすらと残る鞭痕が痛々しい。

    女性、いや女は、JSPF専属の奴隷であった。厳しい調教の末に施設の雑用係に選ばれたのだ。だが、どんなに些細なものであってもミスを犯せば過酷な懲罰が課せられ、大失敗などしようものなら即座に係を外されて便所行き…… そんな哀れな存在であった。雑用係であろうと奴隷の衣装は首輪だけ。駐車場は外の世界であるから外用の格好をする必要があるが、施設内では奴隷は奴隷の格好をせねばならない。ここではそれは当たり前のことであり、飯森も平然としている。奴隷女が自ら首輪を嵌め、脱いだ服を腕にかけ、靴を手に持ったところでエレベーターの扉が開いた。

    奴隷女は飯森を控室へ案内すると、飯森から鍵を受け取ってキャリーケースから七海を出し、部屋の中にあるガラス張りのバスルームへと彼女を連れて行って全身をくまなく洗い始めた。肛門栓も外して直腸内も綺麗に洗う。テーブルに用意されているワインを飲みながら、その様をニヤニヤと観察する飯森。

    七海は混乱していた。いきなりキャリーケースに詰め込まれて真っ暗闇の中で何時間かを過ごし(絶えず振動するのでどこかへ運ばれているのだろうと想像はしていた)、やっとケースが開いたと思ったら知らない場所で、見ず知らずの全裸の女性にガラス張りの風呂へ連れて行かれたのだ。何がどうなっているのか。

    「玲香です。はじめまして」

    女性はそう名乗ると、七海の全身を洗い始めた。

    「えっと…… き、木下七海です。あの、自分で洗いますので……」

    「命令ですから」

    命令……。玲香の首には、七海が着けている革製の首輪よりも遥かに頑丈そうな鋼鉄の首輪が嵌まっている。とすると、この人も自分と似たような境遇なのだろうか。

    玲香が肛門栓を外した瞬間、強い糞便臭が周囲に漂った。さらに浣腸を数度行って腸内の洗浄を行ったが、最初の1回には糞便が大量に混じっており、強烈な悪臭が辺りに立ち込めた。初めて会う女性の前でそのような醜態を晒すのは、七海にとって顔から火が出るほど恥ずかしかったが、玲香は臭いに慣れているのか気にしていない様子だった。

    やがて身体の内も外も綺麗になり、ドライヤーで髪を乾かしてもらった七海は、玲香に促されてバスルームを出た。すると飯森がこれからの七海の生活について話し始めた。

    もう家には帰れないこと。ここは七海のような奴隷のための施設であり、他にも奴隷が沢山いて、玲香もまた奴隷であること。七海はこれからここで飯森と、これまで以上に大勢の男たちに調教されること。……光希と一緒に。

    暗澹たる思いで自分の運命を聞いていた七海は、姉の名を聞いた瞬間、目の色を変えた。他のことなど一気にどうでもよくなった。光希? 光希って言った? おねえちゃん!? おねえちゃんに会えるの!!?

    両親とともに濁流に流されて行方不明になった姉。奇跡の生還を必死に祈りつつも、下流か、最悪海まで流されて溺れ死んでしまったのだろうと心のどこかで覚悟していた。それが生きていると知って、どんなに嬉しかったことだろう。

    誰にも相談することなく過酷な日々に耐えてきたのも、バラしたり反抗したりすれば姉を殺すと飯森に脅迫されていたからだ。唯一の肉親となってしまった姉の存在は、七海にとって伯父への憎悪や過酷な調教よりも遥かに大きなものとなっていた。その姉に会えるのだ。

    姉はこの施設で調教されてきたのだろうか。でも、リビングで見せられた調教動画の中の姉は、どんなに酷いことをされても心は以前のままだった。私だって耐えられたんだから、おねえちゃんだって大丈夫に違いない。おねえちゃんと一緒なら辛い調教にも耐えていけるだろうし、隙を見て逃げ出すことも可能かもしれない。

    やっと光希おねえちゃんに会える。あの日、警官が木下家を訪れてから4ヶ月、ずっと闇の檻に閉じ込められていた自分に、やっと希望の光が灯されたのだ…… 七海はそう思った。

    玲香を控室に残し、2人は入ってきたドアとは反対側のドアから外に出た。外は長い廊下で、床には絨毯が敷き詰めてあった。七海は全裸に首輪のみ、伯父もまた全裸。フカフカの絨毯の感触が素足に気持ちいい。

    廊下の両側には一定の間隔で同じような扉が並んでいる。どうやら控室が沢山あるらしい。扉にも壁にもガラスは一切なく、扉の向こうの様子を窺い知ることはできないが、たまに扉が開いて裸の男女のペアが出てくる。女の方はやはり首輪を付けており、七海のように立って歩いている者もいれば、犬のように四つん這いになっている者もいた。飯森と七海は彼らとともに廊下を歩いていく。その異常な光景に、七海は胸や股間を隠すことも忘れ、飯森の後ろをただ従いていくことしかできなかった。

    長い廊下の突き当り。正面の大きな扉が自動で開く。とたんに何人もの奴隷の嬌声や悲鳴が方々から聞こえてきた。様々な体液が混ざりあった淫臭も漂ってくる。

    ……男たちに3つの穴を犯されている10代の少女。逆さに吊るされて鞭でメッタ打ちにされながらイラマチオされている20代の女。

    その向こうでは、30代の妊婦(母)と10歳以下であろう幼女(娘)が69の体勢で精液まみれの互いの膣穴を舐めさせられ、2人の肛門を男たちが猛然と突きまくっていた。

    他にも、男に肛門を犯されながら他の男の肛門を必死に舐め回している女児や、犬のしっぽを付けて四つん這いで駆け回っている身重の少女、膣と肛門に巨漢の豪腕を突っ込まれて泣き叫んでいる熟女もいる。

    頭よりも大きな乳房に針を何十本も刺されて絶叫を上げている女や、頭髪のないスキンヘッドに小便を引っ掛けられている女、股間にペニスらしきものを生やした女までいた。

    殆どは日本人のようだが、中には白人や黒人も数名いた。

    女は3~40人くらい、男はその倍以上いるだろうか。女の首には全員同じ首輪が付けられていた。七海と同じ首輪が。

    そこは集団調教用の中央ホールであった。

    呆然と立ち尽くす七海。あまりの光景に声も出ない。

    この4ヶ月、七海は飯森と調教師たちに徹底的に調教されてきたし、姉の調教映像も嫌というほど見せられてきたが、他の奴隷が調教されるところを生で見るのは初めてだった。しかもこんな大勢! 自分より遥かに若い…… ていうか幼い女の子まで!!

    「今日はここには用はない。奥に行くぞ」

    絶句する七海に対し、飯森は至って冷静な顔でそう言うと、疲労困憊して床に転がっている奴隷たちをわざと踏みつけながら、入ってきた扉とは別の扉の方へと進んでいく。七海は奴隷たちを避けながら、「今日は」ってことはいずれ自分もここで酷いことをされるんだ…… と絶望的な気持ちで飯森の後に従いていった。

    扉の向こうは再び長い廊下が続いていた。左右の壁には先程と同様に一定間隔で扉が並んでいたが、先程と違ってガラスがふんだんに使われていて、中の様子が丸見えだった。調教用の個室。中では少数の男が少数の奴隷を責めたり奉仕させたりしていた。中央ホールほどのインパクトはなかったが、各部屋には何に使うのかわからない器具が大量に置いてあり、奴隷たちの嬌声や悲鳴も漏れ聞こえてきた。七海は震えながら飯森の後を追った。

    廊下の一番奥まで進むと、今度は鉄の扉があった。扉の脇に設置された端末で飯森が虹彩認証を行うと、重たい鉄扉がゆっくりと開いていく。中は下り階段が続いていた。七海は飯森に促されて暗く長い階段を降りていく。階段の終点には再び認証システムを備えた鉄扉があり、その向こうにはまた廊下と左右に並んだ扉。ガラスは一切なく、控室や調教室の廊下と比べて空気は重く淀み、コンクリートの床は冷たく、照明も暗く陰鬱としていた。しばらく廊下を進んだ飯森は、「9」と書かれた部屋の前で三度生体認証を行い、扉を開けた。

     

    II:再会

     

    部屋の中に光希がいた。

    七海は姉の名を叫ぼうとし、同時に駆け寄ろうとした。できなかった。全身がガクガクと震え、歯がガチガチと鳴る。立っていられなかった。声も出せなかった。七海は崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。

    ……「それ」はもはやヒトではなかった。手足は二の腕と腿の中程から先が無かった。乳首とクリトリスはまるでペニスのように醜く肥大化していて、しかも大きなピアスが刺さっていた。乳房も以前の2倍以上に膨らんでいる。小麦色に日焼けしていた肌は真っ白になり、その白い身体のあちこちに卑猥な刺青が施され、全身至るところミミズ腫れで真っ赤。あちこち内出血しているのか紫色や黒色も見える。そして尻には大きな焼印が左右に1つずつ、「ペ」「ロ」と。

    肛門はいびつな形状のまま開きっぱなしで、軟便がポタポタと垂れ落ちて異臭を放っている。そんな状態で、「それ」は犬のように四つん這いで立ち、犬用のエサ入れに入った粥状の茶色い物体をグチャグチャと食べ散らかしていた。よく見ると口の中には歯が1本も無く、舌が異様に長かった……

    顔面は蒼白、限界まで目を見開き、涙や声を出すことも、瞬きや呼吸すら忘れて。七海は最愛の姉を、光希を、ただ凝視することしかできなかった。そんな七海を間近で観察しながら、飯森のペニスは今にも射精しそうなほどギンギンに勃起していた。ああ、この顔、この表情! これが見たかったんだ、これが! 理不尽な暴虐を受け続けてきた七海に唯一残されていた希望の光。それが今、タールのように重く粘つく絶望に飲み込まれ、押し潰され、かき消されたのだ! なんて哀れで醜くて愛おしくて可愛らしい顔なんだ! さあ、どうする! 七海!! そして光希は!! どうする!!?

    エサを食べ終わり、飛び散ったエサも舌で綺麗に舐め取った「それ」は、気配を感じて2人の方を向いた。そして2人のうちの1人が、最愛の妹・七海であることに気づいた。

    光希はあの日、両親とスポーツ用品店に買い物に出掛けた。そして買い物が終わって駐車場に駐められた車に乗ろうとした瞬間、隣に駐まっていたバンの扉が開き、中から出てきた男たちにスタンガンを浴びせられて気絶、そのまま拉致されたのだった。

    気がつくと光希はJSPFの調教室にいて、全裸で拘束されていた。すぐさま全裸の男たちが寄ってきて、次の瞬間には膣と肛門の処女を失っていた。

    そしてJSPF専属の奴隷となるべく過酷な調教が始まった。

    だが、光希が屈することは決してなかった。膣や肛門での性交は、回数を重ねるごとに快感が増していったが、彼女はそれを不屈の精神でねじ伏せた。長時間の調教でどんなに疲れ果てていても、ペニスが口に入ってくるたびに噛みついた。顎に筋弛緩剤を投与されていたので、ペニスが千切れることはなかったものの、血が出たことは何度もある。そのたびに激しく折檻されたが、気絶と覚醒を繰り返しながらも彼女はひたすら耐え続けた。

    光希の心の支え、それは家族であった。両親はとても優しかったが、同時にとても高潔で曲がったことが嫌いで正義感に溢れた人たちだった。妹は前者を強く受け継いでいたが、姉は後者を強く受け継いでいた。そんな両親のことだ。必ずや自分を探し出してくれるに違いない。妹も、気弱なところはあるが芯はとても強い子だ。警察や学校に相談して、私立探偵とかも雇って、いつかここから救い出しれくれるはず。それまで耐えるんだ。もしくは逃げる。どっちかだ。奴隷になんか死んでもなるもんか!!

    光希は隙を見つけては施設内の構造を調べ上げ、綿密な計画を立てた。そして拉致から49日目、ついに逃亡を図った。だが、光希の身体にはマイクロチップが埋められており、施設内に張り巡らされた監視カメラとセンサーの網から逃れることは不可能だった。彼女は即座に捕まり、脱走未遂と奉仕拒否の罪で四肢切断・抜歯等(麻酔なし)の刑に処された。

    1ヶ月後、傷が癒えて目を醒ました光希は、驚愕の事実を知らされた。両親と妹が乗った車が増水した川に転落して流され、3人とも死亡したというのだ。両親の水死体の写真を見た彼女は、写真に妹が写っていないことには気づかず、3人とも死んだものと思い込んだ。手足と歯を失ったショックも重なり、号泣・絶叫・狂乱の末、彼女はついに陥落した。

    それから2ヶ月近く。奴隷以上に過酷な調教を経て、かつての勇猛果敢・不撓不屈の心は完全に消え失せ、「それ」はペニス狂いの変態犬になり果てていた。歯のない口で大便混じりの流動食を頬張り、ペニスにむしゃぶりつくと夢中で精液や小便を飲み干した。括約筋が切れた肛門からは軟便が常に垂れ落ちるようになったが、床が便で汚れるたびに喜んで舐め取った。手足を切られた他のメス犬と、肥大化した乳首やクリトリスを互いの穴に挿れ合ったり、膀胱や壊れた肛門に長くなった舌をねじ込んで、糞尿を直接啜り合ったりした。歯を失い舌が伸びたために不明瞭な発音しかできなくなったが、ペニスや鞭、精液や糞尿を求めて必死に男たちに媚びへつらった。

    男たちは「それ」を「ペロ」と呼んだ。男のペニスに巻き付き、奴隷の肛門を舐めねぶる下品で浅ましい舌を持つ家畜以下の淫乱メス犬・ペロ。光希という名で呼ぶ者はいなくなり、ペロはその名を忘れかけていた。

    ……ペロは、死んだと思っていた七海が目の前に現れて動揺していた。なんで? なんで七海がここにいるの? なんで裸? 首輪? 刺青? それに一緒にいるのは……則夫おじさん!? なんで!!? 次々に疑問が湧いてくる。その問いに答えるべく、ペロの止まっていた脳細胞が急速に動き出した。

    ペロは以前男たちに見せられた両親の水死体の写真を思い出していた。両親は変わり果てた姿ではあったが、生前の面影を残しており、写真は確かに本物であると思われた。しかしその写真に七海は写っていなかった。妹も溺死したと聞かされてはいたが、その時は両親の水死体の写真を見たショックと、手足や歯を失ったショックで頭が回らず、何の証拠もないまま妹の死をも受け入れてしまっていたのだ。

    自分はなんて馬鹿だったんだろう。犯罪者たちの言うことを真に受けるだなんて。七海が生きてた! 七海が! 私の大切な大切な妹が! ……ん? 待って? 七海が生きてたってことは、男たちが嘘をついてたってこと。じゃああの写真自体も嘘なのでは? パソコンで両親の写真を水死体のように加工した? 私の心を砕くために? ……だとしたら、お父さんもお母さんも生きているかもしれない……!

