ハロウィン……昨今では有名な行事だが、元来の行事の内容が時代と土地により大きく変わりまくった行事でもある。
そんな行事であるハロウィンだが、とある国ではかなり変化し盛り上がっているという情報を得たので向かうことにした……。
その国の名は『鬼畜主義人民共和国』という……。
ついたときにはすっかり夜になる時間だった。空港からホテルまでの繁華街を歩いていると早速ハロウィンの仮装をした女が飛び出してきた。
おなじみのジャック=オー=ランタンの飾りをかぶったりもって日常ではまず見ないパーティー衣装をきてはしゃいでいる。
ここまでは最近のハロウィンなら見かける姿。だが、普通ならありえないものが晒されていた。
パンティをずらし、おまんこを露出させて、手に持っていたカボチャのヘタをそこに擦り付けていたのだ!
「セックス オア オナニー! おチンポくれなきゃオナニーするぞ!」
通りに響くほど叫ぶ声は何の遠慮も恥もない。心の底から楽しそうに叫んでいる。
「にゃはは♡ おチンポくれない? ならオナニーだ! おにーさん! またおチンポくれる気になったら悪戯にしに来てね~♡」
そういうと、飛び出した女はかぼちゃをおまんこに擦り付けながら去っていった……。
唖然としていると、ガイドが笑いながら話しかけてきた。
「驚いたかい? うちの国のハロウィンは女達が化け物やヨーカイ?…とかいう変なものに仮装してああやってはしゃぎまわるんだ!」
よく見ると周りにはハロウィンらしい仮装をしている女を見かける。ただ、そのどれもがきわどかったり、あそこ丸出しの変態露出狂コスプレイヤーと言った方がいい……。
だが、あんなのが公衆の面前を練り歩いていれば犯罪のはずだ。だが、だれも騒がない。それが当然のように……。
疑問に、思っていると目の前からまた変態が歩いてきた。疑問を解消するために勇気を出してインタビューを試みた。
「ハロウィン? よくわかりませんがお化けになってスケベな事をすればいいんですよね?」
どうやらやっている本人はハロウィンについて詳しく知っているようではない。
なら次に、その恰好は犯罪ではないかを訪ねてみた。
「だって、お化けに猥褻物陳列罪や人権なんてないんですから! セックス オア オナニー! おチンポくれなきゃおマンコ見せるぞ!」
そういうと、パンティーをずらし露出させているおマンコを笑いながら見せている……。そうすることが正しいように……。
確かにハロウィンは最近は「仮装してはしゃぐ」というのが主流になっていて、元来の意味など正確に知り、実行している者などほとんどいない…。自分だってそうだ……。
だが、ここの女性達ははしゃぐというより……「これが常識!」と言わんばかりに盲信しており実践している……。
少し恐怖すら感じたが、ここに来たのはこの光景を取材するためだ。勇気をもってインタビューを続けた。
どうやら練り歩いているハロウィンコスプレ痴女達は普段はこの国で普通に生活している一般人の様だ……。
しかし、その誰もがコスプレをした娼婦のようにみえる……。一般人をハロウィンにかこつけて娼婦にしている?
「う~ん…外国の人にはそういう風に見えるのかい? この国生まれからしてみれば無礼講のお祭りって感じだけどな!」
ガイドが話すにはこの国は厳格な『男尊女卑』なのだという。極端なことを言えば男は目に付いた女性をいきなり裸になれと命令したり、犯したり……殺したりしてもお咎めはないというのだ。
「その女が個人所有だったり、人命救助やインフラ維持を妨害することだったら別だが…基本的にはまあ男ならお咎め無しだな」
女はそれに対して喜ぶように教育されるし、それを認める奴ばっか入国するという……。
信じられないと思ったが、国が違えば倫理や常識が違う。それを理解することが『国際』なのだ。
なので、自分の考えは飲み込み、黙って取材を続けた。
「う~ん…やっぱりこの時期は外国人が多いね!」
取材をしていると、ガイドがそうつぶやいた。なんでも、この国に興味はあるけど、いきなり入国するのは怖いと思っている女性がお試しとして参加することが増えたそうだ。
この国の女になるということは男から『物』として扱われることになる。興味はあるし、なりたいと思っていても恐怖はある……。
だが、ハロウィンなら……女ではなく「お化け」として扱われる。いたずらされ放題だし、嫌なら逃げてもいい。女なら罪だがそうなってもお化けならタダのいたずらだ。おまけに裁く罪状すらない。