    妹が生きていた。両親も無事かもしれない。それは、ペロに……光希にとって手足を失って以来初めて灯された希望の光だった。家族を、手足を、全ての希望を失って、光希はペロとして惨めに生きていくことを受け入れた。だが、希望は消えてなどいなかったのだ! 七海が生きていたんだから! 死んだような光希の目にかつての輝きが戻りつつあった。

    だが、話は感動の再会だけでは終わらない。なぜここに七海と則夫おじさんがいるのか? ……そんなの決まってる。ここにいる女は多少の例外を除けば全員奴隷であり、男はJSPFの会員客かスタッフしかいないのだから。七海は則夫おじさんの奴隷になったのだろうか。姉と、恐らく両親もいなくなって、孤独と悲しみの中にいる七海を強姦し、陵辱し、調教してきたというのか。大好きな母の兄であり、幼い頃から見知っている則夫おじさんが、まさかそんな卑劣な悪党だったなんて。衝撃とともに激しい怒りがこみ上げてくる。

    だが、それよりも何よりもまずは七海だ。私のような目には絶対に遭わせたくない。絶対に! 七海は優しい子だが、芯は強いものを持っている。私を連れてここから脱走しようと試みるかもしれない。だがそれだけは絶対にダメだ。七海の手足だけは何が何でも守らねば……!

    あれだけ念入りに下調べしたのに、あっさり監視網に引っかかってしまったのだ。この施設からの脱走は不可能だと思った方がいい。だが、この施設で奴隷を続けたとしても、いつかは限界が来て処分されるのが奴隷の運命だ。手足をもがれて自分のようにメス犬になるか、便所に繋がれて便器になるか、拷問の上に惨殺されるか。いずれにせよ未来はない。以前客の1人がそんなことを言っていた。ならば選択肢は1つしかない。調教によってあらゆる奉仕技術を身につけて完璧な奴隷となり、JSPF主催の奴隷オークションで誰かに落札されるのだ。新たな飼い主は残忍な男かもしれないが、取り敢えずJSPFから離れることができれば、逃亡のチャンスが生まれるかもしれない。それに賭けるしかない!

    自分はこんな身体になってしまったし、外の世界でマトモな生活を送ることはもうできないだろう。それにメス犬生活にも慣れてしまった。ならばせめて七海だけでも外に出すのだ。外に出て、飼い主から逃げ出して、両親と再会して、警察と協力して、この施設を探し出してくれたら、もしかしたら私も…… いや、私のことなんてどうでもいい。七海をこの狂った施設から出すことだけを考えるんだ。そのためには七海が、少なくとも表面上は完璧な奴隷になってないといけないが、どうなのだろう。七海と則夫おじさんはどういう関係なのか。七海のお腹が若干膨らんでいるように見えるが、妊娠しているのだろうか? だとしたら則夫おじさんの子? それとも……??

    光希は、犬のように惨めな格好のまま、肛門から液便が滴り落ちるのも忘れて、ひたすら考えた。その目はもはや下劣なメス犬ペロのものではなくなっていた。

    飯森は興奮しながらも、姉妹を注意深く観察していた。妹の方は姉の変わり果てた姿に呆然としているだけのようだが、姉の方は、入室直後には曇った目でエサを食べ散らかしていたのが、妹の姿を見た途端、雰囲気がガラッと変わり、その瞳に光を取り戻しつつあるように見える。茫然自失の妹とは対照的に、猛烈な勢いで何かを考えているようだ……。

    もともと、飯森は姉の光希にはさほど興味がなかった。それ故、七海奴隷化計画にJSPFが協力する見返りに、あっさりと光希を献上した。その後は七海の調教にかかり切りだったので、光希に会いに行くこともなく、JSPFから毎日送られてくる光希の調教動画を七海の調教に利用してきた。飯森は、自分に従わなければ光希を殺すとの脅迫をベースにして七海を調教してきたため、光希が無事であるという証拠映像を、定期的に七海に見せる必要があったのだ。

    ところが、光希は献上の49日後(9月中旬)に脱走を図り、四肢切断・抜歯の刑になってしまった。そのため飯森は、1ヶ月強の分の動画を切り貼りして七海に見せることになった。幸いマルチアングルの映像素材は大量にあり、編集すれば半年くらいは誤魔化せそうであった。もともと飯森は、半年くらい七海を木下家で調教したらJSPFに移すつもりだったので特に問題は無かったのだが……。

    10月中旬、飯森はあのアイディアを思い付く。そう、七海が自室の鏡の前で泣いているところを盗み見ながらメイドに口奉仕させていた、あの時だ。七海をもっと泣かせたい。もっと悲しませたい。そのためには……そうか、メス犬化した光希に会わせれば良いのだ! 最愛の姉の変わり果てた姿を見たら、いったい七海はどんな顔をするだろう。どんな可愛い声で泣いてくれるだろう……! ああ、早く見たい、早く聴きたい! 半年も待てない! よし、七海の調教を速めよう!!

    飯森は当初、七海の肛門拡張が進んできたら、ストッパーの付いた玉葱型のプラグを用いてさらなる拡張を行い、オムツも履かせる予定でいた。それを円筒形に変更してオムツも禁止にした。これによって七海は徐々に学園内で居場所を無くしていき、逆に飯森に対する依存を深めていった。そして1ヶ月少し経った11月の終わりに七海の学園生活は崩壊し、今日、12月18日、木下家で行える調教を全て終えて、飯森は七海を連れて計画より2ヶ月早くこのJSPFにやってきたというわけだ。

    ……それにしても、ペロの目の輝きはどうだ。光希がペロになって以降の映像も飯森のもとに定期的に送られてきたため、飯森はペロの死んだような目を知っている。それなのに。……恐らく、死んだと思っていた妹が目の前に現れて歓喜しているに違いない。だが、ペロの顔を見ていると、どうもそれだけではないようだ。

    姉妹2人がともに助かるためには、自分1人では満足に動くこともままならなくなってしまったペロを、七海が抱きかかえて脱走するしかない。七海はそう考えるだろう。が、ペロはそれが不可能であることを、身を以て知っている。脱走に失敗して、愛する妹までもが自分と同じ状態になることをペロは最も恐れるだろう。それを回避するためには、七海も脱走を諦めて奴隷としてここで生きていくしかない。ペロは姉として妹をそう説得するのではないだろうか。

    JSPFの会則で、脱走を試みた者は例外なく四肢切断の刑と決まっている。一介の会員でしかない飯森にそれを覆す権限などない。だが飯森としては、四肢を断つのであれば自分の好きなタイミングで、しかも自分自身の手で行いたかった。そのためには七海が脱走するような事態だけは避けねばならない。そのための心理的抑止策、それがペロによる説得であり、2人を会わせたもう1つの理由であった。

    ただし、もしもペロの精神が完全に崩壊していて、七海に会っても無反応だった場合、説得どころか、七海の方も廃人化してしまう恐れもある。なぜなら、七海が今日まで調教に耐えてきたのは、全て姉のためだったからだ。その唯一の心の支えが死んだも等しい状態だと知ったら、七海も同じような状態になってしまうかもしれない。……七海が廃人化してしまったら元も子もない。これまでの調教が全て無駄になってしまう。

    JSPFから送られてくる映像や、調教師たちに聞いた情報をまとめた結果、ペロはメス犬として卑屈に振る舞っているものの、心の中には未だ正常な思考力や判断力が残っていると飯森は確信していた。が、確証はなかった。七海が壊れてしまうリスクがゼロではない以上、2人を会わせるのは飯森にとって大きな賭けでもあった。そして、ペロの目を見る限り……どうやら賭けに勝ったようだ。

    ホッと胸を撫で下ろしつつ、飯森はさらに思考を巡らせた。七海が厳しい調教の末にJSPF専属の奴隷になったとしても、奴隷の末路は悲惨なものだ。パイプカットしているのはJSPF専属の調教師だけなので、奴隷は会員客とのセックス(中出しが基本)によってあっという間に妊娠する。そうして日々の被虐調教や折檻に加えて無理な妊娠出産を繰り返すことで、奴隷の肉体や精神は徐々に磨り減っていく。身も心もボロボロになった奴隷を指名する者は減り、やがては使い道がなくなる。そうなったら処分だ。ペロのように手足を短く切断されてメス犬にされるか、根元から四肢を絶たれて便所に繋がれ糞尿を貪る便器となるか、酷虐な会員たちの手で全身を斬り裂かれて人肉料理の材料となり果てるか。つまり、逃げ出そうが留まろうが奴隷の未来は最終的には同じなのだ。

    そうならないためには、奴隷オークションで落札されて個人所有の奴隷となり、JSPFの外に出るしかない。恐らくペロはそこまで考えているだろう。JSPFから脱走するのは不可能だが、個人奴隷となってJSPFの外に出れば逃げ出すことも可能かもしれないと。……奴隷の身体に埋め込まれているマイクロチップにはGPSセンサーも搭載されているので世界中どこにも逃げ場はないが。

    だが、七海はJSPF所属の奴隷ではない。飯森所有の奴隷なのだ。木下家では出来ないような本格的な調教と肉体改造を行うために七海をJSPFに連れてきた。七海を手放す気など毛頭ないし、オークションにかける予定もない。七海は飯森の奴隷としてここでひたすら調教を受け、肉体を改造され、飯森の子を孕み、身も心もボロボロになるまでここで生きていくのだ。メス犬ペロとともに……

     

    III:姉妹調教

     

    七海はしゃがみこんだまま呆然とし、光希と飯森はそれぞれ頭の中で思考を巡らす。しばしの時が流れた。沈黙を破ったのは七海だった。

    「おねえちゃん…… ひっく…… 光希おねえちゃぁん……!」

    我に返った七海は、大粒の涙を流しながらか細い声で姉を呼び、短くなった4つ足で犬のように立っている姉のもとへとゆっくり近づいていった。

    「おねえちゃんっ!!」

    七海は小さくなってしまった姉をそっと抱き起こすと、力いっぱい抱きしめた。そして割れんばかりの大声で号泣し始めた。

    「おねえちゃ…… そんな…… こんなことに…… うわあああああああん!!」

    「七海…… 七海……!」

    感極まったのか、光希の目からも涙がポロポロとこぼれ落ちる。あの日、七海を1人家に残して両親とスポーツ用品店に出かけたあの時から4ヶ月。まさかこんなことになるなんて。

    抱きついてきた七海の身体は以前よりもかなり痩せ、肋骨があらわになっている。逆に乳首とクリトリスが(光希ほどではないが)異様に膨れ上がり、刺青の掘られた腹はほんの少しだけ膨らんでいた。

    「七海、なぜあなたがここに…… なぜ則夫おじさんが一緒なの? そのお腹……」

    わかりきっている。卑劣な伯父によって奴隷にさせられ孕まされ、ここに連れてこられたのだ。そうに決まっている。それでも光希は聞かずにはいられない。なぜこんなことになったのか。伯父はどう関わっているのか。私たちはこれからどうなるのか……! だが、七海は緊張の糸が解れたのか、赤子のようにただひたすら泣き続けるばかりだった。

    飯森は限界だった。身体の興奮を抑えるために色々と考えを巡らせてはみたが、最愛の七海のこんな可愛い泣き声を聞かされては堪らない。ペニスがはちきれんばかりに勃起して痛いくらいだ。もう我慢できない……!

    飯森はペロを抱きしめている七海の後ろに回り込むと、光希ごと七海を押し倒した。

    そして予告なく七海の肛門にペニスをねじ込むと、猛然と腰を振り始めた。

    「ああぁああああぁあああああああぁあああああああああ!!!!」

    突然のことで、大声を張り上げる七海。七海と一緒に押し倒された光希も、驚いて七海の背後を見る。そこには、これまで見たこともないような、醜く興奮しきった伯父の顔があった。

    「あああああああああああああああっ!!!」

    「ちょっと! 何やってるんですか!」

    何をやってるって、セックスに決まってる。七海の中におちんぽを挿れたんだ……!

    「おじさん! 七海から離れて! 離れなさいっ!!」

    ……飯森に聞く気はないようだ。飯森は本気の全力でピストンしているのか、肉と肉が激しくぶつかり合い、パンパンという音が薄暗い地下室に響き渡る。

    「ああっ! あんっ! やめっ! ご主人様っ! ケツ穴っ! おちんぽっ! ひあああっ!」

    いつの間にか、七海の声は悲鳴から嬌声へと変わっていた。ご主人様、ケツ穴、おちんぽ……。光希は察した。妹は既に伯父に隷属しているのだ。心の底から隷従しているわけではなさそうだが、少なくとも伯父をご主人様と呼ぶことに抵抗はないようだ。以前なら絶対使わなかったような下品な言葉を発し、前戯なしに肛門にペニスを挿れられてすぐさま喘ぎ声を上げる。それほどまでに七海は心と身体を開発させられてしまっているのだ。

    「あひゃあっ! もっと…… もっとゆっくりっ…… ご主じ……んああああっ!!」

    光希は目の前の七海の顔を見た。

    初めて見る顔だった。姉に再会できた喜び、姉の身体をメチャクチャに壊されたことへの怒りと悲しみ、今後への不安、そしてそれら全てを押し流してしまうほどの圧倒的な快感。汗と涙と鼻水と涎を垂らして喘ぐ七海。その歪みきった淫らなメスの顔。胸に目を移せば、痛々しいほどに腫れ上がった乳首が、控えめだが卑猥な刺青が施された乳房と一緒にブラブラと揺れている。あまりに悲しい妹の醜態。見ていられなくなった光希は、自らの顔を憎悪と憤怒に染めて、後方の飯森を睨みつけた。

    40を過ぎてもなお美人だった母とあまりにかけ離れた醜悪な顔。ブサイクだった祖父に似た飯森と、美人だった祖母に似た母。見た目は大きく異なるが、それでもよく見れば目鼻立ちがどことなく似ていて、母の面影が少しだけある。それが余計に腹立たしい。こいつが。母の旧姓と同じ名字を持つこの汚らしい男が、愛しい妹をこんなふうにしたんだ。自分がここで酷い目に遭っている4ヶ月の間、こいつが七海を……!

    「許せない……!」

    光希は低く呟いた。すると、これまで光希のことを無視していた飯森が、光希の方に顔を向けた。この世のものとは思えないほど醜く、そして残忍な笑みを浮かべていた。

    「おいペロ! こいつのまんこにお前のクリちんぽを突っ込んでやれ!」

    「はぁっ!?」

    「よっと…… これで挿れやすくなっただろ」

    「そ、そんなこと…… そんなことできるわけないでしょ!? 七海の…… 妹の中にだなんて!」

    「いいのか? そんなこと言って……」

    「…………?」

    「俺はお前がここに連れてこられたのと同じ日にこいつの処女を奪ったんだ。それ以来、お前らの家で毎日朝から晩まで調教して俺の奴隷に…… ペットにしてやった」

    「なっ……!」

    「だがお前らの家でやれることには限りがあるからな。こっちに引っ越してきたってわけだ。こいつにさらなる調教と、肉体改造を施すためにな!」

    「か 改造!? いったい何をする気!?」

    「さぁな…… いいからとっととこいつを犯せ。言うことが聞けないのならこいつの手足を斬ってお前と同じ姿に改造してやるぞ。もちろん麻酔なしでな!」

    「!!!! ダメ!! それだけはダメっ!!」

    「なら早くしろ。お前がいつも他のメス犬と交尾する時のように、実の妹を犯しまくるんだ!」

    「くぅ…………」

    私と同じめに遭う!? あの痛みを……麻酔なしで手足を斬られるあのおぞしい痛みを、七海が!!? ありえない!! 絶っ対にダメ!! やらなきゃ!! やらなきゃっ!!!

    「七海…… ごめんっ!!」

    「おねえちゃ……んあああああああっ!!?」

    飯森の巨根ほどではないが、包皮を剥ぎ取られ、長さ12cm・直径4cmにまで膨れ上がったピアスだらけのクリトリスを、光希は七海の膣に挿入した。

    敏感なクリペニスが締め付けられ、すぐさま快楽の波が押し寄せる。だが光希は悲しくて悔しくて仕方がなかった。自分のクリトリスがこんなふうになってしまったことが。伯父の言いなりになって最愛の妹の膣を犯していることが。妹の膣の中が気持ちよくて堪らないことが……!

    目の前に快楽に歪む七海の顔がある。光希は目を背け、自らはあまり動かずに伯父の動きにそっと合わせていた。それでも信じられないくらい七海の膣は気持ちよかった。

    「おいペロ! 他のメス犬と交尾する時のようにと言っただろ! 忘れたのか!!」

    「くっ! いやよ、そんなの……!」

    「そら、こうやるんだよ!」

    飯森はリモコンを手にして、近くの壁に埋め込まれている大型モニターの電源を付けた。幾つかボタン操作をした後に映し出されたのは……。

    「いやあああああっ! やめてっ! 消してええええええっ!!」

    2匹のメス犬が交尾していた。犯されている方は10代半ばくらい、犯している方は光希……ペロだった。正常位のスタイルで猛然と腰を振るペロ。その下で犯される少女。どちらも手足は短く、肛門には巨大な栓がしてあり、その先端には犬のしっぽが付いている。まさに犬の交尾だった。

    その光景自体も異様だが、何より目を引くのは2匹の顔だ。顔を醜く歪ませ、長い舌をダラダラと伸ばし、唾液やら何やら体液を撒き散らす……そこには人間らしさの欠片もなかった。

    『はっ! はっ! どう!? ポチ! んあっ! ペロのおちんぽっ! 気持ちいいっ!? ポチのおまんこいいよぉ! もっとっ! もっと犯したげるね? あひゃぁっ!!』

    『わんっ! おまんこいいっ! もっと! ペロ、もっとぉっ! わぁんっ!!』

    喋っている言葉も知性がまるで感じられない。野良犬が人間の言葉を喋れたら、交尾中或いはこんなことを喚いているのかもしれない。そんなことを思わせるような、下品で卑しく浅ましい会話だった。

    七海はショックを受けていた。姉の姿は変わり果ててしまったが、これまでのところ姉の言動は以前と少しも変わっていなかった。なのに何なんだろう、この無様な生き物は。見るに堪えない。おぞましい。こんなのが、おねえちゃん? 木下光希? みんなの憧れで、私の憧れで、文武両道、爽やかで凛々しくて潔癖で、だけど誰よりも優しい大好きなおねえちゃん……?

    「気持ち悪い……」

    七海はボソッと呟いた。肛門を激しく犯されて余裕がない中、ついこぼれてしまった本音だった。

    「いやぁっ!! 見ないで!! 七海!! 見ちゃだめええええっ!!!」

    七海の下で短い四肢をばたつかせながら必死に暴れる光希。その動きがクリペニスを通じて七海の膣へと伝わり、新たな快感を生み始める。

    「ちょ…っ! おねえちゃ… 動いちゃだめ…! あんっ!」

    「もっと激しく動け、ペロ。メス犬の交尾ってやつを妹に見せてやれ!」

    「いやああっ! そんなん絶対っ! だめえええええええええっ!!」

    「やれ!! 七海をポチと同じ身体にしてやろうか!!」

    「ひいっ!!」

    「!!!!」

    暴れていた光希は、急におとなしくなると、10秒くらいの間をおいて再び動き始めた。七海は、モニターの中で姉に犯されている少女と同じ姿にしてやるという飯森の言葉に怯えつつも、目の前の姉の顔をじっと見ていた。否、目が離せなかった。

    憧れの姉の顔がみるみる崩れていく。瞳の輝きが濁っていく。頬が弛緩し、鼻がひくつき、口からは長い舌が垂れ下がって涎が溢れ出始めた。

    「七海ぃ! はっ! ななみっ! はっ!」

    声からも理性が失われていく。人間木下光希からメス犬ペロへ。ペロは不自由な身体を器用に動かし、飯森の動きに合わせながら猛烈な勢いで妹の膣を犯し始めた。

    「はぁっ! おねえちゃん! やめ…あひゃあっ! やめて… らめえっ! あああああっ!!」

    大好きな姉のあまりの変わりように、七海は大きなショックを受けつつも、2穴同時責めに身体は敏感に反応し、あっという間に絶頂してしまう。

    「おおっ! もうイッたのか! いいぞ七海、イキまくれ! ペロ! もっと激しく突いてやれっ!」

    「はっ! はっ! …はいっ! んあっ! ひうっ!」

    「待ってっ! いまイッてるとこ… んひゃぁっ! 動かないで… だめっ! 休ませてぇっ!」

    「いいよっ! 七海のおまんこっ! 気持ちいいよ! はっ! 七海ぃ…!」

    絶頂している間も容赦なく責められる七海。容赦なく責め続けるペロと飯森。絶頂が治まる頃にはまた次のピークが押し寄せてきて、数秒の後に再び絶頂する。しまいには絶頂しっぱなしになる。終わりのない絶頂地獄。その中で七海の顔も次第に崩れていった。

    「あひゃあっ♥ おねえひゃ……ああんっ♥ あたひ…… ああああっ♥」

    妹の涎が姉の顔面に降り注ぐ。これまでに聞いたことのないような甘い喘ぎ声が耳に入ってくる。緩みきった七海の顔は、モニターの中の自分やポチの顔にそっくりで、ペロは悲しくて泣きそうだった。だが悲しみに浸る暇などありはしない。連続絶頂により七海の膣は常に痙攣しながらペロの敏感なクリペニスを強く締め付け、粘膜の向こうで暴れている飯森のペニスも間断なくクリを刺激してくる。ペロは自分も絶頂しそうになるのを懸命に堪えながら、腰をさらに激しく振った。

    「ああぁあああああぁあああああぁああああああああああああっ!!!!」

    七海は言葉を発することすらできずに絶頂の渦の中で奇声を上げるばかり。飯森もペロも限界が近いのか、さらに動きが加速する。

    「イくぞ、七海! ケツに出すぞ! ケツ穴で全部飲み干せっ!! 七海ぃっ!!!」

    「「あああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」」

    飯森が果てるとともに、姉妹も同時に絶頂した。

    ペロは全身が痙攣するほどの深く長い絶頂を味わった。七海は何度目かわからない絶頂だったが、潮と尿を激しく撒き散らしながら、目の前が真っ白になるほどの強烈なオーガズムに見舞われた。

    飯森は未だ震えている下半身に力を入れ、七海の肛門からペニスを引き抜いた。途端に大量の白濁液が溢れ出す。いつもの5倍以上は出ただろうか。10代の頃でもこんなに大量に射精したことなどない。目眩がするほどの凄まじい快感だった。飯森はゼェゼェと息を弾ませながら充実した余韻を楽しみ、七海の処女を奪って以来の達成感に浸っていた。

    ペロは全身の痙攣がなかなか治まらず、七海の膣にクリペニスを挿れたまま荒い息を吐いていた。やってしまった。命令とは言え妹を犯してしまった。自分の浅ましい姿を妹に見られてしまった。ペロは、いや光希は、興奮の波が急速に醒めると、ひたすら自己嫌悪に陥っていた。

    七海は最も激しく絶頂したため、意識が正常に戻るのに時間を要した。手足の短い姉の身体に覆い被さり、肩で息をしながら、膣の中になお残る姉のクリペニスの暖かさを感じていた。

    「ペロ、妹のケツ穴を綺麗にしてやれ」

    飯森の一言によって時が再び動き出した。命令に背いたら妹に何をされるかわからない。光希は返事をすることなくそっと溜息を吐くと、自分に倒れ込んでいる七海に身体を浮かせるよう言い、短い足を器用に動かして身体の向きを180°回転させ、シックスナインの体勢で長い舌を七海の肛門の中にねじ挿れ、勢いよく精液を掻き出し始めた。

    「んああっ! おねえちゃん、何して……ひぃっ!」

    「ずるるるるる! ザーメンいっぱい…… れろれろれろ……」

    「やだっ! 舐めちゃ…! 汚いっ…!」

    「そんなことないよ…… 七海ぃ…… 七海のケツまんこ、おいひぃ…… じゅるるるる!」

    「ひぁああああっ!!」

    括約筋はまだ無事なようだが、七海の肛門は無残に拡張されていて、これまでの調教がいかに過酷なものだったかを如実に物語っていた。これ以上拡張を重ねたら、いずれ自分のように壊れてしまうかもしれない。液便が常に垂れ落ちてくるのにショーツはおろかオムツすら履かせてもらえず、床に零すしかない生活がどれだけ惨めか……。七海もいずれそうなるかもしれないと思うと堪らなかった。光希は一通り精液を舐め取ると、ケアでもするかのように優しく肛門内を舐め回した。

    「ああっ…… そこ…… ああっ……」

    七海の身体が再び反応し始める。が、先程の嵐のような暴力的快楽はなく、ただただ優しく穏やかで暖かく、気持ちよかった。

    「七海、お前はこっちだ」

    「…………」

    「どうした? 奴隷の作法……忘れたのか?」

    「うぅ……」

    忘れるもんか。膣であれ肛門であれ、セックスの後は口で掃除する。言われなくても自主的にそうするよう、この4ヶ月みっちりと叩き込まれた。でも、おねえちゃんの前でやりたくない。絶対やりたくない……!

    七海の気持ちが光希には痛いほどわかった。光希だって妹の前で浅ましい自分を晒したくなどなかった。七海も同じに違いない。姉の前で醜態を晒すのが恥ずかしいんだ。でもやらなきゃダメ。七海は一人前の奴隷になってオークションで落札され、この地獄から抜け出さなければならないのだから。どんなに憎い相手でも男の命令には絶対服従。それが奴隷の基本。七海がやらねばならないこと。

    「……七海。私なら気にしないから。やって? ね?」

    光希は肛門からそっと舌を抜くと、七海を優しく説得した。七海はしばらく逡巡した後、涙を浮かべ、羞恥と屈辱に声を震わせながら、飯森のペニスに向かって口上を述べ始めた。

    「ご主人様、ケツまんこにザーメンを出していただきありがとうございました。汚れてしまったおちんぽを、口と舌で綺麗にさせてください。お願いします、ご主人様……」

    「いいだろう」

    「はい。ありがとうございます、ご主人様」

    七海は姉の視線を気にしながら、いつもの口上を述べ、ペニスの掃除を始めた。

    飯森の精液。もうすっかり慣れたいつもの味。玲香とかいう名の奴隷の人に直腸内を洗ってもらったおかげで、ペニスには自分の糞便が付いていない。だからいつもよりマシ。……なのになんでこんなに不味いんだろう。悲しいんだろう。悔しいんだろう。

    そう。悔しい。憎い。この男が。姉に酷いことをしないという条件で、七海は伯父の奴隷となり、調教を受け入れてきた。学園の友人や教師に打ち明けなかったのも、登下校時に交番に駆け込まなかったのも、バラしたら姉を殺すと脅されていたからだ。なのに……なのに! メス犬ペロって……ありえない! こんなのありえないよ!! おねえちゃんを返して! 手も足も歯も舌も……私の大好きなおねえちゃんを返してよっ!!

    飯森と光希は不穏な空気を感じていた。飯森のペニスを口に含んで数十秒後、七海の目つきが明らかに変わったのだ。恐らく長い絶頂が終わって冷静な頭に戻ったのだろう。そして、約束を破って姉を酷い目に遭わせた飯森に憤慨しているに違いない。これは噛まれるかもしれない。飯森が咄嗟にペニスを引き抜こうとした時、光希が口を開いた。

    「ダメ、七海。おちんぽ噛もうとしてるでしょ。ダメ。そんなことしたら取り返しがつかない。私なら大丈夫だから……ね?」

    「らっへ、おええひゃん……」

    「私だってこいつが憎いわ? よくわからないけど、私たちをこんな目に遭わせたのは全部こいつなんでしょ? 最悪よ…… 今すぐ殺してやりたいわ。ここに私たち3人しかいないなら、今すぐにでもそうする。そうね…… 噛んだら口の中が汚れるし、ちんぽ踏み潰してミンチにしてやるわよ。足、もうないけど」

    「おねえひゃん……」

    「……でもね? ここには、この施設には私たち以外にもたくさんの人間がいるの。調教師やお客様だけじゃない。拷問係とか処刑人とか恐ろしい人たちが何十人もいるの。あなたがおちんぽを噛んだら、そいつらが何をするかわからない。ううん、多分歯を全部抜かれる。私みたいに。そんなのヤでしょ? ……だからお願い。耐えて? ね? お願いよ……」

    「…………」

    七海は逡巡した末にペニスを離した。既に掃除は終わっており、飯森のペニスは七海の唾液でヌラヌラと黒光りしていた。

    事態が飯森の計画通りに進んでいた。狙い通りペロは七海の説得にかかっている。これならば、七海が脱走計画を持ち出しても、ペロは諌めようとするだろう。これでいい。これで心置きなく、思う存分七海を調教できる。ペロを調教に参加させることもできるだろう。これから面白くなるぞ!