「自分がどうして欲しいかアピールしたり、言ってもいいしね! 普段なら物である女がそんなことしたら怒られる可能性があるけどお化けなら……しょうがないよね♪ って感じ! だから無礼講のお祭りなのさ!」
そういってガイドがすれ違った女のケツを叩く。彼女は嬉しそうにお尻を振って、おまんこをいじり始めた。
「セックス オア オナニー! おチンポくれなきゃオナニーするぞ!」
そんな彼女を笑いながらその場において、ガイドは歩き始める。
「普段なら、その場で土下座してお礼を言うけど…ハロウィンの時期はこう…気楽にじゃれあえる♪ たまにはいいもんだぜ?」
もし女が気に入ったら、あの場でおねだりしてきたという。あの言葉はハロウィン限定の『私は変態です! セックスしますか? ご命令を‼』という意味なのだと……。
「何も言わなかったってことは、行きたいところがあったのか……まあ、命令してもいい。そこら辺はノリだな!」
ガイドはそういうと大通りから少し外れた通りに案内してくれた。こっちは少し面白いお化けが良く徘徊してるらしい。
そういって最初に出会えたのは包帯を乱雑に体に巻いた女……もとい、お化けだった……。
ガイド曰く、あっちの通りは観光客などお金を持ってる層がおおいそうだ。
一方こちらは、完成品より創意工夫でより惨めなお化けになった変態が徘徊しているという。
前が丸見えの狼女はいいアイデアと感心した。おまんこに石をいっぱい詰めてほしいと言われた時は困ったが……。
なにも着ていない全裸で透明人間は無理があるなと思ったが……頑なに否定しない所が面白いのかあの後大勢にいじられていた。あれも作戦だろうか……。
マンコ裂け女はしばらくマンコを見せたままついてきたが、「あの…おチンポって三回唱えると逃げます…よ♡」と自分から撃退方法を教えてくれた。
宇宙人はO-MNKゼロ星雲からやってきたそうだ。片言で聞き取りづらかったが標本になりたがっていた……。
全身落書きまみれの女は……お化けかと疑問に思ったが、ああいうのもアリらしい。
なるほど……確かに面白かった。大通りはエッチなハロウィンコスプレだが、こっちは変態お化けの仮装……チープっぽさというが無様で笑えるチープっぽさが癖になった。
時々、何か嫌がっているような女……いやお化けも見かけたが、ガイド曰く、個人所有の奴隷じゃないかという話だ。
「ご主人様がいればハロウィンでもご主人様の希望優先さ! なんせ奴隷だからな! まあうちの国の女性は全員奴隷みたいなもんだけど(笑)」
ただ、好評なこの行事も色々問題が出始めているらしい。毎年ハロウィンが過ぎた翌日にはあちらこちらで使い終わったコンドームのように汚れた元お化けが捨てられていたり、壁に埋めたまま放置されてたと片付けが大変だという……。
ここら辺のモラルは万国共通ということか……。
取材も終わり、ホテルに戻ろうかといった所で男に声を掛けられた。
どうも連れ歩いていた女……ではなくお化けをご馳走してくれるらしい。
なんでも、私と同じ国から来た女らしく、久々に祖国のチンポを……とのことだ。
旦那の転勤でついてきたらしいが……この国をすっかり気に入ったらしい。
旦那の転勤期間が終わっても残るつもりだという……。
取材として存分に語り合った後、別れ際にパスポートをくれた、もちろん彼女自身のだ。
「貴方の記事に掲載できないなら、祖国に帰った後アダルト雑誌に持ち込みしてね♪ 当然目線なし! モザイク無しで!」
そういうと、彼女は再び男に引っ張られていった。
「セックス オア オナニー! おチンポくれなきゃ人生終了しちゃうぞ♡」
背後で股間から精液を垂らしながら観光客のカメラにポーズを取った彼女はそう、大きく宣言していた……。
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と言う訳で、『鬼畜主義人民共和国でハロウィンが流行ったら…』という妄想で書いてみました。
あくまで国家公認ではなく民間で「面白そうじゃん」のノリではしゃいでるお祭りです。
今月はハロウィンなのでせっかくだから季節イベントとしてこういうのがあったらいいな~っと。
可能であれば女性国民が楽しむ為にスケベハロウィン仮装して投稿のきっかけになればいいかなと考えて作りました。
感想やコメントがあればうれしい限りです!

なんて素晴らしい作品! 面白く読みました!
できることならここにあるすべてのことを全部してみたいですね。 (笑)
それでもその中で一番してみたいことは··· ミラ、宇宙人、透明人間です。
でも現実で可能なのは、ゾンビナースくらいでしょうか?
たくさん注射を受けたいナースになりますね。