    ……飯森は心の中で高笑いした。

     

    IV:闇の中で

     

    しばらくして扉が開くと、男が1人入ってきた。浅黒い肌にスキンヘッドにサングラス、七海も知っている男。これまで木下家で飯森と共に七海を調教してきた男たちのうちの1人だった。

    「もういいか?」

    「ああ。ちょうど全部終わったところだ」

    「知ってる。見てたからな」

    「んじゃ、説明よろしく」

    男は飯森と短くやり取りした後、七海の方を向いた。

    「木下七海。ようこそJSPFへ。俺は調教師の裏沢だ。改めてよろしくな」

    「調教師……」

    「ああ。俺はここの調教師だ。お前を調教してきた他の奴らも、則夫以外は全員な」

    「…………」

    「則夫とは腐れ縁でな。前から計画していたお前の調教をいよいよ始めるから、手伝って欲しいと言われたのさ。で、調教が一段落したんで、俺もお前んちから本来の仕事場に戻ったってわけだ。そういうわけで、改めてこれからもよろしくな、奴隷の七海」

    「…………」

    「お前は基礎的な調教は既に終えているからな。明日1日かけて、ここでのお前の生活について俺が説明してやる。しっかり聞いとけよ? 明後日から早速奴隷として働いてもらうからな」

    「あさって……」

    「今日はもう遅い。これからお前を奴隷用の寝床に案内する。俺に従いて来い。」

    「…………」

    「言っとくが……逃げたりするなよ? 恐ろしい拷問が待ってるぞ」

    「…………」

    「七海……」

    光希もまた、見知らぬ男の突然の登場に戸惑っていた(裏沢はずっと木下家にいたため光希とは面識がない)。光希は七海の4ヶ月間の状況を知らないので、会話から得られる断片的な情報を基に推測するしかない。

    七海は飯森だけでなく、裏沢たちJSPFの調教師の調教も受けてきたのか。しかも「お前んち」……私たちの家で。私たちの家が飯森と調教師たちに占拠され、七海はそこで地獄の4ヶ月を過ごしてきたというのか。両親が災害で亡くなり、姉もいなくなり、悲しみの底にいるだろう七海を、家族の思い出の詰まったあの家で寄ってたかって毎日毎日……! 酷い! 酷すぎる!!

    ……待って? 両親はどこへ行ったのだろう。家にはいないのだろうか。とすると、やはりあの水死体の写真は本物なのか……。

    七海は、光希が当初受けていたような基礎的調教は受けず、明後日から奴隷として働く……。JSPFに連れて来られた女の多くは、まず基礎的な調教を調教師から受け、一定の基準をクリアした者だけが正式に奴隷となって、会員客から本格的な調教を受けるという流れになっている。光希は基礎的調教を頑なに拒み続け、正式な奴隷になる前に逃亡を企ててその流れから逸脱したため、奴隷の生活というものをよく知らない。それにしても、光希が49日で逃げ出したあの地獄の日々を、七海は4ヶ月も……120日も耐えてきたというのか。

    光希も四肢を失うまでは寝起きしていた、あの場所を使うことになるのか。ベッドはいい。暗くて狭いながらも普通に寝られる。問題は……あの場所で摂ることになる朝食と夕食だ。あの味を、屈辱を、惨めな気持ちを、七海も味わうんだ……。

    逃げたら……拷問! 手足! ダメっ!!

    「いいっ? 絶対逃げちゃダメだからね!? イヤな思いをいっぱいするだろうけど、調教師様には絶対服従! 何があっても絶対逃げちゃダメ!!」

    「……おねえちゃん?」

    「くっくっく……」

    「ほら とっとと行くぞ、七海」

    「いい!? 絶対だからねっ!!?」

    「…………」(おねえちゃん……?)

    七海は立ち上がりながら、突然喋り出した姉に驚き、次いでその必死な形相に困惑した。なんでいきなり……? 七海は姉が急変した理由が気になったが、咄嗟のことで言葉が出てこず、後ろ髪を引かれる思いで裏沢に従いて部屋を出た。

    裏沢、七海の順に部屋を出て行き、ついで満足そうな笑みを浮かべた飯森が出て行くと、扉が自動で閉まって部屋の照明が消えた。地下100m、窓も何もない小部屋。真の闇である。

    光希は仰向けの状態のまま、しばらく扉の方に意識を集中していたが、やがて人の気配がなくなると身体を横向きに変えてうずくまり、「七海…… 七海……」と小声で泣き始めた。

    そんな時でも光希の壊れた肛門からは絶えず軟便が垂れ落ちてくる。

    すっかり慣れてしまった糞便の臭い。だが、久々にメス犬から人間に戻った光希にとって、それは堪らない悪臭だった。掃除しようにも自分には手も足もない。肛門を締めようとしても力が入らない。ペロなら床に積もった汚物をバカみたいに舌で舐め取るのだろうが、今はとてもそんな気になれない。

    換気の悪い真っ暗な地下室。軟便は床にどんどん溜まっていき、どんどん臭いがキツくなる。光希は嗚咽が止まらなくなり、ついには号泣し始めた。なんでこんなことになったんだろう。私と七海はこれからどうなるんだろう。もうこんなのイヤ。お父さん、お母さん、助けて。誰か私たちを助けて!!

    「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

    手足を失い、あの写真を見せられた時以来の絶叫が、暗く狭い檻の中に響き渡る。止めどなく溢れ出る涙・鼻水・涎、そして糞便。だがそれを拭うことすら今の自分にはできない。可愛い妹を守ることも、一緒に逃げることも、何もかも!

    それどころか…… 逃げるなとか、調教師の言うことを聞けとか、そんなの調教師が言ってることと何も変わらないじゃないか。挙げ句の果てに、バケモノみたいになったクリちんぽで妹をレイプするだなんて! 可哀想な妹が目の前で酷い目に遭っていて、お前は守るどころか陵辱する側に加担したんだぞ! なんて情けない最低の姉なんだ!!

    ……こんなことなら連中の言うことを素直に聞いて、さっさと奴隷になっておけば良かった。そうしたら、一緒に逃げるのは無理でも、せめて七海の代わりに調教を受けて、七海の負担を軽くすることくらいはできたかもしれないのに!

    絶望の叫びは次第に悔恨と自己嫌悪の色を帯び、その後数時間も続いたのだった……。

     

    一方、七海はベッドルームにいた。

    縦長の長大な部屋の真ん中を背骨のように通路が貫き、通路に対して直角に狭いベッドがずらっと並んでいる。各ベッドは通路側を除く五方が壁に囲まれており、まるでカプセルホテルのカプセルのようだ。ただし、カプセルの入口はホテルのような布幕ではなく、施錠可能な金属製の扉になっており、奴隷が勝手に開閉することはできない。そのような扉が、通路に沿って1列にずらっと並んでいる。片側80枚以上、両側で160枚以上はあるだろうか。今はどの扉も閉まっていて、中に人がいるかどうかはわからない。

    「今日からここがお前の寝床だ。こっちに来い」

    裏沢に従いて通路を歩いていく。と、89番の扉の前で止まった。

    「端末の前に立って顔をかざせ」

    「??」

    「ペロがいた部屋と同じ、虹彩認証システムだ。お前の虹彩は既に登録済みだからな。顔をかざせば扉が勝手に開く」

    「こうさい……?」

    「いいからとっととやれ。瞬きするなよ?」

    七海はよくわからないまま、端末の前に立つと、何やらゴチャゴチャと表示されている画面を覗き込んだ。その瞬間ピッと音がして、目の前の扉が開いた。

    「この89番がお前のベッドだ。今日からここを使え。いいな?」

    「…………」

    「さっきから返事がないな…… 返事をしろ、七海」

    「は、はい……」

    「お前は奴隷になったのだ。奴隷が返事をしないということは、命令を無視することと同じだ。罰を受けることになるぞ? わかったな?」

    「……わかりました」

    「よし。今は…… 9時半か。他の奴隷は全員夜の調教中だ。奴隷の調教は1日3回行われる。それぞれ4時間ずつ、計12時間だ。午前中は朝8時から12時まで、午後は13時から17時まで、夜は19時から23時まで。つまり、あと1時間半したら奴隷たちが帰ってくるわけだな」

    「……はい」

    「普段は23時以降でないとロックは開かないから、調教をサボってここで寝ることはできん。ま、サボった時点で……くくくっ」

    「……ど、どうなるんですか?」

    「大変なことになる。そう覚えておけ。奴隷は時間厳守。サボりなど論外。遅刻すら厳禁だ。定められた刻限に1秒でも遅れたら、厳しい懲罰が待っているぞ」

    「ひぃっ!」

    「起床は朝6時だ。でっかいブザーが鳴るから、まあ起きるだろ。取り敢えず今日は以上だ。ちと早いがもう寝とけ」

    「……はい。あ、あの、おやすみなさい」

    七海は、返事の後になんとなく就寝の挨拶を付け加えてみたが、返事はなかった。膝丈くらいの高さにあるカプセルベッドに潜り込む。

    七海の足の爪先がカプセルの中に入った直後、扉が閉まった。

    「え!? あ、あの……」

    「お前が中に入ったら自動で閉まる仕組みだ。朝6時まで開くことはない。読書灯もない。いいから寝ろ」

    扉の外から裏沢の声が聴こえてくる。

    「あの…… トイレは……」

    「さっきペロと交尾してた時にションベン出してたじゃねえか。朝まで我慢しろ」

    「うう…… はい……」

    そう言った直後にカプセル内の照明が消えた。真の闇だ。扉の隙間から通路の光が漏れることもない。七海は四つん這いのまましばらく待ってみたが、光源が一切ないからか夜目も効かないようだ。七海は仕方なく手探りでベッド内を調べてみたが、枕と毛布らしきものは発見したものの、読書灯はやはり無いようだった。七海は閉所恐怖症や暗所恐怖症ではないのでパニックにはならなかったが、試しに枕に頭を置いて横になってみても、強い圧迫感を覚えてなかなか寝付けなかった。自然、色々なことを考え始める。

    おねえちゃんに会えた。会えたけど……まさかあんなことになってるだなんて! ここに連れて来られてから、何人もの奴隷に会った。全員私と同じで裸に首輪だけだったけど、手も足も普通にあった。おねえちゃんもあの人たちみたいに、ここの奴隷になったんだと思ってた。なのに…… なのに!

    あの部屋、あの区画。9号室の他にも同じような扉が沢山あった。ということは、姉みたいな身体の女の人が他にも大勢いるんだろうか。映像の中で姉に犯されていた、あのポチとかいう女の子も、何号室かわからないけどあの区画にいて、姉みたいに酷い生活を送らされているんだろうか。なぜ? 彼女たちは普通の奴隷とは違うんだろうか?

    さっき9号室を出る時、姉はものすごく真剣な表情で「逃げるな」「逆らうな」と言っていた。しかし、これまで定期的に見せられてきた調教動画に出てくる姉は、常に反抗的だった。男たちに逆らってばかりだった。どれだけ陵辱されても決して屈しない姉の勇姿に、七海は何度励まされたことだろう。姉がこれだけ頑張って耐えているのだ、自分も頑張らねば! 七海は挫けそうになるたびに、そう自分を鼓舞してきたのだ。

    その姉が逆らうなと言う。なんで?と思う。そんな臆病なことを言って欲しくない。憧れの強い姉のままでいて欲しい。ポチと野良犬のような醜い交尾をし、実の妹を犯すメス犬ペロ…… あんなの姉じゃない。似た顔をした別人だと思いたい。

    でも、「だから」かとも思う。映像で見たような反抗的な態度を取り続けた結果、姉はあんな身体にさせられたのかもしれない。だから「逆らうな」と言ったのでは。「逃げるな」と言ったということは、姉は一度ここから逃げようとしたのかも。もしかしたらポチや、あの区画にいるだろう他の人たちも。そして失敗した。姉はものすごく頭がいい。逃げるなら用意周到、綿密な計画を立ててから逃げるだろう。それで失敗したとなると、この施設からの脱走は絶対に不可能なのかもしれない。それを知っているからこその「逃げるな」ではないのか。自分と同じ轍を踏むなと忠告してくれたのでは……?

    そう。あの真摯な忠告は、臆病故のものではなく、優しさ故のものだったのだ。姿はあんなふうになってしまっても、姉の心は少しも変わっていない。普段はメス犬ペロとして卑屈に振る舞っていたとしても、心の底には昔のままの、妹思いで優しい光希おねえちゃんがいるのだ。

    そう思うと、嬉しいのと悲しいのとで涙が溢れてくる。心は昔のままなのに姿はあんなふうだなんて。やっと会えたのに……!

    それに「逃げるな」「逆らうな」ってことは、ずっとここにいて、ずっと奴隷でいろってことだよね……。昼に見た奴隷たちみたいに、広間や個室で酷いことされ続けるんだよね。これまでもご主人様や裏沢さんたちに酷いこといっぱいされてきたけど、もっともっと酷くなるんだろうな。耐えられるかな、私……。これまではおねえちゃんの映像があったからなんとかなったけど、それがなくなって、調教もどんどん酷くなってったら……。私、どうなっちゃうんだろう……。

    様々な想いが去来してはその都度涙を流し、眠れぬまま1時間半が過ぎた頃、周りが急にざわつき始めた。奴隷たちが戻ってきたのだ。虹彩認証のピッという音があちこちで聴こえ、その直後にドサッと倒れ込むような音が上がると、すぐに寝息が聴こえてきた。七海のように啜り泣く者はいないようだ。皆、泣く気力も体力も残っていないのだろう。七海もこの4ヶ月、特に夏休み中と高校退学後は朝から晩まで激しく調教されて、夜は半分気絶しながら眠る毎日だった。今日は例外的に体力が残っている。だから色々と考えてしまうのだ。

    私も他の奴隷と同じように、体力の限界まで調教され続けるんだろう。明日からずっと。多分死ぬまで、ずっと。不安で不安で堪らないまま、七海は尚も考え込んでいたが、周りの寝息を聞いているうちにいつの間にか眠ってしまった。

    その夜、彼女は久々にあの夢を見た。無音無臭の闇の牢獄の中に自分が一人ぼっちでいる夢。飯森に処女を散らされ、七海の幸せな人生が終わってしまったあの日に見た悪夢。夢の中で彼女は一人呟く。ああ、これは予知夢だったのか。この闇はJSPFの奴隷用カプセルベッドそのものじゃないか。そうか、あの時点で未来は既に決まっていたんだ。ここで、この狂った施設で、奴隷として男たちの嬲り者になりながら生きていくという絶望の未来が。4ヶ月も前に!

    ふん、バカみたい。無音でも無臭でもないよ、ここ。エアコンや換気扇の音がする。周りの奴隷たちの寝息や寝言も聴こえてくる。洗濯されたシーツの良い匂いもするし、絶頂して放尿したあと身体を洗わずにここまで来たから微かなアンモニア臭もする。もちろん精液の臭いも。色んな音がして、色んな匂いがして、でも無いのは光だけ。希望だけ……!

    そう、これが現実。夢じゃない。夢だったら…… 全部夢だったら良かったのに!!

     

  • ハードSM小説『奴隷姉妹』 第1章 – はじまり

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    I:悪夢のはじまり

     

    木下七海(15)は、私立清隷女学園に通う高校1年生だ。とても優しい性格で、やや人見知りで内向的ながら仲の良い友人も数人おり、イジメや不登校といった問題とは無縁。赤みがかった明るい髪(地毛)が目立つものの、学校はかなり自由な校風のため、髪に関する校則も特に無く、問題にはなっていない。成績や運動神経は中の上程度で、アニメやラノベ、動画サイトが好きなどこにでもいる「普通」な少女である。恋愛方面は疎く、告白やナンパをされた経験は少しあるものの、彼氏を作ろうと努力したことは一度もない。処女。

    七海には同じ高校に通う2つ上の姉がいた。木下光希(17)。テニス部の部長で県大会2位の実力者、学園祭のミスコンで1位になったこともある学園一の有名人だ。成績も常に上位で文武両道に優れ、社交的で明るく華やかな光希は七海にとって誇りであり憧れであり、七海は光希のことが大好きだった。光希もまた七海を溺愛しており、姉妹はとても仲が良かった。日々忙しく過ごしているため恋愛にかまけている時間はなく、彼氏を作る気もない。処女。

    父と母と姉と妹と。一家4人は幸せだった。

    8月4日の日曜日。前日まで降り続いていた豪雨が止んで空は雲一つなく晴れ渡り、朝から気温がぐんぐん上がっていた。光希は両親とともに車でスポーツ用品店に出かけ、七海は家で一人、リビングのソファーに座ってクッキーを食べながら、録り溜めた深夜アニメを見ていた。CMに入ったので早送りしようとリモコンに手を伸ばした時、インターホンが鳴った。

    玄関のドアを開けると警察官が立っていた。両親と光希が乗った車が増水した川に転落し行方不明、目下捜索中。ナンバーの目撃情報があり、登録された住所を訪問したのだという。あまりに衝撃的な話に七海は絶句し、呆然と立ち尽くした。

    2分くらい経った頃だろうか。伯父の飯森則夫が血相を変えて飛び込んできた。

    父とも伯父とも面識のある知人が、川の中を流されていく車を目撃しており、その車が父のものと車種も色も同じだったことから不安になり、父の携帯に電話をかけたが繋がらず、飯森に報せてきたのだという。飯森は別の車だろうと半信半疑だったが、現場へ駆けつける途中に車の有無を確認するため木下家に寄ったところ、警察の姿を見て事態の深刻さを悟ったらしい。

    見知った飯森の顔を見てようやく我に帰り、泣きじゃくる七海。飯森は警察官と話した後、震えが止まらない七海の肩にそっと手を置いた。母の兄である伯父の飯森(未婚)は、40代後半で加齢臭とタバコ臭がキツく、美人な母とは似ても似つかない中年太りの冴えない男だった。七海はこの伯父が苦手で、正月に会う時もなるべく近寄らないようにしていたのだが、そんなことも忘れて飯森に縋り付き、赤ん坊のように号泣した。

    それからのことを七海はあまり覚えていない。飯森や警察官と一緒に事故現場に駆けつけたが、折れ曲がったガードレールの先には荒れ狂う濁流があるのみだった。半日後、下流で車と両親の溺死体が発見されたが、光希は見つからなかった。車後部の窓ガラスが割れており、破片に付着していた少量の血液から光希のDNAが検出されたため、彼女のみ車外に出たものと見られたが、必死の捜索にも関わらず光希の消息はようとして知れなかった。

    遺体安置所で最愛の両親の変わり果てた姿と対面した七海は、抜け殻のようになって自室に引きこもった。そのため葬儀等の手配は飯森が行った。七海の祖父母は父方母方ともに既に他界していたため、独り残されてしまった彼女を伯父の飯森が引き取ることになったが、七海は部屋から出てこようとはせず、当面は飯森が木下家に住んで彼女の面倒を見ることとなった。

    ……のだが。

     

    事故から1週間後、葬儀の翌日、飯森の引っ越しが終わった日の夜。彼はノックもせず七海の部屋にいきなり入ってきた。と、それに続いて見知らぬ顔の男たちがゾロゾロと入ってくるではないか。しかも飯森含め全員服を着ていなかった。

    男たちはあっという間に七海を羽交い締めにして下着以外の着衣を破り捨て、口に猿轡を噛ませて、後ろ手に縛ってしまう。七海は恐怖のあまり抵抗することができず、悲鳴すら上げられずにいた。飯森は、そんな彼女の股を強引に開くと、濡れていない未通の膣穴に自らの極太ペニスをいきなりねじ込んだ。

    「んんんんんんんんんんーっ!!」

    激痛と恐怖で絶叫する七海。

    七海はこの1週間、飯森に対する認識を改めるようになっていた。七海が自室で塞ぎ込んでいる間、飯森は警察への対応・学園への連絡・葬儀の手配等を全て引き受けてくれた。七海の食事も1日3食用意してくれた(ほとんど喉を通らなかったが)。七海のことが心配だからしばらく一緒に暮らそうと言われた時には流石に戸惑ったが、家族を一度に無くした七海のことを、飯森は心から同情しているふうだったし、常に優しく誠実な態度で接してくれた。見た目と体臭はちょっとアレだけど、人を見かけで判断してはダメだということを、七海は身を以て実感していた。明日には部屋を出て、今後のことをきちんと話し合おうと思っていたのだ。それなのに……!

    「っ! いぐっ! んぎ! ううっ……」

    正常位で性交する飯森と七海。だがそこに正常さなど欠片もなかった。七海が見上げる先にある、これまで見たこともないほど恐ろしく歪んだ飯森の醜い顔。

    その顔から発せられて七海の身体に降り注ぐ飯森の汗や唾液の飛沫。視線を下に向ければ、破瓜血の水分だけを潤滑油に飯森のペニスが七海の膣内で暴れ、破瓜血やカウパー液が周囲に飛び散っていた。そしてベッドの周りには見知らぬ男たちがいて、ニヤニヤとこちらを見下ろしている。その恐ろしく異常な光景。破瓜の瞬間こそ絶叫した七海だったが、破瓜の痛みをも上回る凄まじい激痛に襲われながらも、あまりのおぞましい状況に声を上げることすらできなかった。真っ青な顔で震えながら、ただ涙を流し、痛みを堪えることしかできなかった。

    「イくぞ七海ぃっ! 孕めぇっ!!」

    「!!!!」

    しばらくして、飯森は実の姪の膣内に大量の精液を放つと、ようやく動きを止めてペニスを膣から抜いた。精液と血とカウパー液が混じったピンク色の液体が泡立ち、汚らしく糸を引いていた。七海は精液を中出しされたことにも気づかず、ペニスが外に出ていったことに少しだけホッとしていたのだが……

    「んんっ!!?」

    再び下腹部に激痛が走る。いつの間にか見知らぬ男が七海の膣にペニスを突き刺していた。そのとき七海は全てを理解した。飯森に裏切られたことを。飯森とその仲間らしき男たちにレイプされていることを。飯森の精液を腟内で受け、既に妊娠してしまったかもしれないことを。さらなるレイプによって名前も知らぬ男の子供を孕まされるかもしれないことを。助けを求めようにも、自分にはもう父も母も姉もいないのだということを……!

    「んぐううううううううううううううううううううううっ!!!!」

    七海は絶叫した。猿轡を噛まされていたので大声は出せなかったが、自分を犯している男を、その横で笑っている飯森を、交互に睨みつけ、喉が痛くなるのも構わず、狂ったように泣き喚いた。そしてなんとか男から逃げようと身体をくねらせて抵抗を試みる。だが七海をレイプしている男は、動揺するどころかますます興奮して、ピストンの動きを速めてきた。再び激痛に見舞われる七海。だが、飯森の精液が潤滑油になっているのか、先程のような鋭い痛みはない。でも痛い。ただ痛い。快感などあるわけがない。ひたすら痛みに耐えて泣き続けるだけの地獄のような時間。数分の後、男は当然のように七海の膣内に射精した。すると、間髪を入れずに次の男がペニスを挿入する。妊娠の恐怖に震え慄く七海をよそに。

    ……何時間経っただろうか。飯森と男たちは交代で七海の膣穴を散々に犯し続けた。20発以上の射精を受けて、彼女の小陰唇は真っ赤に腫れ上がり、膣口からは真っ白に泡立った精液が滔々と溢れ出していた。破瓜の証である赤色は、大量の白濁によって今や完全に塗り潰されている。七海は泣く気力も抵抗する体力も使い果たし、放心状態のままゼェゼェと荒い息を吐いていた。

    そんな七海を見下ろしながら、飯森は冷たく言い放った。

    「木下七海。今日からお前は俺の奴隷だ。この家も、お前の親が遺した財産も、お前自身も、全て俺のものとなる。これから毎日、俺とここにいる男たちとでお前をメス奴隷に調教し、奴隷に相応しい身体に改造してやる。楽しみにしておけ」

    七森は飯森の言葉を理解することができなかった。衝撃のあまり彼女の脳は考えることをやめ、そそままストンと意識を手放した。

    その夜、七海は夢を見た。愛する父と母と姉が目の前にいた。否、いた気がした。辺りは真っ暗で、いくら呼びかけても返事はない。なんの音も匂いもしない。彼女は闇の中でただ独り。檻の中でただ独り。そう、彼女は知っていた。この闇はだだっ広い空間などではなく、真っ黒な壁で囲まれた極めて狭い檻だということを。彼女は閉じ込められてしまったのだ。闇の檻に。永久に光が差し込まない悪夢という名の漆黒の牢獄に。二度と出られぬ絶望の世界に。彼女は囚われてしまったのだ。

     

    II:調教 第1段階

     

    周囲に男たちの気配を感じて七海は目を開けた。朝、自室。目の前には昨夜と同じく全裸の飯森と男たちが1人、2人……飯森を入れて全部で6人。昨夜と変わらぬ不気味な笑みを浮かべている。シーツは至るところシミだらけ。自分の身体にも得体の知れない液体がこびり付いて異臭を放っている。股の辺りが鈍く痛い。……悪夢は続いていた。

    ふいに飯森がタブレットの画面を七海に見せた。七海は起き上がってベッドの上に座ると、タブレットを覗き込んだ。

    そこに映っていたのは……姉の光希だった。膣だけでなく口や肛門でもペニスを咥えさせられ、男たちにもみくちゃにされている。優しく凛々しく生気に溢れていた彼女の顔は絶望に曇り、目には大粒の涙が光っていた。

    七海は驚愕した。姉は両親とともに増水した川に車ごと転落して、姉だけは後部の窓ガラスを割ってなんとか脱出に成功したものの、さらに下流に流されたのだと思っていた。七海は、自室に引きこもってからも姉の無事を祈り続けていた。が、一方で諦めかけてもいた。車から脱出した姉は濁流に飲み込まれて溺死し、遺体は海まで流れていって今頃魚のエサになっちゃっているのかもしれない……そんなことを他人事のように考えていた。その姉が画面の向こうでレイプされている! なんで? なんで!?

    姉が無事に生きていてくれて嬉しい、などという感情は一切湧かなかった。

    「やめて! 今すぐっ! おねえちゃんをはなしてっ!!」

    飯森に向かって叫ぶ。そして叫びながら、猛烈な勢いで考え始めた。

    姉は車から脱出した後に男たちに捕まったのだろうか? でも割れた窓ガラスには姉の血が付いていた。それに脱出後も、荒れ狂う濁流の中を岸まで泳ぎきったのだとしたら、木の枝などの大量の漂流物で全身傷だらけになっていてもおかしくない。……なのに、動画の中で犯されている姉は、包帯も絆創膏も付けておらず、少なくとも表面上は無傷のように見えた。

    どういうこと? もしかしておねえちゃん、そもそも車に乗ってなかった……? スポーツ用品店かその近くで拉致されて、行方不明になったように偽装された、とか? まさかお父さんとお母さんの事故も偽装? 2人を予め殺しておいて…… 溺死させておいて…… 車に乗せて、後の窓ガラスを割って、おねえちゃんの血をガラスに付けてから、車を濁流の中に放り込んだ……!? ありえない…… ありえないけど…… もし本当にそうなら…… 目の前で薄ら笑っている則夫伯父さんは ……お父さんとお母さんを殺して、おねえちゃんを誘拐した張本人……!!?

    七海は青ざめた。歯がガチガチとなり、全身がワナワナと震え出す。両親を殺して、私たち姉妹をレイプして。その全てがこの人の仕組んだことだというの!!?

    「許さない……」

    七海は、浮かんだ疑問を飯森にぶつけることなく、ただ小声で一言つぶやいた。問い質すまでもない。こいつがお父さんとお母さんを殺して、私とおねえちゃんをこんな目に遭わせたんだ。そうだ! そうに決まってる!! 許さない!!! 絶っ対に許さない!!!!

    「くくくく……!」

    飯森は薄ら笑いを浮かべたまま、睨みつけてくる姪に向かって、昨日の昼までの優しく同情的だった声とはまるで別人のような、冷たく突き放すような声で話し始めた。事件の真相などには全く触れず、昨夜七海が気絶した前後に語ったこととほぼ同じ内容だったが、より具体的で、より絶望的だった。曰く、

    この家は既に飯森のものとなっており、近く飯森は七海の養父となる予定である。それだけでなく、七海は飯森の性奴隷・家畜になる。あらゆる性奉仕の知識・技術を身に着けるべく、今日から毎日、朝から晩まで調教づけとなる。反抗したり、逃げ出そうとしたり、外部と連絡を取ろうとしたりすれば、姉の命の保証はない。レイプどころでなく、常軌を逸した拷問によって極限の苦痛を与えられた挙げ句に惨殺されるだろう。逆におとなしく調教を受け、姉妹ともに性奴隷になることを受け入れたなら、姉に会わせてやるだけなく、姉妹一緒に飼ってやろう。さあ、それでは今日の調教を始める。「私を調教してください、ご主人様」と言え。さもなくば今すぐ光希を八つ裂きにしてやる。

    ……七海は呆然としていた。先程は、生まれてこの方こんなに速く考えたことはないというくらい、猛烈な勢いで頭を回転させていたというのに、完全に思考が停止してしまっていた。伯父が怖い。目の前で薄ら笑いを浮かべている男が怖くて堪らない。両親を平然と殺したくらいだ。姉を殺すというのも嘘ではないに違いない。しかも拷問とか惨殺とか意味がわからない。怖い。逆らえない。おねえちゃんを殺されたくない! おねえちゃんに会いたい!!

    ……5分くらい経っただろうか。

    「わ、わたしを…… 調教、してください…… ご、ご主人様……」

    七海はポロポロと涙を流しながら消え入るような小声で言った。

    「そうか。では奴隷の証を今から刻み込む」

    「あかし…… って、えっ!?」

    後ろにいた男たちがいきなりベッドに飛び乗って七海を羽交い締めにした。彼らは七海を再びベッドに押し倒すと、手足をロープで拘束して身体を大の字に固定してしまう。大事なところが全部露わになってしまい、火が出るほど恥ずかしい。

    「いやっ! これいやっ!」

    身体をくねらせてなんとか拘束を解こうとするが、どうにもできない。すると股の間に飯森が入ってきて、七海の性器周辺を手で撫で始めた。まさか、また昨日みたいなことをするんだろうか。証って何だろう。いやだ、こんな縛られたままで…… いやだぁっ!!

    「動くな。これからお前の下腹部に刺青を入れる。動いたら変な模様になってしまうぞ?」

    「い、いれ……ずみ……?」

    想定外の単語が出てきて七海は一瞬ポカンとして動きを止め、すぐにその単語の意味を思い出した。え? いれずみ? それってあれでしょ? ヤクザの人とか外国のサッカー選手とかがしてるヤツでしょ? なんで? なんでそんなのを…… 待って? 確かあれって一生消えないんじゃなかったっけ……!?

    「いやっ! いやっ!!」

    七海が再び暴れ出す。いやだ! 一生消えない変なのを私の身体に刻み込むだなんて、そんなの絶対いやっ! 確かプールとか温泉とかにも入れなくなっちゃうんでしょっ!? そんなの絶対いやああっ!!

    男たちが次々に七海の上に乗ってきて、身体を取り押さえる。動かせない。ダメ。全然動かない。一人は七海の顔の上にどかっと乗っかってきた。目の前に男の毛むくじゃらの尻の穴。いやっ! 汚いっ! 七海は咄嗟に顔を背けた。

    「掘る前にまずは剃毛からだ」

    「てい……もう……?」

    「暴れるなよ?剃刀が当たって、大事な所がメチャクチャになるぞ」

    「ひっ!!」

    カミソリなんて…… 何する気? まさかアソコの毛を!? やだ! そんなんやだ!! でも暴れたら……!!!

    飯森は、ヒゲ剃り用のジェルを七海の股間にたっぷりと付けて、丁寧に七海の陰毛を剃っていく。

    いずれ股間周辺は永久脱毛させる予定だが、今は専用の器具がないので仕方がない。男の尻に視界を遮られている七海は、何をされているのか見ることができず、冷たい金属の感触にただただ恐怖するしかなかった。

    ……元々七海の陰毛は薄毛で、量も少なかったため、剃毛はあっという間に終わった。

    「さて…… では掘るぞ、七海。一生消えない奴隷の証を刻み込んでやるからな」

    「いやあああああああああああああああっ!!」

    大声で拒絶する七海。だが身体は動かない。ピクリとも動かせない。やだ! やだ! イレズミなんてやだぁっ!!

    「いたっ! 痛いっ! ひぐっ! んんっ! つっ! ぐがっ!」

    ……お腹が痛い。ものすごく痛い。熱い。怖い。七海は刺青の仕組みも入れ方も何も知らない。それ故に何をされているのか全くわからない。男の尻が邪魔で見ることもできない。だから余計に怖い。余計に痛い。未だかつて経験したことのない激痛。裁縫針を指に刺してしまったことが何度かあるが、あれに似ている……ようであれとも違う。なんだか細い針の束が何度も何度も突き刺さるような…… まさか…… まさかそんなことしてないよね!?

    横を向いた状態で顔の上に乗っかられて首を動かせず、棚に置かれたクマのぬいぐるみを横倒しに見ながら、七海は痛みと恐怖で青ざめ、目からは大粒の涙が溢れていた。

    永遠とも思える時間が経過し、ようやく男たちが七海から離れた。もう起き上がれる。……でも怖い。見るのが怖い。あんなに痛かったんだし、今もズキズキしているし、お腹は血まみれに違いない。見たくない。でも見ずにはいられない。でも見たくないっ!!

    「こっちを見ろ」

    股の間に座っている飯森が低い声で言う。七海は意を決して飯森の方を見る。飯森は手鏡を持っていた。そこには七海の下腹部が…… 何あれっ!!? 赤く腫れ上がった肌の上に描かれた複雑な幾何学模様。よく見たら男性のアレみたいな卑猥な形をしている。さらに模様に沿ってNANAMI、SLAVEなどのアルファベットがあしらわれていた。なに、あれ……!

    「これは一生消えない。木下七海、お前は一生俺の奴隷だ」

    「!!!!!!!!」

    あまりのショックに七海は言葉も出ず、そのまま意識を失った。

    ……その日から、七海の調教が始まった。朝は自室で調教されることが多かったが、シーツがドロドロになると、姉の部屋や両親の部屋で犯された。リビングのテレビで姉の調教シーンを見ながら調教されることもしばしばだった。風呂、トイレ、廊下、階段、キッチン、ダイニング、玄関、クローゼットの中、ベランダ、中庭。ありとあらゆる場所で七海は犯され続けた。犬のように首輪を嵌めさせられ、それ以外の服を着ることは一切禁じられた。家事のためのメイド(飯森の性奴隷)も2人呼ばれたため、七海は部屋を掃除する時間すら与えられなかった。固定電話とネット回線は解約され、スマホも没収されて外部との連絡手段は絶たれた。木下家は周囲を雑木林で囲まれており、七海がどんなに大声を上げても周りに気づかれることはなかったし、ガラの悪い男たちが出入りしても怪しまれることもなかった。七海にとって家族団欒の場だった家は、今や牢獄と化していた。

    調教が始まって数日の間は、膣・肛門の開発とフェラチオの特訓が中心だった。膣性交は毎日30回以上行われた。初日のような激痛は消え、日に日に快感が強くなって、調教4日目には絶頂を迎えるまでになったが、射精は毎回膣内で行われたため、七海は妊娠の恐怖に怯え続けた。

    肛門の開発も調教初日から行われ、調教2日目には早くもペニスが挿入された。七海は当初こそ強い嫌悪を示したものの、こちらも次第に快感を得られるようになっていった。

    口での奉仕についても、七海は当初フェラチオを拒絶し、ペニスを口の中に挿れたら噛み千切ると言って飯森を脅したが、歯を当てただけで姉を殺すと逆に脅され、結局は受け入れざるを得なかった。

    やがてアナルセックスでも絶頂するようになると、尻叩き・緊縛・鞭・蝋燭などの被虐調教や、卑語・浣腸・排泄などの恥辱調教も行われるようになり、肛門の開発・拡張も引き続き行われた。

     

    調教8日目の朝6時。男たちは自室で眠っている七海の穴にペニスをぶち込んで彼女を叩き起こす。

    そのまま1時間、3つの穴を使って朝の奉仕。

    朝7時、男たちはメイドが用意した朝食をダイニングで食べる一方、七海はテーブルの下で男たち全員のペニスを舐めしゃぶる。

    全員分の精液を飲み終えたら褒美として朝食が与えられるが、犬用のエサ入れに入っているのは男たちが食べ残した残飯や、調理時に余った野菜の切れ端などで、しかも精液や小便がたっぷりかかっていた。七海は男たちに礼を言いながら四つん這いで手を使わずに朝食を…… 家畜用のエサを頬張る。その間も下の2穴を犯され続ける。

    朝食が終わるとリビングに移動する。七海は直腸内に直接小便を流し込まれ、温泉浣腸に苦しんだ挙げ句、男たちの目の前でおまるに向かって糞尿を排泄。

    続いて風呂で前夜から身体に付着しっぱなしの汚液を洗い流すが、この時も男が横で監視しており、綺麗になった七海の身体をさっそく汚しにかかる。

    9時からは姉の部屋で3P・4P。13時からは両親の部屋で被虐調教。

    17時からはリビングのテレビで姉の調教動画を見ながら緊縛・フィストファック・肛門拡張。

    夕食は直腸に流動食(残飯等を撹拌したもの)を浣腸され、それをエサ入れに向かって排泄、手を使わずに食べて、散らかった分は舐めて綺麗にする。夕食後は風呂の中で男たちにマットプレイ奉仕。22時に自室に戻ると、再び男たちに3つの穴を犯されて、24時頃に気絶、そのまま就寝。

    そんな調教生活を送るうちに8月が終わり、2学期が始まった。飯森は、友人や教師・警察に余計なことをしゃべったら、即座に姉を殺すと改めて脅した上で、七海に登校するよう命じた。両親と姉を一度に亡くした七海は精神的に極めて厳しい状況にあり、学園からも当面は無理な登校を求めないとの連絡があったのだが、飯森は七海を毎日学園に通わせることにした。 ……調教の一環として。

    始業式の日、七海が教室の扉を開けると、一瞬シンと静まり返った後、友人たちを先頭に多くのクラスメイトが七海の周りに集まってきた。みな一様に七海を心配し、慰めてくれた。内気な性格ゆえに元々クラスの中では目立たない方だったが、ほとんど会話したことがないような子も、慰めと激励の言葉をかけてくれた。特に友人3人は大泣きしながら七海を抱きしめてくれた。嬉しかった。ありがたかった。皆の前で真相を全て打ち明けたいとの衝動に駆られ、「私を助けて」という言葉が喉まで出掛かる。が、その言葉が彼女の口から発せられることは、ついになかった……。

     

    III:調教 第2段階

     

    七海の調教は第2段階へと入った。身体の改造である。

    七海の養父となった飯森は、体育の授業をしばらく見学扱いとするよう学園に願い出ており、学園側もそれを了承していた。表向きは七海に無理をさせないための配慮であったが、真の目的は、下腹部にある刺青と、尻・胸・背中等にある多数の鞭痕を隠すためであった。だが、隠すものはそれだけにとどまらなかった。

    七海の乳首は、数日おきにヒアルロン酸等が注入されて次第に膨張しつつあり、しかも大きなリング状のピアスが穿たれていた。クリトリスについては、肥大化処置に加えてさらに包皮も一部切除され、勃起時以外も常時外に露出するようになった。そしてこちらにもピアスが付けられた。……さらに、七海は処女喪失の当日に受精してしまい、9月中旬に妊娠が発覚、10月に入ると軽微ながらつわりが始まっていた。

     

    10月中旬のある朝、自室の鏡の前。

    鏡に映った自分の裸体は、顔や首など服で隠れない箇所以外は全身鞭痕や痣だらけ、ピアスが穿たれた乳首は大きく膨れ上がり、下腹部だけでなく乳房にも新たな刺青が掘られていた。以前は体重計とにらめっこする毎日だったというのに、エサのせいか過度のストレスのせいか、はたまた毎日激しい“運動”をしているからか、体重は日に日に減り、今では肋骨がうっすらと見えていた。

    七海は深く溜息をつくと、手にしたショーツとブラを着け始める。

    だが、ショーツをグイグイ引っ張っても刺青がなかなか隠れない。ブラを付けても乳首の盛り上がりは隠せず、ピアスのせいで不自然な形になってしまう。制服を着ると乳首の部分が出っ張ってしまうので、包帯をキツめに巻いてサラシの代わりにしてみたが、今度は胸が平らになりすぎる。友人などは体型の変化に気づいてしまうかもしれない。

    お腹は今のところ変化はない。自分が妊娠したなんて今でも信じられない。だってお腹……全然膨らんでないし。でも検査結果は出ているし、気持ち悪いのがどんどん酷くなってきている。メイドの人によると、これがつわりらしい。そんな学校の保健体育の時間で習ったようなことが、まだ高1の自分の身体に起きるだなんて。もう少ししたらお腹が膨らみ始めるのかな。学校はどうするんだろう。身体はどんどん痩せてってるのにお腹だけどんどん膨らんでったら、太ったって言っても信じてもらえないよね、きっと。産まれるのは来年の夏って言ってたけど…… ホントに…… ホントに産むの? 陣痛とか出産とか、すごく痛いんだよね? 怖い…… 怖いよ……!

    ……私に赤ちゃんができる。お母さんになる。まだ15歳なのに。お父さんは誰なんだろ……。男の子かな、女の子かな。どうやって育ててくんだろ。乳首にピアス刺さってるけど、母乳ちゃんと出るのかな…… いやだ。産みたくない。産みたくない! ……でも、ダタイ……だっけ? どうやってやるか知らないし、スマホがないから調べらんないし、保健室の先生にも相談できないし…… お母さん、私、どうしたらいいの? お父さん、おねえちゃん…… 助けて、おねえちゃんっ!!

    七海は再度鏡に写った痩せた身体を見回し、次いで視線を下に向けて直接お腹を見つめた。痩せてしまったお腹。これから膨らんでいくであろうお腹。身体は痩せてお腹だけ膨らんで。身体の栄養分を赤ちゃんに全部吸い取られたら、私はどうなっちゃうんだろう……。

    鏡の前で10分、20分。服を着たり脱いだりお腹をさすったりしながらあれこれ考えているうちに、七海の目は涙で溢れ、啜り泣きが止まらなくなった。こんな身体になってしまったことが、誰が父親かもわからない子を身籠ってしまったことが、それを隠そうと必死になっている自分が、誰にも相談できないことが、そして大好きだった両親と姉がいなくなってしまったことが、悲しくて悲しくて仕方なかった。

    急に吐き気を催したので、涙をぬぐってトイレに向かうと、トイレの中に男がいた。七海は制服を着たまま吐き気を我慢して、排尿直後のペニスを口に含んで朝の奉仕を始めるのだった……。

    七海の部屋やトイレは複数のカメラで常時撮影されており、飯森はメイドに朝の処理をさせながら、姪の着替えやトイレフェラ、その後の肛門性交の様子をニヤニヤと眺めていた。

    つわりが徐々に重くなってきている。時期的に最初のレイプで妊娠したのだろう。危険日まで待った甲斐があったというものだ。とある理由により、飯森以外の男たちは全員パイプカット済みである。まだDNA検査は行っていないので確定ではないが、七海の腹の中にいるのは飯森の子で間違いないだろう。

    それにしても、なんて可愛らしい泣き顔なんだ……。鏡の前のあの表情! たまらない! もっと泣かせたい。もっと悲しませたい。もっともっと絶望の淵へと追い込みたい……! ドス黒い欲望が飯森の身体を駆け巡り、肉棒へと集まっていく。飯森の興奮を察知したのか、メイドが舌の動きをさらに速めた。

    とその時、飯森の脳裏に或るアイディアが浮かんだ。あまりに悪辣なそのアイディア。だが、これを実行したら、七海はどんな顔をするだろう。どんな声で泣くだろう。ああ、想像するだけで堪らない。ダメだ、出る! ……モニターの中で七海が肛門に精を受けたと同時に、飯森もメイドの口内に欲望をぶち撒けた。これまでにないくらい大量の精液がメイドの喉を直撃し、メイドが堪らず咳き込む。

    だが、飯森はメイド、否、使い終わったオナホールのことなどまるで眼中になかった。先程思いついたアイディアを如何に実行していくか。彼の頭の中にあったのはそのことだけだった。冷静さを取り戻した頭をフル回転させて、彼は綿密な計画を練り始めた。

     

    次の日から、七海は学園内で巨大な肛門栓を常時装着して過ごすよう命じられた。その肛門栓はストッパーがなく、完全な円筒形であった。つまり気を緩めたら外に出てきてしまうのだ。そのため常時括約筋を締めておかねばならない。妊娠の発覚以降、七海は肛門性交の頻度が上がっており、括約筋を鍛えて締まりを良くするのが栓装着の目的であった。……表向きは。

    それから10日ほど経った。その日は10月下旬だというのに気温が30度近くに達し、教室にはエアコンが入り、窓は閉め切った状態だった。昼休みが終わった5時間目、教室の一角に異臭が漂い始めた。生徒たちは当初、誰かがオナラをしたのだろうと訝しんだ。だが、オナラなら臭いはすぐに消えるはず。なのに臭いは一向になくならない。それにこの臭いはオナラというより…… まさか誰かがうんちを漏らしたのだろうか? それとも下水管の故障? 次第にざわつき始める生徒たち。舌打ちをしたり、下敷きをうちわ代わりにして扇いだり、かばんの中からマスクを取り出す生徒もいた。

    その中心で、七海は顔を真っ赤にして震えていた。まただ。円筒型でストッパーもない肛門栓を伝って、うんちが漏れ出てきてしまったのだ。これまでも家で何回かあったが、よりによって授業中に漏れちゃうだなんて……! 今すぐトイレにいって栓を抜き、お尻を洗いたい。でも私がいなくなって臭いがしなくなったら、うんちを漏らしたのが私だってことがバレちゃうかも……! そんなの絶対イヤ!!

    授業が終わるまであと24分。七海は羞恥に身を焦がしながら、臭いの元が自分であると特定されないよう、ひたすら祈り続けるしかなかった。本人は気づいていなかったが、この時七海の女性器は、糞尿ではない液体で僅かに湿っていた……

    そんなことが何度かあった11月中旬の朝、登校した七海は机の中にメモ書きを発見した。そこには「くさいんだよ!出ていけウンコ女!」と書かれていた。ついに臭いの元を特定されてしまったのだ。七海が家族を失った経緯は皆が知っており、表立ってイジメが始まったわけではないようだが、あれだけ悪臭を撒き散らしていれば当然なのかもしれなかった。硬直する七海を周囲は冷たい目で見ていた。

    それでも飯森の命令である以上、学園に行かざるをえない。けれども姉を人質に取られている以上、皆に事情を話すわけにもいかない。七海はひたすら沈黙し、耐え続けた。肛門拡張の進行に伴って糞便が漏れる頻度も高まり、それと比例してメモ書きの内容もエスカレート。当初は1種類だった筆跡は次第に増えていった。表立ってのイジメはなかったが水面下では加速度的に進行し、クラス内のグループL○NEも、当初こそ「かわいそう」「病気かも」といった擁護意見があったものの、次第に七海に対する罵声で溢れかえるようになった。仲の良かった友人たちも七海から離れていき、七海はクラス内で孤立した。

    一方で、木下家での調教は順調に進んでいた。特に最近、七海は学園で溜まったストレスをセックスで発散させたいのか、自分から腰を振って貪欲に快楽を求めるようになっていた。そして、快楽を与えてくれる主人たちへの依存心が無意識のうちに七海の中に芽生え、少しずつ大きくなっていった。

     

    11月下旬の雨の日、七海は腹の調子が悪く、下痢気味だった。1時間目の国語の授業が始まってすぐ、これまで以上に強烈な悪臭が閉め切った教室内に漂い始める。生徒たちは我慢の限界を迎え、授業中にもかかわらず七海に罵声を浴びせ始めた。

    特に七海の隣に座る仁科陽葵が、立ち上がって大声を上げた。

    「ああっ! もう耐えらんないっ! クサいのよウンコ女! いい加減にしてよっ!!」

    担任で国語教諭の佐渡彩音が異変に気づき、七海を保健室に連れて行こうとしたが、肛門栓の発覚を恐れた七海は保健室に行くことを固辞し、そのまま学園を早退した。

    学園から電話で事の顛末を聞いた飯森は、内心ほくそ笑んだ。この3ヶ月、七海の身体の改造を進めながら、それを隠したまま彼女を登校させ続けたのは、全て恥辱調教の一環だった。七海の乳首は、今ではブラジャーで隠すのが困難なほど膨れ上がっていたが、飯森はサイズの大きいブラを新たに買うことを禁じた。筒状の肛門栓を装着させてオムツも履かせず、軟便が外に漏れ出しやすい環境をわざと作った。全ては七海に限界まで恥をかかせるため。七海の居場所を奪い、飯森への依存度を高めさせるため。七海が羞恥に悶える姿を隠し撮りして愉しむため。……そして、あのアイディアのため。

    「七海は恥ずかしがって教えてくれなかったのですが、どうやら事故以来、時々粗相を……大きい方を漏らしてしまうようになったようです。家では食事の時以外あまり顔を合わせることがなく、会話も少なかったので、そのことに気づけませんでした。男の私には相談できなかったんでしょう。生徒の皆さんに長い間ご迷惑をお掛けしてしまったようで大変申し訳ありませんでした。七海本人と話し合ったところ、もう二度と学園には行けないと強く主張しました。そこで、学園を退学し、医者に通いながらしばらく静養しようということになりました。事故のことも含め、もう少し精神が安定してきたら通信制の高校に入り直すことを、七海と相談しながら考えたいと思います」……などともっともらしいことを言って、飯森は電話を切った。あのアイディアの実現に向かって、七海の調教を次のステップへ進める時がいよいよやって来たのだ。

     

    この後3週間、飯森は次なる計画の準備を行う傍ら、七海をひたすら折檻した。

    糞便を漏らしてクラスメイトに不快な思いをさせた罪・飯森の許可を得ずに勝手に早退した罪・退学手続き等で飯森の手を煩わせた罪。その他理不尽極まりない理由によって、これまで以上に過酷な調教が行われた。

    鼻にも穴が開けられ、まるで家畜か何かのように金属製のピアスが通された。

    特に肛門については、糞便を漏らさないようこれまでよりさらに巨大な筒状栓の装着が義務付けられた。だが、それでも漏れ出てくる糞便。しかも栓の大きさに比例して、漏れ出てくる糞便の量もさらに増えた。飯森は、漏れ出てきた分は七海自身の口で処理するよう命じた。つまり糞を食べろと。

    これまで七海が食べてきた夕食は、肛門に浣腸された流動食であったが、七海の肛門は日に何度も浣腸され、また、度重なるアナルセックスによって直腸には糞便よりも精液が溜まっている状況だったため、食糞の経験はほとんどなかった(流動食に少量混ざることは何度もあったが)。七海は泣きながら飯森に許しを請うたが、無駄だと悟ると意を決して汚物を口に入れた。

    強烈な味と臭い。痙攣しそうになるほどの激しい吐き気。だが飯森は、吐いたら男たちの糞便も食べさせるぞ、とっとと飲み込めと命じてくる。七海は大粒の涙を流しながら、こみあげてくる胃液をなんとか押し留めて、糞便を飲み込んだ。この日以来、食糞調教は毎日行われるようになった。

    そして3週間後、飯森が七海の処女を散らしてから4ヶ月少し経った12月18日。七海をこの世から抹消するための手続きが全て終わった日。あのアイディアを実行する日。飯森は七海を裸のままキャリーケースに詰め込むと、そのままケースを車のトランクに放り込み、某県某市の郊外へと車を走らせた。七海にとって、最愛の家族との思い出の場所であり、ここ数ヶ月は調教のための牢獄と化していた木下家。だが、七海がここへ戻ることは二度となかった……。

     

  • ソンヒ総帥大ピンチ!?~近江連合に捕まって孕まさせられ全身に卑猥な刺青を・・・

    📂投稿グループ📎タグ

    Skebのご依頼で描かせて頂きました
    「龍が如く7」の二次創作で
    「敵対組織に捕まって孕まさせられるソンヒ総帥」です

    ★続きの10か月後臨月で全身刺青を彫られたソンヒ総帥、制作裏話は
    pixivFANBOX、Ci-enのワンコインプランで公開しています
    pixivFANBOX→https://x.gd/LjsDe
    Ci-en→https://x.gd/lhG4y
    *文字無し差分、ピアス黒乳首化無し差分はリクエスト者様のとさせて頂きます

    ★有償リクエストの受付を再開します
    新作「悪徳ホストに騙されて最底辺の公衆便女に調教されて行く私・・・」(仮)の大まかなあらすじが出来ましたのでリクエストの募集を再開します
    よろしくお願いします<(_ _)>
    (只今ご依頼2件進行中)
    pixivリクエスト→https://x.gd/XpBhk
    Skeb→https://x.gd/GmjZi

     

  • 性交同意書

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    「不同意性交等罪」が施行された訳ですが、一応は下記の9つが対象になるようです。

    1.暴行 又は 脅迫
    2.心身の障害
    3.アルコール 又は 薬物の影響
    4.睡眠その他の意識不明瞭
    5.同意しない意思を形成、表明又は全うするいとまの不存在(不意打ち)
    6.予想と異なる事態との直面に起因する恐怖 又は 驚愕(フリーズ)
    7.虐待に起因する心理的反応
    8.経済 又は 社会的関係上の地位に基づく影響力による不利益の憂慮
    9.わいせつな行為ではないと誤信させたり、人違いをさせること、又は相手がそのような誤信をしていることに乗じること

    かなり範囲を絞ってはいるなと思うものの、後で心変わりされたら、同意したことをどう証明できるのか。
    そんなことを考えていたら、拾い物の画像ですが『性交同意書』なる物を見つけました。
    でもコレって、なんだか『奴隷契約書』みたいですね。
    『奴隷同意書』というネタで、何か作品を作ってみたくなります。

    『性交同意書』

    ◯◯◯◯様

    私は、下記の事項において、チェックされた項目にのみ同意するものとします。

    1.私は全裸になる事に同意します。
    2.私は相手が私に触れることに同意します。
    3.私は唇と唇の接触に同意します。
    4.私は胸部に対する接触に同意します。
    5.私は乳首に対する粘膜の接触に同意します。
    6.私は生殖器を観察されることに同意します。
    7.私は生殖器に触れられることに同意します。
    8.私は生殖器に対する粘膜の接触に同意します。
    9.私は肛門に対するアプローチに同意します。
    10.私は生殖器に対して玩具の使用を同意します。
    11.私は避妊具の不使用に同意します。
    12.私は生殖器に対する相手方の生殖器の接触を同意します。
    13.私は相手方の精子が体内に侵入することに同意します。

    以上

    ◯◯◯◯年 ◯月 ◯日

    住所:
    氏名:

     

  • 罪木さんの裏切りのクラスメート絶望化報告!!~江ノ島さん褒めてください!

    📂投稿グループ📎タグ

    夜色(はじゅん)さんの音声作品の表紙イラストを担当させて頂きました
    変態紳士向け音声作品
    「罪木さんの裏切りのクラスメート絶望化報告!!~江ノ島さん褒めてください!」
    絶賛発売中です!

    ダンガンロンパの人気者
    罪木蜜柑が江ノ島循子に洗脳されて
    ダンガンロンパキャラ達の痴態を媚び媚びで報告する変態音声です
    声優さんの演技も媚び媚びエロエロで
    私のイラストが好きだと言ってくれる変態紳士にはオススメしたい変態音声作品ですので是非聞いて下さいませ

    サークル夜色さんの
    「罪木さんの裏切りのクラスメート絶望化報告!!~江ノ島さん褒めてください!」はこちらから
    DLSite
    https://is.gd/8OFvnj
    FANZA
    https://is.gd/Mip9GY

    ★幻の没イラスト
    「垂れ乳Ver」と「黒乳首Ver」を含む高解像度版(全4枚)は
    C-enとpixivFANBOXのワンコインプランで公開しています

    Ci-en

    Ci-en

     

    pixivFANBOX

    pixivFANBOX

     

    ★有償リクエスト受付中
    現在新作「美人女将悶絶っ!クリ地獄!!」制作中です
    まったり新作制作をしながら短いリクエストも受けて行こうと思っていますので
    1枚絵+差分の短いリクエストは大歓迎です
    ご依頼お待ちしています
    (只今ご依頼1件進行中)

    pixivリクエスト

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    Skeb

    Skeb

     

  • 【架空女優激似の枕営業シリーズ】とよさかあい

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    …しつれいしま~すぅ♪

    はじめまして~、アイドル声優ユニット「コビア」の
    「豊坂あい」で~す、今日は先生の個人オーディションに
    参加させていただけて・・

    すっごく光栄です♪

    あ、はい先生の作品は私、全部みてて
    「コビア」の子達とも
    今日誰が、オーデエィション行くかでもちょっと揉めたんですよ~

    だって、先生の作品ってすごく魅力あって
    しかもすごい人気もあって、しかも先生の作品にでた女性声優はみんな
    すぐに、超人気声優になれるってジンクスまであるんですもん!!

    こんな、チャンスなことなんて一生に~一度あるかないかですもん

    だから、今日は絶対に先生の心に響くように
    一生懸命、精一杯アピールしたいと思います♪

    え~~、なんですかそんなにジロジロみて~
    なにか変な所ありましたか?・・・うふふ♥

    やだ、そんなに露出してませんよ~
    肩と胸元、そんなに攻めてませんよ♪♪
    知らないんですか、最近のアイドル声優の女の子は~
    みーんな、オーディションだと気合い入れて

    普段は表でしてないような、キメキメの恰好するんですよ♥
    だから全然普通なんですよ♥
    スカート股下3cmなのも普通ですよ~

    ちょっと動くとパンツ見えちゃうんですけどね♪
    うふふふ♥

    も~う先生そんなにジロジロ見られるとちょっと恥ずかしくなっちゃう
    じゃないですか~♥、大事なオーディションなのに緊張してきちゃった
    やだ~、乳首が立ってるんじゃありませんよ~♥♥♥

    ちょと緊張して固く♥なっちゃてるだけですよ
    あ!、信じてませんね~、触って確かめてくださいよ
    ほら、ここです、・・あ♥、うぅあ♥

    どうですか♥、ただ固くぅう♥!!・・・先生そんなこねちゃだめぇ♥
    いやぁ♥♥♥引っ張っていいぃって、言って♥♥・・・な、ぁあひぎ!!
    (イク♥♥♥♥)

    うぅうう♥…ねぇ、先生固く・・なってるだけでしょ、ふぅう~~
    き、緊張で乳首固くなってるだけです♥♥
    (この先生、指先の動きやば・・・さっさと抜いて既成事実作んないと
    ただ、イカされて恥さらしただけのバカ女になっちゃう)

    も、も~疑り深いんですから
    それでは先生、今日はオーディションよろしくおねがいします
    絶対に先生の新作アニメ音楽部の主役勝ち取ります!!

    先生の要望には何でも答えてみせますから是非よろしくおねがいしますね

    ※演技支持(淡々と語り口調で)
    【この映像は私、超人気アイドル声優の豊岬あいの枕営業の記録
    アイドル声優ユニット「コビア」のに所属してる私はこのころ
    他のメンバーが、主演を勝ち取っていくのに焦っていたの

    そんなときに人気と数字を持っているけど
    この業界・特に女性声優の間で嫌悪されている人気作家から直接連絡が来て
    次の新作アニメの主役を探しているから個人オーディションに来ないかと
    誘いが来たのよ、これはチャンスだと思ったわ

    この作家は評判悪いけど、この人の作品にでた女性声優はみんな
    超人気アイドル声優になってる事実があったからうまく取り入れば
    私も一気に人気アイドル声優になれはずだって

    個人オーディションなんて完全に枕営業の誘いなのも
    バレバレだし、私だってアイドル声優今までに散々汚いおっさんの
    チンポをしゃぶって来たし、マンコにハメまくって来たと思ってるの
    作家なんてキモオタ、下手に出て速攻媚びハメすれば
    主役なんてすぐに決まるはず

    アイドル声優の芸能人生なんてどれだけのオスに取り入るか
    チンポハメる事ができるかにかかってる世界

    事務所の所属まえから「コビア」結構までに散々犯されまくった
    私のマンテク・しゃぶテクさえあればオーディションなんて楽勝って
    息巻いてたんだけど・・・そのまま愛人奴隷契約することになっちゃたの

    ア・ナ・タちゃんとみててね】

    ※※演技支持(ここからもとの演技に戻る)
    先生、もしかして欲求不満なんですか~?よかったら
    わ・た・し・が解消させてあげますよ♥・・・・

    も~冗談ですよ、ごめんなさ~い

    (よしよし、ちんちん立ってるのwモロバレなぐらい股間膨らんでるww
    適当にチンイラ誘って、レイプ♥させるところまでもってって次回以降も
    主演を回してもらえるよう既成事実作らないと)

    (もっと挑発してやるわ♥キ・モ・オ・タ・君ww)

    じゃあ、改めて自己紹介しま~す

    ※演技支持(決めゼリフのように)
    チンポに媚びるのが声優人生!
    すぐ犯れるアイドル声優ユニット「コビア」こと
    通称、媚びまんの強制勃起誘発剤担当の豊坂あいで~す

    今まで色々な男性にオスの皆さん学生時代からたっくさん~
    もてあそんで頂いてるので経験豊富な
    しゃぶって良しハメて良しの枕声優です歌もダンスも卑猥に媚びます♥♥

     

    ※語り家かけ風)
    まさか一生の愛人契約になるなんて
    私は思ってもみなかったよ

    ※もとの演技。
    え~~てなれすぎてますか~
    そんなことないですよ、みんながやってるのことの真似ですよ
    こんなこと、めったにしませんよ♥

    (な~んて、そりゃ~アナタなんかじゃ想像できないくらい
    沢山マンコにチンポくわえこんできてるんだから
    口上だってスラスラ言えちゃうのよ♥)

    じゃあ、さっそく御開帳~♥!
    うっわ~すてき♥

    (でっけー!!なんだこれ、太すぎ💦
    えー、いや、えぇ・・・今までのどのチンポよりもでか)

    先生のお・ち・ん・ぽ、本当に太くてたくましくて
    SSRの大当たりビックペニスです。

    私こんな、素敵なおちんちんみたの初めてです
    こんなのに攻められちゃったら私のマンマン籠絡されちゃうかも
    あ、私ったらオマンコじんじんん濡れちゃっいます

    も~こんなにギンギンにしちゃって
    どうするるんですかぁ?
    うふふふ

    しつれいしま~す。
    すんすん、きゃ~ぁ!!!
    男らしくてすっごく興奮してしまう臭いですね

    (くっせーなぁ!!何日洗ってないの、この人、うえ~でもこれも
    主役をもぎ取るため、こんなきったないもの舐めさせるだから
    せいぜい、利用させてもらうわ)

    まずはお掃除フェラチオから始めますね
    ちゅぱ♥れろぉ♥じゅぼ♥♥ぢゅるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
    ぶほぉおおぉおおおっげほっ!! ぐへぇっ!!
    こ、これが声優業界トップクラスのチンカスまみれの 超激臭極悪チンポの味なんですね、
    す、すごい、鼻がおかしくなりそう 喉の奥まで犯されるような感じで苦しいのに
    私もう、マン汁出まくり、子宮キュンキュンしっぱなしですよ
    さすがは大先生の歴戦ちんぽ様ってかんじですね(笑)

    す、すごすぎますこのチンポ、なめるだけでも精一杯で意識飛びそうなのに
    この後、犯されちゃうんだと思うとドキドキして、心臓が破裂しそうです
    でもそのまえに私の舌で綺麗にしてあげるからね
    ぺちょ♥ れろ♥ べろぉ♥ ずぞぞ♥ じゅるるる♥♥ ずぽぉ♥ ぶっぽ♥ ちゅば

    (あーもう!くっさいし、汚いし最悪ねよもーう!!、せめてアイドル声優にチンポしゃぶらせるなら
    もっと清潔にしろよな!!クソ陰キャが!)

     

    はい、きれいになりましたよ。
    これでいつでもセックスできますね じゃあ、先生、私とセックスしてください もちろん、生チンポ挿入OKですよ
    生でハメハメですよ、子宮が先生の精子欲しくて たまらないっていってます
    きっと妊娠しちゃいますよ ~♪先生の子供なら産んでも全然問題ないですよ

    (なわけないじゃんw、ちゃんと避妊剤もってきてるっつのww
    だれがあんたなんかのガキつくるかっての)

    じゃあ~先生のお・ち・ん・ぽ、私のアイドル声優マンマンでいただきま~す

    あん♥きた♥太い♥大きい♥長ぁい♥
    ああ♥入ってる♥膣内に入ってくる♥ 奥に届くううう♥

    んふふ!♥え、子宮に当たってるぅ あっ♥んはぁっ♥だめ♥これっ♥やばい♥んふふ♥やめてぇ♥ はっああっ♥ダメ♥ダメぇぇ♥んは♥あ♥あ~っ♥♥
    (ちょ!き、気持ち良すぎぃ!!何なの?!この巨根)
    うううっ…….んくぅっ……うっ!あううっ!!んううっ」
    (で、デカすぎるわよ!!うっぐっ! こいつマジで、なにこれ急にでっかくして!!)
    あがぁっ♥♥!!!!おごぉおお♥♥!!!
    (や、やっばい大きい声出し過ぎちゃった!・・・でも大丈夫よね。演技には自信あるし、バレるはずがないわ。)

    だ、だいじょぶですよ、先生 痛かったわけじゃないの、ただ、いきなり子宮にあたってびっくりしちゃっただけですよ。

    おごっ♥んほぉ♥ひぃぃぃ♥
    (うおっ!!??)
    (う、動いた!また動き始めた!ヤバイ!!これ、絶対届いちゃいけないとこまではいってきてる♥♥)
    (こ、こうなるとはわかってたけど や、やばい無理!! な、何よこの大きさ!こんなもんが入るなんて思ってなかったから心の準備できてなかった♥)

    おごぉっ♥♥あぁうっ♥お、おおぉっ♥あふっ♥お、おぐ♥あぁぁっおっきすぎうう♥♥
    (やっべ、気持ちよすぎて、腰がかってにうごいてる♥糞デカマラにむかい腰してる♥こ、こし、腰が止まんねぇ~!!♥)

    こ、こんな、バカみたいな大きいおちんぽ様が入るなんって 私ったらこんな淫乱だったんですね、うふふふ♥
    ああ、う、動いてる!!動かれてるのぉぉ!!!おほお♥すごい”すごい♥あがぁ♥おほお♥すごいのぉぉ!!先生、もっと強くついてくだざい♥
    (おお♥き、気持ち良すぎぃ!この陰キャクソマラやばいよ♥)
    ああ♥んほぉおおっ♥あぐぅ♥すごっ♥はひっはっ♥あはっ♥き、きもぢいい♥

    あああーーっ♥ すごいぃいいいーー♥すごいすごいすごーーい♥♥!!!
    (すごぉい、この人すんごいわ 子宮口こじ開けて♥ こんなの初めて♥)

    おおお!♥もうイク♥ イッチャウぅ♥イッグゥ♥
    (んんぅ~♥きたぁぁぁぁ♥♥きたぁあぁぁあ♥きたあぁあああぁぁあぁ♥♥!!! くるっぅぅぅう)
    んほおぉおおぉおおーーっ♥♥

    あぁ♥あぁ♥♥出てる♥あちゅいの♥子宮いっぱいに出てる♥お腹に赤ちゃんできそぅなぐらい熱くてクッサイしるが
    いっぱい♥でてる……おふ♥
    (いやった! 中で射精してる 中に出されてるよ♥)

    おぉ♥あぁぁ♥す、凄かったです せんせ、私のオマンコで~先生のぐつぐつの熱い濃厚ザーメン食べてしまいました
    先生♥おいしい、ザーメンごちそうさまです♪

    (ふー、まさか本当に妊娠するんじゃないかってくらい、どろどっろのザーメン中にだされちゃったわね、大丈夫かしら
    あとで、コーラでマンコあらって、ピルも飲まなきゃ)
    先生、これからは、私のことおねがいしますねw
    先生に捨てられたりしたら私泣いちゃいますからね、ふふふふふ♥
    (これでもう完璧、ちんぽはデカかったけど、しょせんはオタク先生だし下手に出て
    媚てあげらば、楽勝でしょ、そのために中でさせてあげたんだから)

    あれ?
    (なんか、目の前がくらくらしてきて)

    ※語り口調)

    このとき私急にめまい起こしちゃったと思ったんだけど
    実はこの先生にいけない薬をもられてたみたいで
    急に並行感覚失ってマンコや乳首が超敏感になっちゃったの

    あとから他のアイドル声優の娘から聞いたんだけど
    これが先生のじょうとう手段で、そこそこのレベルの女性声優のに
    枕持ちかけて、ほいほいついてきたバカマンコを薬漬けにしてっていてきに
    奴隷調教するんだって、もうやばい写真やらマンコ奴隷宣言とかさせられちゃって
    ちんぽ快楽漬けよw

    先生には私の腹黒さとか、性格の悪さ事前にに知られてたらしくって
    そんなところも、全部無様謝罪させるのがいいんだって
    よく考えたら、先生の作品にでてるの
    性格悪い女ばっかりだったから、なっとくしちゃった
    性格の悪い高飛車女をわからせるのが先生の楽しみなのよね

    ※もとに戻る)

    おおお!!♥♥、し、しにゅ♥ぐおほぉ♥あへぇ♥
    おちんぽピストン♥や、やめて~~♥
    い、イグ♥イキ♥すぎてしんじゃいますぅ~♥♥♥!!!

    演技じゃないです!、本当に気持ちいです♥もうもりですから♥
    内心バカにしたことあやまりますから!!!

    ちんぽとめて!!♥♥♥! うそぉ、ま、また♥ ああああああ

    こ、この度は偉大な先生様の作品に浅ましくもマンコ一回使わせた程度で
    出演させていただこうなどと、考えたバカマンコアイドル声優の豊栄あいをどうかお許しください♥

    今後は一生おまんこ捧げてご奉仕いたしますので、どうかぞんざいに使い潰してくださいあへ~~
    ♥ おおぉっ♥キタキタキタ♥私の性悪のガバガバ使い捨てマンコに♥先生の偉大チンポで蹂躙(じゅうりん)きた~ぁ!!
    生意気言ってすいませんでした。
    これから毎日たっぷり可愛がってく、下さい♪
    うわぁ♥すごい量ザーメン出てる♥ありがとうございます♥ 子宮までパンパンですよぉ♥ え?まだヤリ足りないんですか!? ……でもこれ以上続けたら、ほんとに死んじゃうか!!
    イクッ♥イクイクイクイ♥♥♥!!!!! イクゥゥゥゥウ!!♥♥♥!

    ※語り口調)
    それからはもうひどいものだったの
    私がやってたガーベラヒロインって役の変態改造コスプレして
    キャラになりきって無様なドスケベご奉仕で許してもらえることになったのよ
    だから私、恥も外聞(がいぶん)もなく全力でキャラになりきって
    先生にチンコこびしちゃん♥

    ※もとに戻る)

    変身!愛と正義のガーベラおマンコ参上!!!♥
    私は淫乱変態マゾ便器の牝犬、ガーベラおマンコ! !

    オチンポ愛を守るため正義のオマンコをでご主人様に完全服従しまんこ♥
    正義のマン汁垂れ流す雑魚マンコにぃ!おちんちん入れてください!!

    あん♥ありがとうございまんこ~♥
    はい、これから先生のためにがんばります♥なんでも言いつけてください、私はクズなんで~、
    これからは私が他の女性声優呼び出してお薬もっちゃいます♥

    そんで~一緒に本気レイプの裏AVデビューして私たちアイドル声優で、ご主人様のメス奴隷ハーレム作りま~す ♥

    以上私、豊栄あいの完全敗北枕営業のぜんぼうでした、
    最初は、まさかここまで落ちぶれるとはおもっていなかったんだけど…… あんな下種に媚て屈辱だった私がけどいまではおっさんのちんぽ欲しさに自分の体や
    友達の声優やらコビアのメンバーやら全部先生に献上してるんだからほんと無様で最低でマンコ濡れちゃうわ

    じゃ、これをみてるみんな今日はここでばいばい~♥このあと先生にガチレイプして貰う予定なのじゃね~

     

  • 「垂れ乳ブラジャー」の肉体改造をされた変態奴隷婦警

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    サークル『最低の豚小屋』様オリジナルの「垂れ乳ブラジャー」というネタを、うちの婦警キャラである「天堂美緒」と「狩原麻衣子」に使ってみました。

    サークル『最低の豚小屋』様の支援サイトは、下記からアクセスできます。

    最低の豚小屋

    最低の豚小屋

     

    「垂れ乳ブラジャー」というのは、オッパイを整形手術で垂れ乳にして、乳首に施したピアスに付けたチェーンを首の後ろに回して吊らせるという「無様化肉体改造」だそうです。

    肉体改造というと、四肢を切断する「だるま化」や、便器とかテーブルなどにする「人間家具」をイメージしていたので、「無様にするため」だけを目的にしているのが新鮮でした。

    この2人の反応の違いは、美緒は痛いのは好きだけど恥ずかしいのが苦手で、麻衣子は痛いのが苦手だけど恥ずかしいのは好きだからです。
    乳首を吊るされて痛いはずの麻衣子が泣いていないのは、それを忘れるくらい恥ずかしいのが嬉しいのでしょう。

    国民の皆様には、構図違いを用意しましたので、よろしければお愉しみ下さい。

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